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◇基本用法

 

 

 

 

 

名詞用法

 

 

 

I have decided to study abroad.

 

 

 

To learn new things must be fun.

 

 

 

My dream is to become a mother.

 

 

 

 

 

形容詞用法

 

 

 

That was my only chance to speak to him.

 

 

 

We have a lot to cover in Today's lesson.

 

 

 

 

 

副詞用法 

 

 

 

They hurried to the station to catch the last train.

 

 

 

We are here to discuss the matter with you.

 

 

 

 

 

その他の副詞用法

 

 

 

I was really relieved to find you there. 〔感情の原因〕

 

 

 

You must be out of your mind to say such an awful thing.〔根拠〕

 

 

 

We went to the restaurant to find it was closed. 〔結果〕

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不定詞の形は to+動詞の原形( to do ) か 動詞の原形( do ) 

 

 

 

前置詞のtoも不定詞のtoも元は同じもので、イメージは「⇒ 向かう」。向かうと言っても、対象を見る⇒これから向かう⇒向かっている途上⇒向かった地点に到達、とその段階はいろいろで、そこに意思を持って「向かう」場合ばかりとも限りません。

 

 

 

まずは中学校のときに習った「ため/べき/こと」を思い出します。

 

それぞれ、「ため(に)」副詞用法、「べき」形容詞用法、「こと」名詞用法でした。文中で「to do」を見たらこの3つの代表的な意味をまず考えてみるということです。実際、上の例文はこの3つの意味に当てはまります。(例文ですから)

 

 

 

名詞用法から扱います。動詞が形を変えて名詞になってるとはどういうことでしょうか。名詞であれば、文や節の(主語)、(目的語)、(補語)に成ることができます。

 

 

 

 

 

一番目の例文では文の目的語に、

 

 

 

I have decided to study abroad.

 

S   V    O

 

 

 

 

 

二番目では主語に、

 

 

 

To learn new things must be fun.

 

    S      V   C

 

 

 

 

 

三番目では補語になっています。

 

 

 

My dream is to become a mother.

 

  S   V  C

 

 

 

 

 

※“主語”、“補語”というと一語だけで構成されているみたいで、“主語相当句”のように言ったほうがいいかもわかりませんが、長いのでここでは“主語”と言います。

 

 

 

 

 

名詞用法の訳は「~こと」でした。上の例文はそれぞれ、

 

 

 

I have decided to study abroad「私は海外に留学することを決めた。」

 

 

 

To learn new things must be fun.「新しいことを学ぶことは面白いはず。」

 

 

 

My dream is to become a mother.「私の夢は母親になることです。」

 

 

 

という訳になります。ただし文頭に「~こと」のtoを置く二番目の例文のような文は現在では少なくなってきています。「~すること」を文頭に持ってくる代わりに後で出てくるIt is~の形式主語の文で言えばいいし、何より読み進めてみないと「~こと」なのか「~ため(に)」なのかわからないのが不便です。それでかどうかわかりませんが、文頭に「~すること」のto doを置くパターンはかなり少なくなってきていますので、文頭に「to do」を見たときは「~ため(に)」と思った方が無難です。

 

 

 

不定詞で出来た句(句=語の集まり SVなし)が名詞に使われたり形容詞に使われたり副詞に使われる... ということは文全体をすっきり見るためには、「to do」がどの用法なのかを区別できていた方がいいということです。英語のネイティブスピーカーがその使い分けを意識して読んでいるとは思いませんが、外国語として英語を読んでいく身としては、慣れてから外す自転車の補助輪のようなものとして文法を意識しながら読んでいっても良いでしょう。

 

この名詞用法は「~すること」の意味を当てればいい(副詞用法のように意味の広がりがない)ので見つけやすいと言えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

形容詞用法の訳は「~べき」。他により自然な「~ため(の)」や「~するような」という訳もありますが、副詞用法の「~ため(に)」とかち合ってややこしいので「~べき」を充てています。他には「~した」と訳すこともあります。He was the first man to walk on the moon.「彼は初めて月面を歩い人間だ。」

 

形容詞のいちばんの働きは「高い山」のように名詞を修飾する(=説明する)こと。形容詞には他に叙述用法と言われる「This clock is very old.」のような名詞の補語になる使い方もありますが、不定詞の形容詞用法は名詞を修飾する働きを意識するだけで構いません。

 

 

 

