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学生時代(小学生編)8

「分かりました!ハァーッ・・。ダメだ、こりゃ。それより、もう体調が良くなっているのなら、早く君が居(い)るテントに戻りなさい」

ものすごく気疲(きつか)れした声で言っている美樹先生。

「はーい、良くなっているので戻りマース」

そう言って医務室から出ていき、俺が居るテントに戻ろうとすると鏡を見かけた。

 鏡を見た時、ちゃんと五体満足で生きているか確認しようと思った俺は、鏡を見ながら

「よし、五体満足で生きているか一応鏡で確認しよう。まず、頭の上に天使の輪は、浮いていないな。ヨシ、オッケー。次は、背中に墜天使(だてんし)の翼(つばさ)は生(は)えていないな。ヨシ、オッケー。背後に青及び赤色の火の玉は浮かんでいないな。ヨシ、オッケー。最後に両足はきちんと足元まであるな。ヨシ、オッケー」

という感じで身体検査をやりまくった。

 すると美樹先生が

「さっきから何をやっているの、君は!?」

と呆(あき)れたような声を出して俺を見ていたので、アタフタ慌(あわ)てながら

「いや、俺はちゃんと五体満足で生きているかどうか、鏡で見て確認していたのですが」

と答えた。

「バカなことをやっていないで、とっとと君が居(い)るテントに戻りなさい!!!」

美樹先生は、ミサト(新世紀エヴァンゲリヲンより)さんみたいに怒鳴(どな)り散らす。

 美樹先生の怒鳴(どな)り声のやかましさに耐え切れなかったせいか

 「美樹先生、確か独身だろ?これじゃ永遠にもらい手いねーな」

と、ついうっかり本音(ほんね)が出てしまった。その瞬間、美樹先生はものすごい勢いで俺の懐(ふところ)まで迫(せま)っていき、両手で俺の顔の両ホッペを平手打ち(ビンタ)の勢いでバシーンと叩き挟(はさ)み込んだ。

「はああ!?よく聞こえなかったわ。もう一度言ってみて!!」 

美樹先生は、アニメ及びマンガのけいおん(K-ON)に登場しまくっている女性版体罰教師でおられるさわ子先生(通称さわちゃん)のみたいに、ものすごく怖(こわ)い声を出し、しかも、おっかない顔をして、強烈に俺の顔の両ホッペをグイグイ引っ張っりまくります!

うぎゃああああああ!!!イデデデデデー!!!しっかり聞こえとるやんけ!!!」

俺は、同じくけいおん(K-ON)に登場しまくっているギャグ及びボケキャラであり、ツッこまれキャラでもあり、ヒロインでおられる唯(最強天然ボケ女子高生キャラ)さんの黄金(ゴールデン)コンビのパートナーでもあり、軽音(けいおん)部の部長でもある律(りつ)さん(通称りっちゃん)みたいに涙をボロボロ流しまくりながら、やられ役になっていた。

 あれえ!?確か以前にもこのようなことがありましたよね?ひょっとして、デジャヴ!?

 その後、美樹先生の体罰から、なんとか解放された俺はテントに戻ろうとしていた。

 だがこの後、まさか再度、ひどい目に合わされるとは、この時はまだ知る由(よし)もなかった・・・。

 テントに戻る最中(さいちゅう)、一人の女子に声をかけられた。少し話しがあるから、その女子が居るテントに来てほしいとのことなので、そのテントに行ってみた。

 それが実は罠(わな)であるとは知らずに・・。

 そのテントに入った瞬間、そのテントの中にいる女子たちの内の一人に突然、頭上から毛布(もうふ)をかけられ、辺りが真っ暗で何も見えない状態に陥(おちい)る。

「うわ、何しやがる!?」

そう言って頭上にかけられた毛布を取ろうとした瞬間、いきなり一人の女子に棒みたいなもので叩かれる。

 

 


