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暗黒ラーメン

暗黒ラーメン

 

 朝食にラーメンを食べる。

入れた具材のおかげでおどろおどろしい見た

目に仕上がった。

 

 今日は台風のせいで家から出ることが出来

ない、こういう時は避難する必要が無いのな

らば、家でじっとしておくのが何よりだと思

う。

 家にこもることを決めたのならば、朝食も

ゆっくりと自分で用意して食べる。

 

 何を食べようかと思って、あちこち探って

みたところ、私が食べていいものとしては、

インスタントラーメンが良さそうだった。

 他のものは家族も食べることが多いので、

また別の機会に家族が食べればいいと思い、

今回は食べずに置いておいた。

 

 袋麺の味噌ラーメンだが、それだけではあ

まりにも寂しい。出来上がった時の見た目が、

大変貧相な感じになってしまう。

 うどんやそばのかけは、それだけでも様に

なる気がするのだが、なぜかラーメンを素

ラーメンで食べるのは寂しく思う。

でもチキンラーメンは別。

 

 何を入れようかと思った時に、真っ先に思

いつくのはやはりタマゴだろうか。大抵冷蔵

庫にあって、使ってもあまり文句を言われる

ことがない。

 そう思って冷蔵庫を開けたら、無かった。

そういえば昨夜のおでんには、タマゴも入っ

ていたな。

 

 仕方がないので他に探すが、他のものは使

うと怒られそうな食材が多く、使うのをはば

かられる。

 その中で使って良さそうな、黒ゴマとカッ

トわかめをみつけた。乾物はここぞという時

に便利だと思う。

少し前に、黒ごまが賞味期限を過ぎているの

で食べておいてと、言われていたことも思い

出した。どうせなら、新しいうちにも私に食

べさせて欲しいと思うのだが。

 

 鍋にお湯を注ぐ前に、大人の手のひら大の

すりごま機の半分量位の黒ごまを、すってお

く。

 そこに水を入れてお湯を沸かし、麺を入れ

る。麺の湯で具合を見ながら、カットわかめ

を入れて、スープを入れて完成。

簡単でいい。

 

 出来上がったものを見たところ、黒ゴマの

黒さの威力を思い知ることとなる。

 麺の白さにわかめの深い色が普段なら映え

るところだが、わかめの姿が分からなくなる

程、黒い。

その黒さのインパクトに、作っている最中か

ら不安が湧き上がっていた。

 

 しかし、食べてみると美味しい。

どんなに黒くてもごまなので、味が悪くはな

らない。黒ゴマの香ばしさとわかめの風味で、

インスタントとは思えない美味しさ。

 イタリア料理でイカスミを使ったものが

あって、一度だけ食べたことがあるが、色だ

けなら引けをとらない。

 

 味は美味しかったので、またたまに気分転

換に作ってみようと思いました。

 

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最終更新日 : 2014-11-03 14:07:06

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おかかチャーハン

おかかチャーハン

 

 先日、テレビで見たチャーハンを作る。

とても簡単で美味しい一品だった。

 

 放映時間が変わった、超有名なお話番組に

ゲストで来られた人が、かつを節だけを使っ

たチャーハンを紹介していた。

番組内で実際に作られていたので、いつか作

ろうと思っていたものを、少し前に作って食

べたのだ。

 

 テレビでは、一番細かい削り節を、炒める

前にご飯にまんべんなく混ぜて、炒めていた。

使っていた油が何だったかはっきりと覚えて

いないが、バターだったように思う。

味付けは粉末の鶏がらスープの元と、塩コ

ショウだったろうか。

 一番肝心な部分がうろ覚えなのだが、とり

あえず真似して作ってみることにした。

 

 用意出来たものは、

ご飯

花鰹。

細かい削り節があったら、簡単に真似できる

のだけれど、そんなに都合よく同じ食材が家

にあるわけでもない。大きいけれど、かつお

節があっただけ良かった。

 大きいままだと、ご飯にまんべんなく混ぜ

るのが難しそうなので、なんとか細かくしよ

うと考えた。

考えた末、料理バサミでチョキチョキするこ

とにする。

 ひたすら細かくなるまでチョキチョキ、案

外上手く細かくなるもので、その後ご飯にい

い具合に混ぜることが出来た。

 

 そのまま真似するのは簡単だが、なにかも

う少し工夫をすることにする。

なにかないかとあちこち漁って、味付け海苔

と黒ごまを入れることにする。

 味付け海苔も、かつお節と同様はさみで細

かく切って混ぜ込む。

黒ゴマはゴマすり器ですって混ぜる、全体的

に黒いご飯が混ぜ上がった。

 

 炒め油にはごま油を使う、黒ゴマとごま油

で香ばしさが強まるだろう。

 全体に火が通って、少しご飯が焦げ始める

当たりで、塩コショウで味付けし、最後に鍋

肌に醤油を流し入れ、全体になじませて完成。

焦げた醤油の香りがとても食欲をそそる。

 

 それにしても黒い、テレビで見たおかかだ

けのものと違って、見た目はなんとも言えな

い禍々しさ。

 よく漫画で、失敗した料理の表現として、

真っ黒焦げになった何かが皿の上に盛られて

いる事があるが、見た目はあれ。

 しかし、食べてみると実に美味しい。

ごま油と黒ゴマの香ばしさに、焦げた醤油の

香りで鼻から美味しく、口の中にはおかかの

出汁の味と味付け海苔の少々の甘さが引き立

てあって、あっというまに食べ終わってし

まった。

 

 簡単な材料なので、また作りたいと思いま

す。

 