さて、この形容詞用法のところで注目してもらいたいのは、これが後置修飾の一つだという点です。後置修飾とは名詞を後ろから説明するやり方、日本語とは逆のやり方になっています。英語の場合もnew, difficultなどの形容詞は日本語のように名詞の前に置きますが、長い句や節(節=語の集まり SVあり)はふつうその名詞の後ろにまわして説明していきます。対象が現れないままそれを形容していかないといけない前置修飾である日本語では、説明部分があまり長くなるときは二つに砕いたりする工夫が必要ですが、後置修飾の場合はすでに「学生」とか「机」とかを表に出している安心感からか、説明部分が長くなっても一気に名詞の後ろに置いたりします。

 

 

 

以下が後置修飾の主なメンツです。

 

┣ 不定詞(形容詞用法)

 

┣ 分詞

 

┣ 関係詞

 

┣ 前置詞

 

 

 

前置詞は a professor at Oxford Universityのように前置詞でつなげて名詞を修飾するかたちのこと。分詞、関係詞については後の章で扱います。

 

 

 

 

 

一番目の例文ではto speak to himが後ろからchanceという名詞にかかって、

 

 

 

That was my only chance to speak to him.

 

(あれが彼に話しかけられる唯一の機会だった。)

 

 

 

 

 

二番目はto cover in Today's lessonが a lotにかかっています。

 

 

 

We have a lot to cover in Today's lesson.

 

(今日のクラスでは習うべき多くのことがある。)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

最後は副詞用法です。副詞の役目は名詞以外のいろいろな語句を修飾することです。(名詞を修飾するものは形容詞と呼ぶので。)

 

まずは副詞は英語でadverb(ad ~に/verb 動詞)というくらいなので動詞を修飾。「ゆっくり喋る speak slowly」 それから形容詞を修飾。「本当に小さい really small」。副詞も修飾。「とてもゆっくり歩く walk very slowly」。文全体を修飾「明らかにあの人は頭がいい。Obviously, he is an intelligent person.」の働きがあります。あとは『時の副詞』(now, yesterday)や『場所の副詞』(there, abroad)など、どの言葉にかかってるか言いにくいようなものもあります。

 

第5文型のやり方では副詞は文や節の骨組み、つまりS,V,O,Cには成らないので、文の造り、つまり骨格や修飾部分を見分けることに慣れていけば、副詞用法と名詞用法を混同するようなことはないはずです。

 

 

 

副詞用法のtoはいろいろな意味を持っていますが、一番手としては『目的』を表す「~ために」。

 

 

 

They hurried to the station to catch the last train.

 

(最終列車をつかまえるために彼らは駅へ急いだ。)

 

 

 

We are here to discuss the matter with you.

 

(あなたとこの問題を話し合うために来たんです。)

 

 

 

 

 

『目的』以外の使われ方では..

 

 

 

I was really relieved to find you there.

 

(あの場所であなたを見つけて本当にホッとした。)

 

 

 

You must be out of your mind to say such an awful thing.

 

(そんなひどいこと言うなんて、君はおかしいよ。)

 

 

 

We went to the restaurant to find it was closed.

 

(そのレストランに行った、閉まっていた。)

 

 

 

「⇒ 向かう」のイメージが変わっているわけではありませんが、これらの英文に「~ために」という日本語を当てるとおかしくなります。

 

最後の例文のtoは『結果のto』と呼ばれるもので、to以下になるよう意思を持って向かった、のではありません。これは「~ために」ではなく「Aしたら → Bになった/した」という順番で訳します。『結果のto』が過去の話をしている文で使われているときは(その使われ方がほとんどですが)このtoは「⇒」の段階で言えば「その地点に到着した」まで表していると言えます。副詞用法の一番手「~ために」のtoが過去の描写の中にあるときでも、後から「でもやはり到達しなかった」という意味のことをつなげられるのに対し、『結果のto』の場合は文字通り結果で、to以下になったという事実は揺るがないようです。

 

 

 

 

 

〈練習問題〉

 

次の下線部の不定詞が、名詞用法、形容詞用法、副詞用法のどれに当たるか答えなさい。

 

 

 

① I failed to meet the deadline.

 

 

 

  You have absolutely nothing to worry about.

 

 

 

③ Your mission is to get him out of the building.

 

 

 

④ We must eat to survive.

