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夢と現実 桃の姫

 ミスティックルーイン

 

ソニック達はウィンディバレーでの戦闘を終え、テイルスの工房での夕飯を食べていた。
今回のディナーももちろん、ストレンジャーが作ったおいしいディナー
7人はその後の一時を終え、床についていた。

 

 

「ZZZzzz・・・・」

 

寝ている場所はそれぞればらばらだが、全員がすでに夢の中。
だが、一人だけ夢の世界では無く現実世界にいる人が

 

「う、うーん・・・」

 

一人目覚めたのはストレンジャー
ソファで寝ていたストレンジャーだったが急に目が覚め、外へ。

 

 

 

 

『星が綺麗・・・』

 

外は綺麗な星空と月が輝いていた。
でもまだ深夜近くなので、明かりが無い。

 

『ピスフリーやジョイも、この星空を見てるのかな・・・』

 

近くの柵に背中を預け、ストレンジャーはそんな事を考えていた。

 

『会いたですかd? 昔の友人に。』
「!!!」

 

不意にストレンジャーの背後から声がした。

 

「誰だ!」

 

ストレンジャーは後に振り向き、声の主を探した。
だがそこには誰もいない。

 

「気のせいか?」

 

辺りを見渡しつつ、ストレンジャーはそう言った。

 

『もう一度質問します。 会いたいですか? 昔の友人に。』
「誰だ? 姿を現せ!」

 

ストレンジャーがそういうとテイルスの工房の屋根から一つの人影が下りてきた。

 

「誰だ? オマエ。」
『名乗るほどのものではありません。』

 

人影はそういった。

 

「さっきのことだが、どういうことだ?」
『そのままの内容です。 貴方の言う、ピスフリーとジョイに会いたいですか? と、言うことです。』
「俺が会いたいと言ったらどうするきだ?」

 

名乗らない人影にストレンジャーは問いかける。

 

『会わせたいのは山々ですが、今は出来ません。』
「どういうことだ?」
『その二人は、もう少しすると貴方ともう一人が会うことになっています。ですが、彼らには多少、危険が付いているのです。』
「ピスフリーとジョイがか?」
『その通りです。 自分が言えることは、彼らは今、ある場所であなた方を待っています。』

 

そういうと影は段々足元が消え始めた。

 

「まて! どこで待っているんだ?」

 

ストレンジャーは消えていく人影に問いかけた。

 

『あなた方のいた、元の島で待っています。』
「テトラクリスタルアイランドにか?」
『もう一つ、貴方に忠告しておきます。』

 

影は完全に消える前に言った。

 

『そこにいるモノが、すべてではない事。 ・・・それだけは、覚えていてください。』
「まて!」

 

人影は消えてしまった。

 

 

『どういう意味だ?』

 

ストレンジャーは消えた人影がいた場所を見ていた。

 

 

 

 

それから時間がたち、朝。

ソニック達もそれぞれで起き始めた。

 

「うーーん、よく寝たー」
「ふぁあ、もう朝か。」

 

ソニック達は寝ていたベットから起きた。

 

「あ、ソニック、おはようー」

 

テイルスは自分が寝ていた寝室から出てきた。

 

「おうテイルス、おはよう。」
「おはようテイルス。」
「あれ? ストレンジャーは?」
「まだ寝てるぜ。」

 

ソニック達はストレンジャーを見た。

 

「珍しいね。いつも早起きなのに。」
「確かにな。」

 

ストレンジャーはうつ伏せで寝ており、まだ寝息を立てて寝ている。

 

「起こす?」
「いや、寝てるんだ。まだいいよ。それより朝飯、何かあるか? テイルス。」
「確か昨日のパンがまだあったと思ったけど・・・」
「じゃあそれで済ませちまおうぜ。」

 

ソニック達は昨日の残ったパンで朝食を取った。

 


ソニック達が起きてから一時間後・・・

 

 


「う、ううーん。」
「お、ようやく起きたな。」

 

リビングに座っていたナックルズが言った。

 

「おはようストレンジャー。」
「ああ、おはよう皆。」

 

眠気眼を擦りながら、ストレンジャーはいった。

 

「ストレンジャーにしては珍しいな。寝坊なんて。」
「ちょっと深夜に目覚めてな。皆もう朝ごはんは食べたか?」
「ああ、昨日残ってたパンでもう済ませちまったぜ。」
「そうか、わかった。」
「ストレンジャーの分もちゃんとあるよ。」

 

テイルスはキッチンから焼けたパンとバターが入ったバスケットを持ってきた。

 

「ありがとう、テイルス。」

 

ストレンジャーはテイルスからバスケットを受け取った。

 

「どういたしまして。」

 

 

 

 

 

しばらく時間が過ぎ、全員はメカエリアへやってきた。

 

「今日の目的地はどこだっけ? テイルス。」
「今日はホワイトアクロポリスだよ。」

 

テイルスはメカエリアにあるモニターに出ているポイントの場所を言った。

 

「よし、じゃあ行ってくるぜ。テイルス。」
「いってらっしゃーい。」

 

ソニック達は昨日同様、武器を持ってホワイトアクロポリスへ向かっていった。

 

 

 

 

 


 ホワイトアクロポリス

 

 

「ようやく付いたな。」

 

ソニック達がミスティックルーインから飛び出して約1時間。
目的地であるホワイトアクロポリスが見えてきた。

 

「テイルス、大きな電波はどこから出てるんだ?」
『えっと、まだ場所は確定できない。敵がちょっと多くてポイントがバラバラなんだ。』
「だとしたら、少し敵を片付ける必要があるな。」
『そういうことになるね。』

 

ソニック達は上空からホワイトアクロポリスの様子を見ていた。
所々に敵が固まっており、数も多そうだ。

 

「よし、わかった。 今回は皆で、いっせいに敵を排除していこうぜ。」
「確かに、バラバラよりそうしたほうがいいかもしれないな。」
「敵も多いからね。」

 

ストレンジャーの意見に皆が同意した。

 

 

「よし、行くぜ!!」

 

 

ソニック達は近くである4番ポートへ向けて飛んでいった。

 

 

 


「敵軍がこちらに向かっています!!」

 