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最終更新日 : 2014-11-03 14:07:06

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足りない味噌汁

足りない豚汁

 

 先日、夕食に味噌汁を作る。

何だか色々と足りなかったが美味しく出来た。

 

 急に家族の帰りが遅くなると連絡があり、

自分で夕食の支度をすることとなった。

 することとなったはいいが、はて、イマイ

チ冷蔵庫の中身が少ない。

タマゴがあったら目玉焼きにして済ませるの

だが、この前のおでんに使い切ってそのまま、

買っていないようだ。

 

 冷蔵庫の全ての扉を開いてみたところ、

人参

大根

たまねぎ

ソーセージ

豚肉

辺りが主な中身だった。

 冷凍されたハンバーグ等もあったのだが、

多分これは勝手に食べておいたら怒られるた

ぐいのものだろう。手を出さないほうが無難

だと思う。

 

 以上の中身から、まあ一番簡単で美味しく

出来るであろう、味噌汁にしてしまうことに

した。

 入れた具材は、

人参 一本

大根 半分

ソーセージ 5センチ程度のもの6本

豚肉 適量

これらを片手鍋に入れたら、鍋が八分目まで

埋まった。結構具だくさんな味噌汁になる。

 

 だし入りの味噌があるおかげで、何とも手

軽に味噌汁が作れる。作っているうちに入ら

ないのかもしれないが、まあ何もしないより

はマシだと思う。

 出来て食べてみたところ、色々と物足りな

い豚汁といった味わいだった。

 

 豚肉を入れたことによって、味にコクは出

ていた。ソーセージも入っているので、より

一層しっかりとした味になったと思う。

 しかし、豚汁と比べると野菜の種類が少な

すぎる。ごぼうや里芋やネギが入っておらず、

香りづけのしょうがもごま油もなかったので、

豚汁とは決して呼ぶことは出来ない。

 

 こうやってみると、かなりの部分で豚汁に

届かない今回の味噌汁だが、それでもやはり

美味しかった。

 もう少ししたら今よりもっと気温が下がっ

て、熱い豚汁をより美味しく食べることが出

来る季節になる。

今から楽しみです。

 

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最終更新日 : 2014-11-03 14:07:06

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手のひらステーキ

手のひらステーキ

 

 昼食にステーキを食べる。

なかなかに歯ごたえのある一品だった。

 

 多分特売だったのだろう、私の口にステー

キが入るのはそのくらいの理由がいる。

その特売の中でも、小さい物だった。

 大体女性の手のひらくらいの大きさで、

ファミレスで出てくる物と比べても、大きさ

では随分物足りないものだった。

 

 しかし、ステーキというのは大きさよりも、

そのビジュアルが重要だと思う。

 お肉を切り分けただけ、といった風情のそ

の見た目が、何よりもステーキらしさを醸し

だすのではないだろうか。

 こう考えると、サイコロステーキと言うも

のは、何とも物足りないものだと思う。

 

 普段ステーキなどの肉料理をそれ程食べる

わけではないので、家にあるステーキナイフ

は一本。家族で使いまわして、食べる前に切

り分けてしまう。

 本当は一口ずつ切りながら食べたほうが、

雰囲気が出るのだろうけれど、自分の家で食

べるのだからこれでいいと思う。

 

 一口大に切り分けていただくと、それ程上

等のお肉でないとしても、噛む度に肉の旨味

が口の中に滲みだす。

 これは妬みになるのだろうけれど、テレビ

などで、箸で切れてしまう位と喩えられる上

等なお肉は、噛みごたえが無いぶん少し物足

りないのではないだろうかと思う。

そんなお肉を食べてみてから言うセリフだろ

うけれど。

 

 一口一口、しっかりと噛みしめてお肉を味

わって、実に充実した昼食でした。

 少し顎が疲れましたが。

 

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最終更新日 : 2014-11-03 14:07:06

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げそ天

げそ天

 

 昼食にゲソの天ぷらを食べる。

コリコリとした歯ごたえが楽しい一品だった。

 

 スーパーで買ってきたものだろう、大きく

見せるためにタップリと衣が付けられている。

げそ天に限らず、スーパーの揚げ物類は得て

して衣が分厚い。特にエビフライはその傾向

がとても強い、衣の大きさの三分の一くらい

までしかエビの身が入っていないことも、ざ

らにある。

 その点、今日のげそ天はまだ良心的だった。

タップリと衣は付いているけれど、それに

伴ってキチンとゲソも入っていた。

 

 何をかけて食べようかといろいろ探し、結

局お好みソースで食べることにした。

お好みソースはお好み焼きだけでなく、フラ

イ物にもとても合う。

 お好みソースの甘めの味に、衣に付けられ

ていた塩味が加わって、とてもご飯に合う味

わいになる。

噛めば噛むほど、ゲソから滲み出るイカの旨

さがソースと衣の味と交じり合い、たまらな

い美味しさ。

 

 イカの揚げ物ならば、リングフライや胴身

の短冊を揚げたものも美味しいが、歯ごたえ

を楽しむならばゲソに限る。

 コリコリどころかゴリゴリといったくらい

の、しっかりとした歯ごたえは、歯が丈夫で

あるうちに楽しんでおきたい食べものだろう。

入れ歯になってしまうと、こういう歯ごたえ

を楽しむ食べ物が、食べづらくなってしまう

だろうから。

 

 しっかりと毎日歯磨きをしようと、こうい

う物を食べる度に思い直します。

 

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最終更新日 : 2014-11-03 14:07:06


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