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学生時代(小学生編)9

他の女子たちも同じように棒みたいなもので四方八方(しほうはっぽう)俺を叩いていく。

「キャー!!ゴキブリよ!!ゴキブリが入ってきたわ!!!!」

「違うわ!!おばけよ!!おばけが迷い込んだのよ!!!」

「いいえ、妖怪よ!妖怪が襲(おそ)ってきたのよ!!!」

「とにかく、徹底的(てっていてき)にやっつけましょう!!!!」

このように女子どもは訳(わけ)がわからないことをヌカしながら俺を叩き続ける。まるで、婦警さんたちからの集中攻撃を食らいまくっている両津巡査長(りょうつじゅんさちょう)さん(こちら葛飾区亀有公園前派出所より)のように手ひどい目に合わされております。

『それより、ちょっと待て!誰がゴキブリやおばけや妖怪なんじゃー!!好き放題言ってくれやがってー!!!!』

こんな気持ちになっている俺は、女子たちの暴行に耐えるに耐えられなくなったので

「やめろー、女どもー!!!ブッとばすぞー!!!!!!!」

と吠(ほ)えると、女子たちも

「やれるものなら、やってみろー!!!!!!!」

と吠え、更にしつこく俺を叩き続けてくれます。この場合、火に油を注(そそ)いでいるのではなく、溶岩(ようがん)あるいはマグマに重油(じゅうゆ)やガソリンを注いでいるみたいなものですよ。

 はっきり言って、もう、どうにもなりません!

「よし、トドメをさしちゃいましょう!!!」

「オーッ!!!!」

女子たちは、一致団結(いっちだんけつ)し、俺の命の火を消そうとしている。

 風前(ふうぜん)の灯(ともしび)とは、まさに、この事ですね。

 いやー、このような時ほど女子たちの団結力は、ものすごく強いものですよ!

「む、無念(むねん)!」

敵にトドメを刺(さ)されそうになる天津飯(てんしんはん)さん(ドラゴンボールより)のように観念(かんねん)した時

「コラー!!お前たち、そこで何をやっているんだー!!!!」 

岩鉄先生がすさまじい怒鳴(どな)り声で中に入り込(こ)んできた。ちなみにこの先生は、約2年前、体育の長距離走の授業で、2度も俺の両ホッペをビンタの勢いでバシーンと叩き挟(はさ)み込み、グイグイ引っ張ってくれやがった張本人で、しかも今では俺がいるクラスの担任にもなっております。ハッキリ言って、俺にとっては天敵みたいな存在なので、この世から消え失せてもらいたい人物なのです。

 この時の俺は

『どうせ入ってくるのなら、もっと早く入ってきて俺がボコボコにされる前に、すぐ俺を助けんかい、このクソ先公(センコー)が!』

という気持ちになり、岩鉄先生を恨(うら)んだ。

岩鉄先生は、女子たちにボコボコに殺されかけている俺の姿を無視し

 「いったい、ここで何があったんだ!?」

と女子たちに事情を聞いている。

「この人が、突然私たちのテントの中に入ってきて私たちに痴漢(チカン)をしようとしていたので、正当防衛(せいとうぼうえい)で彼を袋叩(ふくろたた)きにしました」

「私、胸(むね)を触(さわ)られそうになりました」

「私は、お尻(しり)を触られそうになりました」

女子たちは、好き勝手(かって)にウソの事情を岩鉄先生に話してくれやがりました。

 

 


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学生時代(小学生編)10

 その時、女子たちに

『ちょっと待てー!!実際に俺が、そんなハレンチなことをやってしまったら、鼻血ブーによる出血大量で可愛(キュン)死してしまうだろうが!

