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突如の襲撃 有能な攻撃主

 マリンコースト海上

 

 

ソニック達一行はホワイトアクロポリスで起こった事件をきっかけにストレンジャーたちの過去を聞いた。
世界の侵略が始まり、世界が崩壊する序章をソニック達は知った。
そして、ストレンジャー、アルドールが四神の青竜、朱雀の一人であることも。

 

 

 

「これからどうするの? ストレンジャー。」

 

アルドールはテイルスが運転するカレントで聞いた。

 

「侵略軍が本格的に起動を始めたのなら、俺はその侵略を阻止しつつ、テトラクリスタルアイランドの場所や情報を収集するつもりだ。」
「そうすると私達だけでは戦力が足りないわね。」
「ピスフリーやジョイも探さないと。」

 

ストレンジャーとアルドールは少し考えつつ俯く。

 

 

 

「心配すんなストレンジャー、アルドール」

 

 

ソニックが不穏なムードを切って言った。

 

「俺達だっているじゃないか。」
「そうだ、お前達だけで抱え込むなって。」
「そうよ。私達だってやれるだけのことはするわ。」

 

ソニック達は口々にそう言った。

 

「世界とストレンジャー達の危機だもんね。」

 

運転しているテイルスも言った。

 

「すまない、ソニック、テイルス、ナックルズ、エミー。」
「ありがとうございます。」

 

ストレンジャーとアルドールは感謝しながらそう言った。

 

 


カレントは数時間6人を乗せ、ミスティックルーインへと運んでいった。

 

 

 

 

 

 ミスティックルーイン テイルスの工房 メカエリア

 

 

「とにかくいろいろと情報を集めないと始まらないね。」

 

テイルスはカレントを入れたメカエリアのゲートを封鎖するスイッチを押しつつ言った。

 

「でも俺達は空を飛ぶすべが無いし、ストレンジャーだけで偵察するにも島の場所が特定できないんじゃな。」
「何か突破口を取らないと ね。」

 

6人はメカエリアと工房をつなぐ道を進行しつつ、作戦を考えていた。
だが肝心な情報が何一つ無く動くにも動けずにいた。

 

「まずは侵略を一つ一つ防いでいくしかないわね。」
「防いでいるうちに何か情報が得られるかもしれないからな。」
「とりあえず、全員がいっしょにいるしかないね。」

 

先を歩いていたテイルスがマンホールの蓋を開けた。

 

「さて、まずは侵略の妨害と決まったけど、」
「どこを見ていればいいかだな。」

 

 

 


「とりあえず、俺が外を見るのとついでにあのときの武器を取ってくるよ。」

 

ストレンジャーが提案した。

 

「クリスタルで出来たあの武器?」
「ああ、まずは武器が無いとな。さすがに装備無しじゃ、何も出来ないから。」
「確かにな。でも一人で大丈夫か?」
「大丈夫だ。じゃあとりあえずいってくるぜ。」

 

ストレンジャーは工房を出て行った。
テイルスは窓からストレンジャーが飛んでいくのを見届けていた。

 

 

「ああは言ってたけど、やっぱり心配ね。」

 

エミーがイスに座りつつ呟いた。

 

「ストレンジャーは皆に迷惑をかけたくないのよ。昔分かれる時も涙を見せなかったから。」

 

アルドールはそう言った。

 

「とりあえずストレンジャーが帰ってくるのを待とうよ。」
「そうだな。武器があればそれなりに手が出せるからな。」

 

ソニック達はストレンジャーが帰ってくるのを待っていた。

 

 

 

 

ストレンジャーが出て行って数時間・・・

 

 

外は日が傾き始め少し夕日に染められていた。

 

「さすがにちょっと遅すぎない?」
「そうだな。もう3時間はたつぜ。」

 

ソニックは壁に掛けられている時計を見て言った。

 

「確かトロピカルアイランドまでストレンジャーだと30分近くで付くはずなのに。」

 

窓の外を見ながらテイルスはそう呟いた。

 

「何かあったのかしら・・・」
「とりあえず見に行ってみようぜ。」
「でもどうやっていくんだ? あそこは渦潮&強風でメカじゃ無理だぜ?」
「あっとそうだったな。」

 

ソニックの意見にナックルズは頭をかきながら言った。

 

 

 

 

「なら、私がどうにかしましょうか?」

 

不意にアルドールがそう言った。

 

「アルドールが? 一人じゃ俺ら3人を運ぶのは無理だろ?」
「いいえ、大丈夫です。この羽があれば。」

 

そういうとアルドールは腕から生えている羽を取った。

 

「この羽をどうするの? アルドール。」
「とりあえずソニックさん。この羽を持ってください。」

 

アルドールの差し出した羽を、ソニックは受け取った。

 

「で、どうするんだ?」
「羽を持ったままジャンプしてみてください。」
「こうか?」

 

ソニックは真上にジャンプした。

 

 

 

 

「え!?」
「うそ!」

 

ソニックの現状を見てエミーとナックルズが驚いていた。


「ん? どうした二人して。」
「ソニック!! 浮いてるよ!!」
「え?」

 

ソニックは足元を見た。
ソニックの体は中に浮き、漂っていたのだ。

 

「マジかよ!?」
「すごいアルドール!」
「でもどうして!?」
「この羽は次期朱雀の後継者に生える羽なんです。コレを使えば、誰でも空を飛ぶことが出来るんですよ。効力は取ってから永久に。」
「すごい!!」
「じゃあコレを使えば俺達も飛べるのか!?」

 

ソニックはアルドールに言った。

 

「ええ、ナックルズさんもエミーさんも飛べますよ。どうぞ。」

 

アルドールは二人にも羽を渡した。

 

「でも下りるときはどうすればいいんだ?」

 

浮いているソニックはアルドールに聞いた。

 

「降りようと思うだけで下りれますよ。」
「おっと、本当だ。」

 

ソニックは再び地上に足をつけた。

 

「じゃあストレンジャーを探しに行こっか。」
「ええ。」

 

ソニック達は羽を持ってテイルスたち同様空を飛んで島へ向かっていった。

 

 

 

 

 

 トロピカルアイランド

 

 

「ちっ! ずいぶんとわいてくるじゃねーか!!」

 

ストレンジャーは小屋の前で大群の敵と戦っていた。
手には剣を持って。

 

「どこまで耐えられるかな?」
「うるさい!! ファイヤーブレス!!」

 

ストレンジャーは敵を真っ二つにしつつ相手に火炎玉をぶつけた。
敵は次から次へと出てくる。

 

 

『このままじゃ拉致があかないな。どうするか・・・』

 