 

 

 

 

 

 

 

〔答え〕

 

 

 

① SVOのOになっている名詞用法。I(S)  failed(V)  to meet the deadline(O)「締め切りに間に合わすことに失敗した。」

 

 

 

②形容詞用法 to worry about「心配するような/すべき」が前のnothingにかかっている。(あなたが心配するようなことは全くない。)

 

 

 

SVCのCになっている名詞用法。Your mission(S)  is(V)  to get him out of the building(C)(君の任務は彼をその建物の外へ出すことだ。)

 

 

④骨格はwe(S) must eat(V)だけの第1文型。to surviveは「生きるために」の意味の副詞用法。eatと言ってもいつも目的語の続く他動詞の使い方とは限らない。


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最終更新日 : 2014-10-03 08:23:43

 

It is 形容詞 for 人 to ~

 

   It is 形容詞 of 人 to ~

 

 

 

 

 

It was hard for me to quit smoking.

 

 

 

It is very kind of you to say such a nice thing to me.

 

 

 

 

 

上の二つの例文中の前置詞の違いをみていく前に、形式主語という構文について。

 

正確には形式主語は一番目の文だけです。この文のtoは名詞用法で「~こと」、名詞なので主語として普通の位置である文頭に持ってきて、To quit smoking was hard for me.と日本語と同じような順番にしてもいいのですが、英語ではその代わりにItという仮の主語を文頭に据え、後からto以下の真主語で言うというやり方をします。

 

It was hard for me to quit smoking.(It was それは~だった/hard 難しい/for me 私にとって/to quit smoking タバコをやめること)この場合のtoの行為主は、「for 人」部分で示されている人や物です。

 

また「for 人 」のない次のような文をいきなり言えば、to不定詞の行為主は“一般の人々”になります。

 

It is important to be true to your friends.

 

(友人に対して真摯であることが肝要だ。)

 

 

 

なお、不定詞の意味上の主語を表すこの「for人」は形式主語の文にだけ出てくるわけではありません。

 

I'll wait for you to come.

 

(あなたが来るのを待つよ。)

 

to come するのは「for人」で示された「あなた」。

 

また第5文型では「for~」としなくても意味上の主語をそのまま置けます。

 

I want you to stay here. SVOC 

 

(あなたにここに居てほしい。)

 

to stay hereするのは意味上の主語のyou。直訳は「私は(S) ~を欲する(V) あなたが(O) ここに居ること(C)。」SVOの I want to stay here.だとto stay hereするのはそのまま文の主語であるIで「私はここに居たい。」です。

 

 

 

ちなみに、今は形式主語の文を扱っていますが、形式目的語の文もあります。

 

 

 

I found it hard to quit smoking.

 

S V  O  C (O)

 

 

 

 

 

さて上の二つの例文の前置詞の違いを見てください。

 

一番目は先ほど見たように

 

 

 

It was hard for me to quit smoking.

 

(私がタバコをやめることは難しかった。)

 

 

 

二番目は

 

It is very kind of you to say such a nice thing to me.

 

(そんないいことを言ってくれるなんて、あなたは優しいですね。)

 

 

 

という意味になります。ofを使った二番目の例文には、人の性質を表す形容詞が置かれます。一番目のforの文は「私にとって、難しい」ですが、ofの文の方は「あなたにとって親切、ということではなく「あなた=親切だ」となります。どちらもto以下のことをするのはfor人 /of人にある人ですが、この訳の違いに注意してください。

 

 

 

It is of~の方の文はkindを無理やりkindnessと名詞に考えて ofを『所属、全体の一部を表すof』と取るとわかりやすいかも知れません。the legs of this table(このテーブル足)と同じ作りに取って、「~するのはあなたの心の中親切心だ」とか、foolishならfoolishnessに変えて「~するなんてのは、あなたの中馬鹿さ加減だ」など。

 

 

 

It is の形式主語とよく似たかたちで、上の例文のような意味になる It is形容詞 of 人~ の文があるということを覚えておきましょう。

 


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最終更新日 : 2014-10-03 08:20:59

 

◇完了不定詞

 

 

 

 

 

She seems to be a spy.       彼女はスパイのようだ。

 

 

 

She seems to have been a spy.  彼女はスパイだったようだ。

 

 

 

She seemed to be a spy.       彼女はスパイのようだった。

 

 

 

She seemed to have been a spy. 彼女はスパイだったようだった。

 

 

 

 

 

It seems that she is a spy.

 

 

 

It seems that she was a spy.

 

 

 

It seemed that she was a spy.

 

 

 

It seemed that she had been a spy.

