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近畿地方
近畿地方の城
滋賀県:安土城
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滋賀県:彦根城
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滋賀県:水口城
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大阪府:大坂城
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兵庫県:赤穂城
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兵庫県:篠山城
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兵庫県:竹田城
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兵庫県:龍野城
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兵庫県:姫路城
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奈良県:大和郡山城
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和歌山県:和歌山城
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近畿地方

近畿地方の城

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滋賀県:安土城

別名 :
所在地:滋賀県近江八幡市安土町下豊浦
種類 :平山城
築城者:織田信長
築城年:1576年
遺構 :本丸、二の丸、石塁、天守台

 

 安土城は、織田信長が天下統一を更に進める為、琵琶湖に突き出た安土山に築いた(築城当時、安土山は三方が湖に囲まれていたが、現在は三方とも埋め立てられている)。宣教師がヨーロッパの城より立派だと感嘆した程豪華な城だった。が、完成から三年後、本能寺の変のゴタゴタで焼失してしまった。

 信長の祟りを恐れてか、徳川幕府さえ手を付けず、城跡は荒れるままになった。本格的な調査が始まるのは昭和に入ってからである。

 江戸城天守と、豊臣大坂城天守の姿は比較的正確に分かっているのに対し、安土城天守の姿は明らかでない。ローマ法皇に送られたとされる屏風絵が見付かれば明らかになるだろうと言われているが、その屏風が見付かる可能性は低い。

 そこで論争が起こった。幻の名城の天守とはどんな姿だったのか。

 1980年代に評判になったのが、内藤晶氏による不等辺八角形の天守台一杯に建てられた、吹き抜けのある天守である。自分もこれを最初に見た時、まさに新しもの好きの信長の城だと思ったものである(町内の資料館の模型もこれを基に作成されている)。

 最近は、この説を疑問視する学者も多い。吹き抜けにすると構造上の負担が大きくなり過ぎるし、天守台一杯に建てられていたというのは、当時の石垣の技術を考慮すると有り得ないと。

 他の大名は天守という建築物を真似たにも関わらず、吹き抜けという建築様式を真似たという話はあまり聞かないので、この説は説得力がある。

 不等辺八角形の天守台も、元は方形だったものを、後の時代に積み直す際、八角形にしてしまったという説もあるから、ますます内藤氏には不利だ。

 しかし、不等辺天守台に立つ岡山城天守は、安土天守を真似たという。内藤氏が間違っているとしたら、岡山城天守はなぜ安土城天守を真似たと言い伝えられるようになったのか。

 この点を見ても、どれが正しいと断言出来そうもない。幻の名城だから、分からなくてもいいのかも知れない。

 信長は、天下統一へ近付く度に城を代えた。清洲城、岐阜城、小牧山城など。安土城も『通過点』の一つで、中国地方の制圧後は現在の大阪辺りに城を築くつもりだったらしい。しかし、安土城は信長にとって『終点』になってしまった。天下統一の大事業は、他人の手に渡ってしまうのである。

 

 安土城があった時代は京の都より栄えたという町も、現在は田畑の多い田舎町に過ぎない。

 安土城は安土駅からかなり離れたところにあるが、駅前にはレンタサイクル店があるので、それを利用すればスイスイ行ける。

 城内は無料。

 安土山はそれ以前の山城と比較して低かったから「平山城」に分類されているが、後に築かれた平山城と比較すると山城に近い。

 安土町には、信長や安土城に関する資料館がいくつもある。

 安土山の側にある一段と高い山が観音寺山で、そこには観音寺城があった。


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滋賀県:安土城

  

天守台入り口。本丸内

 

  

城内の摠見寺(門、三重塔)


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滋賀県:彦根城

別名 :金亀城
所在地:滋賀県彦根市金亀町1-1
種類 :平山城
築城者:井伊直継・直孝
築城年:1603年
遺構 :本丸、二の丸、石塁、外堀、内堀、現存天守三層三階(国宝)、櫓多数、外観復元御殿(博物館)

 

 彦根城主は、築城された時から井伊氏だった。

 

 初代藩主となる井伊直政は、徳川四天王の一人だった事もあり、幕府から何卒優遇される。彦根城も、12大名による天下普請によって築かれた。

 

 彦根藩は、井伊氏入封当初は18万石だったが、加増を重ね、譜代大名の中では最高となる35万石にまで至る。

 

 桜田門の変で暗殺された井伊直弼も彦根城主だった。

 

 彦根城天守も、明治維新後、他の多くの城と同様に取り壊される予定だったが、明治天皇が丁度その時付近を通った。同行していた大隈重信は天皇に保存するよう頼んだ。天皇は同意し、彦根城は取り壊しを免れた。これは喜ばしい事だが、何故他の城もこの様にしなかったと責めたい。

 

 


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滋賀県:彦根城

  

天守。天秤櫓

 

  

