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4冊目の肝

エッセイも4冊目。

まぁよくもそんなネタがあるものだと思うのだけれど、日々過ごしていると結構変なことや、興味が湧き上がって仕方のないことなどはあるものだ。

その都度、友達に会って話したり出来ればいいのだけれど、会話がうまく進まないと何を言いたいのかがさっぱり伝わらないし、時が過ぎていくと細かなことはカットされていき、ちっとも欲求が解消できないまま、話が宙に浮くという悲惨な結果になりがちである。

そういったことを避けるために、こうやって書き留めることにしました。

 

なかなかいい消化の仕方だな〜と4冊目を発行するにあたって改めて考えている次第です。

またとりとめのない話をお楽しみください。

 

LULU


その見えない人物像の肝

とある日。カフェのオープンテラスで食事をしていたところ、女の子2人組が隣の席にいらっしゃった。

 

1人はどうやら結婚したばかりらしく、新婚旅行のお土産なんぞを渡しつつ、近況を幸せオーラ満開で報告していらっしゃる。ここでもう1人ぐらい女性がいたのならば、ワイワイキャーキャーと女子トークが花開くところでありますが、独身女子と既婚女子という組合せならば割と穏やか〜に静か〜にしとしとトークが進むのが常であろうと推測する。

独身女子のエセテンションにも限界があるというものだ。

 

そのうち、まあ新婚話も尽きてきて、話は独身女子の恋バナに移る。これもまあ定番中の定番。何なら旦那にいい人いるか聞いてあげる的な要素も含みつつの質問。

 

「誰かいい人いないのー?」

「実はこの前友達に一人紹介してもらったんだよね・・・」

 

なぬー、ちょっと興味ある話が出てきたじゃないのー。恋が始まるの?始まっちゃうのー?と全然関係ない隣の席の女が盛り上がるけど気にしないで先をどうぞ。

 

「えー、何、どんな人?」

「んー、市役所に勤めてて、1人暮らししてるんだってー」

 

ほほーお、なかなかの手堅さじゃないのー。

 

「いいじゃないのー。ねえねえ写真とかないのー?」

 

おおー、いい切り返し!まぁ見た目はね、そこまで望まないわよ。だって結婚するのに条件がいいっていうのはある程度の年齢になったら必須条件にはなってくるじゃないのー、そりゃ若い時みたいに「恰好良ければいいわ」なんて甘っちょろいことは言ってられないじゃない。とまた勝手に結論づける。

 

「えっとねー、あるある。この前会ったときのなんだけど・・・」

 

まあ何?携帯に保存してあるってことは、それなりに盛り上がったってこと?と耳をそばだてていると、携帯をお友達に向ける仕草が見える。

 

「・・・優しそうな人じゃん」

 

出ったー。これ以上ないってぐらいの無難さ。こりゃ見た目がイマイチってことかしらん。

 

「いくつ?一個上?ふーん」

 

ありゃま、ここまでの意見を総合するとですね。

 

条件はいいのー、市役所勤めでお堅いしー。でもさぁ、老けてるのよねぇ、ちょっとさ〜。ま、優しそうではあるんだけどね。

 

的な???

天秤にかけてる、かけまくってる。そりゃそうよ、友達からはさ「えー、恰好いいじゃん。お勤めもちゃんとしてるじゃん、いいじゃん」と羨ましがられる結末を想定しておきたい気持ちはあるさ。

でもねぇ、それだけじゃないってことも充分ある。見た目でがっつり切り去るには惜しい人材。(もう見た目がイマイチってことになっちゃってるけど)

 

しばらく、泳がせとくか。デートしてさ、何回も会ったらさ、何かあるかもしんないじゃーん。結果的にめちゃ好きになって、ハッピーエンドってこともあるかもしんないじゃーん。

 

そこはかとなく、その後が気になる・・・

 