ホワイトアクロポリスにいた敵がソニック達を発見し、トランシーバーで親機に連絡していた。

 

「いかがいたしますか?」
『近場にいる全軍はそっちに向かえ! 遠くへいる軍は引き続き、周りの状況を監視だ!』
「了解しました!」

 


「よし、ここら辺でいいか。」

 

ソニック達は前回船の乗り降りで使っていた4番ポートへ降り立った。

 

「でも、休んでる暇はなさそうね。」

 

アルドールは4番ポートの入り口を見て言った。
入り口の方からは大量の足音が聞こえてくる。

 

「よし、じゃあ行くぜ!」
「了解です!」
「いっくわよー!」
「行くぜ!!」

 

ソニック達は全員で入り口へ向かっていった。

 

 

「敵発見!」
「コレより戦闘体制に入ります!」
「覚悟!!」

 

敵軍もソニック達へ向かっていった。

 

 

 


数分後・・・

 

 

「ふぅ、やっぱりそれほどじゃなかったな。」

 

ソニック達は手に付いた砂埃を払いながら言った。

 

「所詮は下っ端って事だな。」
「テイルス、反応の方はどうだ?」
『ソニック達がたくさん敵を倒してくれたおかげで場所が特定できたよ。場所は前泊まったサンプライズの屋上だよ。』
「了解だぜ。テイルス。」

 

ソニック達はサンプライズへ向かって走っていった。

 

 

 

 


 ホテル サンプライズ

 

「さて、付いたはいいが。」
「やっぱり敵が多いわね。」

 

ソニック達はホテルの近くの茂みからホテル周辺の様子を見ていた。

 

「だとすると、分かれた方がいいかも知れないな。」
「どうするんだ? ストレンジャー」
「このまま正面から屋上へ目指す班と、翼を使って外部から屋上へ目指す班に分かれるんだ。どうだ?」

 

ストレンジャーはソニック達へ案を出した。


「確かに、建物の中じゃ大勢の方がきついかもしれないしな。」
「いい案ね。」
「よし、じゃあそれで行こうぜ。」
「決まりだな。」
「班はどうするんだ?」
「俺とアルドールとナックルズは外から。 ソニックとエミーとフォックスは中からでどうだ?」
「いいぜ。」
「了解。」

 

「よし、じゃあ俺らが先に行って敵をひきつけるぜ。」
「頼むぜフォックス。」
「行くぜ!!」

 

ソニック達は茂みから飛び出し、ホテルへ向かって突撃していった。

 

「敵発見!!」

「邪魔だぜお前ら!!」

 

ソニックは手にしている槍で敵を払い飛ばしていく。

 

「乙女の恋はノンストップよ!!」

 

エミーはハンマーで敵をぶっ飛ばしていく。

 

「邪魔はさせないぜ!!」

 

フォックスはブラスターで敵を攻撃してホテル内部へ目指していった。

 

 

 


「よし、そろそろ俺達も行くぜ。」
「いいわよ。」
「了解だ。」

 

ストレンジャー達は少し時間を空けて空へ飛んでいった。

 

 

「ホテルに入ったはいいけど、どうする? フォックス。」
「エレベーターは電源を切られたらアウトだ。少しきついかも知れないが階段で行こうぜ。」
「わかったわ。」

 

ソニック達は敵を払い飛ばしつつ、階段を駆け上っていった。

 


「先に付いちゃわないとな。」
「ええ、浄化の作業もあるからね。」
「急ごうぜ。」

 

ストレンジャーたちも少々スピードを上げつつ、屋上を目指していった。

 

 

 


「よし! 付いたぜ。」

 

先に屋上へ着いたストレンジャー達。

 

「宝石はどこ?」

 

アルドールは辺りを見渡し、宝石を捜した。

 

「お目当てはコレかな? お嬢さん。」
「! オマエ!!」

 

ホテルの階段出口の上に黒くなったダイアを持った敵が言った。

 

「オマエ! 生きていたのか!?」

 

だがそこにいたのは以前、ピーチ姫を誘拐した親玉だったのだ。

 

「あれは自爆ではなく緊急時の脱出用の爆弾だ。 あれくらいで死ぬわけがないだろ。」
「生きていたのね。」
「だとしたらもう一回聞く。お前達は何者だ?」
「まあせっかくだから言っておくか。 俺達は【世界破壊グループ】だ。」
「世界破壊だって!?」
「ああ、お前達が知らない別の世界など数え切れないほどある。 そのいらない世界を破壊していくのが俺達の仕事だ。」

 

「そんな事していいと思っているの?」
「ああ、俺達の住んでいた世界が壊された。その報いだ。」
「報い・・・」

「さて、俺達の計画を邪魔するやつはオレがじきじきにやってやる。掛かってきな。」

 

敵は汚れたダイアを懐へしまい、ストレンジャーたちを誘った。

 

「その計画を実行させるわけには行かない!」
「私達が阻止して差し上げます!」
「覚悟しな!!」

 

ストレンジャー達はそれぞれの武器を手に、敵に襲い掛かった。

 

「掛かったな。」
「何!」

 

敵は手にしていたくもの巣を手から前方へ繰り出した。

 

「しまった!!」

 

ストレンジャー達は走った勢いでバックすることが出来ず、そのまま網に絡まってしまった。

 

 

「馬鹿だなお前ら。」

 

敵はゆっくりストレンジャー達の元へ近づいて行く。

 

「さて、残っていた青竜と朱雀の排除をさせてもらおうか。」
「オマエ! 俺達の家族をどうした!」

 

網からの脱出を試みていたストレンジャーが敵に問いた。

 

「家族? ああ、他の種族達か。 あいつらなら全員排除した。今じゃお前らのいた島にはお前らの家族はいねーよ。」
「貴様!!」
「さて、おしゃべりはここらで、お前らを消すことにするか。」
「!!!」

 

敵は懐から拳銃を取り出した。

 

「覚悟!!」

 

 

 

 

「そうわさせないわ!!」

 

 

敵の後方から急に声がした。

 

「誰だ!! グワッ!!」

 

敵はストレンジャー達を飛び越え、前方へ飛んでいった。
敵がいた所にハートが舞っていた。

 

「あの時はよくもやってくれたわね。」
「貴様!!」
「ピーチ姫!!」

 

