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お魚バーガー

20140705近況飯エッセイ

 

 お魚バーガー

 

 昼食に白身魚のフライを挟んだハンバー

ガーを食べる。手軽に食事を済ませたい時に

は丁度いい一品だった。

 

 今日はお中元を買いに、少し遠くのショッ

ピングモールに出かけた。お中元自体は、行

く前からある程度何を買うか見当を付けてお

いたので、すぐに決まった。

 早く済んだので、昼食も食べる所が混んで

くる前に早めに済ませようということになり、

そのままフードコートへ。

 

 最初はうどんを食べるつもりだったのだが、

家族の意向でチキンナゲットが食べたいとい

うことになった。

 そこで、いつもお馴染みのファーストフー

ド、世界一有名であろうチェーン店のお世話

になることにした。

 

 今はなんだか世界の味付けのバーガーが目

玉商品のようだが、そんなに興味がなかった

ので、自分の好きな馴染みのバーガーをセッ

トで頼む。

 食べ慣れた物がその人にとって一番美味し

いものだとは、作家の誰かが言った言葉だと

聞いたことがある。どんなに美味しいごちそ

うよりも、毎日食べることが出来るものがな

によりもありがたいことなのかもしれない。

 

 どうも普通のハンバーガが、というよりも

牛肉があまり体に合わないので、このファー

ストフード店を利用する時はこのお魚バー

ガーをよく食べる。

 食べていて思うのだが、他の味付けのハン

バーガーのハンバーグの部分をこの魚のフラ

イに入れ替えて、メニューを作って欲しいと

よく思う。このお魚バーガーでは私には、

少々量が足りないので、出来るならフライも

パンも2階建てになっている大きな物がメ

ニューに欲しいと切に願う。

 

 いつか実現するまで、長生きしなければな

と思ったのだけれど、年をとったら多分その

メニューはお腹に重すぎるのだろうなと思い

ました。

 

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最終更新日 : 2014-08-01 15:35:16

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三日目のパスタ

 

 三日目のパスタ

 

 昨日の夕食にトマト煮の残りを使ったパス

タを食べる。もともと何が入っていたのか分

からないくらい、具がとろけていたが、とて

も美味しいひと品だった。

 

 トマトと言えばイタリア料理、イタリア料

理といえばパスタを抜きには語れないのでは

ないだろうか。語れるほど詳しくは無いけれ

ど、パスタはとても好き。

 トマト味のスープやポトフを作った時は、

最後の締めにほぼ必ずパスタソースにしてな

にも残らないようにいただく。煮込めば煮こ

むほど具材が砕けて、パスタに良く絡まるよ

うになるので、この食べ方だととても美味し

いパスタソースが出来上がる。

 

 はじめに作ってから三日目ともなると、ほ

とんどの具材は元型をとどめていない。

 最初に入れていた骨付き肉は、その日のう

ちに大方食べてしまっていたから、砕けると

ころまではいっていない。

しかし、じゃがいも玉ねぎズッキーニは全部

砕けて鶏肉から出るゼラチン質と合わさり、

冷えたままだとゲル状になっている。

 形が判別できる具材は、大きめに切ってい

た人参とズッキーニの皮位、あとはもともと

砕けているバジリコか。初めてズッキーニを

煮物にしたのだが、皮まで美味しく食べるこ

とが出来て、ゴミの量が少ない良い野菜だっ

た。

 

 家族と食べるので、ソースはそれなりの量

が必要なのだが、必要な量がいつも残るとは

限らない。残り物ソースはこの部分が難しい。

 いつもは、足りなかったらトマトケチャッ

プを足してカサを増やすのだが、今日はたま

たまひきだしの奥から、昔に貰ったトマト

ソースの瓶詰めを発見していたので、これを

カサ増しに使うことにした。

 

 もう何の機会で貰ったのかも分からないく

らい、昔に貰ったものだったけれど、何とか

賞味期限が切れる前に発見することが出来た。

もう少し遅かったら、また、私一人で食べる

事になっていたことだろう。

 しかし、使われること無くひきだしの奥に

しまわれていたのも納得できる。二ビン見つ

かったのだけれど、一つ一つの量が雀の涙。

一人前のパスタにかけても、これでは味が薄

すぎるのではないかと言うくらいのものだっ

た。

 

 幸い、元のソースと上手く馴染んで、美味

しくいただくことが出来ました。

 食料をしまうひきだしは、あまり奥行きが

深くないほうがいいのではないかなと思いま

した。

 

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最終更新日 : 2014-08-01 15:35:16

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おにぎりの素

 

おにぎりの素

 

 朝食にお茶漬けを食べる。

いつ食べても落ち着く一品だった。

 

 今朝はいつもよりお腹が空いていたので、

少し大きめのお椀にご飯をよそって作ったた

め、お茶漬け海苔一袋だけでは味が薄そう

だった。

 しかし、もう一袋入れると、今度は塩辛く

なりすぎてしまいそうだったので、さてどう

したものかと思案した。

 

 いつもなら塩昆布を入れて味を調節すると

ころなのだけれど、今日は生憎切れていて、

少しの間うろうろと探すはめに陥った。

 いろいろと探して回って、ようやく良さそ

うな物を見つけることが出来た。いつもなら

炊飯器の側にあるはずのおにぎりに混ぜる素

が、何故かおやつ入れの中に紛れ込んでいた。

よくわからないが、よくあることです。

 