ストレンジャーは敵を相手にしつつ突破口を考えていた。

 

 

 

 

 トロピカルアイランド近辺上空

 

 

「でもすげえなー まさか俺達が空を飛べることが出来るなんてな。」
「本当、とっても気持ちいいわー」

 

ソニックとエミーはそう言った。

 

「喜んでもらえてよかったです。」
「あ、みんなトロピカルアイランドが見えてきたよー」

 

テイルスが前方を指差した。
まだ少し距離があるが島が見えていた。

 

「あれ? 今一瞬島が明るくなかった?」

 

島を見ていたテイルスは、そう言った。

 

「え?そうだったか?」
「私には見えなかったけど。」
「あれー?」

 

テイルスは首をかしげていた。

 

「とりあえず早く行ってみようぜ。」

 

ソニックは飛ぶスピードを上げた。

 

 

「あ、まってソニックー」
「置いてくんじゃねーよ。」
「もう、乙女を置いていかないでよね。」

 

テイルス、ナックルズ、エミーもスピードを上げて飛んでいった。

 

『皆さん、少し元気になってよかった。』

 

アルドールはそう思いつつ、スピードを上げていった。

 

 


「あ、みて!!」

 

ソニック達はエミーが指を指した方向を見た。
そこには敵に前方を囲まれたストレンジャーがいた。

 

「大変!! ストレンジャーが!!」
「俺達も加勢しに!!」

 

 

 

シュッ!!

 

 

「え!?」

 

ソニックの前をすれすれで飛行機が飛んでいった。

 

「何だ!?」

 

飛行機はストレンジャーと戦っている敵目掛けて攻撃した。

 

 

 

バシバシバシッ!!!

 

 

『何だ!?』

 

ストレンジャーは突然起こった砂埃を避けるために空へ飛び上がった。
プラズマショットは敵に命中し、敵が全部消えていった。

 

『とりあえず味方みたいだな・・・』

 

ストレンジャーは空を飛んでいる飛行機を見た。

 

 


「ストレンジャー!! 大丈夫か!!」

 

ソニックはストレンジャーの元へ飛んでいった。

 

「ああソニック、俺は平気だ。 でもあれって。」

 

飛んでいた飛行機はスピードを下げつつ島に着陸していった。

 

「多分フォックスだよ。」

 

少し遅れて飛んできたテイルスはそう言った。

 

「フォックス?」
「うん。」

 

テイルスは飛行機の元へ飛んでいった。

 

「とりあえず行ってみるか。」
「ああ。」

 

ソニック達も着陸した飛行機の元へ

 

 


島に着陸した飛行機の元へ一番に着いたテイルス

 

「フォックスー」
「テイルス! 久しぶりだな。」

 

テイルスがそういうと操縦席の窓が開き、フォックスが出てきた。

 

「フォックスどうしたの? 確かもとの場所へ戻っていったはずなのに。」
「ああ、変な敵の電波をキャッチしたんでな。排除しに来たんだ。」
「そうだったの。」
「テイルスの知り合いか?」

 

少し遅れて島にやってきたストレンジャーがテイルスに問いかけた。

 

「うん。フォックスだよ。フォックス、あの人たちがここの世界に住んでる別の人たちだよ。」
「そうだったのか。敵は排除したんだが君、大丈夫だったか?」

 

フォックスはストレンジャーに問いかけた。

 

「ああ、オレには何も当たってないぜ。おかげで助かったよ。ありがとうフォックス。」
「いいってコレくらい、えっと・・」
「ストレンジャーだよ。」
「ストレンジャー。」

 

フォックスとストレンジャーは握手した。

 

 

 

 

「で、フォックスはこれからどうするの?」

 

一時ストレンジャーの家へやってきた7人

 

「とりあえずここの敵は排除したがまだまだここの星には同じ電波が出続けてるんだ。それを皆排除しちまわないとな。」
「その電波はどうやってキャッチしてるの?」
「アーウィンに備え付けてあるモニターに出てるんだ。」
「テイルス、そのモニターを応用して、どこに敵がいるか確かめられないか?」

 

ソニックはテイルスに提案した。

 

「うん、自分も同じ事を考えてた所だよ。その電波を収集できればどこにいるかもわかるし、最終的にはストレンジャー達がいた島も見つけられると思うんだ。」
「確かにいい案だな。じゃあ俺もテイルス達に協力するよ。」
「ありがとうフォックス。」

 

テイルスとフォックスは握手した。

 

 


新しくやってきた有能な攻撃主のおかげでいろいろと突破口が開けたソニック達。

戦いの始まりは今、切って落とされた・・・


 ー 続く ー

 


初回の戦闘 風の谷

突如襲撃されたトロピカルアイランド
ストレンジャーが苦戦する中、突如やってきたフォックスとアーウィンのおかげで無事、敵を排除することに成功した。
侵略軍との攻防戦はまだ始まったばかりだったのだ。

 

 

 

 ミスティックルーイン メカエリア

 

 

トロピカルアイランドから帰ってきたソニック達一行。
フォックスの乗ってきたアーウィンをしまうため、全員はメカエリアへやってきた。

 

「隔壁オープン!!」

 

メカエリアと海をつなぐ大きな隔壁が開けられた。

 

「フォックスー、いいよー」
「OK!」

 

テイルスはつけていたトレジャースコープでフォックスと通信し、アーウィン格納庫へしまった。

 

「テイルスってこんな大きな基地を持ってたんだな。すごいな。」
「そ、そんな事無いよー」

 

テイルスは尻尾を揺らし、ちょっとテレながら言った。

 

「さて、それじゃあ始めるか。」
「うん。」

 

テイルスたちは新しく設けた大きなスクリーン付きのメカの元へ。

 

「ちょちょいのちょいっと。」

 

テイルスはメカにシステムを入力した。
するとメカは起動し、モニターにレーダーが表示された。

 

「僕達がいる所はここの青い所だよ。それで、他の赤い所が侵略軍だね。」
「まずは近場からアタックしていくか。」
「そうね。でもどんな敵がいるかわからないのよね。」
「まあな、でもそれだけスリルと戦いがあるってことだな。」
「僕たちの進行に連れて多分敵も強化されると思うんだ。僕はここで指揮をとるよ。」
「ああ、頼むぜテイルス。」
「まずはどこが近いんだ?」

 

フォックスはテイルスに聞いた。

 

「そうだねー、まずはウィンディバレーからかな。」
「よし、そうと決まったらまずは準備だな。」

 

ソニック達は武器の置いてあるテーブルへ移動した。

 

「まずはそこまで無いからそれぞれ持っているもので挑もうか。」
「ソニックにはスピア、ナックルズにはハンマーを渡しておくぜ。」
「ああ、わかった。」

 