そこに立っていたのはなんとピーチ姫だった。

 

「皆さん、大丈夫ですか!?」
「ああ、俺達は大丈夫だ。」
「よそみをしていられるなんていい度胸だな。ピーチ姫。わざわざまた連れ去られにやってきたのか?」

 

飛ばされた敵は体制を建て直し、こちらにやってくる。

 

「いいえ、あなたを倒すためにやってきたのよ。」
「言わせておけば!!」

 

敵は持っていた拳銃をピーチ姫に向けて発砲した。

 

「ピーチ姫!!」

 

 

 

 

「させないぜ!!」

 

ホテルと屋上をつなぐ階段からフォックスが出てきて、リフレクターを姫の前に発動させた。
弾丸はすべて跳ね返され、敵の下へ飛んでいった。

 

「何!!」

 

敵は弾丸をすべて自分で喰らい、その場へ崩れ落ちた。

 

「くっ!」
「仕上げよ!!」

 

ピーチ姫はどこからともなく取り出したフライパンで相手をぶっ飛ばした。

 

 

 

 

「グワーーー!!!」

 

フライパンのいい音と共に、敵は見事に空へ飛び、星になった。

 

 

 

 

「皆さん、無事ですか?」

 

ピーチ姫はストレンジャー達を捕らえていたくもの巣のような網を魔法で溶いた。

 

「ああ、俺達は大丈夫だ。おかげで助かったぜ、ピーチ姫。」
「ありがとうございます。」
「いえ、わたしはあの時の恩を返したまでです。」

 

ピーチ姫はそう言った。

 

「でもどうしてピーチ姫が一人でここに?」
「元の世界へ戻るときにちょっと違和感があったので、私だけ来たんです。」
「そうだったのか。」
「でも、その違和感がこれだったんですね。おかげでなんかスッキリしました。」
「さて、残った仕事をしないとな。」
「持ってきたぜストレンジャー。」

 

ソニックはさっきの敵が持っていたダイアを持ってきた。

 

「すまなかったな。ソニック」
「いいって、コレくらい。」

 

ストレンジャーはソニックから汚れたダイアを受け取った。
するとダイアは浄化され、綺麗な色を放ち始めた。

 

 

「ステキ・・・」
「浄化終了っと。」
「テイルス、反応の方はどうだ?」

 

ソニックはスコープからテイルスへ聞いた。

 

『もう全部消えたよ。浄化も済んだんだね。』
「ああ、じゃあコレより帰還するぜ。」
『了解です。』
「では皆さん。お気をつけて。」
「ああ、ピーチ姫も気をつけてな。」
「ありがとうございます。」

 

ピーチ姫は飛び立ったソニック達を手を振って見送った。

 

「では私も、帰ることにしましょう。」

 

ピーチ姫は持っていたパラソルを開き、振りかざすとそのまま出てきたハートと共に消えてしまった。

 


 ー続くー

 


疑惑と推理 影の友人

 ミスティックルーイン テイルスの工房

 

 

ホワイトアクロポリスで見事浄化に成功したダイアを持って、ソニック達はテイルスの待つ工房へ帰ってきた。

 

「今帰ったぜ、テイルス。」
「お帰りー 皆。」

 

テイルスはモニター前からソニック達のもとへ駆け寄った。

 

「どうだった?」
「ごらんの通りだ。 ケガも無いし、宝石も持ってきたぜ。」

 

ストレンジャーは持ってきたダイアをテイルスへ渡した。

 

「やっぱり綺麗だねー じゃあ早速。」

 

テイルスはストレンジャーからダイアを受け取り、モニターの前へ置いた。

 

 

「ええっと、次は・・・」

 

テイルスは出てきたポイントの場所を調べ始めた。
ソニック達もモニターの前へ。

 

「よし、場所がわかったよ。」

 

テイルスは座っていた回転式のイスに座ったまま、ソニック達の方を向いた。

 

「今度はどこだ? テイルス。」
「ここからすぐの、ミドルガーデンに反応があるんだ。」
「ミドルガーデンってすぐそこじゃないか。」
「全然気がつかなかったな。」
「近場だから僕もいっしょに行くよ。」
「よし、じゃあ今から見てくるか。」

 

ソニック達は帰って早々、ミドルガーデンへ向かっていった。

 

 

 

 

 


 ミドルガーデン 近辺の森

 

「ここら辺から注意した方がいいな。」

 

先を進んでいたソニックが皆に注意を呼びかけた。

 

「でもここまで来たのに敵の一人もいないなんて。」
「まさか罠?」
「罠でも行くしかないさ。行くぜ。」

 

ナックルズは走らず、そのまま先頭を進み、ミドルガーデンへ向かっていった。
ソニック達もナックルズの後を歩いて向かっていった。

 

 

 

「よし、付いたぜ。」
「うーん、夕日がまぶしいね。」

 

ソニック達が出発して数十分。目的地であるミドルガーデンへ到着した。

 

「あ! あそこに誰かいるよ!」

 

テイルスは前方の夕日を指差した。
ソコには二つの人影が。

 

「そこにいるのは誰だ!」

 

ソニックは人影に向かって問いかけた。

 

「おや、もうついたのか? 相変わらず早いなストレンジャー。」
「アルドールもいっしょだったのね。」
「え!?」
「どうして俺達の名前を・・・」


ストレンジャーとアルドールは前へ出て影に問いかけた。

 

「知ってるも何も」
「昔の友人じゃないの。」

 

 

「まさかお前ら!」
「ピスフリー!! ジョイ!!」

 

アルドールは人影に向かっていった。
ストレンジャー達も後に続いていく。

 

「久しぶりだな。ストレンジャー。アルドール。」
「やっとあえたわね。」
「やっと会えたのね。私達。」
「・・・」

 

アルドールは昔の友人達との再会を喜んでいた。
だがストレンジャーはあまり喜んでいなかった。

 

 

『おかしいな。 確か夢では、あいつらはテトラクリスタルアイランドへいるはずなのに。それにどうしてここで敵の反応があったんだ?』
「どうしたの? ストレンジャー?」

 

アルドールは多少考えていたストレンジャーに問いかけた。

 

「うれしくないの?」

 