 このくらいかなぁ、と目分量でおにぎりの

素をご飯の上に追加でふりかけて、お湯をか

けていただく。

 やはり目分量は難しく、今日は少々薄口の

お茶漬けに仕上がってしまった。もう少し後

から足してもいいのだけれど、乾燥わかめが

入っているので、ふやける時間が足りなく

なって、硬いわかめを食べるのも嫌だと思い、

今日はあっさりとしたお茶漬けを食べておい

た。

 あっさりめであるが故に、ご飯の美味しさ

はよく分かる。たまには薄いお茶漬けもいい

ものだと思ったが、朝のぼやけた頭には、キ

リッと塩味が効いたお茶漬けがやはり美味し

いと思う。

 

 おにぎりの素だけでお茶漬けをしても、

きっと美味しいのだろうなと思いました。

 

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最終更新日 : 2014-08-01 15:35:16

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生姜


 生姜

 朝食にたまごかけごはんを食べる。
ついつい卵とご飯の量を調節し過ぎ、朝から
タップリと食べてしまった。

 今日のトッピングは生姜づくし、冷蔵庫の中
を探してみたら、なんだか生姜を使ったものが
目についたから。
 まずは生姜と昆布の佃煮、これは市販のもので、
味付けがかなり甘めに作られている。これだけ
だと甘すぎてしまうので、もうひとつ自家製の
生姜の梅酢漬けを刻んだものがあったので、
これも入れる。

 昔は家で梅干しを漬けていて、その副産物
としてシソの梅酢漬けがたくさん出来ていた。
これに生姜を漬けたものが、実に美味しい。
シソの香りと天然のものとは思えないほどの、
鮮やかな色合い。見た目にも美しい、ご飯の
お供だった。
 しかし今は、梅干しを漬けなくなってしまった、
昔は仕事の一線を退いた祖父母が漬けていたが、
いまはもう居ないからだ。

 自分で漬けたらいいのではないかと思われるだ
ろうが、梅干しを漬ける時期と繁忙期が、がっちり
重なってしまうので、無理がある。
 そこで登場するのが、市販の梅酢。すでに
色も付いていて、シソから漬ける必要もなく、
薄く切った生姜を漬けるだけの便利な代物。
もちろん、すでに出来上がった生姜を買った
方が手っ取り早いのだろうが。
 こちらも家族が漬けてくれているので、私は
美味しく食べることに専念できる。家族というものは
ありがたいものだと、食事をするたびに思い直す。

 そんな生姜をたまごかけごはんに乗せていただく、
先に上げた佃煮の甘さと、梅酢生姜の酸味と
辛みが調度良くなじむ。
 卵かけご飯にしなくても、この佃煮と漬物
だけでご飯を十二分に食べることができるが、
今日一日の力を付けるためにも、卵を食べる。
本当は食いしん坊なだけだけれど。

 食べ終わってからふと気づく、強い台風が
押し迫っている時に、保存食をこんなに先に
食べてしまったのは失敗なのではないだろうか。
 まあでも、台風が来たら何が起こるかわから
ないのだから、食べられる内に食べておいた方が
いいのではないかなとも思います。

 どうか大きな被害がでませんように。

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最終更新日 : 2014-08-01 15:35:16

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かぼちゃ

 かぼちゃ

 昼食にかぼちゃの煮物を食べる。
これぞ和食というホッとする一品だった。

 露地物のかぼちゃは今からが旬なのだろう、
買ったものではないようすだった。
 しかし、美味しく食べながら不思議に思っ
た、今が旬であるだろうに、どうして冬至に
かぼちゃを食べるのだろう?
何かいわれがあるに違いないが、あえて調べ
ない。ようにしようと思っていたが、気になるの
でウィキペディア先生にでも聞いてみることに
した。

 なる程、どうやら中風封じの意味があるとの
こと。かぼちゃで栄養を付けて、寒い冬を乗り
切ろうというくらいのことだろうか。
 冬至から後の、春が来るまでの期間は、一年
で一番寒さが厳しくなる期間。その寒い期間
は体に障害が出ることも昔から多いのだろう、
今でも寒い時期ほど、卒中になりやすいみたい
だし。

 そういう意味があってもなくても、かぼちゃ
はいつでも美味しくいただける。
 かぼちゃのいいところは、常温で放っておい
ても保存が効くところ。この保存性の高さが、
冷蔵設備なんてなかった時代から重宝されて
いたのだろう。このほったらかし感から、放って
置いても健康で過ごせるようになることを祈っ
て、かぼちゃを食べるようになったのかも知れ
ないなと思う。
 さぞや昔からある風習なのだろうと、ずっと
思っていたのだけれど、明治時代位から始ま
ったとのこと。多分誰かのお金儲けのための
企画だったのだろう。
しかし、結果としてみんなが元気に過ごせる
ようになれそうな、風習として定着したのなら、
これでよかったのだろうなと思う。

 寒い冬だけでなく、暑い夏を乗り切るため
にも、毎日しっかりと食事を摂りたいものです。

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最終更新日 : 2014-08-01 15:35:16


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