道の駅朝霧高原
■道の駅名称: 朝霧高原
■都道府県: 静岡県
■道の駅の特徴
・富士山の見える道の駅
・“朝霧高原” は富士山の西麓に広がる標高800~1000mの高原地帯
・ハンググライダーや乗馬などのレジャースポットであるとともに、本州有数の酪農地帯
・“あさぎりフードパーク”が隣接し食に関する工房、工場、レストランなどが集積
■訪問レポート
富士山周辺の旅:富士山麓のレジャースポット!“朝霧高原”
訪問日:2016-05-29
次に向かったのは富士山の西側に位置する
道の駅朝霧高原 です。
白糸の滝から20分ほどで到着しました。
“朝霧高原” は富士山の裾野に広がる標高800~1000mの高原地帯で、“富士箱根伊豆国立公園” に指定されいます。
かつて旧陸軍の演習地だった原野に、終戦後信州からの青年たちが入植しました。
しかし標高が高くて夏でも気温が低く穀物の栽培には不向きだったことから、代わりに酪農が行われるようになりました。
清涼な空気と豊かな富士山の雪解け水に恵まれ、酪農、畜産が拡大、発展し、さまざまな製品が生み出されています。
駿河湾からの温かい空気が高原で冷やされ、夏の朝夕には霧の発生が多いことから朝霧高原と名付けられました。
私がこの道の駅にもう一度立ち寄りたいと思ったのは、富士山が目的でした。
この道の駅は富士山が間近に見える道の駅として有名です。
見渡す限りの牧草地帯で遮るものが無いので、富士山の裾野まできれいに見えるのです。
本来なら上の写真の道の駅の背後に雄大な富士山が聳え立っているはずなのですが、4年前に来た時と同じく、まったく姿が見えません。
午前中は晴れていましたから、その時ならおそらくくっきりと見えただろうと思います。
道の駅の全体の配置図については次のとおりです。
この図の右手に、道路を挟んで “富士山展望台” というのがあります。
階段を上った高台が富士山全体を撮影できる絶景ポイントなのですが、やはりこの日は雲しか見えません。
こちらが建物の配置図です。
私たちはアイスクリーム工房でソフトクリームを買い、ベンチで頂きました。
そしてもう一つ皆様に是非紹介しておきたいのは、この道の駅に隣接した “あさぎりフードパーク” という広大な施設です。
道の駅と道路を挟んだ広い敷地に、地元の食に関する工房、工場、レストランなどが集まった施設です。
もう少し詳しい配置図をご覧いただきましょう。
中央のイベント広場を囲む形でいろんな工房が点在しています。
散策しながらそれらの工房や店舗を見て回ることができます。
最初のこれは “お茶工房 富士園” です。
自家茶園のお茶を製造販売しており、お茶カフェでは本格的なお茶セットやスイーツが味わえます。
これは “菓子工房 上野製菓” です。
名物である精進川羊羹・大福・饅頭など、昔ながらの製法にこだわってお菓子を作っています。
これは “いも工房 かくたに” です。
富士山の火山灰土で作ったサツマイモを主原料に、切り干し芋、芋ケンビ、スイートポテトなどを手作りで作っています。
こちらは “酒蔵 富士正酒造” です。
富士山の湧水を使ったこだわりの日本酒、焼酎、リキュールを製造販売しています。
手前にある店舗ではそのお酒を販売しています。
酒粕を使った漬物があれば買おうと思って入ったのですが、ここにはありませんでした。
この建物が “ビュッフェレストラン ふじさん” です。
富士山の食材にこだわった94席のバイキングレストランです。
これは “富士山鯛焼” のお店と、“インフォメーションセンター” です。
富士山鯛焼は、外はカリッと、中はもっちりの新食感なのだそうです。
そして最後が、“牛乳工房 朝霧乳業” です。
朝霧高原で搾られたあさぎり牛乳を使ったチーズ、バターなどの乳製品を製造販売しています。
私もここで、牛乳の試飲をさせて頂きました。
ざっくりと施設の紹介をしましたが、それぞれの工房で製造過程の見学や試食、試飲ができます。
さらにそれぞれ工夫を凝らした体験教室なども開かれています。
中央のイベント広場では、子供たちが楽しそうに遊びまわっていました。
広大な高原地帯である朝霧高原は、パラグライダーや乗馬などのアウトドアスポーツが盛んです。
この道の駅を起点・終点としたサイクリングコースも設定されています。
14.9kmのコースは60分程、大きく白糸の滝や田貫湖まで回る36.9kmのコースは2時間半ほどかかります。
富士山が見えるときに、ここで終日遊べば楽しいだろうと思います。
スタンプは2つあったけど、どちらもゴムがすり減っていました。(^_^;)