閉じる


<<最初から読む

5 / 19ページ

試し読みできます

おにぎりの素

 

おにぎりの素

 

 朝食にお茶漬けを食べる。

いつ食べても落ち着く一品だった。

 

 今朝はいつもよりお腹が空いていたので、

少し大きめのお椀にご飯をよそって作ったた

め、お茶漬け海苔一袋だけでは味が薄そう

だった。

 しかし、もう一袋入れると、今度は塩辛く

なりすぎてしまいそうだったので、さてどう

したものかと思案した。

 

 いつもなら塩昆布を入れて味を調節すると

ころなのだけれど、今日は生憎切れていて、

少しの間うろうろと探すはめに陥った。

 いろいろと探して回って、ようやく良さそ

うな物を見つけることが出来た。いつもなら

炊飯器の側にあるはずのおにぎりに混ぜる素

が、何故かおやつ入れの中に紛れ込んでいた。

よくわからないが、よくあることです。

 

 このくらいかなぁ、と目分量でおにぎりの

素をご飯の上に追加でふりかけて、お湯をか

けていただく。

 やはり目分量は難しく、今日は少々薄口の

お茶漬けに仕上がってしまった。もう少し後

から足してもいいのだけれど、乾燥わかめが

入っているので、ふやける時間が足りなく

なって、硬いわかめを食べるのも嫌だと思い、

今日はあっさりとしたお茶漬けを食べておい

た。

 あっさりめであるが故に、ご飯の美味しさ

はよく分かる。たまには薄いお茶漬けもいい

ものだと思ったが、朝のぼやけた頭には、キ

リッと塩味が効いたお茶漬けがやはり美味し

いと思う。

 

 おにぎりの素だけでお茶漬けをしても、

きっと美味しいのだろうなと思いました。

 

ーーーーー

 


5
最終更新日 : 2014-08-01 15:35:16

試し読みできます

生姜


 生姜

 朝食にたまごかけごはんを食べる。
ついつい卵とご飯の量を調節し過ぎ、朝から
タップリと食べてしまった。

 今日のトッピングは生姜づくし、冷蔵庫の中
を探してみたら、なんだか生姜を使ったものが
目についたから。
 まずは生姜と昆布の佃煮、これは市販のもので、
味付けがかなり甘めに作られている。これだけ
だと甘すぎてしまうので、もうひとつ自家製の
生姜の梅酢漬けを刻んだものがあったので、
これも入れる。

 昔は家で梅干しを漬けていて、その副産物
としてシソの梅酢漬けがたくさん出来ていた。
これに生姜を漬けたものが、実に美味しい。
シソの香りと天然のものとは思えないほどの、
鮮やかな色合い。見た目にも美しい、ご飯の
お供だった。
 しかし今は、梅干しを漬けなくなってしまった、
昔は仕事の一線を退いた祖父母が漬けていたが、
いまはもう居ないからだ。

 自分で漬けたらいいのではないかと思われるだ
ろうが、梅干しを漬ける時期と繁忙期が、がっちり
重なってしまうので、無理がある。
 そこで登場するのが、市販の梅酢。すでに
色も付いていて、シソから漬ける必要もなく、
薄く切った生姜を漬けるだけの便利な代物。
もちろん、すでに出来上がった生姜を買った
方が手っ取り早いのだろうが。
 こちらも家族が漬けてくれているので、私は
美味しく食べることに専念できる。家族というものは
ありがたいものだと、食事をするたびに思い直す。

 そんな生姜をたまごかけごはんに乗せていただく、
先に上げた佃煮の甘さと、梅酢生姜の酸味と
辛みが調度良くなじむ。
 卵かけご飯にしなくても、この佃煮と漬物
だけでご飯を十二分に食べることができるが、
今日一日の力を付けるためにも、卵を食べる。
本当は食いしん坊なだけだけれど。

 食べ終わってからふと気づく、強い台風が
押し迫っている時に、保存食をこんなに先に
食べてしまったのは失敗なのではないだろうか。
 まあでも、台風が来たら何が起こるかわから
ないのだから、食べられる内に食べておいた方が
いいのではないかなとも思います。

 どうか大きな被害がでませんように。

ーーーーー


6
最終更新日 : 2014-08-01 15:35:16

試し読みできます

かぼちゃ

 かぼちゃ

 昼食にかぼちゃの煮物を食べる。
これぞ和食というホッとする一品だった。

 露地物のかぼちゃは今からが旬なのだろう、
買ったものではないようすだった。
 しかし、美味しく食べながら不思議に思っ
た、今が旬であるだろうに、どうして冬至に
かぼちゃを食べるのだろう?
何かいわれがあるに違いないが、あえて調べ
ない。ようにしようと思っていたが、気になるの
でウィキペディア先生にでも聞いてみることに
した。

