閉じる


<<最初から読む

8 / 17ページ

試し読みできます

カツ丼

カツ丼

 

 昼食にカツ丼を食べる。

甘辛いタレがご飯によく合う一品だった。

 

 カツと玉ねぎを玉子でとじて、見た感じは

ごく普通のカツ丼だった。

 けれど、なんだかあっさりしている。

お肉の感じも、油っぽくなくどちらかという

とぱさつくような感じがした。

 

 よくよく食べてみたら、豚カツではなく

チキンカツで作られたものだった。

なるほどだからぱさついていたのだ、多分鶏

肉でももも肉ではなく胸肉で作られているの

ではないだろうか。

 しかし、胸肉にしては薄い。胸肉を何枚か

に薄くスライスして揚げてあるのかもしれな

い。

 

 あっさりしていて少しぱさついてはいるが、

これはこれで美味しい。衣にタレが染み込ん

でいるので、肉がぱさついていても、少し噛

んでいたら丁度いい具合になってくる。

 豚カツで作ってあると、豚肉の油が美味し

いけれど、胃腸の弱い人にはきついのではな

いだろうか。

そんな人には、このチキンカツのカツ丼はい

い一品なのではないだろうかと思う。

 

 あっさりした方が好きな人は、こちらを試

してみてもいいのではないでしょうか。

 

ーーーーー

 


8
最終更新日 : 2014-11-30 19:41:24

試し読みできます

鯖寿司

鯖寿司

 

 先日、親戚にもらった鯖寿司を食べる。

丸太ん棒のようにぶっとい一品だった。

 

 秋祭りもとうに終わっているのに、なんで

鯖寿司なんだろう?と思って、受け取った家

族に聞いてみたら、時々気まぐれに作るので

は無いかとのこと。

 きっと鯖がお手頃な値段で手に入ったのだ

ろう、とそんな位の感想だった。

 

 なんにせよ、美味しいものをもらえるのは

嬉しい事だ。貰ったそのすぐ後の、昼食に頂

いた。

 切り身だけを見ても判るくらい、鯖の立派

さがよく見て取れる、そんな分厚さの身を、

まるまる半身使ってあって、それは見事だっ

た。もちろん味も抜群に良い、少々腹骨が

残っていた感はあったが、出せばいいので問

題ない。

 

 鯖といえば、私が子供の頃はまだ、一番手

が出しやすい魚だった。でもいつの間にか、

たまにしか食べることがないような、結構な

値段の魚になってしまった。

 なんでそんなに減ったのか?

日本の人口が増えたというのもあるのかもし

れない、けれど、一種類の魚が目に見えて減

るほど家庭で食べるとも思えない。

 

 再利用の出来ない加工食料品の、大量生産

大量消費は、食べられる動物に優しく無いの

かも知れないなと思いました。

 

ーーーーー

 


9
最終更新日 : 2014-11-30 19:41:24

試し読みできます

唐揚げ

唐揚げ

 

 昼食に鶏の唐揚げを食べる。

醤油がしっかりと染み込んでいて、ご飯の進

む一品だった。

 

 今日食べたものはスーパーの出来合いのも

の、もも肉が使われていてジューシーな仕上

がりだった。

 家で唐揚げを食べようと思うと、作る側の

手間が多いのか、結構暇があるときしか作っ

てもらえない。自分で作ればいいではないか

と思われるかもしれないが、なかなかねぇ…。

 

 そんな時にはスーパーで売ってある唐揚げ

がとてもありがたい、いつ行っても売ってあ

るし。多分自分で作るより割高だろうけれど、

時間の取れない人にはとても助かる。

 そんな唐揚げを食べていて、思い出したの

は先日食べた仕出し弁当だった。

 

 仕出しのお弁当には、大抵何がしかの揚げ

物が入っている。先日食べたものには、鳥の

唐揚げと串かつが、メインのおかずとして盛

り付けらけていた。

 あらゆる所で一番安い部類に入るであろう、

のり弁にも、大抵フライが入っている。

私の知るかぎり、のり弁の揚げ物における具

材の比率は、白身魚のフライが一番多い。

 もちろん美味しいのだけれど、コストから

考えたら煮物のほうが効率が良さそうに思う。

大量におかずを作ったことがないので、本当

はよくわからないのだけれど。

 

 とにかく体の健康が重要視される昨今、

もっと煮物中心のお弁当が沢山作られても、

いいんじゃないかなと思う。

 特に野菜の煮物をたくさん入れたお弁当が

あると、体を気にする人にはありがたいので

はないだろうか。

野菜は煮汁がたれて、お弁当には向かないの

かもしれないかれど。

 