と言ってやりたかった。

 女子たちのウソの事情を聞いて、魔界の王子様でおられるアシュラマン(キン肉マンより)さんのアシュラ面怒り以上の怒り顔(ツラ)になってくれる岩鉄先生。

 「お前、ちょっと来ーい!!その腐(くさ)りきった根性を叩きなおしてやるわー!!」

岩鉄先生は怒りまくりながら俺の首根っこを掴(つか)み、ズルズル引っ張っていく。

「Noooo(ノォォ)ー!俺は無実(むじつ)だぁぁー!!!!!!」

涙をボロボロ流しながら、首を左右に振りまくり、ジタバタ暴れまくる俺。

 だが女子たちは、そんな俺の姿を見て可愛(かわい)そうとはまったく思わず、超笑顔でサヨナラするような感じで手を振っている。

 まるで

「あの世(地獄)に行っても元気でね!!」

とでも言わんばかりに。

 そして、岩鉄先生がいるキャンプ小屋に拉致(らち)されていく。

 キャンプ小屋に拉致されると、岩鉄先生のマシンガンのような説教(せっきょう)が始まりました。

「お前は、どこまで悪事(あくじ)をやらかせば気が済むんだ!」 

岩鉄先生の説教はしばらく続き、地獄におられるエンマ様以上の鬼っぷりで俺を叱り続ける。

もう、頼むから死ねよ、お前(岩鉄先生)は!!』

と思いながら岩鉄先生の説教を聞いていくうちに、意識が徐々(じょじょ)に薄れていく。

 なにしろ、ノドカさんの特製激辛カレーを全部食べ終えた後に、美樹先生からの体罰、更に女子たちからの暴行、トドメは岩鉄先生からのマシンガンのような説教なので。

 とうとう俺は身も心も耐えきれなくなり、バターンと倒れ、KOされてしまいました。岩鉄先生はKOしている俺を見て顔色(かおいろ)が青ざめ、ハトやニワトリみたいにものすごく取り乱す。

「おーい、誰か保険医の武井先生を呼んでくれー!!!」

岩鉄先生は生徒たちに武井 美樹先生を大至急呼んで来るよう頼んでいます。

 この時の俺は、岩鉄先生にトドメをさされ、KOされているので既(すで)に意識はありません。

 その後、美樹先生が電話で急いで病院に連絡してくれたおかげで、救急車がすぐ来てくれ、俺は救急車の中にいた救護の人たちによって、すぐ救急車に搬送(はんそう)され、俺を搬送し終えると救急車は、ピーポー、パーポーとサイレンの音を出し、ある病院に連れて行ってくれました。

 こうして、2泊3日のキャンプ合宿だったのに、俺だけ2泊3日のキャンプ合宿に参加しているみんなよりも、一日早く先にリタイヤしました。

その後の俺は

『キャンプなんか、だいっ嫌いだー!!!!』

という気持ちを持ってしまい、キャンプをものすごく嫌うようになります。

 しばらくの時が経(た)ち、病室で意識が回復し、目を覚(さ)ました。横を振り向いてみると、ノドカさんが心配そうな表情で俺を見ていて、亜美さんがノドカさんの横で果物ナイフでリンゴの皮をむいでいる・・・。

 

 

 

 

 

 

 