玄宮園から望む城。隅櫓


滋賀県:水口城

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兵庫県:明石城

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兵庫県:明石城

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兵庫県:赤穂城

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兵庫県:赤穂城

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兵庫県:篠山城

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兵庫県:篠山城

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兵庫県:竹田城

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兵庫県:姫路城

別名 :白鷺城(ハクロ)
所在地:兵庫県姫路市本町68
種類 :平山城
築城者:池田輝政
築城年:1601年
遺構 :備前丸、西の丸、三の丸、石塁、内堀、木造5層6階地下1階天守(国宝)、小天守、重要文化財櫓多数

 

 姫路に城を築いたのは昔から多くいたが(1333年に赤松氏が姫山に城を築いたのが最初と伝えられている)、現在の城は池田輝政が1601年に徳川家康に命じられて築いたものである。その前には1580年に豊臣秀吉が築いた三層天守の城があった。
 豊臣時代の姫路城の規模や外観は不明な点が多い。名将黒田如水が縄張りしたとされている。現在の姫路城も、如水の縄張りをそのまま使っている部分が多いらしい(特に本丸辺り)。
 輝政は52万石の居城としてふさわしく(後には87万石、その他の領地を合わせて100万石近くになった)姫路城を改築したが、1617年に池田氏は鳥取や岡山に移され、姫路城主は本多、松平、榊原、酒井など、15万石程度の大名の城となっている。
 姫路城は難攻不落の城として設計された(易功有落の城なんかないと思うが)。しかし、戦を見る事なく明治を迎えた。その後、三の丸に兵舎が建てられた為、東端にあった出丸は潰され、三の丸の建物全てが取り壊された。現在、三の丸に広大な広場があるのはこの為。

 姫路城は一般的に多くの建造物が残っているとされるが、それは現在の視点からで、幕末と比べると何分の一にしか過ぎない(幕末の姫路城を描いた看板が菱の門を潜った後にある)。

 

 今は、天守群がメインアトラクションとなっているが、他にも西の丸の渡櫓など、見所が多い。

 姫路城は姫路駅から500メートルほど離れているが、行くのに困難しない。駅を出た時点で天守が望めるから。また、城の周辺には高層ビルが建っていないので、かなり遠くからでも城を展望できる。


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兵庫県:姫路城

  

天守群

 

  

天守群と三国濠。菱の門

 


奈良県:大和郡山城

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奈良県:大和郡山城

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和歌山県:和歌山城

別名 :虎伏城、竹垣城
所在地:和歌山県和歌山市一番丁
種類 :平山城
築城者:豊臣秀長
築城年:1585年
遺構 :石垣、水壕、復元天守群


 和歌山城は弟秀長の為に豊臣秀吉が建てた城である。秀吉は和歌山に1ヶ月ほど滞在して縄張りし、1585年に本丸と二の丸の工事を終えた。
 秀長は当時大和郡山城に在城していたので、和歌山には重臣桑山重晴を城代とした。
 1600年の関ヶ原の合戦後、浅野幸長が37万石で和歌山に入った。この時、天守、二の丸、三の丸などが築かれた。
 1619年、徳川頼宜が55万5000石で入り、城を更に拡大したが、あまりにも大規模な工事だった為幕府の疑惑を招き、城代家老が江戸に出向いて疑惑を解く、という事件が起こった。天下の御三家も幕府を恐れていたのだ。
 和歌山はその後数回の火災に遭い、天守や御殿などを失った。御三家の為、特別に天守再建が許可されたが、藩主が幕府に遠慮した為最初に計画された5層天守ではなく、元と同じ3層天守が再建された。
 この天守も第二次世界大戦で焼失してしまい、現在そびえる天守は1958年に外観復元したものである。

 和歌山城に最も近い駅はJR和歌山駅ではなく南海和歌山市駅。それでも徒歩で15分ほど離れている。和歌山は幕末で活躍した勝海舟が一時住んでいたらしい。元住居後を示す石碑を途中見た。
 本丸は二つに分かれていて、一方(天守曲輪)には天守や櫓等が再建されているが、もう一方(本丸御殿曲輪)は何故か給水場のタンクが置かれ、入れないようになっていた。
 天守曲輪は有料。350円。
 和歌山市には、JR和歌山駅を挟んで、もう一つ城がある。現在は来迎寺となっている太田城である。そちらは城に関する説明板があるだけで、城として整備されてはいない。


追記:

 2014年に再訪したところ、和歌山市の鉄道の玄関は完全にJR和歌山駅となっていて、南海和歌山市駅はかなり寂れていた。
 駅周辺も同じ事がいえる。
 本丸御殿曲輪に給水場のタンクが置かれている状況は、相変わらず。
 天守曲輪の入場料は410円に値上げされていた。
 濠の一部を池としている点で全国的にも珍しい西の丸庭園は、かなり整備されている。秋頃は別名紅葉渓庭園の通り、紅葉が素晴らしい。
 藩主が西の丸と二の丸を行き来し易くする為に建てられた御橋廊下も復元されている。


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和歌山県:和歌山城

  

和歌山城概観復元天守。岡口門(現存建築)

 

  

鳶魚閣と御橋廊下。北側から望む天守と御橋廊下