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 これは、私が相談を受けた内容や友人の話、私自身の経験や身内が経験した実話を一冊の本としてまとめたもので、全て実際に起こったことや、現在進行形で起きている事を書き記したものです。

 中には私の力では解決できないものやまだ時期ではなく、何も出来ない話もあります。そして、悩ましい内容もあります。しかし、全て、本人が諦めさえしなければ解決できる事ばかりになります。

 この本を読んで、自分が当てはまるものがあり、この本の内容で解決出来ていない事象が当てはまるかもしれません。しかし、諦めたらそこで全てが終わります。肝心なのは諦めない事です。それを知って頂きたいからこそ書いている本なので、そこを間違わずに読んで頂ければと思います。


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壊れた一族

 最初に彼女に会ったのは、いつだっただろうか。多分、私が30代前半の頃だっただろう。北海道出身の彼女は元夫と音大で出会い、お互い音楽、ピアノという共通の世界観があり、結婚、1男1女を儲けたが関東で生まれ育った夫は北海道という極寒の地に耐えたれずに単身、実家のある茨城県に戻ってしまった。残された彼女と子供たちは、夫を追いかけて茨城県に上京した。

 夫の実家は地主で広大な敷地とたくさんの貸家やアパートを経営していたが、何もしなくてもお金が入ってくる状況で夫は音楽家という仕事をしなくなり、強欲な夫の母親と弟は何かと些細な金銭で近隣や不動産屋とトラブルを起こしていた。

 そんな環境で幼い息子は次第に自分の殻に閉じこもり、中学に上がる頃には不登校児になっていた。それを見ても夫は冷ややかな視線を自分の息子に向けるだけで何もしなかった。

 そこで、既に自分の考えを持っていた長女に相談して、息子の為を思って夫との離婚を決意したという。夫との生活を取れば、お金には苦労しない。しかし、息子と自分の心は壊れるという確信があった。というのも夫も強欲だが、それに輪をかけて姑と弟が強欲だったからだ。夫の父親が亡くなった時に財産分与で土地と貸店舗を夫が相続した。しかし、嫁が来た事で夫が死んでも自分の物にならないと踏んだ弟が強欲な自分の母親を焚きつけて、兄の相続分を自分の物にしようと画策したから姑と弟の嫌がらせもエスカレートしていたからだ。それに対して夫は何も言わないし、何もしない。お金には多少苦労しても自分と息子の心の安らぎを優先させた。北海道から茨城県に来て、10年目の事だった。

 離婚して2年後、元夫が末期がんである事が解った。丁度、私と彼女が出会ったのはその頃だった。話を聞いたとき、やはり、稲荷の気配を感じた。それを彼女に伝えると、元夫の実家には古い稲荷の社が祀られているという事だった。

 しかし、出会った時には元夫は末期がん、息子は統合失調症になって長く、しかも周りが腫れ物に触るように長年、関わっていたから究極のわがままな人間に成長していたために、どうしてあげる事も出来ず、元夫は寿命を全うし、息子は一進一退を繰り返しながら現在も治療を続けている。

 稲荷の触りを受けて間もないのであれば助けてもあげられただろう。しかし、魂までしみ込んだ稲荷の触りを抜くことは容易ではない。しかも、それも本人が変わりたいと強く願わなければ叶わないことだ。

 息子は、自分が病気であるがゆえに母親と姉の目が自分に向いている事に幸せを感じ、自分が全ての中心である事に満足しているが為に、稲荷の触りを抜いた後でも精神科を抜け出す事が出来ていない。この決着は、いつ、どこで、誰がつける事になるのだろうか。本人が究極の我がままである自殺という形で付けることになるのか。それとも母親の御本尊様への祈りが勝ち、息子が入信という幸せな決着をみるのだろうか。それを見届けたいと思う。

 母親自身も、そういう家に嫁に行くという因縁を持っていたのだろうが、心や魂まで喰らいつくされた家系は強欲になり、自分の周りの金銭を全て自分の物にしないと気が済まない心になり、財産争いや金銭トラブルを一族や近隣住民と起こす結果となり、最終的には心か体を壊す事になる。その典型的な一族の話だ。


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 今まで相談を受けて来た内容など、様々な状況で知った因縁の状況で、特に特徴的だった事で皆さんの参考になりやすい物を書かせて頂きました。

 今回は、家系や個人、一族という形をとらせて頂きましたが、中には土地の因縁でと家系の因縁が重なってとても大きな因縁を浄化しようと努力している若い一家もあります。

 そのお話に関しましては、本人たちの許可が取れたら、また別な形の1冊で発表をさせて頂きたいと思います。

 自分の身の回りで起きている事は、自分が諦めなければ必ず解決する事が出来ます。大きな因縁は、自分個人では無理でも、浄化をするための行動を起こさないよりは、起こした方が確実に自分の子供や兄弟に受け継がれる確率が低くなる事ばかりです。

 無理に他人の幸せを考える必要はありません。でも、自分の身内の本当の幸せを考えられる人に世界中の人がなって欲しいと願わずにはいられない昨今です。たったそれだけで、小さな個人の因縁というのは無くなっていくものです。

 様々な宗教ーや信仰では、自分以外の他人の幸せを願う事で因縁を浄化出来ると教えているところも多いようです。しかし、人間は自分自身が幸せにならないと他人を幸せになど出来ません。

 先ずは、自分が幸せになって、それを自分の友人、知人に分けてあげましょう。それが他人に幸せを与えるという事です。


試し読みはここまでです。続きは購入後にお読みいただけます。

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販売価格600円(税込)

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