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茹で栗

茹で栗

 

 先日、クリを頂いたので茹でて食べる。

ホクホクとしていてほんのり甘く、季節を感

じる一品だった。

 

 特に品種がわかっているクリでは無いらし

いが、一粒一粒がとても大きい。

もちろん店で売ってあるものと比べたら、

少々小さいのかもしれないが、手のひらの

五分の一から四分の一位はあるだろう。

 栽培農家ではなく、大粒の品種かどうか分

からない木から採れるものとしては、大変立

派なものだと思う。

 

 持って帰って、すぐに鍋で茹でる。

少し塩を入れて茹でるといいと聞いていたの

で、素直に塩ゆでにして冷めるのを待つ。

 素手で持てるくらいに冷めた所で、とりあ

えずすぐに食べたかったので、包丁で半分に

切ってスプーンでほじくり出して食べる。

 ほくほことした食感を楽しむために、出来

るだけ大きな塊になるようにスプーンを入れ

る。上手くいくと、渋皮から剥がれてコロリ

ときれいな塊で採れることもある。

 少し固めに茹でたから、ホクホク感に加え

てサクサクとした歯ざわりも楽しむ事が出来

た。

 

 二三個スプーンで食べた所で、後から食べ

る分を包丁で剥くことにする。

 鬼皮とイガにくっついているザラザラした

底の部分の、その境目辺りから包丁を入れる。

ザラザラの辺りは少し柔らかいので、比較的

簡単に包丁の刃が入る。

握りの元の角を突き刺して、指を切らないよ

うに慎重に。ある程度底の部分を剥いたら、

鬼皮は結構簡単に剥がしてしまえる。

渋皮も柔らかいので余裕。

 

 二十個位を全て剥き終わって、さあどうし

て食べようかと思うところなのだけれど、剥

いている時にしくじった細切れを食べていた

ので、もうお腹一杯になっていた。

 

 つまみ食いは、案外お腹にこたえるもので

すね。

 

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最終更新日 : 2014-09-30 17:57:23

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