 なる程、どうやら中風封じの意味があるとの
こと。かぼちゃで栄養を付けて、寒い冬を乗り
切ろうというくらいのことだろうか。
 冬至から後の、春が来るまでの期間は、一年
で一番寒さが厳しくなる期間。その寒い期間
は体に障害が出ることも昔から多いのだろう、
今でも寒い時期ほど、卒中になりやすいみたい
だし。

 そういう意味があってもなくても、かぼちゃ
はいつでも美味しくいただける。
 かぼちゃのいいところは、常温で放っておい
ても保存が効くところ。この保存性の高さが、
冷蔵設備なんてなかった時代から重宝されて
いたのだろう。このほったらかし感から、放って
置いても健康で過ごせるようになることを祈っ
て、かぼちゃを食べるようになったのかも知れ
ないなと思う。
 さぞや昔からある風習なのだろうと、ずっと
思っていたのだけれど、明治時代位から始ま
ったとのこと。多分誰かのお金儲けのための
企画だったのだろう。
しかし、結果としてみんなが元気に過ごせる
ようになれそうな、風習として定着したのなら、
これでよかったのだろうなと思う。

 寒い冬だけでなく、暑い夏を乗り切るため
にも、毎日しっかりと食事を摂りたいものです。

ーーーーー

 


7
最終更新日 : 2014-08-01 15:35:16

試し読みできます

回転寿司

 回転寿司

 

 昨日、夕食に回転寿司を食べに行く。

お寿司はいつ食べても美味しい。

 

 何だか家族のゴキゲンが斜めだったので、

これといって外に食べに行くつもりもなかっ

たのだけれど、成り行きで食べに行くことに

なった。

 まあいい、これといった理由を持った時し

か外食はしてはいけないとしていては、考え

方が窮屈な気がする。

 

 そんなわけで家族が気に入っている、電車

が走る回転寿司やさんへ。車で30分くらいか

かるので、お店についたのは8時過ぎ。夕食

の時間としては、いつもに比べたらかなり遅

いが、仕方が無い。

 週末の夜にしては、並ぶこともなくすぐに

席に案内してもらえた。見渡してみると、ま

だ席に余裕があるようだ。

国道沿いとはいえ、住宅地から離れていて車

でしか来れない立地だから、この状態なのだ

ろう。お店としては少々不利かもしれないが、

混みすぎているお店が苦手な私にはありがた

い。

 

 夕食時なので、注文の品が来るまでに、

レーンを回っているものもどんどん食べる。

空いている時間にきたら、乾いたものにあ

たったりするので、注意が必要だが、食事時

真っ最中ならそんな心配は無用だ。

 レーンにあまり回っていないネタは、注文

でお願いしておいて、よく回っているサーモ

ンを中心にいただく。いつからサーモンがお

寿司で食べられるようになったのかわからな

いが、とても好き。

 

 そんなサーモンだけれど、なんだか生で直

輸入したものも提供されているようにかかれ

ていた。

 どの程度本当なのかわからないが、冷凍処

理を経ていないサケ科の魚の生食は、正直あ

まり気が進まない。美味しいものは好きだけ

れど、やはり体も大事。

 そんなわけで、いつものレギュラーメ

ニューであるサーモンだけを頂いて帰った。

 

 なんだかヘタレな気分になってしまいまし

た。

 

ーーーーー

 


8
最終更新日 : 2014-08-01 15:35:16

試し読みできます

柿の種

柿の種

 おやつに柿の種を食べる。
昔から変わらない一品だった。

 柿の種の中でも定番の、ピーナッツが一緒
に入ったもの。醤油味の柿の種と、あっさり塩
味のピーナツが合わさると、どうしようもなく
美味しい。
 しかし、子供の頃はこのピーナッツがあまり
好きではなかった。できれば柿の種だけの物
が食べたいといつも思っていたものだ。

 しかし、大人になって自分で遠くに買い物
に出かけることが出来るようになり、柿の種だ
けのものを見つけて購入し、食べてみたが…。
 あんなに柿の種だけを食べたいと、子供の
頃から思っていたのに、実際に食べてみると
あまりいいものでもなかった。
 柿の種だけをずっと食べ続けていると、口の
なかに醤油辛さがどんどんと残って、続けて
食べるのが苦しくなってしまった。特に舌の
感覚が醤油味で覆われたような具合で、何か
飲み物で洗い流さなければ食べ続けるのは
難しかった。

 こうして食べてみると、ピーナッツの偉大さが
よくわかった。ビーナッツが入っていることで、
舌の感覚がある程度保たれて、飲み物に頼る
ことなく食べ続ける事が出来るようだ。
味のバランスも、ピーナッツが入っている方が
いい感じ。
最終的には何か飲み物を飲むことになるけれ
ど、食べている途中での飲み物消費量が全然
違った。

 昔からある食べものの組み合わせというの
は、多くの工夫の上に出来ているものなのだなと
改めて思いました。

ーーーーー


9
最終更新日 : 2014-08-01 15:35:16


読者登録

出雲一寸さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について