目次
2018/06/21(「宇治拾遺」電子書籍化了)
2018/03/24(受賞作の文体について)
2018/02/06(受賞のこと)
天田優子弾き語り(2017/07/27)
心得(2017/07/18)
京都(2017/06/12)
掲載中とか
2017年3~4月
2017/03/28
2017/03/21
2017/03/09
2017年1~2月
2017/02/17
2017/01/23
2017/01/16
2016年11月~12月
2016/12/20
2016/12/08
2016/11/21
2016/11/10
2016/11/04
2016年9~10月
2016/10/25
2016/10/24
2016/10/12
2016/10/11(青森旅行記)
2016/09/28(展示とか)
2016/09/21
2016/09/12
2016/09/08
2016年7~8月
2016/08/30
2016/08/17
2016/08/08
2016/08/04
2016/08/01
2016/07/25
2016/07/14
2016/07/11
2016/07/07
2016/07/06
2016/07/04
2016年5~6月
2016/06/20
2016/06/16
2016/06/08
2016/05/02(遠州掛川原付旅 前編)
2016年4月
2016/04/14
2016/04/12
2016年3月
2016/03/28
2016/03/25(「ふすまの向こうの文学☆てきすぽどーじん9号」発行しました)
2016/3/10
2016年2月
2016/02/26
2016/02/16(京騒戯画とか)
2016/02/03 (「宇治拾遺」やっと11巻)
2016/02/01
2016年1月
2016/01/26
2016/01/15
2016/01/14
2016/01/06(昨年まとめ)
2016/01/04
2015年12月
2015/12/24
2015/12/18
2015/12/14
2015/12/03
2015/12/02
2015年11月
2015/11/25
2015/11/16
2015/11/09
2015/11/04
2015/11/02
2015年10月
2015/10/29
2015/10/26
2015/10/23
2015/10/20
2015/10/15
2015/10/13
2015/10/09
2015/10/02
2015年9月
2015/09/28
2015/09/25
2015/09/24
2015/09/18
2015/09/17
2015/09/15
2015/09/14(特別審査員&瀋陽メモ)
2015/09/10
2015/09/04
2015年8月
2015/08/31
2015/08/28
2015/08/25(秋田山形記の5)
2015/08/21(秋田山形記の4)
2015/08/20(秋田山形記の3)
2015/08/20(秋田山形記の2)
2015/08/19(秋田山形記の1)
2015/08/19(ニンニンジャー&ドライブ映画)
2015/08/07(東三河交流午餐会)
2015/08/06(阿川弘之逝去)
2015/08/03
2015年7月
2015/07/31
2015/07/27(青森記)
2015/07/21
2015/07/17
2015/07/15
2015/07/13(秋田旅行計画)
2015/07/10
2015/07/09
2015/07/06
2015/07/03(ビブリオバトル)
2015/07/02
2015年6月
2015/06/30
2015/06/24
2015/06/23(「小説NON」発売された)
2015/06/23(東海道原付記その2)
2015/06/22(東海道原付記1)
2015/06/18
2015/06/17
2015/06/16
2015/06/11
2015/06/08(伊勢の伊良湖見物記)
2015/06/03
2015/06/01(プロフィール書いた)
2015年5月
2015/05/29
2015/05/27(原付買ったよ)
2015/05/22
2015/05/21
2015/05/18
2015/05/12
2015/05/07
2015年4月
2015/04/30(追記)
2015/04/30
2015/04/28
2015/04/25
2015/04/24
2015/04/24(反省会)
2015/04/23
2015/04/22
2015/04/21
2015/04/20
2015/04/15
2015/04/13
2015/04/10
2015/04/07
2015/04/03
2015/04/01
2015年3月
2015/03/30

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2018/06/21(「宇治拾遺」電子書籍化了)

もう放置でいいや、と幾度思ったことか。

 

けれど、そんなに多くないにしても、1巻から買うてくださった方もあり、また、性分としても、やりかけたことは、やり遂げねばならぬと、ようやく、全15巻、電子書籍にして、アマゾンKindleと、楽天Koboに並べた。

とくに楽天Koboなんて、ブログにも途中までしか掲載していなかったし、もういいだろう、とか思いつつ念のため、ダッシュボードを見たところ、各巻数冊ではあっても、買うてくださる方があって、ああ申し訳なし、と恥じ入りつつ、登録手続き。

 

Kindle版は、12巻から15巻まで。

Kobo版は、10巻から15巻まで一気に登録しました。

 

