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仁王門 ・ 西門 ・ 三重塔

【仁王門】

美しい丹塗りに映える正面軒下の「清水寺」の額は、平安時代の名書家、藤原行成の筆と伝わっています。
また、門の両脇には像高365センチメートル、京都で最大級の仁王像が金剛の大力で清水寺を警護しています。向かって右側が開口阿形(あぎょう)の那羅延堅固王(ならえんけんごおう)、左側が閉口吽形(うんぎょう)の密迹金剛力士(みっしゃくこんごうりきし)。
檜材の寄木造で、均整のとれた骨格と躍動的な姿態が、鎌倉時代の様式をよく表しています。

門前、左右両方の狛犬の口が、どちらも「阿形(あぎょう)」=開口した形になっています。一般的に狛犬は口を開けた「阿形」と、口を閉じた「吽形(うんぎょう)」で一対をなしており、これはとても珍しいもの。
明治時代に寄進される折、東大寺南大門にある狛犬をモデルにして造られたことによります。
また、お釈迦さまの教えを大声で世に知らしめているともいわれています。

 

【西門】

現在の建物は寛永8年(1631)再建のもの。もとの創建時期は分かっていませんが、史書「帝王編年記」など鎌倉時代の文献に見えるので、おそらく浄土教が流行した平安時代末期にはできていたと推測されています。
ここから見る西山の日没は素晴らしく、極楽浄土に往生する入り口の門、浄土を観想する日想観(にっそうかん)の聖所であったと考えられています。
平成6年(1994)に桧皮屋根の葺き替えと、彩色の全面復元がなされました。

 

【三重塔】

絢爛豪華な建築美を見せているのが三重塔です。平安時代初期847年に創建され、寛永9年(1632)に再建。現在の塔は古様式に則って昭和62年(1987)に解体修理したもので、総丹塗りとともに、桃山様式を示す極彩色文様を復元しました。
内部には大日如来像を祀り、四方の壁に真言八祖像、天井・柱などには密教仏画や飛天・龍らが極彩色で描かれています。
三重塔としては日本最大級の高さ約31メートルの塔は、清水寺、京都東山のシンボルとして、古くから国内外に広く宣伝されてきました。


仁王門、階段上より清水寺参道を望む

【清水寺門前会】

公式HP http://www.monzenkai.com/

 

 

 



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