 

 

 

 

 

例文は8つの英文に対して、日本語の訳は4つです。つまり上の4つの完了不定詞を使った英文が、それぞれ下のthat節を使った文で書き換えられています。(※訳の日本語の「~だ」が、現在、過去、とはっきり決めるわけではありませんが。)

 

 

 

テストや検定など英語の問題ということで言えばこの書き換えを問うものが出るということではありません。ここで学ぶべきことは、下の4つの節を使っているかたちと同じ内容を、上の不定詞を使う句でも表せますよ、ということです。当然それぞれのかたちを作るルールは違うので覚えないといけない、その題材として完了不定詞を使っているということです。

 

英語では、意味上の主語が入ったり時制がズレたりと複雑な内容になるほど、節の形を使う傾向はあります。それを句の形で言おうと思えば言えるということです。

 

 

 

例文ですが、上の4つの文と下の4つの文を眺めて気づくのは、上の方の下線部は2種類、(to be /to have been)、下の4文の下線部には3種類(is /was/had been)の形があるということです。

 

下の4つのthat節を使った文の下線部分は節の述語(V)になっていて、ちゃんとと言うかはっきり時制を表せるのに対し、上の完了不定詞の2種類の形は左に書かれたHe is said, He was said が示す時制とズレてるか、ズレてないかを示しているに過ぎません。上の例文の不定詞の部分に「彼はスパイだった」という日本語が当てられたとしても、この下線部分は述語とは呼べず、これが単独で、例えばto beだから現在のこと、という風に時制を表しているわけではありません。あくまでこれらの語の役目はちゃんとした述語が示している時制とズレてるか/ズレてないか、なのです。

 

 

 

例文を見ると、不定詞の4つ文の一番目、She seems to be a spy.は seemsが現在のことを話していることを示し、to beがそれとズレてないことを示しているので「彼女はスパイであるように見える。」これを下の一番目では It seems that she is a spy. そう見えるのも、スパイであるのも

 

 

 

不定詞の文の二番目は She seems to have been a spy.  seemsだからこれも現在の話をしていて to have beenでその時点より後ろにズレていることを表し、「彼女はスパイだったように見える。」「見える(現在)」と「~だった(過去)」で時制のズレがあるので、節を使った二番目の方は It seems that she was a spy.と現在形と過去形を使っています。そう見えてるのは、スパイなのは。いま現役のスパイのように見えているわけではない。

 

 

 

不定詞の三番目は She seemed to be a spy. seemedで過去の話をしているとわかって to beでそれとズレてない時点の過去のことと示す。「彼女はスパイ見えた。」どっちも過去だからthat節では両方を過去形で揃えて It seemed that she was a spy. そう見えたのは、スパイだったのもそう見えていたのと同じ時期の

 

 

 

不定詞の四番目 She seemed to have been a spy.はseemedで過去の話、 to have beenでそれより後ろにズレていると示す。「彼女はスパイだったように見えた。」述語のかたちで過去形より前を表すときは過去完了形なので It seemed that she had been a spy. そう見えたのは、スパイだったのは過去のその時期よりさらに前の時点(大過去)。そう見えた昔の時点ではスパイではもうなかった。

 

※過去の後ろの時制、大過去については時制の章で扱います。

 

 

 

 

 

〈練習問題〉

 

 

 

次の日本文を例にならって、完了不定詞の句を使った文と、that節を使った文の両方で表しなさい。

 

 

 

例)彼は宝くじが当たったと思われている。

 

(win a lottery, be believed)

 

 

 

不定詞   He is believed to have won a lottery.

 

that節    It is believed that he won a lottery.

 

 

 

 

 

① 彼らはその金を受け取ったと思われている。

 

(the money, accept, be believed)

 

 

 

② その団体はかなり怪しいように見えた。

 

(quite shady, seem, the organization)

 

 

 

③ 彼はハーバード大学を卒業したと言われていた。

 

(graduate from, Harvard University, be said)

 

 

 

 

 

 

 

〔答え〕

 

 

 

① 思われてるのは、受け取りは、ズレあり。

 

   They are believed to have accepted the money.

 

   It is believed that they accepted the money.

 

 

 

② 見えたのは、怪しいのも、ズレなし。

 

   The organization seemed to be quite shady.

 

   It seemed that the organization was quite shady.

 

 

 

③ 言われていたのは、卒業は昔の時点のさらに前、ズレあり。

 

He was said to have graduated from Harvard University.

 

It was said that he had graduated from Harvard University.