アルドールはストレンジャーの顔を覗き込んだ。

 

「アルドール。ちょっとそこにいて。」
「え? どうして?」
「いいから。」

 

ストレンジャーはアルドールとソニック達を後ろに、自ら前へ出た。

 

「お前らは本当にピスフリーとジョイなのか?」
「ああ、俺達は本物だぜ?」
「急にどうしたの?ストレンジャー。」
「そうよ、どうしてそんなことを?」

 

3人はストレンジャーに次々と言った。

 

「アルドール、俺がお前と再会したとき、すぐに名前を言ったか?」
「え? う、ううん。すぐには名前を言わなかったわ。」
「でも彼らはすぐに名前を言った。それに。」

 

ストレンジャーはさらに前へ出て言った。

 

 

 

「お前ら。再会の兆しはどうした?」

 

「あ!」

 

アルドールはあの時の事を思い出し、驚きつつ二人を見た。

 

「チッ。バレちまったか。」

 

ピスフリーとジョイが不適な笑みを浮かべた。

 

「お前らが本物だったら、まず、あれを見せたはずだ。だがお前らは言わなかった。それに、ここには敵の反応があった。だとしたら、お前らが敵だといっても、間違いではないはずだ。」
「さすがは時期青龍の後継者だ。頭がさえてるな。」
「ちょっと情報不足だったわね。」

 

敵は姿を戻さず友人の姿のまま喋った。

 

「本物をどこへやった!」
「あいつらならお前らの故郷でお前たちを待ってるぜ。」
「まずはコレを置いていくわ。」

 

ニセモノのジョイが汚れたガーネットを出した。

 

「あとコレもな。」

 

ピスフリーの方は汚れたエメラルドを出した。

 

「これらを浄化して、俺たちのいる所まで来な。」
「そこで最終決戦と、お前たちの命を頂かせてもらうぜ。」
「そうはいかせないがな! サンダーブレス!!」

 

ストレンジャーは相手に向かって電気玉を出した。

だが敵は高く跳躍してそれを避けた。

 

 

「俺たちは先に島へ戻るとするか。」
「そこにいる時期、青龍と朱雀の後継者。俺たちのところまで来るんだな。」
「じゃあな!」

 

ニセモノたちは海に置いてあった水上スキーに乗ってどこかへ去っていった。

 

 

 

 

「あれがニセモノだったなんて。」
「ストレンジャー、よくわかったな。」
「いや、俺もある忠告が無かったら、だまされていたよ。」

 

ストレンジャーは話しつつ、汚れた宝石たちを浄化し始めた。

 

「忠告?」
「ああ、今日の朝、俺、起きるのが遅かっただろ? その日の深夜に、誰かはわからないが忠告とピスフリー、ジョイの居場所を聞いたんだ。」
「そうだったの。」
「それに、テイルスのメカにはここに敵と宝石があると反応してただろ? だからおかしいとおもったんだ。」
「そうだったのか。俺たち全然気にもしてなかったぜ。」

 

「そういう点では、本当によく頭が回るのかもしれないな。」
「かもしれないな。 よし。」

 

 

ストレンジャーは浄化したガーネットとエメラルドを持ってきた。
宝石は綺麗になり、赤と緑の光を放っていた。

 

「よし、じゃあ一回工房へ戻ろうぜ。」
「ああ、わかった。」

 

ソニック達はまた、テイルスの工房へ引き返していった。


 ー続くー

 


宝石の輝き 捜索

 ミスティックルーイン テイルスの工房

 

 

ソニック達はミドルガーデンで最後と思われる宝石を入手した。
最終決戦の場所、テトラクリスタルアイランドへ向かうための架け橋を。

 

「宝石を全部あわせると全部で4つだね。」
「ああ、でも何の宝石なのかちょっとわかんないな。」
「でもどこかで見たことあるのよね・・・」

 

ソニック達はミドルガーデンから帰ったそうそう、メカエリアへやって来た。

 

「確かに、懐かしい感じはするんだけど。」

 

ストレンジャーとアルドールは浄化した宝石を観察しつつ、言った。

 

 

「とりあえずコレで島の場所がわかるんだよな。」
「うん、あの人たちの言っていたことが本当ならね。」

 

テイルスは浄化したパール、ダイア、ガーネット、エメラルドを寄せた。

 

すると4つの宝石はそれぞれ強烈な光を放ちだした。

 

「うわっ!!」
「まぶしい!!」

 

ソニック達は目の前に腕を置き、目から光を遮った。

 

 

 

 

しばらく光ること数秒。
宝石の放っていた光は弱まり、最初の状態に戻った。

 

「うー、眩しかった・・・」
「でも何で急に放ち始めたんだ?」
「わかんない、本当に急だったわ。」


ソニック達は目の前に置いていた腕をずらした。

 

「あ、レーダーに反応が!」

 

フォックスがモニターを指差して言った。

 

「本当だ、でも場所がわかんないな。」
「ちょっと待ってて。」

 

テイルスはモニターの前へ行き、メカをいじった。

 

 

「場所がわかったよ。」
「本当か? テイルス。」

 

ソニック達はモニター前へ集まった。

 

「わかったんだけど、ちょっとおかしいんだよ。」
「どういう意味だ?」
「反応場所がトロピカルアイランドなんだよ。」
「え? どうして??」
「わかんない。でもソコから反応が出てるんだ。」
「となると、トロピカルアイランドから行けるのか? テトラクリスタルアイランドに。」
「そういうことになるわね。」

 

全員は入手した情報を元に、しばらく考えていた。

 

「そういえばストレンジャー、君がまだテトラクリスタルアイランドにいる時、敵に襲われて島から脱出したって言ってたよね。」

 

テイルスはメカをいじりつつ、ストレンジャーに問いかけた。

 

「ああ、そうだぜ。」
「脱出して最初に付いたのってどこ?」
「そのままトロピカルアイランドに出たんだ。 細かい場所は覚えてないけど。」
「だとしたらそこからまたいけるのかも知れないよ。」
「どういうことだ?」
「その宝石たちが教えてくれた場所と、ストレンジャーが出てきた場所、いっしょでしょ? そこが入り口なのかも知れないってこと。」
「確かに、可能性としてはあるわね。」

 

アルドールは言った。

 

