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野外ライブ『炎と森のカーニバル』。空き地に三〇メートルの巨大な木のセットが建てられていて、その下にステージが組まれているのだ。さらに、それを森のように覆う木がある。とにかくでかい。

その巨大な木には電飾が組み込まれ、ウォータースクリーンというものの仕込まれているらしい。下からは炎が吹き上がり、何十ものレーザーが飛ぶ。なんだか無茶苦茶だ。

日本のロックフェスだってこんなにやらないのに。いや、日本のロックフェスだからやらないのだ。そして、“SEKAI NO OWARI”だからこれが出来るのだ。さらにいうと“SEKAI NO OWARI”しかこれは出来ないのだ。

 

 

 

かつて、“LUNA SEA”は一九九九年に


かつて、“LUNA SEA”は一九九九年に野外で一〇周年ライブ「LUNA SEA 10TH ANNIVERSERY GIG  [NEVER SOLD OUT]  CAPACITY∞」を行った。イベントタイトルのとおりチケット枚数に上限を設けなかった。その結果、総勢一〇万人を動員した日本初の超大型動員のワンマンライブだ。

 

このライブ、開催直前に台風が直撃した。

ステージセットが崩壊し、そのままセットを廃墟に見立ててライブが行われた今も語り継がれる伝説である。

ステージセットが崩壊しても“LUNA  SEA”がライブを行えたのは彼らがロックバンドだったからだろう。

 これが“SEKAI NO OWARI”だったらと考えると彼らはきっとライブを行わない。


これが“SEKAI NO OWARI”だったらと考えると彼らはきっとライブを行わない。こんなエピソードがある。

大みそかに放送された『第64NHK紅白歌合戦』の出場者でSEKAI NO OWARIの名前が上がっていたそうだ。

内定情報まで報じられたにも関わらず出場に至らなかった背景には、紅白でも大掛かりなセットを組もうとして、NHKサイドと話がまとまらなかったという。サイゾーの記事なので真偽は分からないが。しかし、彼らのことを知っている者なら、そうなんだろうなあと想像出来る。

自分たちの演出がとれないのなら紅白歌合戦の出場すらも断りそうなのが彼らだ。↓


さきほどの、『炎と森のカーニバル』に話を戻す。キーボードのSaoriはブログで、このイベントの総制作費は五億円と書いている。完全に赤字らしい。

かつて、浜崎あゆみは『fairyland』の数分間のPVで二億四千万円をかけて話題になったことがある。

音楽と直接関係ないものにそれだけのお金をかける意味があるのか疑問だったが、彼らSEKAI NO OWARIのイベントをみると演出にお金をかける意義が分かる気がする。これは彼らの覚悟なのだ。

 

赤字であるとかいう以前に、いま日本でバンドが五億円使って大赤字を抱えてでも↓


赤字であるとかいう以前に、いま日本でバンドが五億円使って大赤字を抱えてでもやりたいことをやるという、そういう無茶をだれがやろうというのか。

曲を作るときトラブルがあって苦悩があってという話はたくさんみるが、一五メートルの木に満足できなくて三〇メートルに作り直して、ウォータースクリーンと炎とレーザー使って5億円かけてしまったなんていう話は知らない。

 

 

 現に、会場ではカメラや写メで会場やステージが↓



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