 


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最終更新日 : 2014-10-03 08:21:42

 

◇不定詞を使った表現

 

 

 

 

 

be + to 不定詞

 

 

 

We are to participate in the conference. 

 

  私たちはその会議に参加する予定です。〔予定〕

 

 

 

You are to make an apology.

 

  君は謝るべきだ。〔義務〕

 

 

 

Not a soul was to be seen.

 

  人っ子ひとり見られなかった。〔可能〕

 

 

 

They were never to see each other again.

 

  彼らは二度を会えない定めだった。〔運命〕

 

 

 

If you are to win someone's trust at all, you should ~

 

  もし君が誰かの信頼を得たいと少しでも思うんなら、〔意図〕

 

 

 

 to不定詞の持っている「⇒」のイメージにより、be動詞の次にto不定詞を置くだけで上の例文のような意味を表すことができます、これらは「be to不定詞」と呼ばれています。

 

これに関連して be about to~という言い方は「これから~するところ」となります。toの「向かう」と出発点のまわりをウロウロしているaboutのイメージが見事に出ている言い方です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

‥ enough to~ 「~するほど ‥ 」

 

 

 

Would you be kind enough to spare me a few minutes of your time?

 

少しお時間いただけませんか? (直訳:あなたの時間のうち数分を私のために割いてくれるほどに親切になってもらえますか? )

 

 

 

試験ということで言うと『形容詞 enough』という言葉でこの言い方の語順を覚えておきます。*enough kindではなくてkind enoughです。たまにこの語順を尋ねる問題があります。例文では形容詞の程度で「~するほど」ですが、名詞の程度「~ほど」でenoughを使うこともよくあって、その場合はenough moneyの語順になるので、

 

I don't have enough money to buy a new car.

 

I was able to have enough time to think the matter over.

 

これにつられて*enough kindと思いがちですが、kind enough, old enough, large enoughです。

 

 

 

 

 

 

 

too ‥ to ~ 「~するには‥ すぎる」

 

 

 

She was being too shy to say hello to her classmates.

 

彼女はクラスメイトに声をかけるには、恥ずかしがり過ぎていた。(声もかけられなかった。)

 

 

 

有名なtoo ‥ to~ とso‥ that~ の書き換えでいくと、too ‥ to~ は「to以下のことをするには‥ 過ぎて/そこまで満たない」ので出来ない、という否定の意味を表しているので、「そんなに‥なので~」とストレートな意味の「so‥ that~」に言い換えるときはthat節の中に否定語を入れます。

 

She was being so shy that she couldn't (even) say hello to her classmates.  

 

先ほど見たenough to~で言ったものをso‥ that~に置き換えるのならそのままの流れで否定語を足さなくてもいいです。

 

They were so kind that they spared me some of their time.

 

 

 

 

 

 

 

only to ~ 「結局~するだけ」

 

never to ~ 「二度と~ない」

 

 

 

 

 

I tried my best to calm him down only to make him weep even louder.

 

落ち着かせようとしたけど、その子をもっと泣かせる結果になった。

 

 

 

She vanished into the mysterious light, never to return.

 

彼女は謎の光の中に姿を消し、二度と戻ることはなかった。

 

 

 

この二つはいわゆる『結果のto』を使った慣用表現です。「Aがあって、その結果B」で、例文の訳もそんな感じになっています。

 

あと「結果のto」ではありませんが、似た意味として in vain(無駄に)をtoの前に置いた try in vain to ~のような言い方もあります。やろうとした行為を聞く前に「無理だった」ことを知らされる結構ざんない言い方です。

 


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最終更新日 : 2014-10-03 08:22:05

 

◇原形不定詞

 

 

 

さて最後に原形不定詞が使われる場合を紹介しますが、原形不定詞はto不定詞に比べ用法というか、出てくる場面が限られています。原形不定詞も含め、動詞が原形で出てくることが動詞の他の語形と比べて珍しいので、“原形を使う表現”などと頭のなかでまとめて整理してもいいほどです。いかにも試験対策的な整理の仕方ではありますが。

 

ここでは受験英語で有名な存在である使役動詞と知覚動詞を紹介します。

 

 

 

その前にまず第5文型という文のかたちについて。

 

学校では英文を5つの種類に分けた学者の考え方に沿って英語の学習をしていますが、5つの中でもSVOCの第5文型は重要です。覚えておくべきことは 後ろのOとCの間に主語・述語関係があるという点。SVが主述関係なのは当たり前ですが、OCも「OはCだ、OがCする」という関係になっています。

 

 

 

He ordered me to shut the door.

