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2.市街地がコンビナート?台湾・高雄でガス大爆発、25人死亡200人超負傷!
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市街地がコンビナート?台湾・高雄でガス大爆発、25人死亡200人超負傷!

 高雄のガス爆発事故が酷い

 台湾の爆発事故が酷い。爆発というのは非常に速い燃焼のこと。速く燃焼すると急激に周囲を熱するので燃焼ガスが非常に速い速度で膨張する。音速を超える膨張をすれば衝撃波が発生する。“ドーン”という爆発音がそれだ。

 今回の爆発事故は、台湾南部・高雄で8月1日午前0時(日本時間同1時)前に起きた。住民や警官、消防団などの少なくとも25人が死亡、267人が負傷した。

 高雄では住宅地の地下に工業用コンビナートのガス管が走っており、そこから漏れて引火したとみられる。人口密集地でのこうした管の埋設を見直すべきだとの声が上がっている。日本ではちょっと考えられないことだ。

 

 消防当局によると、市内の2~3平方キロの幅広い地域で相次いで爆発が発生。数時間前からガス漏れの通報が寄せられていたという。

 道路の真下にガス管が走っていたらしく、現場付近の道路上には数百mにも渡って、粉々になったアスファルトが散乱していて、その上に消防車や乗用車が横転している。一部の商店や民家は爆発の影響で傾き、倒壊のおそれもある。

 地元テレビは、市内各所で猛烈な勢いの火柱が上がる様子や、道路が広範囲で陥没した現場の映像を放送した。政府は軍なども投入し、周辺住民の救出や避難の作業に当たった。

 

 台湾・高雄で大規模ガス爆発、25人死亡、267人けが

 「地震かと思った」。現場すぐ脇の自宅でパン屋を営む黄黏瑞さん(51)は爆発直後、爆音と揺れに驚いて外に飛び出した。車がめちゃくちゃに壊れ、火の手が上がっているのが見えた。自宅に大きな被害はなかったが、その後は恐怖で一睡も出来なかった。

 一帯は市中心部からほど近く、住宅や商店が並ぶにぎやかな地区だ。爆発は同時多発的に起き、道路が数メートル陥没。約4.4キロにわたって被害が出て、「ガス漏れでは」との通報で駆け付けていた消防車など、多くの車両がのみ込まれた。

 高雄市政府によると、地下には工業団地などに向け、プラスチックの原料となる可燃性の気体プロピレンの輸送管などが通っている。爆発前にこのうちの1本で圧力の異常があった。老朽化した管からガスが漏れた可能性が高いという。

 高雄市の陳菊市長は馬英九(マーインチウ)総統に「工業用のガス管の配置を見直し、人口密集地を避けるべきだ」と要請。馬氏は経済部(経済省)に検討を指示した。各地の自治体はガス管などの安全点検の強化を決めた。

 高雄は人口280万の南部の拠点都市で、石油化学工場も多い。爆発で1千人余りが学校などに避難。2万4千戸でガスが止まり、水道管にも被害が出て1万3500戸で断水した。

 一方、日本では、石油化学原料のパイプラインは「コンビナート内で完結していることが多い」(石油化学工業協会)。市街地で今回のような爆発が起きることは考えにくいという。(asahi.com)

 

 コンビナートとは何か?

 コンビナートとは、企業相互の生産性の向上のために原料・燃料・工場施設を計画的・有機的に結び付けた企業集団のことである。あるいは、広義としてその企業集団が集中的に立地する工業地域を指す。

 元々は旧ソ連で計画的に配置された工業地域のことであったが、石油化学工業や鉄鋼業などで、原料や製品を有機的に結び付けた工場の集合を指すようになった。

 一方、コンビナートとよく混同されるコンプレックス(complex)とは、地域生産複合体と訳される、コンビナートよりも近距離にある原料・燃料・工業施設のまとまりである。旧ソ連においては1970年代からコンビナートからコンプレックスへと工業路線の変更がみられた。

 コンビナートは上記で言うとおり業種を問わずできるのだが、日本でコンビナートという場合、一般的には石油コンビナート(石油化学コンビナート)である。

 石油コンビナートとは、厳密には石油化学工業・石油精製工業に関する上述の工業施設の集合体をさすが、石油精製工場(石油化学工場が近接していないもの)や石油貯蔵施設、化学工場など、石油関連施設(蒸留塔や反応器がありそれを鉄骨やパイプが囲み煙突がある、など)が単独で存在している場合も「コンビナート」または「石油コンビナート」と俗称されることが多い。無骨なつくりの工場が未来都市の様相を帯びるため、いわゆる「工場萌え」の人々の関心の的となっている。

 

 日本の石油コンビナートの歴史と現状

 日本にはコンビナートとされるものは石油化学工業協会の見解では15箇所(三菱化学の四日市、三井化学の岩国大竹を含む)あるとしている。実際には製油所、エチレンプラント、誘導品工場の3種類がそろっているコンビナートは13箇所である。

 日本の石油コンビナートは、戦後復興がある程度実り、成長を図ろうとしていた日本が「軽工業から重化学工業への転換」を謳っていて、石油コンビナートは設置からその政策の延長線上にあった。日本では当時、一つの企業でコンビナート全体を作るコストに耐える体力がなかったことと、多くの企業が参画できるように政府が企業の調整を行っていた、とされている。

 そしてこの「複数の企業で一つのコンビナートを形成する」が日本の石油コンビナートのユニークな点であり、現在においては足かせともなっている。1956年(昭和31年)、川崎市、四日市市、岩国市、新居浜市の4ヶ所に建設が決定され、それぞれ日本石油化学、三菱油化、三井石油化学工業、住友化学工業が中核業者となった。1958年(昭和33年)に三井化学・岩国(日本最初のコンビナート)、住友化学・新居浜が稼動。4か所の中核業者をみてもわかるとおり、エチレンプラントという巨大な設備投資に耐えられるのは旧財閥・コンツェルン系企業であった。

 高度経済成長を象徴するものの一つであり、コンビナートの中には公害で悪名を轟かせたものもある。日本のコンビナートはおよそ高度経済成長期にできたものがほとんどである。よって、最近の海外の超大規模コンビナートと比べ見劣り、それが生産量にも反映されている。新たなコンビナートを作り、それで採算ラインまでいけるかどうか、は不透明である。見劣りするという事は生産能力において劣り始めている、という事である。(Wikipedia)

 

参考 朝日新聞: 台湾・高雄で大規模ガス爆発 Wikipedia: コンビナート

 

コンビナート統合
クリエーター情報なし
化学工業日報社
背景ビジュアル資料〈1〉工場地帯・コンビナート
クリエーター情報なし
グラフィック社

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著者 : なみ たかし
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