閉じる


<<最初から読む

14 / 17ページ

試し読みできます

にぼし

にぼし

 

 つまみに煮干を食べる。

魚の旨味が存分に味わえる一品だった。

 

 日の入りがめっきり早くなって、気温が下

がるのもそれに伴って早くなってしまった。

 外から家の中にはいっても、すぐには上着

を脱ぐことが出来ないくらい、家の中も冷え

ている。

 

 とりあえず暖房を入れるのだが、温かく

なってくるには暫く掛かる。

 そこで最近、部屋が温まるまでに、先に体

を温めてしまえばいいと思い、飲めないアル

コールを飲む機会が増えた。

 

 ただ、空きっ腹にいきなり入れると、とて

も体に悪そうなので、とりあえずアルコール

から胃腸を守ってくれそうな、タンパク質の

多いものを食べることにしている。

 一番手っ取り早いのは、牛乳を軽く一杯飲

むと、胃の粘膜の上に牛乳がかぶさって、ア

ルコールが直接触れることから防いでくれる。

という話を、子供の頃に酒好きの理科教諭か

ら聞かされた覚えがある。

 しかし、いつも牛乳が家にあるわけではな

いので、大抵私は煮干しを食べている。

 

 アルコールを飲まない時でも、煮干しはよ

く食べる。子供のイワシだから、油もあまり

のっていないだろうから、低カロリーで高タ

ンパクだろう。さらに、全体食だからカルシ

ウムだけでなく、内臓に含まれる各種ミネラ

ルも補給できている、はずだ。

 

 しかし煮干しは、お手頃な値段で手に入れ

ようとすると、自然に大きな袋で買うことに

なる。私が買っているので、450g入のもの。

 これだけの量の煮干しを食べるとなると、

結構な期間がかかってしまう。毎日同じ量を

食べ続けているのではないから、食べきるま

での期間はより長くなる。

 こうなってくると、乾燥剤が入っていたと

しても、どうしても湿気ってしまう。

 そこで今日は少し炙って食べた。

 

 オーブントースターで数分のことだが、袋

からそのまま食べるのに比べて、俄然美味し

くなる。

 物を美味しく食べるには、ほんの少しでい

いから手間を掛けるのが大切なのだなと思い

ました。

 

ーーーーー

 


14
最終更新日 : 2014-11-30 19:41:24

試し読みできます

炊き込みご飯

炊き込みご飯

 

 昼食に炊き込みご飯を食べる。

見た目はあっさりしていたが、しっかりとし

た美味しさの一品だった。

 

 入っていた具材は、

鶏肉

ごぼう

にんじん

厚揚げ

しめじ

こんにゃく

と、極めて普通のしなじな。

 季節柄、銀杏が入っていて欲しいところ

だったが、よく考えたら銀杏はもう少し後な

のではないかと思う。

 今地面に落ちた実を、すぐに食べることは

出来ないだろうから。確か、殻の外側の柔ら

かい部分を、土に埋めたりして腐らせてから

取り除き、そこからようやく殻をむいて、火

を通して食べることが出来る、だったのでは

なかったか?

だとしたら、銀杏の旬はもう半月くらい後に

なるのかなと思う。まあ場所にもよるだろう

けれど。

 

 子供の頃食べていた炊き込みご飯は、いか

にも醤油で味を付けています、といった色合

いだった。

深みのある茶色が、お釜を開けた時に食欲を

そそったように記憶している。

 しかしここ最近は、なんだか妙に色が薄い

出来上がりな気がする。

上品に薄口醤油を使っているのだろうか?

しかし、台所の調味料置き場を覗いてみても、

普通の醤油しか見当たらない。

 

 ひょっとすると、醤油をひかえて白だしか

何かを足して味をつけているのかもしれない。

そう思うと、色が薄いのにしっかりした味が

付いているのも納得できる。

 こう思っておかわりをしに行った時、電気

ジャーの中に大きなものをみつけた。

今日の炊き込みご飯のしっかりした味は、こ

れが原因だったのかもしれない。

 入っていたのは昆布。

多分出汁用の昆布を全くそのまま、放り込ん

で炊いたのだろう。

 

 料理屋を紹介するテレビなどを見ていると、

土鍋の中に昆布が入ったご飯の様子を見るこ

とがある。

 そんな方法で炊きあげられていたのなら、

それは美味しいだろう。

 

 ただあまりにも大きいままだったので、普

段昆布を食べる私でも、今日は食べずに置い

て置きました。

 

ーーーーー

 


15
最終更新日 : 2014-11-30 19:41:24

試し読みできます

豚カツ

豚カツ

 

 昼食に豚カツを食べる。

カリッとした衣が香ばしい一品だった。

 

 そんなによく豚カツを食べるわけではない

が、普段の豚カツは大抵一口サイズに切って

ある。外に食べに行っても、まあ大概切って

くれてある。

 しかし今日は、揚げた姿そのままお皿に乗

せてあった。

 

 作ってくれている家族の都合だろう、多分

切り分けるのが途中で面倒くさくなったのだ

と思われる。

なぜなら他の家族の分は、しっかり切り分け

られていたから。

 家族の中で、私が一番歯や顎の状態がいい

からだろうとは思う。思うのだけれど、

ちょっと食べにくかった。

 

 ナイフを探しても良かったのだが、もう気

分がすぐにでも口に物を入れたがっていたの

で、そのまま箸でつかんで丸かじりに。

 こうして食べてみると、丸かじりで食べる

のもいいものだと思う。

肉食ってるぜ感が、切り分けられたものを食

べている時よりも、数段強く感じられる。

 他に強く肉食ってるぜ感を感じさせるもの

は、鳥の骨付きとかスペアリブあたりだろう

か。手でつかむとかかぶりつくというのが、

気持ちをより盛り上げてくれる。

 

 外のお店も、切って出すか切らずに出すか

を、選べたらいいのかもしれないなと思いま

した。注文の時に言ってみたらいいのかもし

れませんね。

 

ーーーーー

 


16
最終更新日 : 2014-11-30 19:41:24

試し読みできます

奥付



ぼちぼち生きてます第十三集


http://p.booklog.jp/book/91676


著者 : 出雲一寸
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/izumoissun2013/profile


感想はこちらのコメントへ
http://p.booklog.jp/book/91676

ブクログ本棚へ入れる
http://booklog.jp/item/3/91676



電子書籍プラットフォーム : ブクログのパブー(http://p.booklog.jp/
運営会社:株式会社ブクログ



17
最終更新日 : 2014-11-30 19:41:24

この本の内容は以上です。

この本は有料です。閲覧するには購入する必要があります。
購入するにはしてください。
有料本の購入に関しては、こちらのマニュアルをご確認ください。
販売価格50円(税込)

読者登録

出雲一寸さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について