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うおお!

 

 


 これは世の男性に朗報である。

 男性の心配ごととは、将来自分がハゲるかハゲないかだ。

 六〇歳になってハゲるなら結構。しかし、三十歳や四〇歳代にハゲたら、たとえ自分が大金持ちになってようが、名声を手に入れようが、意味がないのだ。男のアイデンティティは、肉体でも知性でも富でも名声でもなく、頭の毛だからだ。頭皮の内部二.三ミリに男性は人生のすべてをかけている。

 男性がこころにひっそりと抱えている頭皮の悩みこそ、本当の孤独なのだ。

 

 

 

 『みじかくも美しく燃え』という映画がある。↓


 『みじかくも美しく燃え』という映画がある。

 

 詩人の石原吉郎はそのラストシーンに不思議な感動を覚えたという。

 

 映画は、心中を決意した男女が、死に場所を急ぐ場面で終わるが、最後に道ばたで出会った見知らぬ男に、男が名前をたずね、そして自分の名を告げて去る。

 

 

 

 

 石原吉郎が考えたのは、死にさいして、↓


 石原吉郎が考えたのは、死にさいして、その死の瞬間まで自分が存在したことを、誰かに確認させたいという希求であり、同時にそれは、自分が結局は自分として死んだということを確認させたいという衝動ではないかということであった。そして、その確認の手段として、最後に自分に残されたものは、自分の名前だけだという事実は、背筋が寒くなるような承認である、といった。

 

 

さらにこう続ける。↓


 さらにこう続ける。にもかかわらず、それが自分に残されたただ一つの証であると知ったとき、人は祈るような思いで、おのれの名におのれの存在のすべてを賭けるだろう。

 

 

 

 

 

 例えば、映画「タクシードライバー」では↓



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