ソニックとナックルズはそれぞれ武器を手にした。

 

「フォックスは初期装備のブラスターとカウンターだな。」
「OK。」
「エミーは初期装備のハンマー、アルドールは扇と杖を渡しておくぜ。」
「わかったわ。」

 

アルドールは杖を手にした。

 

「じゃあテイルス、俺達行って来るぜ。」
「うん、僕はトランジーバーで皆に指揮を送るね、気よつけてね。」
「ああ、わかってるぜ。」
「よし、いくぜ!!」

 

ソニック達は最初の目的地であるウィンディバレーへ向かっていった。

 

 

『頑張ってね、皆。』

 

テイルスは心からエールを送っていた。

 

 

 

 

 

 ウィンディバレー

 

 

ミスティックルーインから飛び出すこと数分。
ソニック達は侵略軍がいるウィンディバレーへやってきた。

 

『皆、もう目的地は見えた?』

 

通信機からテイルスがソニック達に聞いた。

 

「ああ、見えたぜ、状況はそこまで悪くはなさそうだが急がないとな。」
『侵略軍の勢力が大きいと思われるのは前に行った白の神殿からだよ。場所はストレンジャーが知ってるから。』
「じゃあそこが迎撃ポイントだな。」
「分かれていくか?」

 

ナックルズが提案した。

 

「ああ、戦力は分散した方がいいからな、集合場所は中心の風の吹き出し口だ。いいな?」
「OK!!」
「俺は左側から行くぜ。」
「じゃあ私も!!」

 

ソニックとエミーは島の左側へ向かっていった。

 

「じゃあ俺らは右側から行くぜ。」
「わかったぜ。」

 

フォックスを持っているストレンジャーは島の右へと向かっていった。

 

「じゃあ俺達は正面からだな。」
「わかりました、ナックルズさん。」

 

ナックルズとアルドールは正面から攻めることになった。

 

 

 

「よし、ここらでいいかな。」

 

ストレンジャーは陸地の近くでフォックスを下ろした。

 

「じゃあ行くぜフォックス。」
「ああ、オレからも頼むぜ。」

 

 

 

ガサガサ・・・ !!

 

「早速来やがったな。」

 

前方の茂みから敵がやってきた。

 

「敵にしては感知が早いな。」

 

フォックスとストレンジャーは戦闘体制へ

 

 

「いくぜ!!!」

 

 

ストレンジャーとフォックスは前方の敵へ向かって突撃した。

 

 

 

「よし、この辺でいいな。」
「よっと。」


ソニックとエミーは海辺の陸地へ着地した。

 

「じゃあ敵を排除しつつ私達も行きましょ。」
「ああ、負けるわけには行かないからな。」

 

ソニックとエミーは島の中心へ向かっていった。

 

 

 


「ここらでいいだろ。」

 

ナックルズとアルドールはあぜ道の一角へ降り立った。

 

「敵はいないみたいですね。」
「ああ、だが安心は出来ないぜ。」
「はい、用心します。」

 

ナックルズとアルドールは、敵がいないことを確認し、島の中心へ向かっていった。

 

 

 

「とりやぁ!!」
「破ッ!!」

 

一方、敵との攻防を続けているフォックス&ストレンジャー

 

「ちょこざいな!!」

 

敵は暴言を吐きつつ、二人を倒すべく接近していく。

 

 

「甘いな、ファイヤーブレス!!」
「食らえ!!」

 

フォックスはブラスター、ストレンジャーはブレスで敵を一掃していく。

 

 

「隙有り!!」
「!!!」

 

突如後方からやってきた敵がストレンジャーを襲う。

 

「覚悟!!」

 

 

「甘いな!! とぉっ!!!」

 

ストレンジャーを襲う敵めがけてフォックスはムーンサルトを繰り出した。

 

「助かったぜ、フォックス。」
「なに、コレくらいイイって。」

「ふぅ、コレでとりあえず全部見たいだな。」
「ああ、初回にしては結構強かったけどな。」

 

フォックスとストレンジャーは手に付いた砂埃を払いながら言った。

 

 

『二人とも、大丈夫?』

 

 

通信機を通してテイルスが話しかけてきた。

 

「ああ、大丈夫だテイルス、ソニック達の方は大丈夫か?」
『うん、皆まだ敵には会ってないみたいだよ。』
「了解だ、俺達も先を急ぐぜ。」
『気を付けてね。』
「ああ、わかってる。」

 

 

「大分時間を食っちまったな。急ごうか。」
「ああ、でも急ぎすぎも危険だ、とりあえず歩いていこうぜ。」
「わかった。」

 

空を飛んでいこうとしていたストレンジャーをフォックスは制止させ、二人は歩いていくことにした。
6人はそれぞれ、島の中心へと向かっていった。

 

 

 

 風の吹き出し口近辺

 

 

「ここだな。」

 

一番早くついたのはソニックとエミー。

 

「テイルス、ここでいいのか?」

 

ソニックは装着しているトレジャースコープからテイルスに問いかけた。

 

『うん、そこの近くにある洞窟に、風の吹き出しポイントがあるよ。そこの前で待ってて。後の4人も徐々に近づいてるから。』
「了解だ。」
「おお、ここだな、よおソニック。」

 

少し遅れてナックルズとアルドールがやってきた。

 

「あれ? ストレンジャーは?」

 

アルドールは辺りを見渡しながらソニックに問いかけた。

 

「いや、まだ俺達しか来ていないんだ。」
「そうなの。」
「もうすぐ来ると思うけどな。」

 

ソニックがそういうと後方から

 

 

 

ガサガサッ・・・

 

「え?」
「何??」

 

ソニック達は音のした茂みへ視線を向けた。

 

「ふう、ようやくついたな。」
「ああ。」

 

茂みからはストレンジャーとフォックスが出てきた。

 

「ストレンジャー、フォックス。」
「何だ驚かせるなよ。」
「あ、ゴメン。悪かった。」
『皆そろった?ソニック。』

 

スコープからテイルスがソニックに問いかけた。

 

「ああ、コレで全員そろったぜ。」
『OK、じゃあそこからはストレンジャーが先導してくれる?』
「わかったぜテイルス、で、どこへ行けばいいんだ?」
『前にクロノアと行った白の神殿へ向かってくれる? そこから敵の反応がでてるから。』
「了解だ。」

 

テイルスとの通進を終え、ストレンジャーがソニック達の方へ向きなおした。

 

「よし、じゃあ俺達も行こうぜ。」
「ええ、わかったわ。」

 