そもそも、すでにブログに連載したものを、再編集するだけなのに、なにゆえ斯く時間がかかったかといえば、おそらく10巻あたりから、やたらと注釈を増やし始めて、挙げ句に、関連する古典の訳などまで追加し始めたためであって、十訓抄だの高僧伝だの、読み始めたらおもしろくて、止まらなくなったことが大きい。

これまで立派な先生方と出版社のつくってきた、図書館にあるような古典全集ではない、「わたくし版」とするからには、いろいろ横道に逸れるのも良かろうと思うものの、それで斯く時間ばかりかかったのは、まこと情けなし。

(あと、昔の自分の訳が間違っていたり、貧弱であったりで、単純にコピペするだけでは到底済まなかった、ということも大きい)

 

とまれ、2010年9月ブログ開始、と記録してあるので、8年越しにできあがり。

いずれ、第1巻から、「余計な」参考古典抜き書き、などを追加しながら、全巻まとめをつくりたいと考えている、、けれど、何年かかるか。。。2年以内には。

 

 


2018/03/24(受賞作の文体について)

チラ裏の感想拝読しました。

ありがとうございます。励みます。

 

小説現代が発売となり、

「光秀の友――吉田兼和」が、日の目を見ることになりました。

きっとおもしろいですし、たくさんある「本能寺の変もの」の中でも、特異な一編となっていることと思います。

 

「九州さが」をいただいてから3年、苦しみました。

苦しくて、ベトナム国に逃避してしまうくらい、というのは言い過ぎですが、3年、せっせと鍛えてまいりました。

 

何を鍛えたか――。

 

さっくり言えば、ひとつは言葉です。

たとえば「衝撃を受ける」というような現代語は、使わない。

もう少し言うと、

「うわまじショック」

と、明智光秀に言わせない、ということです。

 

……もちろん、ネオ時代劇というのか、現代語を使っても無問題な文体、表現方法もあると思います。

ただ私は、この3年で、私に書きうるものは厳密な小説だと悟ったのです。

 

ということで、「衝撃」は、近代の日本語なので使わない。

私の文体からすると、地の文でも使わない。

 

もちろん、

「敵などに激しく突きあたってうつこと。突撃」

という意味で、江戸後期の史書には出ているみたいなので、合戦の場面を描こうとするなら、使うかもしれません。

 

が、「その言葉に、光秀は衝撃を受けた」なんて使い方は、しない。

これは、完全に近代小説の言い方。

 

……この辺、森村誠一先生なんかは、「読者は現代人だから現代語で良いのです」とか仰っていたそうで、私などただ無益な悪足掻きをしている感も受けますが、まあ、何だかんだで今回、60枚がその方針で書けた上、評価されたので、このまま一つの文体になるまで足掻き続けるのも悪くないのじゃないかと思うのです。

 

 


2018/02/06(受賞のこと)

ベトナムハノイに来て、まだ2ヶ月にならない。

2/5午過ぎ、講談社「決戦」受賞の知らせを電話にて受く。

見知らぬ番号から着信、出てみると講談社のと来たから驚いた。

が、何せ電話が遠い。電波がぶちぶちと切れる。

うれしさが、もどかしさと申し訳なさとでかきけされた感。

 

1月25日(木)に書き上げて、29日(月)に発送した。

「老虎」について案外メモを残さなかったので、今回感触の残るうちに、書き残しておきたい。

夢中だった「老虎」から脱却できそうな手応え。 

 

吉田は前から興味があったが、深く知ったのは、D2の神谷ゼミで読み進めた慶長日記で、多武峰破裂の最後に吉田が出てきたことが大きい。

 

また、光秀の動機については、山田先生の説、畿内における謀叛の繰り返し――を思えば、光秀個人の野心が大きいように思われ、傍らに置かれるべき吉田兼和との友情は、朝廷黒幕説とは関係なく、ただ公家と光秀の関係として、非常に興味深く浮かび上がる。

結果として、今まで誰も触れていない書き方になったはず。

 

執筆の端緒としては、創作支援システムを利用して、ブレインストーミングした。

物語の始まりと終わりをぼんやり定め、登場人物があれこれ蠢く中、支援システムは頭を整理するのに非常に有用だったように思われる。

むしろ歴史小説にこそ向いているかもしれない。

最終形が異なるかたちとなったにせよ、人物を絞り、物語の核――光秀との友情、を浮かび上がらせるのに非常に有効だった。

……もっとも、完成時には創作支援システムを利用したのか記憶になかったが、残ったデータが、意味を物語る。

 