「一応、調べてみる必要があるな。」
「そうだね。」

 

意見は一致し、次の活動が決まった。

 

 

 

 

「じゃあ誰が行くかだな。」
「僕が行くよ。」

 

話が一区切り付いた所で、テイルスは言った。

 

「テイルスが? 大丈夫か?」
「うん。場所は大体覚えたから、そのエリアを捜索すれば見つかるとおもうんだ。」
「テイルス一人じゃ危ないだろ。」

 

 

 

「いいぜ、行ってこいよ。」

 

ナックルズが言うのを遮り、ストレンジャーが言った。

 

「いいのか!? ストレンジャー。」
「せっかく行ってくれるって言ってるんだ。止める意味、ないだろ?」
「まあ確かにそうだが・・・」

 

ストレンジャーは言いつつ、テイルスの元へ

 

「頑張って見つけてきてくれ。」
「うん。行ってくるね。」

 

テイルスはダイアを持って、一人メカエリアから出て行った。

 

 

 

「でもどういう風の吹き回しだ? いつもならストレンジャーが付いていくって言うのに。」

 

ソニックはストレンジャーに問いかけた。

 

「テイルスだってもう子供じゃないんだぜ。 いつも、ソニック達をあこがれて後から付いていくばかりじゃないだろ? それに。」

 

ストレンジャーはソニック達に言った。

 

 

「『ソニックに頼られる相棒になりたいんだ』って、テイルス、言ってたからな。」

 

 

 

 

 

 

一方、ソニック達と分かれたテイルスは一人、空を飛んでトロピカルアイランドへ向かっていった。

 

「ふぅ、ようやくついた。」

 

テイルスはストレンジャーの家の近くの砂浜に着地した。
そしてフルーツがたくさん生える森へ向かっていった。

 

 

 

「ええっと、確かこの辺なんだけど・・・」

 

テイルスは森を歩きつつ、ダイアの輝きが強いポイントを求めて歩いていた。
しばらく歩くととある木の前でダイアが強い輝きを放ち始めた。

 

「うわっ! 眩しい!! だとするとここがそうなのかな。 あれ?」

 

テイルスは反応があった木を見た。
するとそこには前に食べた月明かりの実が実っていた。

 

「月明かりの実だ。反応があるのはここだからここに入り口があるのかな。」

 

テイルスは木の周りを調べ始めた。
だがダイアの輝きはあまり変わらず、コレといって変わった場所も見当たらなかった。

 

「ううーん、コレといって特に何もないなぁ。」

 

テイルスはしばらく調べた後、もと来た道を戻っていった。

 

 

 

 

 ミスティックルーイン テイルスの工房 メカエリア

 

 

「ただいまー」
「お帰りテイルス。」

 

テイルスは島を出た後しばらく飛び、メカエリアへ帰ってきた。
出迎えたのは本を読んでいたストレンジャー

 

「あれ? 皆は?」
「一回外へ出てくるって。」
「そうだったんだ。」

 

 

「捜索の方は、どうだった?」
「うん、大体場所はわかったよ。 月明かりの実が実っていた木の周辺に反応があったの。」
「だとしたらその辺りに何かあるのかもしれないな。」
「うん。」

「それじゃあ明日の朝、行ってみるか。」
「わかった。」

 

二人はしばらく話をし、明日島へ行くことになった。

決戦はすぐそこまで迫っていた。


 ー続く


暗黒の壁 破壊

 ミスティックルーイン テイルスの工房 メカエリア

 

 

ミスティックルーインに朝日の光が届きしばらく時間が過ぎた頃
テイルスの工房内にあるメカエリアからアーウィンのエンジン音が聞こえた。

 

「フォックス、コレで大丈夫そう?」
「ああ、バッチリだぜテイルス。」
「それじゃあ、俺たちも行こうぜ。」
「うん、わかった。隔壁オープン!!」

 

メカエリアの隔壁が開き、海辺への入り口が開いた。

 

「行くぜ!!」

 

ソニック達とアーウィンに乗ったフォックスはトロピカルアイランドに向かって飛んでいった。

 

 

 

 


 トロピカルアイランド

 

しばらく飛び、トロピカルアイランドへついたソニック達一行。
フォックスはアーウィンから降り、宝石をソニック達へ渡した。
受け取ったソニック達は反応があった月明かりの木を目指して進んでいった。

 

「確かこの辺だったんだけど・・・」

 

テイルスはダイアを持って森の中を進んでいた。

 

「結構入り組んでるんだな。」
「ああ、自然が豊かな島だからな。  お、あれじゃないか?」

 

ナックルズと話していたストレンジャーが指差した方向には、月明かりの実が実った木が生えていた。

 

「ああ、あれだな。」
「段々宝石の光が強くなってきた。」

 

少し目を細めつつソニック達は木の元へ。

 

 

「ここら辺でいいのかな。」

 

ソニック達は持ってきた宝石を木の近くへ集めて置いた。
すると宝石たちはそれぞれ緑色、紅色、黄色、青色の強烈な光を放ち始めた。

 

「ううっ、やっぱり何回も見てるけど強烈な光だね・・・」

 

ソニック達は腕を目の前へ置き、光をさえぎりながら言った。

 

「あ! みて!!」

 

エミーが指差した方向をソニック達は見た。
するとソコには光が一点に集中した場所が出来ていた。

 

「あそこが入り口か?」
「とりあえず行ってみるしかないな。」

 

ストレンジャーは光へ向かって行った。

するとストレンジャーは光の中へ吸い込まれていった。

 

「私も行くわ!」

 

アルドールもストレンジャーを追いかけて光の中へ向かっていった。

 

「まって二人とも!」

 

テイルスも二人を追いかけて光の中へ向かっていった。

 

 

「俺たちも行こうぜ!」

 

ソニック達も順番に光の中へ向かって行き、吸い込まれていった。

全員が吸い込まれると宝石たちもソニック達を追いかけて光の中へ吸い込まれていった。。
宝石の光が無くなると、集中した光は消滅し、輝きが無くなった。

 

 

 

 

 

 

 

 テトラクリスタルアイランド周辺 ミドルガーデン


テトラクリスタルアイランドの近くにある小島にトロピカルアイランド同様、光が一点に集中し、最初に飛び込んだストレンジャーが出てきた。

 

