閉じる


<<最初から読む

4 / 5ページ

 

◇不定詞を使った表現

 

 

 

 

 

be + to 不定詞

 

 

 

We are to participate in the conference. 

 

  私たちはその会議に参加する予定です。〔予定〕

 

 

 

You are to make an apology.

 

  君は謝るべきだ。〔義務〕

 

 

 

Not a soul was to be seen.

 

  人っ子ひとり見られなかった。〔可能〕

 

 

 

They were never to see each other again.

 

  彼らは二度を会えない定めだった。〔運命〕

 

 

 

If you are to win someone's trust at all, you should ~

 

  もし君が誰かの信頼を得たいと少しでも思うんなら、〔意図〕

 

 

 

 to不定詞の持っている「⇒」のイメージにより、be動詞の次にto不定詞を置くだけで上の例文のような意味を表すことができます、これらは「be to不定詞」と呼ばれています。

 

これに関連して be about to~という言い方は「これから~するところ」となります。toの「向かう」と出発点のまわりをウロウロしているaboutのイメージが見事に出ている言い方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‥ enough to~ 「~するほど ‥ 」

 

 

 

Would you be kind enough to spare me a few minutes of your time?

 

少しお時間いただけませんか? (直訳:あなたの時間のうち数分を私のために割いてくれるほどに親切になってもらえますか? )

 

 

 

試験ということで言うと『形容詞 enough』という言葉でこの言い方の語順を覚えておきます。*enough kindではなくてkind enoughです。たまにこの語順を尋ねる問題があります。例文では形容詞の程度で「~するほど」ですが、名詞の程度「~ほど」でenoughを使うこともよくあって、その場合はenough moneyの語順になるので、

 

I don't have enough money to buy a new car.

 

I was able to have enough time to think the matter over.

 

これにつられて*enough kindと思いがちですが、kind enough, old enough, large enoughです。

 

 

 

 

 

 

 

too ‥ to ~ 「~するには‥ すぎる」

 

 

 

She was being too shy to say hello to her classmates.

 

彼女はクラスメイトに声をかけるには、恥ずかしがり過ぎていた。(声もかけられなかった。)

 

 

 

有名なtoo ‥ to~ とso‥ that~ の書き換えでいくと、too ‥ to~ は「to以下のことをするには‥ 過ぎて/そこまで満たない」ので出来ない、という否定の意味を表しているので、「そんなに‥なので~」とストレートな意味の「so‥ that~」に言い換えるときはthat節の中に否定語を入れます。

 

She was being so shy that she couldn't (even) say hello to her classmates.  

 

先ほど見たenough to~で言ったものをso‥ that~に置き換えるのならそのままの流れで否定語を足さなくてもいいです。

 

They were so kind that they spared me some of their time.

 

 

 

 

 

 

 

only to ~ 「結局~するだけ」

 

never to ~ 「二度と~ない」

 

 

 

 

 

I tried my best to calm him down only to make him weep even louder.

 

落ち着かせようとしたけど、その子をもっと泣かせる結果になった。

 

 

 

She vanished into the mysterious light, never to return.

 

彼女は謎の光の中に姿を消し、二度と戻ることはなかった。

 

 

 

この二つはいわゆる『結果のto』を使った慣用表現です。「Aがあって、その結果B」で、例文の訳もそんな感じになっています。

 

あと「結果のto」ではありませんが、似た意味として in vain(無駄に)をtoの前に置いた try in vain to ~のような言い方もあります。やろうとした行為を聞く前に「無理だった」ことを知らされる結構ざんない言い方です。

 


4
最終更新日 : 2014-10-03 08:22:05

 

◇原形不定詞

 

 

 

さて最後に原形不定詞が使われる場合を紹介しますが、原形不定詞はto不定詞に比べ用法というか、出てくる場面が限られています。原形不定詞も含め、動詞が原形で出てくることが動詞の他の語形と比べて珍しいので、“原形を使う表現”などと頭のなかでまとめて整理してもいいほどです。いかにも試験対策的な整理の仕方ではありますが。

 

ここでは受験英語で有名な存在である使役動詞と知覚動詞を紹介します。

 

 

 

その前にまず第5文型という文のかたちについて。

 

学校では英文を5つの種類に分けた学者の考え方に沿って英語の学習をしていますが、5つの中でもSVOCの第5文型は重要です。覚えておくべきことは 後ろのOとCの間に主語・述語関係があるという点。SVが主述関係なのは当たり前ですが、OCも「OはCだ、OがCする」という関係になっています。

 

 

 

He ordered me to shut the door.

