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電子黒板とデジタル教科書を使用した授業支援

★投稿(投稿者=A)

【使ってみた感想】(ICT支援員として)

昨日初めてデジタル教科書を使った授業支援をしました。使ったのは東京書籍「新しい社会」です。電子黒板をつかって指導者用としてのご利用でした。

 

※編集者注

参考:東京書籍「新しい社会」
http://ten.tokyo-shoseki.co.jp/text/chu24/subject/rekisi.htm

 

先生も児童も紙の教科書が手元にあり、それが電子黒板にそのまま投影されているようなインターフェイスなので画面構成で先生が戸惑われることはありませんでした。要所要所に動画などの資料が埋め込まれているので、そのポイントをお教えするくらいの支援で十分でした。

 

投稿日時: 2014年9月17日 7:03

https://www.facebook.com/groups/dkyof/permalink/789478831094352/

 

★サマリー編集:Asami Kataoka(片岡麻実)、JunkoAzuma

 

 

★議論

B 狙った効果と、実際の様子はどうだったでしょうか?

差し支えない程度でお願いします。

・使ったからこうだった

・使わなかったらこうだっただろう

など。

いいね! ・ 3

 

A ●使ったことの利点

先生は、授業準備や板書の負担が軽減され、児童は、より好奇心が刺激されたように思います。児童の目の輝きと集中力が感じ取れました。そして「動いたらいいな」と思っていた資料が動くので先生も指導しやすそうでした。

(例:カツオの一本釣りの動画や回遊する海域を地図上に動線で表示など)

 

紙の資料だけだと「知識として」頭に入るかもしれませんが、動画で見るとより「体験」に近づくような印象を受けました。図鑑的な知識に偏りがちな内容でも、もう一歩進んで視覚と聴覚と想像力を使った学習になりやすいと思います。

 

●気になったこと

まったくの主観ですが児童の好奇心や興味の対象が授業内容にあったのかな、と思いました。「画面をタップして操作すること」、「資料が動くこと」それ自体に関心が向いていたのではないかな、と。

でもこれは毎日使っていると珍しくなくなってくることだと思います。

 

また、これも主観ですが、デジタル教科書は、頭には入りやすいのですが残った感じがしません。ポン!とタップすると開く動画、数分見たらまたポン!と閉じます。

その瞬間、まるで夢から覚めたような感じです。ついさっきまで見ていたのに目が覚めると筋や設定を忘れてしまうような感覚。

 

大げさに言いすぎているかもしれませんが、授業内容という「非現実」と自分という「現実」の行き来が早すぎるような気がします。

 

私が小学生だった当時の授業ですと「はい、資料集の○○ページをみて~」と先生がおっしゃって、みんなが各々資料集を開いたり、先生が黒板に地図を貼り出したり(あるいはチョークで日本地図を書いたり)といった「間」がありました。そこで現実に引き戻され、さっきまで聞いていた内容を自分の中で自然と咀嚼するような。。。それがロスタイムのようで、案外必要な「間」だったんじゃないかと思います。

 

以上、私の主観ばかりですがお役に立てば幸いです。

いいね! ・ 3

 

C どの会社の「デジタル教科書」も実物は見たことはないですが、だいたい紙の教科書をそのままデジタル化し、必要な箇所に動画が埋め込まれていたり、何らかの操作ができるなり、という作りが今のところの「デジタル教科書」なんでしょうね。

 

紙の教科書をそのままの形で電子黒板などで再現してくれるからありがたいというような話も聞いた事があるのですが、だとするとそれはみんなが同じところを一斉に授業を受けている、結局今までのスタイルと同じものですよね。(多少の教師と生徒とのやりとりはあるのでしょうが)

 

「一斉授業」とか「教科書」とか、いわゆる授業のイメージが今のままで使うものだけがデジタル化されたコンテンツであったり、タブレットだか何になるかわからないけどそういった端末なりで、授業スタイル(授業設計とかいうのか?)そのものは何も変わらないのでしょうかね。

いいね! ・ 5

 

A Cさん:私見ですが、最近提案されている「反転授業」は一人一台のタブレット端末を前提にした新たな授業スタイルではないでしょうか?でもその場合は「児童用」のデジタル教科書を使うことになるのでしょうね。今回支援させていただいたのは「指導者用」のみを使った授業でしたので従来の一斉授業スタイルになったのだと思います。

いいね! ・ 2

 

C たしかに「反転授業」は一人一台のタブレット端末を前提にした新たな授業スタイルですね。ちょうど先日それに関する電子書籍も出しました。

 

参考:「デジ教研議論~反転授業の効果~」の議論を受けて

https://www.facebook.com/groups/dkyof/permalink/788763331165902/

 

そちらでも議論になっていますが、小学生の段階では難しいのではないかとか、見てくるべき動画を見てこなかった子についてはどうするのかとか、課題がありますね。ではどのような授業がいいのかは自分もあいまいとしているのですが。。(もはや国が違うので夢想レベルですが、個人的にはオランダで主に行われているイエナプランのような学習が理想的に思っています。)

 

※編集者注:イエナプラン教育は、ドイツのイエナ大学の教育学教授だったペーター・ペーターゼンが開発した学校教育法。異年齢学習が特徴。

 

参照元:
日本イエナプラン教育協会
http://www.japanjenaplan.org/


【オランダ視察①】イエナプラン小学校
http://npoafterschool.cocolog-nifty.com/blog/2013/02/post-7bdc.html

いいね! ・ 3

 

C そうですね、今回の体験の話ですれば、その通りだと思います。「・気になったこと」の部分も何となくわかるなぁという面も感じます。

いいね! ・ 1

 

A ありがとうございます!まさにそこがみなさんに一番お伝えしたかったことでした。(^o^)

いいね! ・ 2

 

B Aさん、Cさん、ありがとうございます。カツオの一本釣りの動画や巻き網漁の仕組みのアニメは、指導者用デジタル教科書で見ました。理解の助けになるいい素材だと思います。

 

「非現実」と「現実」の行き来が早すぎる、とか、そのあたりの「間」については、意識したことがなかったです。考えてみます。

いいね! ・ 1

 

D 間のお話、興味深く拝読しました。確かに使い始めでは、そう言った感覚もありましたし、実は咀嚼に時間がかかるというのはデジタルを使わない場合でも感じることです。児童はひと月もすればずいぶん慣れます。

 

デジタル教科書で授業をすることが強要されると、オリジナリティの高い授業を企画できなくなるというのは事実で、行政も強く締め付けることなく「電子黒板を有効に使って」という立ち位置を崩されないことが大切だと思います。私は手厚く支援いただいているけれども無理強いされていないので、授業の計画や準備が以前より楽になりました。

いいね! ・ 2

2014年9月20日 8:31 終了

 

注)編集者より:この議論を編集するにあたって、本題とは無関係な投稿については冗長性を避けるため削除しました。


奥付

【報告】電子黒板とデジタル教科書を使った授業支援

著者 : digikyoken(「みんなのデジタル教科書教育研究会」facebookグループ)
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/digikyoken/profile


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