「よっと、ここは?」

 

ストレンジャーが辺りを見回しているとアルドール、テイルス、ソニック達が光の中から出てきた。

 

「ここは?」
「テトラクリスタルアイランドの近く、みたいだな。」

 

ストレンジャーは前方に浮かんでいる島を見ながら言った。

 

「あれがテトラクリスタルアイランド?」
「すごい大きな島!」

 

島はすぐ近くにあり、とても大きな島がストレンジャー達の前に写っていた。

 

「・・・あの島に、皆がいるのか。」
「早く迎えに行かないと、ね。」

 

ストレンジャー達は後から出てきた弱く輝く宝石を収集した。

 

 

 

「さて、どうやっていくかだな。」
「一筋縄では行きそうにないわね。」

 

島にはなんと黒いオーラが張り巡らされており、ドーム上にバリアが張られていた。

 

「あのオーラをどうにかしないとな。」
「どうやって入るかだな。」

 

ソニック達はしばらく考えていた。

 

「どこか抜け道はないの?」
「確かそういうのは無かったんだ。他の人たちが入ってくるかもしれなかったからな。」
「だとすると、正面からしかないわね。」
「ここにいても仕方ない、とりあえずあのオーラの元へ行ってみようぜ。」
「わかったわ。」

 

ソニックの意見に賛成し、宝石を持ってソニック達は島へ向かっていった。

 

 

 

「さて、どうやって入るか、だな。」

 

一時島の近くの海上へやってきたソニック達。

 

「闇雲にやるより何か方法が無いとな。」
「とりあえず俺が行くぜ。」

 

ストレンジャーは宝石をソニック達に預け、剣を片手にオーラへ向かっていった。

 

「破ッ!!」

 

 

剣をオーラへぶつけたストレンジャー
剣とオーラの接触面から紫色の閃光が飛び交う。

 

「チッ。」

 

ストレンジャーは一回剣をオーラから離し少し後へ。

 

「さすがに剣だけじゃダメか。」
「じゃあ今度は私が行くわ。」

 

今度はアルドールが扇と杖を持ってオーラへ攻撃を仕掛けた。

 

「エイッ!!」

 

扇で作り出したカマイタチは、杖から出した水晶を乗せてオーラへ向かっていった。
水晶とオーラがぶつかると剣同様紫色の閃光が飛び交った。
すると水晶は少し汚れ、そのまま跳ね返され、ソニック達の元へ帰ってきた。


「うわっ!」

 

ソニック達は緊急回避をし、水晶を避けた。

 

「確かに、一筋縄では行きそうにないわね。」
「うーん。」

 

ストレンジャーは少し得た情報を元に少し考えた。

 

「どうする? ストレンジャー。」
「普通の水晶だけじゃダメみたいだな、すぐに汚れてしまう。 だとしたらもう少し破魔の力がいるのかも。」
「破魔?」

 

テイルスがストレンジャーが言った言葉に疑問を抱きつつ、ストレンジャーが言い出した。

 

「アルドール、さっきの扇であれをやってくれ。」
「でも、それだけじゃダメなんじゃない?」
「まだ手段があるさ。あせるなって。」
「う、うん。 わかった。」

 

アルドールを一回説得し、ストレンジャーが結論を言った。

 

「アルドールが破魔の力を作るだろ、でもそれだけじゃきっとダメだ。だから。 ちょっと貸して。」

 

ストレンジャーはアルドールから杖を借りた。

 

「テイルス、前回同様、アルドールが技を使ったら、コレで水晶を出してくれ。」
「うん。わかった。」

 

テイルスはストレンジャーから杖を貰った。

 

「ナックルズ。 君はアルドールがこれから作る竜巻にそのハンマーを回して風をもっと作ってくれ。」
「了解だ。」
「ソニックは俺とその竜巻に乗って、水晶とともにオーラへ向かって攻撃をしてくれ。」
「わかったぜストレンジャー。」
「攻撃をしたら皆その攻撃地点へ向かって突撃してくれ。」
「わかったぜ。」
「了解よ。」
「よし、行くぜ。」

 

ストレンジャー達は体制を立て直し、攻撃態勢へ。

 

 

 


アルドールは少しソニック達の前へ出て、扇を出し、その場で回りだした。
すると白い光の粒子が入る竜巻が作り出された。

 

 

「セイント・・・ ロンド!!」

 

ナックルズはアルドールと共に同じ方向へ回りだし、さらに竜巻の回転数を増やしていく。

 

「よし、テイルス、頼む。」
「OK、それっ!!」

 

テイルスは小さくも強力な水晶を竜巻に向けて放った。

 

「よし、ソニック 行くぜ!」
「おう、ストレンジャー!」

 

ソニックとストレンジャーは竜巻へ向かって飛んで行き、竜巻の中へ入るとオーラに向かって回転攻撃をしていった。
テイルスたちも竜巻の後を追っていく。

 

「行くぜ!!!」

 

ソニックとストレンジャーがオーラへ攻撃をした。
紫色の閃光が竜巻との接触面でほとばしるも、竜巻の力で段々オーラが歪んでいく。

 

「破ッ!!」

 

 

 

パキッ!

 

 

オーラが割れるのといっしょに竜巻が無くなり、竜巻に触れていた部分のオーラが消えた。
だがそれと同時にオーラが収縮しつつ破壊された部分が修復されていく。

 

「皆! 急げ!!」

 

先に島へ潜入したソニックとストレンジャーがナックルズ達に言った。
ナックルズ達も急ぎつつ、空いた穴から島へと潜入していく。

 

 


オーラの破壊部分が小さくなりつつゆくなか、少し遠い場所にいたテイルスが、急いで進んでいく。

 

「テイルス!!」

 

ストレンジャーが壁の外へ手を出し、テイルスへ差し出した。

 

「ストレンジャー!!」

 

テイルスもそれを求めて飛んでいく。
ストレンジャーがテイルスの手を取ったのと同時に手を引いた。
テイルスはそれと同時にストレンジャーの元へ引かれ、二人の体がぶつかったのと同時に、破壊された部分のオーラが修復された。

 

 

ドスッ!