書き出しは、本能寺の変の直後に光秀に逢いに行くところだとは、割と当初から。

60枚制限を念頭に、駆け足。

途中の筋書きは、当初計画より大きく史実に寄せ、迂闊に忍者などは出さなかったことが、功を奏したようである。今後もきっと私は、史実から離れず書くべきなのだろう。

 

女も出さなかった。

まだ描けないし、60枚ではどうしても安っぽくなる。

 

当初、途中で登場させた梵舜を、冒頭で光秀に預けた。

物語をいきなり動かすため。

史実に齟齬がなければ、最初から動かす方が良い。

要するに、物語は駆け足がいいということか。

 

当初の兼和は、もっとずっと凡庸だった。

展開に流されるだけ。

おそらく人間て、基本的には凡庸なんじゃないのと思う。 

が、流される人物を主役にしては小説にはならないと悟ったので、光秀の野心を焚きつける小ずるい根性を入れた。

不自然でない程度か。

結局、小ずるい人間として、兼和の心理は深く書き込まなかった。

それで良いのだろう。

 

犬千代。

愛童、寵童という表現は書き込まなかった気がする。

話が逸れてしまうため。

ただ兼和の愛情のみ分かるようにした。

それで良かったのだろう。

 

秀吉。

書き進むうちに、どうして秀吉が天下を獲れたかが分かった気がした。

公家との関係。

織田信孝が乱暴なことを言えば、公家はみな秀吉になびく。

それが「人たらし」と言えるのじゃないか。

 

電子版で買った「決戦・賤ヶ岳」における秀吉が、基本的に、どの作品でも小人物に描かれていた気がして、人たらしでもなければ、豊臣恩顧の大名の意識も醸成されねえじゃんと不満を抱いた。

ゆえに、秀吉は短いながらも魅力が出るように描いた。

兼和の目には驚きの人物と映ったことは間違いない。

秀吉と兼和の邂逅は、短いながらうまく行ったように思う。もちろん、前々から交流はあったはずだけど、その点は敢えて触れなかった。

 

当初は75枚くらいだった気がする。

かなり削って60枚ちょうど。

「老虎」の時も、大きく削った。

私の文章は、削らなきゃいけないということだろう。

 

 


天田優子弾き語り(2017/07/27)

東京行く用事があったので、例のごとく朝一番の新幹線にて東京へ。

土砂降りの雨に閉口し、やむなくコンビニ傘を購って、上智大学のキリシタン文庫を訪れ、例のごとく宣教師の手紙の写しを見せてもらったりした後、午後、居眠りのうちに用務をし済ませて、夕刻、新代田crossingという、ライブハウス? バー?を訪ねる。

 

目当ては、天田優子弾き語り。

天田さんというのは、エウレカセブンAOの2期エンディング「アイオライト」を歌ってた、Joyというバンドのボーカルで、バンド解散の後、ソロで活動されてる、という人。

 

開場は7時。

新代田駅についたら6時半くらいだったので、さて晩飯を食おうとしたところ、有名なラーメン二郎の看板を見つけて、

「これは……」

と惹かれたけれど、行列できていたし、お腹をこわしそうだったので、近くの中華料理屋で担々麺。

 

7時を少し過ぎて会場につくと、BARBAR2という女性二人組が弾き語りしていて、何というか、良い。

前に、佐々木淳平さんのライブ見た来た時、佐々木さん以外については、正直、うむ、基礎練して欲しい……という感想を持ちましたが、こちらお二人はうまいし、楽曲も良く、まったく知らなくても愉しくなりました。

 

次いで、ユースムースアヴェニューという、2人組+サポート2人、というバンドがありまして、これまた、いい。

演奏もうまいし、歌声もまた引きつけるし、二人ともいい顔をしてらっしゃる。

 

……と、そういう素敵な二組を見るにつけ、直前に読んだ、「アマチュアバンドマンの悲哀」みたいな記事が思い出されて、何ともいえない気持になりました。

 

何でしょう、うまいけど、売れない、当たらない。

劫を経た同人小説家のごときことになっているようで、切ないというか、何というか。

 

ユース...は、最初に、「泳げたい焼き君」を下敷きにして空気を入れて破裂させたような、非常にユニークな、たぶんほかには無い歌を披露したのですが、こういう特異な作品は、実力ある同人小説家界隈でも時おり目撃されることで、すごく愉快な歌ではありましたけど、あたくしには、もの悲しくも感じられました。