ストレンジャーとアルドールは風の噴出し口からでる風に乗って上方へ飛んでいった。

 

「俺達も行こうぜ。」
「了解だ。」
「行きましょ。」
「さっさと片付けちまおうぜ。」

 

ソニック達もストレンジャー達に続いて風に乗り、ウィンディバレーへ向かっていった。

 

 ー続くー


汚れた宝石 四神の力

 ウィンディバレー

 

ソニック達は最初の戦闘場所であるウィンディバレーへやってきた。
風の吹き出し口から出続ける風に乗って。

 

「ふう、ようやく付いたな。」

 

風の吹き出し口の出口へ一番早く着いたのはストレンジャー

 

「ここがウィンディバレーね。」

 

続々と出口に着いたソニック達がやってきた。

 

「ここが、ウィンディバレー。」
「でも風が無いわね。」
「おかしいな、前回着たときはすごい強風が吹いてたんだが。」

 

今回のウィンディバレーはなんと無風だったのだ。

 

『多分侵略軍の力で島がおかしくなってるんだよ。早くもとに戻さないと。』
「ああ、わかってるってテイルス。」
「で、本拠地の白の神殿はどっちなんだストレンジャー。」

 

ソニックはそれらしきものを探しつつストレンジャーに聞いた。

 

「まだここからじゃ遠いんだ。レールを走っていけばそこの近くまではいけるぜ。」
「じゃあここから歩いていくのか。」
「そういうことだ。」
「よし、じゃあ行くぜ!!」

 

ソニック達はレールの上を走って進んでいった。

 

 

 

 


しばらく進んでいくと。

 


「あ、あれかー? ストレンジャー」

 

先頭を走っていたソニックが後方から付いてくるストレンジャーに聞いた。

 

「ああ、あそこだ。そこまでは飛んでいくんだ。」
「だが、一筋縄では行きそうにないぜ。」

 

ソニックは一時止まり、白の神殿を見た。
そこには侵略軍が大勢外で見張りをしていた。

 

「ちっ、見張りがいんのか。」
「どうする?、ストレンジャー」

 

アルドールはストレンジャーを見て言った。

 

「よし、じゃあ俺がアクアブレスで敵の注意を引くから、その隙に皆は神殿の内部へ向かってくれ。内部は複雑な構造じゃないから迷わないと思う。」
「わかったぜ、ストレンジャー。」

 

ストレンジャーの提案にナックルズは同意した。

 

「私もいっしょにいるわ、ストレンジャー。」
「ああ、じゃあ頼むぜアルドール。」
「よし、じゃあ行くぜ!!」

 

ストレンジャーは走ってきたレールから空へ飛び立った。

 

 

「アクアブレス!!!」

 

 

ストレンジャーは巨大な泡と水泡を発射させ島の見張りの注意を引いた。
その隙にソニック達は神殿の入り口に向かって飛んでいった。

 

 

 


 バシャバシャッ!!! 

 

「なんだなんだ!!?」
「敵だ!!!」

 

白の神殿の外を見張っていた侵略軍はいっせいに集まってきた。
水玉の着地地点にストレンジャーとアルドールがいた。
手には剣と杖が握られていた。

 

「さあ!!」
「ショウタイムよ!!」
「かかれ!!!」

 

ストレンジャーとアルドールは大量の敵を相手に向かって行った。

その隙に神殿へ侵入したソニック達は奥へ走っていった。

 

「ここが大広間か。」

 

ソニック達は敵に邪魔されること無く神殿の奥へやってきた。

 

「あ、みてソニック!!」

 

エミーは奥の台座を指差した。
台座には大きな黒真珠が乗っていた。

 

「これ。」
「テイルス、コレが発信源か?」

 

ソニックは目の前にある黒真珠を前にテイルスへ聞いた。

 

 

『うん、ソニックの前にあるのが大きな発信源だよ。それを破壊してくれる?』
「了解だ。頼むぜナックルズ。」
「ヨッシャ! 行くぜ!!」

 

ナックルズは手にしていたハンマーを大きく振りかざした。

 

「オラッ!!」

 

 

 

ガン!!!

 

 

「固ッ!!」

 

ナックルズは両手で持っていたハンマーを片手で持ち、多少痛む手を振りつつ言った。

 

「おい、全然びくともしてねえぜナックルズ。」
「マジかよ!!」

 

ナックルズは自分が叩いた真珠を見て驚いていた。


『どうしたの皆?』
「ナックルズがハンマーで思いっきり叩いたんだが全然びくともしないんだ。」
『嘘!? その剣やハンマーはダイヤモンドじゃなければ全部壊れるはずなのに!』
「そんなに強度があるようにはみえねえけどな。」

 

ソニックは黒真珠を見つつ言った。

 

「こういうのはやっぱりストレンジャー達じゃないとダメなのか?」
「そうだとしたらストレンジャーを呼ばないと。」
「じゃあ加勢しに行くか!」
「ええ、行きましょソニック。」

 

ソニックとエミーは入り口へ向かって走っていってしまった。

 

 

「お、おい! オレを置いていくな!!」

 

ナックルズとフォックスもソニック達の後を追いかけていった。

 

 


「破ッ!!」
「それっ!!」


ストレンジャーとアルドールはそれぞれ正面の敵を倒していた。

 

「やっぱり敵が多いな。」
「ええ、これはなかなか終わりそうに無いわね。」

 

ストレンジャーとアルドールは背中同士で言った。

 

「ストレンジャー!! アルドール!!」
「私達も加勢するわよ!!」
「おらおらおらっ!!!」
「邪魔はさせないぜ!!」

 

神殿から出てきたソニック達はそれぞれ近い敵をターゲットに敵へ向かっていった。

 

「ソニック! ナックルズ! エミー! フォックス!」
「加勢があれば貴方達なんかに負けないわ!!」

 

ストレンジャーとアルドールも敵を排除するために向かって行った。

 

 

 


「ふう、コレで全部だな。」
「ようやく片付いたわね。」

 

ソニック達は手に付いた砂埃を払いつつ言った。

 

「で、ソニック。 中には何があったんだ?」
「中に奇妙な黒真珠があったんだけど。コレがまた厄介者でな。」
「黒真珠?」
「ああ、オレが壊そうとしたんだが壊れないんだ。ハンマーを使ってやったんだが。」
「で、ストレンジャー達なら何か知ってるかもってきたの。」
「確かにその真珠は奇妙だな。見に行ってみるか。」

 

ソニック達は再び、神殿へ向かっていった。

 

 


「コレだ、ストレンジャー。」

 

ソニックは台座に乗っている黒真珠を指した。

 

「コレが発信源なのか?」
「見たところ確かに普通の真珠ね。」

 

ストレンジャーとアルドールは近くでまじまじ見ていた。

 

「一応切ってみるか。」

 

ストレンジャーは持っていた剣で軽く黒真珠を叩いた。

 

 

パキッ!