 

S      V   O      C

 

(彼は僕にドアを閉めるよう命令した。)

 

 

 

「彼は(S) ~を命令した(V)」でまず一対。「私が(O) ドアを閉めること(C)」でもう一対。例文は短いので文型も見やすいですが、長文の中で修飾語句がたくさん付いた英文の場合には、例えばSVOCのSとCを誤って結んだりして「SはCだ」などと主述のセットを間違えないようにいしないといけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使役動詞

 

 

 

make 

 

have  +  人(物) + 原形

 

let                  

 

get   +  人 (物)  + to do

 

 

 

 

 

My company makes us work overtime.

 

 

 

I will have him call you back.

 

 

 

My parents won't let me date until I am 20.

 

 

 

How can I get my husband to stop drinking too much?

 

 

 

 

 

他の人に何かさせる/してもらう/さしてあげる場面で使う動詞のグループをまとめて『使役動詞』と呼びます。他の人がからんでるのでSVOCの第5文型をよく使います。他の人に何かさせようと働きかければ広い意味の使役動詞で、この動詞のグループはもっと広いはずですが、ここでは上の4つを扱います。他人に「~させる」と言っても、強制的に「させる」ものから、許可して「させる」ものまであります。

 

 

 

上の表を見ると make, have, letを使ったときはCの部分が動詞の原形になっています。受験で『使役動詞』・『知覚動詞』と言えば、この部分が原形であることを覚えるためのコーナーです。一番下のgetだけto不定詞が続き、この中で見ると仲間はずれに感じるかも知れませんが、実際は逆で、原形が続くmake, have, letが数で言えば珍しい存在です。いろいろな動詞が第5文型を作りますが order 人 to ~もwant 人 to ~も~ask 人 to ~もtell 人 to ~to不定詞がきます。

 

 

 

 

 

make・・強制的にさせる意味を含む場合があります。(強制の含みがないときにも使います。)

 

 

 

My company makes us work overtime.

 

(うちの会社は残業させる。)

 

 

 

 

 

 

 

have・・強制でもないし、Oがそれをやりたいわけでもない。それをやるのがOの役割、やって当然という場合などに使います。

 

 

 

I will have him call you back. 

 

(彼に折り返し電話させます。)

 

 

 

 

 

let・・Oがそれをやりたいときに「~をさせてあげる」という訳になることがあります。Oがやりたいという含みがない時にも使います。

 

 

 

My parents won't let me date until I am 20. 

 

(親が私が二十歳になるまでデートさせてくれない。)

 

 

 

I won't let you die alone.

 

(君を一人では逝かせない。)

 

 

 

 

 

 

 

get・・Oがそれをやるのが当たり前でも何でもないけど、SがOにそれをして欲しくて働きかけるときなどに使います。頼んでかも知れないし上から命令してかも知れません。

 

 

 

How can I get my husband to stop drinking too much?

 

(夫の飲みすぎをどうやって辞めさせればいいのか..)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知覚動詞

 

 

 

see

 

watch    +   人(物)       原形  

 

hear

 

   :

 

 

 

 人が~したのを見る/が見える/聞こえるなどの構文を作る動詞のグループを『知覚動詞』と呼びます。「OがCするのを~見る/聞く」ということなので、SVOCの第5文型を作ります。ここでもCの部分が原形になっています。

 

 

 

I watched him get out of the car. 

 

(彼がその車から出てくるのを見た。)

 

 

 

I never heard them argue. 

 

(彼らが言い争ってるのを聞いたことがない。)

 

 

 

※上記の使役動詞、知覚動詞以外でSVOCのCの部分が原形になる動詞としては、helpも覚えておいてください。(helpの場合はCにto不定詞がくることもあります。)

 

He helped her carry a heavy bag to the bus station.

 

(彼は彼女が重いカバンをバス停まで運ぶのを手伝った。)

 

 

 

 

 

さていま使役動詞、知覚動詞を見ましたが、ここで一つ言わなければいけないことがあります。それはSVOCの先っぽの部分に来るのは原形不定詞やto 不定詞だけではない、ということです。第5文型のCの位置には動詞の変化形としてはあと現在分詞、過去分詞が入りますので、それは分詞の章で改めて見ていきます。

 


5
最終更新日 : 2014-10-03 08:22:34

この本の内容は以上です。


読者登録

kamioka3333さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について