その外からの日本の肝

とある日、ランチをしていたら隣席に海外の方(おそらくカナダ人の男性)が2人組でいらっしゃった。

とても陽気で、知り合いの方が向こう隣に偶然居合わせたらしく、その方にも話しかけつつモリモリとビュッフェを楽しんでいらっしゃる。

 

わたしも負けじとモリモリ皿に盛りつけて食べていたところ、カナダボーイは身振り手振りも合わせて快活にトークを楽しんでいた。わたしの耳に届いて変換できたことを繋ぎ合わせると以下のような流れとなる。

 

まずは今いるこの店のことを持ち上げていた。

「こんなにたくさん食べられて、1人780円なんだよ、So Crazy!!」

うんうんわかる。確かにこの内容の食べ放題飲み放題で780円はクレージーだとわたしも思うさ。そのクレージーに押しつぶされて、値上げや内容の低下などという事態にならないことを切に願う。

 

話は旅のことに移り始める。

「旅をするなら、京都より奈良がいいよ。仏像がいいんだよ、奈良のほうが」

ほほほーおう。確かに近年では海外の方から近代的になってしまった定番の都である京都は敬遠されつつあるとは聞いていたけど、生の声じゃないのー。しかも奈良のほうがいいっていう意見、断然気になる!!!

今すぐにでも奈良に行って確かめたい気分。

 

そして話は旅からすこーし近場の飲み屋の話になる。

「最近は、少し遠出して飲むこともあるよ。○○駅近くの居酒屋なんだけど、アルコール180円、そして一皿500円のタパスがあって、安くてお腹いっぱいになる。すごくオススメ!!!」とのこと。

いやいや、聞き捨てならないっ。あまり飲みに行かない駅(しかもちょっと距離ある)なんだけど、それでも今すぐにでも確かめたい気分!どこにあるのだそんな安い居酒屋ー!!!

 

日本人は日本のことを知らないと言う。確かに住んでいるところの魅力なんてわざわざ考えないし、当たり前過ぎて気づかないことも多いと思う。

 

ついでにカナダボーイは今いるこの街はとっても住みやすくてniceなのだともおっしゃっていた。

 

お恥ずかしい、日本について、街について、外から気づかされることがたくさんあるランチタイムであった。ありがとう〜カナダボーイ!!


その撥水の肝

植物は生きている!!

 

枯れ専(植物をことごとく枯らす傾向にある人のこと)であるわたしは、気まぐれ程度にハーブを育ててみたり、時折もらう鉢植えを持て余してみたり、とにかく植物とは比較的距離を置いて付き合ってきた。

 

ところが最近ちょっと植物に目覚めた家族とともに、チューリップの球根を植えたり、ハーブをいくつも植えたり・・・と植物ライフに片足を突っ込みつつある。

水まきや草取りなどは、数えるぐらいしか参加しないものの、チューリップは自分が望んで植えたものだという責任感もあり、つぼみがつき始めた頃から毎日観察していた。

 

素晴らしい。やはり手をかけた植物が育ち、花開き、葉を青々しく変化させていく様は実に愛らしい。

うっとり眺めていると・・・雨の翌日などチューリップにはとても美しい雫の玉が出来上がる。花びらもしかり。とにかく撥水している!!!細かい産毛が生えているのだろうけれど、撥水効果で出来るその雫の美しいこと!ダイヤモンドに匹敵する・・・は言い過ぎかもしれないけれど、とにかくそのくらいの感動はあった。

他の区画にあるお野菜でも、撥水しているヤツがいる。

水を吸って、太陽の光を浴びて生活しているのに、産毛で水をコントロールしているなんて、神秘的〜。

 

とうっとりしていたところにふと思いついた。

 

車も撥水してくれればいいのに〜。

 

いやはや、ワックスなんぞを塗ったり、それなりの加工をすればパンと水を弾く表面になろうものだけれど、何せ長続きしない。

ワックスをかける労力に比べて、あの軟弱な耐久性と言ったら二度とやらないと不貞腐れるに値するぐらいの割の合わなさに心が折れる。

しばらくワックスなどかけた記憶のないわたしがそんなに熱く語る資格はないのだけれど、とにかく面倒くさい(結局ソレ)。

 

車も産毛生えていればいいのに〜。

 

自らパンと撥水。雨の翌日の雫は、ちょろりーんと走れば弾け飛ぶ。もうぶるるんぶるるんとどっかに行く。

表面産毛だから、汚れもほとんど定着しない。もしついてもやさしーくこすってあげてくれるかな?うふ。

 

産毛加工半永久的って・・・ダメですかねぇ?