 

 

すると真珠はなんといとも簡単にヒビが入り切れてしまった。

 

「え! マジかよ!!」
「ナックルズでも壊せなかった真珠が。」
「確かに変だな。俺なんかよりよっぽどナックルズの方が力があるのに。」
「何か違う点があるからかしら。」

 

アルドールは切れた真珠を拾い、また真珠を観察した。
すると、

 

 

キラッ!!

 

 

「え!?」

 

アルドールは急に光った真珠を放した。
手から離れた真珠はなんと黒から美しい綺麗な白の真珠へ生まれ変わった。

 

「真珠が!」
「すごい綺麗ー!」

 

エミーは落ちた真珠を拾って真珠に見とれていた。

 

 

 

「・・・なるほどな。ナックルズとオレとの違いはこれだな。」
「違いってなんだストレンジャー?」

 

ナックルズはストレンジャーに聞いた。

 

「多分すぐに切れた真珠と今浄化した真珠を見ると、俺達四神にしか浄化も切る事も出来ないってことだ。」
「なるほどな、確かにそれじゃあ、ナックルズでも壊せないってことか。」

 

 

『皆、反応が消えたんだけど何かあった?』

 

事が一段落したところでテイルスが話しかけた。

 

「ああ、黒真珠を破壊。 浄化をした所だ。」
「一応この真珠も持ち帰るぜ。」
『了解、じゃあとりあえず、ミッションコンプリートだね。』
「じゃあコレより帰還するぜ。」

 

ソニック達は真珠を持って白の神殿を後にした。

 

 

 


 ミスティックルーイン メカエリア

 

 

「今帰ったぜテイルス。」

 

ウィンディバレーから戻ってきたソニック達はメカエリアへやってきた。

 

「お帰りみんな。ケガは無い?」
「ああ、俺達はなんてことは無いぜ。それよりこれ。」

 

ストレンジャーは持ってきた真珠を出した。

 

「コレが例の真珠だね。」
「ええ、何に使えるのかはわかんないけど、とりあえず初期の情報収集のやくに立つといいんだけど。」
「それにしてもやっぱり綺麗だね。」

 

真珠を受け取ったテイルスも真珠をしばらく見ていた。

 

「俺達は次、どこへ行けばいいんだ? テイルス。」
「僕も一通り近辺を見たんだけど、発信源が無くなっちゃったんだ。」
「そうなのか?」

 

ソニックはモニターを見に行った。

 

「確かにポイントが無いな。」
「うん。だからしばらく足止めだね。」

 

テイルスは持ってきた真珠をメカの上へ置いた。
すると

 

 

 

パッ!

 

 

「あ! ポイントが出たぜ。」

 

真珠をモニター前のメカに置いたとたん、モニターにポイントが表示された。

 

「あ、本当だ! でも突然出るなんてビックリだね。」
「まさかとは思うがその真珠のせいもあるんじゃないか?」

 

ストレンジャーは持ってきた真珠を見て言った。

 

「確かにコレなら、その可能性もあるな。」
「宝石同士が引き合ってるのかしら?」

 

エミーはたとえで言ってみた。

 

「確かに、そうかもしれないな。」
「まるでカオスエメラルドだな。」
「そうだね。」

「で、次はどこへ行くんだ?」

 

ナックルズもモニターの前へやってきた。

 

「えっと、次は、ホワイトアクロポリスみたいだね。」
「前に行った場所だな。」
「うん、そうだよ。」
「じゃあ、次はそこだな。」

 

次の目的地はホワイトアクロポリスへ決定した。

 

「でも行くとしたら明日だね。今日はしっかり休まないと。」
「よし、じゃあ今日は久しぶりにストレンジャーの手料理でも食うか!」
「お、それいいな!」
「賛成!!」

 

 

「わかったぜ皆。おいしいもの作ってやるよ。」
「あ、ストレンジャー、私も手伝うよー」

 

ストレンジャーの後をアルドールが追いかけていった。

 

「もしかしてアルドール。ストレンジャーに興味あるのかな?」
「確かに無いとはいえそうに無いな。」

 

ソニック達も続々とメカエリアを後にした。

人気が無くなったメカエリアで浄化した真珠が、差し込む光がないのにもかかわらず、輝いていた。

 


 ー続くー

 


夢と現実 桃の姫

 ミスティックルーイン

 

ソニック達はウィンディバレーでの戦闘を終え、テイルスの工房での夕飯を食べていた。
今回のディナーももちろん、ストレンジャーが作ったおいしいディナー
7人はその後の一時を終え、床についていた。

 

 

「ZZZzzz・・・・」

 

寝ている場所はそれぞればらばらだが、全員がすでに夢の中。
だが、一人だけ夢の世界では無く現実世界にいる人が

 

「う、うーん・・・」

 

一人目覚めたのはストレンジャー
ソファで寝ていたストレンジャーだったが急に目が覚め、外へ。

 

 

 

 

『星が綺麗・・・』

 

外は綺麗な星空と月が輝いていた。
でもまだ深夜近くなので、明かりが無い。

 

『ピスフリーやジョイも、この星空を見てるのかな・・・』

 

近くの柵に背中を預け、ストレンジャーはそんな事を考えていた。

 

『会いたですかd? 昔の友人に。』
「!!!」

 

不意にストレンジャーの背後から声がした。

 

「誰だ!」

 

ストレンジャーは後に振り向き、声の主を探した。
だがそこには誰もいない。

 

「気のせいか?」

 

辺りを見渡しつつ、ストレンジャーはそう言った。

 

『もう一度質問します。 会いたいですか? 昔の友人に。』
「誰だ? 姿を現せ!」

 

ストレンジャーがそういうとテイルスの工房の屋根から一つの人影が下りてきた。

 

「誰だ? オマエ。」
『名乗るほどのものではありません。』

 

人影はそういった。

 

「さっきのことだが、どういうことだ?」
『そのままの内容です。 貴方の言う、ピスフリーとジョイに会いたいですか? と、言うことです。』
「俺が会いたいと言ったらどうするきだ?」

 

名乗らない人影にストレンジャーは問いかける。

 

『会わせたいのは山々ですが、今は出来ません。』
「どういうことだ?」
『その二人は、もう少しすると貴方ともう一人が会うことになっています。ですが、彼らには多少、危険が付いているのです。』
「ピスフリーとジョイがか?」
『その通りです。 自分が言えることは、彼らは今、ある場所であなた方を待っています。』