ほかに、途中でやった「ロックショウ」という歌の中で、そのまま「いつか売れたい」というような叫びもあり、実力ある同人小説家、でも一向に当たらない、でも止められない……連中と重なって、そりゃ音楽業界にも、こういうことはあるのだなあ、とぼんやりしながら、真っ黒なギネスビールを、ちびちび飲んでました。

 

で、3組目の登場が、天田さん。

実は、BARBARとユース...の交代の合間に、物販コーナーで店番していた天田さんから、直接CD買いまして、サインまでいただいたのですね。

 

イエス。

 

出てきたのは、一人。

他が、みんなグループなのに対し、一人弾き語りなので、セットリストも「ぼっちを意識したもの」になっていたらしい。

最初が、Joy時代の「クレーエ」で、カラスの話だというのは初耳。

カラスは、一度つがいになった相手が死んだら、あとはひたすら一羽きりで過ごす、らしいところからの歌とのこと。

つまりぼっちの話。

 

次も、Joy時代の……何だっけ。

初めて生で聞いたこともあり、「ぼっち」の話が強くて、頭がぼんやりしてしまいました。

(「ジニア」?)

 

次いで、新しいソロプロジェクト(上のCD)から、「ブルーノイズ」

バンド時代に使っていた、青のギター。

バンドの思い出の歌なので、ブルーノイズ。

まことに直截な歌詞で、バンドがどれほど大切な居場所だったのだろうと思う。

 

それから、Joy時代(末期)に書いて、正式タイトル未定の

「花畑(仮)」

歌の合間に、バンド解散がどれほど寂しかったのかを言うので、どの曲も心に沁みるのですね。

 

天田さんの特長とあたくしが思うのは、愛らしい声、容姿から、非常に強い感情が出てくるところで、歌声など、一気に高音に跳ねるところなど、あたくしはたいへん好きなのです。

 

で、最後は、「アイオライト」。

最初に、Joy時代の曲を二つ聴いたので、まあ今日はこれで満足とも思うてましたが、

「みなさんはアニメとか見ますか」

と来た時にゃ、あ、もうこれ、ああ、ああ、ああ来たわ来たわと。

 

「アイオライト」の弾き語りは、Capo.4 でした。

何かそこ明瞭に覚えていて、歌い出しから中盤にかけてはもう、あたしゃ手拍子できずに、ただただ、しんみりと聞き入っておりました。

そして後半になれば、ああ、もう、歌が終わってしまう。。と哀しくてならず、でも最後、手拍子、口ずさみ、たいへん満足いたしました。

いやはや、本当、ええ歌や。

 

 

時刻は9時。

終電新幹線に乗るには、9:23発の京王線に乗る必要があったので、ここらで退散せねばならんのですが、トリのシュノーケルも見たい。

シュノーケル、あたくしには、「銀魂」エンディングの「奇跡」が真っ先に思い浮かび、けっこう著名な、「当たってる」バンドだと思うのですけど、こういうライブハウスでの活動も行うみたい。

……で、一曲聴いたらそくささと出よう、と思うて、カバンを手に準備していると、いきなり「奇跡」が始まったので、まー、奇跡というか、感動。

 

華があるし、強いしうまいし、まあ、本当、ええ歌でした。

本当、これ一曲で帰らねばならんのはまことに辛うございました。

 

それにつけても。

やるせない魂の叫びというか表現活動を続けているという点、音楽界隈と、同人小説家界隈は似ているなあと思う一晩でした。

 

当たることなく、次第に歪んで行く実力者たち。

一度当たった地点から脱せず、もがく者たち。

そもそもヘタクソなのを気づかない者たち(昨日は違うたけど)。

 

また、わずかな読者・観客のため、時間をかけ、心血をすり減らして生み出され、基本的にはむなしく消えて行く、無数の作品たち。

 

ライブハウス、たぶん一組で貸し切りをするとお金がかかるし、客も少なくなるので、「対バン」を組む行為は、売れない同人作家たちが、割り勘で同人誌をつくって群れるのと似ているし、離合集散するのもまた似ている。。

 

絵描きも似た感じかもしれないけど、つまるところ、「表現界隈」は、何とも苦しく、そして愉しい場所ということでしょうかね。。

 

 


心得(2017/07/18)

メモ。

 

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