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学生時代(小学生編)11

『あれ!?なんで学校で一二を争う美少女二人が揃(そろ)って俺が入院している病室にいるんだ!?』

ノドカさんと亜美さんが病室にいることに驚いている俺。だが

まさかトドメを刺(さ)しに来たのでは!?いや違うな!これは夢だ!夢に違いない!』

とすぐ夢の世界にいる気分に切り替えた。

「須賀君、大丈夫!?ごめんなさい。私のせいで....」

ノドカさんが少し涙でうるんだ目で、しかも、ものすごくカワユイ表情をして俺を心配して見てくれている。

 この時

『嗚呼(ああ)、カワユイ表情をして俺を心配して見てくれているノドカんが、あまりにもマブしすぎて直視(ちょくし)できません!!!』

と、つい思ってしまったのだが、とりあえず、この場をなんとかしようと思い

 「フトンが、ふっとんだー!!!!」

と俺の最大のギャグをノドカさんたちに披露(ひろう)した。 

 亜美さんはポカーンと呆然(ぼうぜん)し、果物ナイフを手元から落とし

「アンタ、バカ?」

とアスカさん(新世紀エヴァンゲリヲンより)みたいに俺にツッコミを入れました。

 でも、ノドカさんは 

「フフ..フフフフ...」

とクスクス笑い出しました。

 笑っているノドカさんを見て

「ウオーッ!!俺は今、猛烈(もうれつ)に感動しているー!!」

とスーパーブサイク男である花園(はなぞの)君(YAWARAより)みたいに、涙を流しまくりながら、ガッツポーズをとって感動しまくる俺。

 その時ポカーンと呆然(ぼうぜん)とし俺にツッコミを入れてくれた亜美さんも、ノドカさんに続いてクスクス笑い出しました。ノドカさんは笑い終えると

「ありがとう。私をなぐさめてくれて・・・」

と俺にお礼を言った。

 そして亜美さんも笑い終えるのだが、顔色が暗くなっていき

「私からも、ごめんなさい。実は、全部私が悪いの・・・・・」

と、しんみり俺に謝(あやま)ってきました。

「相原さんに続いて、平川さんまで・・・。なぜ、俺に謝るの?それに、全部、平川さんが悪いというのは、どういうことなの?」

俺は亜美さんが謝まらなければいけない理由を亜美さんに訊(き)いた。

 亜美さんは、俺が病院に運ばれた後、ノドカさんが、ノドカさん自身が作ったカレーが単にひどく辛かっただけで、別に俺が彼女のカレーに激辛スパイスを入れたのではないことを岩鉄先生たちに正直に話して謝ったことや、俺がノドカさんの特製激辛カレーをなんとか完全に食べ終えた後も、俺に逆恨(さかうら)みをし続けていた亜美さんが、女子たちに俺をボコボコにやっつけてほしいと暗殺依頼(!?)をしていたこと、その結果、俺は女子たちにひどくボコボコにやられ、先生の鬼のような説教でトドメをさされ、病院送りにされてしまうのだが、

 

 


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学生時代(小学生編)12

その後すぐ、ノドカさんが岩鉄先生たちに事情を詳(くわ)しく説明したことで、亜美さんが女子たちに俺をボコボコにやっつけてほしいと暗殺依頼(!?)をしていたことや女子たちのウソも岩鉄先生たちにバレてしまったので、亜美さんたちは岩鉄先生たちに叱(しか)られまくり、俺に謝りに行くように言われた、と一通り話してくれました。

「なんだ、そういうことだったのか。俺はもう怒っていないし、全然気にもしていないよ」

俺はニッコリ笑いながら二人を許した。

「よかった・・・。でも、本当に、ごめんなさい・・・・・・」

亜美さんは深く俺に謝りました。

 ノドカさんと亜美さんは、わざわざ俺に謝りにきてくれたのでよろしいのですが、肝心(かんじん)な人物が俺に謝りに来ていません。

 その肝心な人物とは、俺にトドメをさし病院送りにしてくれやがった岩鉄先生です。

 実際、あんにゃろー(あの野郎)=岩鉄先生は、何を考えているのか分かりません! 

 突然、ノドカさんが少し顔を赤くし、モジモジしながら

「私たち、須賀君にお詫(わ)びがしたいの。そこで申し訳ないのですが、少しの間、目を閉じてもらえないでしょうか?」

と言ってきた。この時、どういうわけか亜美さんも少し顔が赤い?

「うん?いいよ」

彼女たちの様子をあまり気にせずスンナリ返事をした俺は、ゆっくり目を閉じ、ドキドキワクワクしながら

『彼女たちは、お詫びとして俺の大好きなロボット系のオモチャでもプレゼントしてくれるのかな?ああ、すごく楽しみだ!ワクワクするな!』

と思っている。

 だが、目を開けた瞬間、ノドカさんが俺の右のホッペにキスをしていて、亜美さんも俺の左のホッペにキスをしていたのであった!!!

 「エエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエエー!!?????」

この瞬間、俺の頭はパニック状態になる。

 頭上から大きな煙が生じまくり、発熱(はつねつ)状態に陥(おちい)った!

 俺のハートの音はズキュキュキュキュキューン、あるいは、バキュキュキュキュキューンという音で、交互(こうご)に連続的に、ものすごくやかましく鳴りまくっており、俺のハートの色は虹色(にじいろ)=レインボーカラーに、まぶしすぎる程光りまくっている!

 そして、この時の心境(しんきょう)を、光景で例えれば、巨大爆弾が地球上にある都市に落ちて爆発し、爆発後の煙が大きく上空高く上がりまくっている光景か、あるいはアニメ及びマンガでおなじみの機動戦士ガンダムの初回のオープニング(始まり)画面で、スペースコロニーという宇宙空間に浮かんでいる超巨大都市衛星が、ジオン軍(敵軍)の総攻撃によって撃墜され、撃墜されたスペースコロニーはジオン軍(敵軍)の誘導(ゆうどう)によって地球へと落下していき、地球の大気圏(たいきけん)を余裕(よゆう)で突破して、地球上にある都市に落下して大爆発した瞬間の光景である。

 

 

 

 

 



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