 

そういうと影は段々足元が消え始めた。

 

「まて! どこで待っているんだ?」

 

ストレンジャーは消えていく人影に問いかけた。

 

『あなた方のいた、元の島で待っています。』
「テトラクリスタルアイランドにか?」
『もう一つ、貴方に忠告しておきます。』

 

影は完全に消える前に言った。

 

『そこにいるモノが、すべてではない事。 ・・・それだけは、覚えていてください。』
「まて!」

 

人影は消えてしまった。

 

 

『どういう意味だ?』

 

ストレンジャーは消えた人影がいた場所を見ていた。

 

 

 

 

それから時間がたち、朝。

ソニック達もそれぞれで起き始めた。

 

「うーーん、よく寝たー」
「ふぁあ、もう朝か。」

 

ソニック達は寝ていたベットから起きた。

 

「あ、ソニック、おはようー」

 

テイルスは自分が寝ていた寝室から出てきた。

 

「おうテイルス、おはよう。」
「おはようテイルス。」
「あれ? ストレンジャーは?」
「まだ寝てるぜ。」

 

ソニック達はストレンジャーを見た。

 

「珍しいね。いつも早起きなのに。」
「確かにな。」

 

ストレンジャーはうつ伏せで寝ており、まだ寝息を立てて寝ている。

 

「起こす?」
「いや、寝てるんだ。まだいいよ。それより朝飯、何かあるか? テイルス。」
「確か昨日のパンがまだあったと思ったけど・・・」
「じゃあそれで済ませちまおうぜ。」

 

ソニック達は昨日の残ったパンで朝食を取った。

 


ソニック達が起きてから一時間後・・・

 

 


「う、ううーん。」
「お、ようやく起きたな。」

 

リビングに座っていたナックルズが言った。

 

「おはようストレンジャー。」
「ああ、おはよう皆。」

 

眠気眼を擦りながら、ストレンジャーはいった。

 

「ストレンジャーにしては珍しいな。寝坊なんて。」
「ちょっと深夜に目覚めてな。皆もう朝ごはんは食べたか?」
「ああ、昨日残ってたパンでもう済ませちまったぜ。」
「そうか、わかった。」
「ストレンジャーの分もちゃんとあるよ。」

 

テイルスはキッチンから焼けたパンとバターが入ったバスケットを持ってきた。

 

「ありがとう、テイルス。」

 

ストレンジャーはテイルスからバスケットを受け取った。

 

「どういたしまして。」

 

 

 

 

 

しばらく時間が過ぎ、全員はメカエリアへやってきた。

 

「今日の目的地はどこだっけ? テイルス。」
「今日はホワイトアクロポリスだよ。」

 

テイルスはメカエリアにあるモニターに出ているポイントの場所を言った。

 

「よし、じゃあ行ってくるぜ。テイルス。」
「いってらっしゃーい。」

 

ソニック達は昨日同様、武器を持ってホワイトアクロポリスへ向かっていった。

 

 

 

 

 


 ホワイトアクロポリス

 

 

「ようやく付いたな。」

 

ソニック達がミスティックルーインから飛び出して約1時間。
目的地であるホワイトアクロポリスが見えてきた。

 

「テイルス、大きな電波はどこから出てるんだ?」
『えっと、まだ場所は確定できない。敵がちょっと多くてポイントがバラバラなんだ。』
「だとしたら、少し敵を片付ける必要があるな。」
『そういうことになるね。』

 

ソニック達は上空からホワイトアクロポリスの様子を見ていた。
所々に敵が固まっており、数も多そうだ。

 

「よし、わかった。 今回は皆で、いっせいに敵を排除していこうぜ。」
「確かに、バラバラよりそうしたほうがいいかもしれないな。」
「敵も多いからね。」

 

ストレンジャーの意見に皆が同意した。

 

 

「よし、行くぜ!!」

 

 

ソニック達は近くである4番ポートへ向けて飛んでいった。

 

 

 


「敵軍がこちらに向かっています!!」

 

ホワイトアクロポリスにいた敵がソニック達を発見し、トランシーバーで親機に連絡していた。

 

「いかがいたしますか?」
『近場にいる全軍はそっちに向かえ! 遠くへいる軍は引き続き、周りの状況を監視だ!』
「了解しました!」

 


「よし、ここら辺でいいか。」

 

ソニック達は前回船の乗り降りで使っていた4番ポートへ降り立った。

 

「でも、休んでる暇はなさそうね。」

 

アルドールは4番ポートの入り口を見て言った。
入り口の方からは大量の足音が聞こえてくる。

 

「よし、じゃあ行くぜ!」
「了解です!」
「いっくわよー!」
「行くぜ!!」

 

ソニック達は全員で入り口へ向かっていった。

 

 

「敵発見!」
「コレより戦闘体制に入ります!」
「覚悟!!」

 

敵軍もソニック達へ向かっていった。

 

 

 


数分後・・・

 

 

「ふぅ、やっぱりそれほどじゃなかったな。」

 

ソニック達は手に付いた砂埃を払いながら言った。

 

「所詮は下っ端って事だな。」
「テイルス、反応の方はどうだ?」
『ソニック達がたくさん敵を倒してくれたおかげで場所が特定できたよ。場所は前泊まったサンプライズの屋上だよ。』
「了解だぜ。テイルス。」

 

ソニック達はサンプライズへ向かって走っていった。

 

 

 

 


 ホテル サンプライズ

 

「さて、付いたはいいが。」
「やっぱり敵が多いわね。」

 

ソニック達はホテルの近くの茂みからホテル周辺の様子を見ていた。

 

「だとすると、分かれた方がいいかも知れないな。」
「どうするんだ? ストレンジャー」
「このまま正面から屋上へ目指す班と、翼を使って外部から屋上へ目指す班に分かれるんだ。どうだ?」

 

ストレンジャーはソニック達へ案を出した。


「確かに、建物の中じゃ大勢の方がきついかもしれないしな。」
「いい案ね。」
「よし、じゃあそれで行こうぜ。」
「決まりだな。」
「班はどうするんだ?」
「俺とアルドールとナックルズは外から。 ソニックとエミーとフォックスは中からでどうだ?」
「いいぜ。」
「了解。」

 

「よし、じゃあ俺らが先に行って敵をひきつけるぜ。」
「頼むぜフォックス。」
「行くぜ!!」

 

ソニック達は茂みから飛び出し、ホテルへ向かって突撃していった。

 

「敵発見!!」

「邪魔だぜお前ら!!」

 

ソニックは手にしている槍で敵を払い飛ばしていく。

 