そのモーニングサービスの肝

時々行きたくなる・・・モーニングサービス。だいたい休日の朝、「ああ、ご飯炊くの忘れたし、そもそも卵も終わっちゃって、おかずもないわ〜」みたいなときにちゃちゃっと済ませたい。朝からもりもり食べられる派なので、出来ればしっかり食べたいの・・・というときに、喫茶店のモーニングサービスってすごく便利。

 

確かにファミレスやコメダ珈琲などにもモーニングはあるのだけれど、出来ればちょっと店主の個人的な思い入れなんかが見え隠れする街の喫茶店のモーニングがいい。

ただ、名古屋のようにお盛んではないので、おのずと決まった店になってきてしまうのだけれど、そのよく行く定番のお店が結構個性的で気に入っている。

 

スタンダードなモーニングサービスは、パンは食パンかホットケーキから選べるタイプ。まずここが何となくくすぐったい。モーニングの定番と言えば、たっぷりマーガリンを塗りこめられた食パン(ハーフのことが多い)が定番なのだけれど、そこに選択肢としてホットケーキを滑り込ませるところがニクい。冷凍なのかもしれんのだけれど、この際そんなことはどうでも良くて、時々「今日はホットケーキにしよかな」と思えてしまう伸びしろがスゴイ。

 

そして、サラダの横に何とまぁ焼きそば!!!これが意表を付いて面白い。

なぜ焼きそば?それは色ばかり濃くて、さほど味付けは濃くないという結構中途半端な仕上がりなのだけれど、それでも嬉しい朝から焼きそば。あれって何だろう。

そこからは定番に逃げて、ふつーのゆで卵。アレってもう少しクオリティーが高くてもいいような気がするのだけれど、テーブル上の食塩ありきの簡素な茹でた卵、やや茹で過ぎ系。

それにバナナ、ヨーグルト、飲み物がつくという、何ともとりとめのないプレートなのだけれど、何だかまた行ってしまう魅力に溢れている。

 

安い単価でお得感を出さねばならいジレンマには相当悩まされるとは思うのだけれど、そこを何とか乗り越えてあっと言わせて欲しい欲望はある。

クロワッサンやベーグルなんかはもはや定番だろうか。ピザなんかも割とあると思うし、ここでアサイーボウルやグラノーラなんかに逃げたら台無しである。

味噌スープにクロワッサンなんかの和洋折衷的な雰囲気も素敵だし、コンポタにおにぎり二個なんていうのもバランスおかしくていいかも。

ポタージュならクラムチャウダーも捨てがたいな〜。

 

え?そんな夢が広がるなら自分で作ればいいじゃないかって?いやいや、想像を超えたところにあるモーニングなんていうのを食べてみたいではないか!!あ、ホットサンド出すところも知りたいな〜。これは具で相当遊べる気配!ホットドッグとか、にぎらないおむすびなんかもちょっと食べてみたい。

 

最近行ったお店はではスイーツ系とおかず系のパンケーキがあり、他にもパン系のメニューが充実していて、とても良かった。ブランチをテーマにしていらっしゃるので他のカフェに比べてオーブン時間も早く、これまた使い勝手が良さそうなお店だった。自宅から遠いのが唯一の難点。

 

ということで、何がモーニングサービスとしてふさわしいのか、何だったら納得・満足するのか、についてはまだまだ考察の必要がありそう。そろそろ別のお店を開拓しようかな・・・



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