 そう言えば少し前によんだ、外来生物を食

べる本の中で、油であげたら大抵のものは美

味しく食べることが出来る、という話を思い

出した。

 油で揚げるという調理法は、味覚的に一番

美味しい調理法なのかもしれませんね。

 

ーーーーー

 


10
最終更新日 : 2014-11-30 19:41:24

試し読みできます

赤魚

赤魚

 

 昼食に赤魚のみりん干しを食べる。

甘めの味付けがほっとする一品だった。

 

 そう言えば、赤魚は昔からよく食べるのだ

けれど、他の魚のように頭が付いているとこ

ろを見たことがない気がする。

 切り身の魚しか見たことがない子供に、魚

の絵を書かせたら切り身の絵を描いた、とい

う笑い話があるが、こんなことでは笑ってい

られないなと思う。

 

 子供の頃は赤魚が苦手だった、味が嫌なの

ではなく、骨の付き方が子供の箸さばきには

厳しかったように記憶している。

 おとなになった今でも、箸だけで骨を選り

分けることは出来ない。何かで抑えておかな

けれど、骨がはずれて来ないところが、どう

しても出てくる。

 

 赤魚といえば煮物で食べることが多かった

が、最近はもっぱらみりん干しを焼いたもの

を食べることが多くなった。

 作る側の手間の問題なのだろうか、もとか

ら味が付いていて、焼いたら食べることがで

きるから便利なのかもしれない。

 

 とても美味しいみりん干しだけれど、鯖な

ど他の魚のみりん干しと共通の困ったところ

がある。

なんであんなに黒焦げになっちゃうの?

 皮も美味しく食べることが出切り魚でも、

みりん干しを焼くと、大抵真っ黒に焦げる部

分が多い。ウチの焼き加減が強いのか、3分

の2は焦げている。

身は焦げていないのだから、全く間違ったや

き具合というわけではないのだろう。

グリルで焼くと焦げてしまうのは仕方がない

のかもしれない。

 

 私はやったことがないけれど、スチーム

オーブンで焼いたら、焦げずに仕上がるのだ

ろうか?

 だとしたら、スチームオーブンはみりん干

しを食べる人にはいいものだなと思います。

 

ーーーーー

 


11
最終更新日 : 2014-11-30 19:41:24

試し読みできます

新漬

新漬

 

 昼食に今年の新モノの漬物を食べる。

まだ野菜の香りが残っていて新鮮な一品だっ

た。

 

 季節が進んで寒くなって、冬野菜が本格的

に採れてくると、順番に漬物も出来上がって

くる。

 今日はたくあんと壬生菜が漬かっていて、

テーブルに並べられていた。

 

 ついこの間、壬生菜の古漬けを使ってお茶

漬けを食べていたところなので、一年の過ぎ

る早さを感じる。まあ、古漬けは冷凍して

あったのだけれど。

 この前畑を見ていたら、そろそろ美味しそ

うに茂ってきたなと、壬生菜が生えていると

ころに目が止まった。

黒味がかるほどの濃い緑色が、枯れていく周

囲の山といい対比になっている。

 

 漬物は家族が毎年漬けてくれているのだけ

れど、いつも知らないうちに出来上がってい

る。多分、食べるばかりで何も手伝わないと、

聞こえない所で怒っていることだろう。

 でも、手伝ったら手伝ったで、やり方が悪

いとまた怒られるに決まっている。ので、私

は食べる専門になってきた。

 漬物になっても、新漬の間は緑色が実に鮮

やかで、食卓の色どりが良くなる。

 古漬けになると、味わいは深くなるのだが、

色味がセピア色になって何ともうら寂しい。

それを一人でお茶漬けにしていると、なんだ

かどうしようもない気持ちになるが、美味し

さに救われている。

 

 大根も一応漬物になっていた、けれどまだ、

ほぼ大根。塩味は付いているし、色もほんの

り黄色いけれど、たくあんというにはあまり

にも辛い。塩辛いのではなく、生大根特有の

あの辛さ。

 一般的なたくあんは、大根を干して漬ける

のだけれど、私の家では生で漬けられる。

昔から歯の弱い家系なので、干して漬けたた

くあんは噛み切れない家族が多かったのが、

この作り方の原因のようだ。

 幸い私はまだ、歯はしっかりしているので、

干して漬けたものでも美味しく食べることが

出来る。

 

 漬物を美味しく食べ続けるためにも、歯は

大切にしなければいけないなと思いました。

 

ーーーーー

 


12
最終更新日 : 2014-11-30 19:41:24


読者登録

出雲一寸さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について