「乙女の恋はノンストップよ!!」

 

エミーはハンマーで敵をぶっ飛ばしていく。

 

「邪魔はさせないぜ!!」

 

フォックスはブラスターで敵を攻撃してホテル内部へ目指していった。

 

 

 


「よし、そろそろ俺達も行くぜ。」
「いいわよ。」
「了解だ。」

 

ストレンジャー達は少し時間を空けて空へ飛んでいった。

 

 

「ホテルに入ったはいいけど、どうする? フォックス。」
「エレベーターは電源を切られたらアウトだ。少しきついかも知れないが階段で行こうぜ。」
「わかったわ。」

 

ソニック達は敵を払い飛ばしつつ、階段を駆け上っていった。

 


「先に付いちゃわないとな。」
「ええ、浄化の作業もあるからね。」
「急ごうぜ。」

 

ストレンジャーたちも少々スピードを上げつつ、屋上を目指していった。

 

 

 


「よし! 付いたぜ。」

 

先に屋上へ着いたストレンジャー達。

 

「宝石はどこ?」

 

アルドールは辺りを見渡し、宝石を捜した。

 

「お目当てはコレかな? お嬢さん。」
「! オマエ!!」

 

ホテルの階段出口の上に黒くなったダイアを持った敵が言った。

 

「オマエ! 生きていたのか!?」

 

だがそこにいたのは以前、ピーチ姫を誘拐した親玉だったのだ。

 

「あれは自爆ではなく緊急時の脱出用の爆弾だ。 あれくらいで死ぬわけがないだろ。」
「生きていたのね。」
「だとしたらもう一回聞く。お前達は何者だ?」
「まあせっかくだから言っておくか。 俺達は【世界破壊グループ】だ。」
「世界破壊だって!?」
「ああ、お前達が知らない別の世界など数え切れないほどある。 そのいらない世界を破壊していくのが俺達の仕事だ。」

 

「そんな事していいと思っているの?」
「ああ、俺達の住んでいた世界が壊された。その報いだ。」
「報い・・・」

「さて、俺達の計画を邪魔するやつはオレがじきじきにやってやる。掛かってきな。」

 

敵は汚れたダイアを懐へしまい、ストレンジャーたちを誘った。

 

「その計画を実行させるわけには行かない!」
「私達が阻止して差し上げます!」
「覚悟しな!!」

 

ストレンジャー達はそれぞれの武器を手に、敵に襲い掛かった。

 

「掛かったな。」
「何!」

 

敵は手にしていたくもの巣を手から前方へ繰り出した。

 

「しまった!!」

 

ストレンジャー達は走った勢いでバックすることが出来ず、そのまま網に絡まってしまった。

 

 

「馬鹿だなお前ら。」

 

敵はゆっくりストレンジャー達の元へ近づいて行く。

 

「さて、残っていた青竜と朱雀の排除をさせてもらおうか。」
「オマエ! 俺達の家族をどうした!」

 

網からの脱出を試みていたストレンジャーが敵に問いた。

 

「家族? ああ、他の種族達か。 あいつらなら全員排除した。今じゃお前らのいた島にはお前らの家族はいねーよ。」
「貴様!!」
「さて、おしゃべりはここらで、お前らを消すことにするか。」
「!!!」

 

敵は懐から拳銃を取り出した。

 

「覚悟!!」

 

 

 

 

「そうわさせないわ!!」

 

 

敵の後方から急に声がした。

 

「誰だ!! グワッ!!」

 

敵はストレンジャー達を飛び越え、前方へ飛んでいった。
敵がいた所にハートが舞っていた。

 

「あの時はよくもやってくれたわね。」
「貴様!!」
「ピーチ姫!!」

 

そこに立っていたのはなんとピーチ姫だった。

 

「皆さん、大丈夫ですか!?」
「ああ、俺達は大丈夫だ。」
「よそみをしていられるなんていい度胸だな。ピーチ姫。わざわざまた連れ去られにやってきたのか?」

 

飛ばされた敵は体制を建て直し、こちらにやってくる。

 

「いいえ、あなたを倒すためにやってきたのよ。」
「言わせておけば!!」

 

敵は持っていた拳銃をピーチ姫に向けて発砲した。

 

「ピーチ姫!!」

 

 

 

 

「させないぜ!!」

 

ホテルと屋上をつなぐ階段からフォックスが出てきて、リフレクターを姫の前に発動させた。
弾丸はすべて跳ね返され、敵の下へ飛んでいった。

 

「何!!」

 

敵は弾丸をすべて自分で喰らい、その場へ崩れ落ちた。

 

「くっ!」
「仕上げよ!!」

 

ピーチ姫はどこからともなく取り出したフライパンで相手をぶっ飛ばした。

 

 

 

 

「グワーーー!!!」

 

フライパンのいい音と共に、敵は見事に空へ飛び、星になった。

 

 

 

 

「皆さん、無事ですか?」

 

ピーチ姫はストレンジャー達を捕らえていたくもの巣のような網を魔法で溶いた。

 

「ああ、俺達は大丈夫だ。おかげで助かったぜ、ピーチ姫。」
「ありがとうございます。」
「いえ、わたしはあの時の恩を返したまでです。」

 

ピーチ姫はそう言った。

 

「でもどうしてピーチ姫が一人でここに?」
「元の世界へ戻るときにちょっと違和感があったので、私だけ来たんです。」
「そうだったのか。」
「でも、その違和感がこれだったんですね。おかげでなんかスッキリしました。」
「さて、残った仕事をしないとな。」
「持ってきたぜストレンジャー。」

 

ソニックはさっきの敵が持っていたダイアを持ってきた。

 

「すまなかったな。ソニック」
「いいって、コレくらい。」

 

ストレンジャーはソニックから汚れたダイアを受け取った。
するとダイアは浄化され、綺麗な色を放ち始めた。

 

 

「ステキ・・・」
「浄化終了っと。」
「テイルス、反応の方はどうだ?」

 

ソニックはスコープからテイルスへ聞いた。

 

『もう全部消えたよ。浄化も済んだんだね。』
「ああ、じゃあコレより帰還するぜ。」
『了解です。』
「では皆さん。お気をつけて。」
「ああ、ピーチ姫も気をつけてな。」
「ありがとうございます。」

 

ピーチ姫は飛び立ったソニック達を手を振って見送った。

 

「では私も、帰ることにしましょう。」

 

ピーチ姫は持っていたパラソルを開き、振りかざすとそのまま出てきたハートと共に消えてしまった。

 


 ー続くー

 


疑惑と推理 影の友人

 ミスティックルーイン テイルスの工房

 