 

 

 

「大丈夫か? テイルス。」
「うん。大丈夫。 ありがとうストレンジャー。」

 

 

二人は島へ上陸したソニック達の下へ。

 

「大丈夫だったか二人とも?」
「ああ、俺は大丈夫だぜ。」
「僕もだよ。」
「よし、じゃあ急ごうぜ。」

 

ソニック達は少し暗い島を進んで内部へ向かっていった。


 ー続くー


島の植物 闇の呪い

 テトラクリスタルアイランド

 

 

ソニック達は無事、外へ張り巡らされていたオーラを破壊し、島内部へと侵入した。
もちろん、その様子は敵の本部へ伝わっていた。

 

「フッフッフッ やはり忍び込んできたか、馬鹿な奴らめ。」

 

敵の親玉と思われる人影が、地下のシェルター内に設置されたモニターからストレンジャー達を見ていた。

 

「・・いかがいたしますか、陛下。」

 

陛下と呼ばれた人影は、呼ばれた方へ振り返った。

 

「まあ、いちよう小手調べとするとしよう。 敵軍団を奴らの下へ送れ。」
「・・かしこまりました。」

 

命令を受け、敵の一人は部屋を出て行った。

 

「さて、面白いショータイムの幕開けだ。」

 

 

 

 


一方、潜入したソニック達は、南側の草原のエリアにいた。

 

「一応潜入は成功だな。」
「でも壁の穴が修復されちゃったね。」

 

テイルスはソニックとストレンジャーが空けた穴のあった場所を見ながら言った。

 

「まあそれくらい、何とかなるだろ。 敵を倒せばコレは無くなるはずだからな。」
「確かにな。」

 

草原の芝生に座っていたソニック達は立ち上がった。

 

「じゃあこれから、ピスフリーとジョイを探しに行こうぜ。」
「でもどこを探すの?」
「一応この島のどこかにいるのは確かだ。 ここから手分けして探そうぜ。」
「ここは南側のエリアだから、東エリアと西エリアに別れるんだね。」
「そういうことだ。」

「じゃあ一番詳しい俺たちが分かれるとして、ソニック達はどっちに行く?」

 

ストレンジャーはソニック達に問いかけた。

 

「そうだな、じゃあ俺は西エリアに行こうかな。」
「ソニックが行くなら私も!」

 

エミーはソニックの腕にしがみつきながら言った。

 

「じゃあ俺たちは東側だな。」
「そうだね。」
「決まりだな。」

 

東側にはストレンジャー、テイルス、ナックルズ。
西側にはアルドール、ソニック、エミーが行くことになった。

 

「見つけたり、何かあったら、トレジャースコープで知らせてくれ。」
「わかったわ。」

 

ソニック達はそれぞれ分かれていった。

 

 

 

 

 東側 砂浜エリア

 

 

ソニック達と別れたストレンジャー達は森を抜けて砂浜のエリアへと出た。

 

「草原から一編だね。」

 

テイルスは草原から変わった砂浜のエリアを歩きながら言った。

 

「ああ、俺たちの種族はここで住んでたんだ。」
「砂浜にか?」
「そうだぜ。」

 

ストレンジャー達は砂浜のエリアへ到着し、周囲を捜索した。

 

「うーん。やっぱり太陽の光が遮断されてて、ちょっと暗いね。」
「大して見えねえな。」
「じゃあ、あれを使うか。」

 

ストレンジャーは一回元来た森とはちょっとずれた森へ入っていった。
テイルスとナックルズはストレンジャーの後を追った。

 

 


「ストレンジャー」
「何を探してるんだ?」
「ああ、ちょっと花をな。」

 

ストレンジャーは辺りを見渡し、花を探していた。

 

「でも花なんてこの暗さじゃ見つかんねぇんじゃないか?」
「いや、この暗さだからわかるんだ。 お! あったぜ。」

 

ストレンジャーは森の先から出る光の下へ向かっていった。

 

「ほら。」
「うわぁ! すごい!!」

 

テイルス達の前に咲いていたのはなんと光を放つ花だった。

 

「なんなんだ? この花?」
「コレは月影草っていうんだ。 辺りが暗くなると、自分で作った光を放つ花なんだ。」
「すごい綺麗だね。」
「ここの島には変わった植物がいろいろ生えてるんだ。ほら。」

 

ストレンジャーは先に咲いている花を指差した。

 

「コレはなんの花なの?」

 

テイルスはストレンジャーが指差した赤い実のついた花を持ってきた。

 

「それは火球草って言って、その赤い実には熱い炎の分子が詰まってるんだ。大きい実ほど強い炎が入ってるんだ。」
「そうなの? すごいねー」
「こっちの花はなんだ?」

 

ナックルズは別の方に生えていた花を指差していった。
その花からは青く水の泡が時々出ていた。

 

「それは水泡草って言って、シャボン玉みたいな泡を作る花なんだ。 強く振るとたまに水も出てくるけどな。」
「そうなのか? それ!」

 

ナックルズは花を摘み、振ってみた。

すると花からは水鉄砲が飛び出し、月影草に水を与えた。

 

「おお、すげえな。」
「自ら水を出すんだね。」
「でもストレンジャー、コレって武器に使えないのか?」

 

ナックルズは水泡草を吹いてシャボン玉を作りつつ言った。

 

「まあ使えなくも無いかな。 そんな使い方をすることなんて無かったからわかんないけど。」
「確かに使えそうだね。」

 

テイルスは数本花を摘んでいった。

 

「まあそれは置いといて、とりあえず月影草を摘んで、辺りを捜索しようぜ。」
「うん。」
「了解。」

 

ストレンジャー達は月影草を摘み、元来た道を戻っていった。

 

 

 

 

「おおっと、早速着やがったな。」

 

ストレンジャー達が砂浜のエリアへ戻ると敵の大群が待ち受けていた。

 

「よし、じゃあいっちょおっぱじめるか!」
「いっくよー!」

 

3人は敵の大群へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 西側 岩山エリア

 

一方、ストレンジャー達と別れたアルドール達は少々急な岩肌を上っていた。

 

「結構厳しい道だな。」
「そうね。」

 

ソニック達はほぼロッククライミングに近い体制で上っていた。

 

「ねえ、あと頂上までどれくらい?」

 