 

S      V   O      C

 

(彼は僕にドアを閉めるよう命令した。)

 

 

 

「彼は(S) ~を命令した(V)」でまず一対。「私が(O) ドアを閉めること(C)」でもう一対。例文は短いので文型も見やすいですが、長文の中で修飾語句がたくさん付いた英文の場合には、例えばSVOCのSとCを誤って結んだりして「SはCだ」などと主述のセットを間違えないようにいしないといけません。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

使役動詞

 

 

 

make 

 

have  +  人(物) + 原形

 

let                  

 

get   +  人 (物)  + to do

 

 

 

 

 

My company makes us work overtime.

 

 

 

I will have him call you back.

 

 

 

My parents won't let me date until I am 20.

 

 

 

How can I get my husband to stop drinking too much?

 

 

 

 

 

他の人に何かさせる/してもらう/さしてあげる場面で使う動詞のグループをまとめて『使役動詞』と呼びます。他の人がからんでるのでSVOCの第5文型をよく使います。他の人に何かさせようと働きかければ広い意味の使役動詞で、この動詞のグループはもっと広いはずですが、ここでは上の4つを扱います。他人に「~させる」と言っても、強制的に「させる」ものから、許可して「させる」ものまであります。

 

 

 

上の表を見ると make, have, letを使ったときはCの部分が動詞の原形になっています。受験で『使役動詞』・『知覚動詞』と言えば、この部分が原形であることを覚えるためのコーナーです。一番下のgetだけto不定詞が続き、この中で見ると仲間はずれに感じるかも知れませんが、実際は逆で、原形が続くmake, have, letが数で言えば珍しい存在です。いろいろな動詞が第5文型を作りますが order 人 to ~もwant 人 to ~も~ask 人 to ~もtell 人 to ~to不定詞がきます。

 

 

 

 

 

make・・強制的にさせる意味を含む場合があります。(強制の含みがないときにも使います。)

 

 

 

My company makes us work overtime.

 

(うちの会社は残業させる。)

 

 

 

 

 

 

 

have・・強制でもないし、Oがそれをやりたいわけでもない。それをやるのがOの役割、やって当然という場合などに使います。

 

 

 

I will have him call you back. 

 

(彼に折り返し電話させます。)

 

 

 

 

 

let・・Oがそれをやりたいときに「~をさせてあげる」という訳になることがあります。Oがやりたいという含みがない時にも使います。

 

 

 

My parents won't let me date until I am 20. 

 

(親が私が二十歳になるまでデートさせてくれない。)

 

 

 

I won't let you die alone.

 

(君を一人では逝かせない。)

 

 

 

 

 

 

 

get・・Oがそれをやるのが当たり前でも何でもないけど、SがOにそれをして欲しくて働きかけるときなどに使います。頼んでかも知れないし上から命令してかも知れません。

 

 

 

How can I get my husband to stop drinking too much?

 

(夫の飲みすぎをどうやって辞めさせればいいのか..)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

知覚動詞

 

 

 

see

 

watch    +   人(物)       原形  

 

hear

 

   :

 

 

 

 人が~したのを見る/が見える/聞こえるなどの構文を作る動詞のグループを『知覚動詞』と呼びます。「OがCするのを~見る/聞く」ということなので、SVOCの第5文型を作ります。ここでもCの部分が原形になっています。

 

 

 

I watched him get out of the car. 

 

(彼がその車から出てくるのを見た。)

 

 

 

I never heard them argue. 

 

(彼らが言い争ってるのを聞いたことがない。)

 

 

 

※上記の使役動詞、知覚動詞以外でSVOCのCの部分が原形になる動詞としては、helpも覚えておいてください。(helpの場合はCにto不定詞がくることもあります。)

 

He helped her carry a heavy bag to the bus station.

 

(彼は彼女が重いカバンをバス停まで運ぶのを手伝った。)

 

 

 

 

 

さていま使役動詞、知覚動詞を見ましたが、ここで一つ言わなければいけないことがあります。それはSVOCの先っぽの部分に来るのは原形不定詞やto 不定詞だけではない、ということです。第5文型のCの位置には動詞の変化形としてはあと現在分詞、過去分詞が入りますので、それは分詞の章で改めて見ていきます。

 


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最終更新日 : 2014-10-03 08:22:34

この本の内容は以上です。


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