 

ホワイトアクロポリスで見事浄化に成功したダイアを持って、ソニック達はテイルスの待つ工房へ帰ってきた。

 

「今帰ったぜ、テイルス。」
「お帰りー 皆。」

 

テイルスはモニター前からソニック達のもとへ駆け寄った。

 

「どうだった?」
「ごらんの通りだ。 ケガも無いし、宝石も持ってきたぜ。」

 

ストレンジャーは持ってきたダイアをテイルスへ渡した。

 

「やっぱり綺麗だねー じゃあ早速。」

 

テイルスはストレンジャーからダイアを受け取り、モニターの前へ置いた。

 

 

「ええっと、次は・・・」

 

テイルスは出てきたポイントの場所を調べ始めた。
ソニック達もモニターの前へ。

 

「よし、場所がわかったよ。」

 

テイルスは座っていた回転式のイスに座ったまま、ソニック達の方を向いた。

 

「今度はどこだ? テイルス。」
「ここからすぐの、ミドルガーデンに反応があるんだ。」
「ミドルガーデンってすぐそこじゃないか。」
「全然気がつかなかったな。」
「近場だから僕もいっしょに行くよ。」
「よし、じゃあ今から見てくるか。」

 

ソニック達は帰って早々、ミドルガーデンへ向かっていった。

 

 

 

 

 


 ミドルガーデン 近辺の森

 

「ここら辺から注意した方がいいな。」

 

先を進んでいたソニックが皆に注意を呼びかけた。

 

「でもここまで来たのに敵の一人もいないなんて。」
「まさか罠?」
「罠でも行くしかないさ。行くぜ。」

 

ナックルズは走らず、そのまま先頭を進み、ミドルガーデンへ向かっていった。
ソニック達もナックルズの後を歩いて向かっていった。

 

 

 

「よし、付いたぜ。」
「うーん、夕日がまぶしいね。」

 

ソニック達が出発して数十分。目的地であるミドルガーデンへ到着した。

 

「あ! あそこに誰かいるよ!」

 

テイルスは前方の夕日を指差した。
ソコには二つの人影が。

 

「そこにいるのは誰だ!」

 

ソニックは人影に向かって問いかけた。

 

「おや、もうついたのか? 相変わらず早いなストレンジャー。」
「アルドールもいっしょだったのね。」
「え!?」
「どうして俺達の名前を・・・」


ストレンジャーとアルドールは前へ出て影に問いかけた。

 

「知ってるも何も」
「昔の友人じゃないの。」

 

 

「まさかお前ら!」
「ピスフリー!! ジョイ!!」

 

アルドールは人影に向かっていった。
ストレンジャー達も後に続いていく。

 

「久しぶりだな。ストレンジャー。アルドール。」
「やっとあえたわね。」
「やっと会えたのね。私達。」
「・・・」

 

アルドールは昔の友人達との再会を喜んでいた。
だがストレンジャーはあまり喜んでいなかった。

 

 

『おかしいな。 確か夢では、あいつらはテトラクリスタルアイランドへいるはずなのに。それにどうしてここで敵の反応があったんだ?』
「どうしたの? ストレンジャー?」

 

アルドールは多少考えていたストレンジャーに問いかけた。

 

「うれしくないの?」

 

アルドールはストレンジャーの顔を覗き込んだ。

 

「アルドール。ちょっとそこにいて。」
「え? どうして?」
「いいから。」

 

ストレンジャーはアルドールとソニック達を後ろに、自ら前へ出た。

 

「お前らは本当にピスフリーとジョイなのか?」
「ああ、俺達は本物だぜ?」
「急にどうしたの?ストレンジャー。」
「そうよ、どうしてそんなことを?」

 

3人はストレンジャーに次々と言った。

 

「アルドール、俺がお前と再会したとき、すぐに名前を言ったか?」
「え? う、ううん。すぐには名前を言わなかったわ。」
「でも彼らはすぐに名前を言った。それに。」

 

ストレンジャーはさらに前へ出て言った。

 

 

 

「お前ら。再会の兆しはどうした?」

 

「あ!」

 

アルドールはあの時の事を思い出し、驚きつつ二人を見た。

 

「チッ。バレちまったか。」

 

ピスフリーとジョイが不適な笑みを浮かべた。

 

「お前らが本物だったら、まず、あれを見せたはずだ。だがお前らは言わなかった。それに、ここには敵の反応があった。だとしたら、お前らが敵だといっても、間違いではないはずだ。」
「さすがは時期青龍の後継者だ。頭がさえてるな。」
「ちょっと情報不足だったわね。」

 

敵は姿を戻さず友人の姿のまま喋った。

 

「本物をどこへやった!」
「あいつらならお前らの故郷でお前たちを待ってるぜ。」
「まずはコレを置いていくわ。」

 

ニセモノのジョイが汚れたガーネットを出した。

 

「あとコレもな。」

 

ピスフリーの方は汚れたエメラルドを出した。

 

「これらを浄化して、俺たちのいる所まで来な。」
「そこで最終決戦と、お前たちの命を頂かせてもらうぜ。」
「そうはいかせないがな! サンダーブレス!!」

 

ストレンジャーは相手に向かって電気玉を出した。

だが敵は高く跳躍してそれを避けた。

 

 

「俺たちは先に島へ戻るとするか。」
「そこにいる時期、青龍と朱雀の後継者。俺たちのところまで来るんだな。」
「じゃあな!」

 

ニセモノたちは海に置いてあった水上スキーに乗ってどこかへ去っていった。

 

 

 

 

「あれがニセモノだったなんて。」
「ストレンジャー、よくわかったな。」
「いや、俺もある忠告が無かったら、だまされていたよ。」

 

ストレンジャーは話しつつ、汚れた宝石たちを浄化し始めた。

 

「忠告?」
「ああ、今日の朝、俺、起きるのが遅かっただろ? その日の深夜に、誰かはわからないが忠告とピスフリー、ジョイの居場所を聞いたんだ。」
「そうだったの。」
「それに、テイルスのメカにはここに敵と宝石があると反応してただろ? だからおかしいとおもったんだ。」
「そうだったのか。俺たち全然気にもしてなかったぜ。」

 

「そういう点では、本当によく頭が回るのかもしれないな。」
「かもしれないな。 よし。」

 

 

ストレンジャーは浄化したガーネットとエメラルドを持ってきた。
宝石は綺麗になり、赤と緑の光を放っていた。

 

「よし、じゃあ一回工房へ戻ろうぜ。」
「ああ、わかった。」

 

ソニック達はまた、テイルスの工房へ引き返していった。


 ー続くー

 



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