エミーは飛んでいるアルドールへ問いかけた。

 

「あと少しみたいですよ。 もうすぐ岩がなくなるので。」
「いいわね。空を飛べて。」
「仕方ないだろ、羽一枚の効力はここじゃ無力なんだから。」
「すみません。あまりお役に立てなくて。」
「アルドールは悪くないって。気にすんな。  お、ついたぜ。」

 

ソニック達は数分のロッククライミングに近い登山を終えた。

 

「ああー、疲れたー」
「でも、休んでる暇はなさそうだな。」
「そうみたいですね。」

 

頂上にはなんと敵の大群が待ち受けていた。

 

「少しは休ませてよね。」
「まあ、敵だから休ませてくれねえだろうな。」
「そうですね。行きますよ!」

 

ソニック達は敵の大群へ向かっていった。

 

 

 


「やっぱり結構な量だな。」
「そうだね。」

 

一方こちらも敵と戦っている東のテイルス達。
敵は大群でやってきており、倒してもきりがなく出てくる。

 

「これじゃあきりが無いな。」
「よし、じゃあコレを使ってみるかな。」

 

ナックルズは隠し持ってきた火球草の実を取り出した。

 

「そうか、その手もあったな。」
「よし、それ!」
「ファイヤーブレス!!」

 

ナックルズとテイルスは持っていた実を敵に向かって投げつけた。
その実めがけ、ストレンジャーは火玉をぶつけた。

実に炎がぶつかると実は燃え、凄まじい爆発を発生させ、敵を炎ごと吹き飛ばした。

 

 

 

「やった!」
「上手くいったな。」

 

敵は燃え尽き、灰になった。

 

「さすがだな、ナックルズ。」
「これくらいなんてことねえって。」
「じゃあ次の場所の散策に行こ。」

 

テイルス達は月影草を片手に、砂浜のエリアを後にした。
ストレンジャーは少し、名残惜しみながら。

 

 


一方変わって西のソニック達。
こちらもストレンジャー達同様に敵と戦っていた。

 

「ちっ さすがに最後の場所なだけあって手ごわいな。」
「そうね、なかなか敵が片付かないわ。」

 

ソニック達も同様に少し敵と苦戦していた。

 

「やっぱり突破口がないとコレは厳しいな。」
「どうしようアルドール。」
「確かこの辺には変わった花が咲いてるはずなんですけど・・・」

 

アルドールは敵と戦いつつ、花を探していた。

 

「花?」
「でも花なんて何につかうのよ。」
「とっても綺麗ですごい力を秘めてるんです。 あ! あれ!!」

 

アルドールは敵の後ろの方に咲いている一輪の花を指差した。
ソコには黄色い小さな花がたくさん付いた枝が生えていた。

 

「どっちかっていうと枝ね。 あれ。」
「あれを取れれば何とかなると思うんです。」
「よし、じゃあ邪魔なのを飛ばして最短で行くぜ!」

 

ソニックは槍を片手に敵に突っ込んでいった。
後からハンマーと扇を持ったエミーとアルドールが付いていく。

 

 

「おらおら邪魔だぜ!!!」
「あ! あそこに!!」
「アルドール! 急げ!!」

 

ソニックとエミーは前方の敵を抑えアルドールのために花への道を開けた。
アルドールはその隙に花を摘み取った。

 

「ソニックさん!エミーさん! 伏せて!!」

 

アルドールは摘み取った花を片手にソニックとエミーに言った。
ソニックとエミーはその場に伏せた。

 

 

「サンダーショック!!」

 

 

アルドールが振った花から強力な雷が敵に向かって飛んでいった。
雷が敵に当たると共に、当たった敵は次々と消えていった。

 

 

 

 

「ふう、」
「えらい目にあったぜ。」
「それにしてもすごい雷だったわね。」


エミーはアルドールが持っていた花を見ながら言った。

 

「コレは雷華草と言って、雷の力を充電する花なんです。 なので自然に出来た雷に相当する力を出すんですよ。 充電しないと一回しか使えませんが。」
「すごい花なんだな。」

 

ソニックは花に触れようとした。

 

「あ、あまり触らない方がいいですよ。 電力が無くなったといっても、静電気は残ってますので。」
「おおっと、それは危ないな。 でもこの花、充電すれば何回でもあの力を使えるのか?」

 

ソニックはアルドールへ問いかけた。

 

「ええ、そうですよ。」
「だとしたらストレンジャーに充電してもらわえばもう一回使えるんじゃない?」
「でも自然じゃないと使えるかどうかちょっと・・・」

 

アルドールはちょっと考えながら言った。

 

「ま、それは置いといて、早くストレンジャー達に合流しようぜ。」
「そうね。」

 

ソニック達は西エリアへ向かおうとした。だが

 

「ウッ、」

 

 

 

バタッ!

 

 

急にソニックが倒れてしまった。

 

 

「!! ソニックさん!!」
「ソニック・・」

 

 

バタッ!

 

 

「!! エミーさん!!」

 

ソニックの元へ行こうとしたエミーも倒れてしまった。

 

「ソニックさん! エミーさん!!」

 

アルドールはソニックの肩をゆすった。
だが二人はそのまま目を閉じてしまった。

 

「いったいどうしたんですか!?」
『アルドール!! 聞こえるか!!』

 

アルドールは急に起きた事態にあたふたしているとソニックがつけていたトレジャースコープから声がした。

 

 

「ストレンジャー大変なの!! ソニックさん達が!!」

 

アルドールはソニックの付けていたトレジャースコープを取って言った。

 

『ああ、こっちも急にテイルスとナックルズが急に倒れちまったんだ。』
「テイルスさんたちも!?」
『とりあえず今どこにいるんだ!?』
「今は西側の山のてっぺんにいるの。」
『ソコから東側の俺の家まで二人を連れてこれるか?』
「うん、何とかやってみる。」
『俺もテイルスたちを運んでいく。急いでくれ!』
「わかったわ!」

 

アルドールは通信を切り、スコープを折りたたみ、ドレスのポケットへしまった。

 

 

 

「うんしょ・・」

 

アルドールはソニックとエミーの手を取り、二人を引っ張って飛んでいった。


 ー続くー

 



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