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口内炎

20140407近況飯エッセイ

 

 口内炎ができている。

幾つかがくっついてずいぶん大きくなってしまった。

 

 何時頃のキズが原因なのかまったくわからないのだが、少し痛

み初めていた時はほんの小さな擦り傷のようなかんじだったのだ

ろう、ガチっと噛んで痛かったという記憶が無いから。

 そんな大したことのないキズでも、放っておくといつの間にか

立派な口内炎に育ってしまった。

 

 以前、口の中が痛いくらい噛んでしまった時は、うがい用の

ヨードチンキでマメに消毒していたので、口内炎になる前に治療

することが出来た。

 しかし今回は、いつ口の中を傷つけたのかはっきりわからない

が故に、全く警戒していなかったのが災いした。

 

 最初は小さなキズであっても、物を食べる度に歯で擦れていた

のだろう、今はとにかく痛くて仕方が無い。一昨日お寿司を食べ

た時も、わさび醤油をどうやって触れずに食べるかと、かなり苦

心していたのだが、それでもお寿司を食べたくなるのだから、私

の食い意地も相当なものだと思う。

 とにかく物を口に入れるのが辛いのだが、それでも普段と同じ

ように食欲が出てくるのだからまたつらい。食べたいと思いなが

ら口に運ぶと、咀嚼する度に歯で擦れて痛く、料理の味付けがし

みてまた痛い。涙を流しながら食事をすることになる。

 

 今日は今年初のタケノコを食べることになったのだけれど、煮

物がこれまたよく染みる。アツアツに温めてあったので、熱さま

でよくしみて二重に痛かった。

 タケノコの淡い味を楽しむところなのだが、正直それどころで

はなかった。

 

 体が万全であるということのありがたさを、痛感する日々がし

ばらく続きそうです。

 

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最終更新日 : 2014-05-01 17:32:34

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アンパン

20140408近況飯エッセイ

 

 おやつにアンパンを食べる。

きざみ栗が入った美味しい一品だった。

 

 今日は地域の行事で道の掃除。本来は昔の偉い人が祀られてい

る祠までの道を掃除する行事なのだが、その道が短いのと急斜面

なのであまり派手に草を取り切ってしまうと、土砂が流亡してし

まうおそれがあるため、掃除する形式だけが残っている。

その為、実際にすることといえば、道中をクワをもって歩いて、

祠でお経をあげてから皆でお茶を飲んで帰るという簡素なものと

なっている。

 そこで出されるお菓子が、何故か昔からアンパンとなっている。

一人に一個、ごく普通のスーパーででも手に入るあんぱんなので、

あまり伝統的な行事だという気がしない。

 

 私の祖父が生きていた頃からすでに、このお菓子はアンパンと

決まっていた様子。来ていたお年寄りに聞いても、どうしてアン

パンになったのかという経緯はわからなかった。

 たぶん昔は、仏教の行事だったのだから、純和風のあんこもち

かお団子を自分の家で作って出していたのではないかと思う。

しかし昨今の田舎では、こういう行事事もどんどん簡素化されて

いく傾向にある。自分の家で皆の食べるものを作るというのは、

家族の多寡に左右されてしまうので、家族の少なくなってしまっ

た家の人でも当番が出来るようにと、簡素になってきたのではな

いだろうか。

 その内この行事自体も無くなってしまうような気もするが、あ

るうちはしっかりと参加しておくにかぎる。日頃からの地域の付

き合いは、生きる上での潤滑油のようなものだと思っている。

 

 肝心のアンパンは安定した美味しさ、その場では食べずに持っ

て帰って食べたのだが、家で食べたら行事で貰ったという感じが

全くないのは味気ないような気もする。

 現場でも食べることは出来るだろうけれど、多分誰か一人位は、

落としてしまう人が出るだろう。急斜面なので、止めるひまもな

く転がっていって、それはそれで面白い光景になりそうだ。

 

 まだまだ私の家に当番は回ってこないけれど、参加できる時に

参加してやることを覚えておいたほうがいいなと思いました。

 

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最終更新日 : 2014-05-01 17:32:34

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お好み焼きが

20140409近況飯エッセイ

 

 夕食にお好み焼きを食べる。

キャベツの切り方を変えたので、また一味違った美味しさだった。

 

 ここ最近は、キャベツを乱切りにして入れていたのだけれど、

少し前にお好み焼き屋で食べたら、やはり千切りのほうが美味し

いのかもしれないなと思い直し、千切りに戻して作った。

 メインの具材は豚肉、シンプルなものに結局は戻ってくるのだ

ろうなと思う。

 

 普段は卵は一人一つになるように入れて生地を混ぜるのだけれ

ど、今日は卵を少し多めに入れた。どうして今日はサービスがい

いのだろうと思ったら、どうやら賞味期限がせまっていて早く食

べてしまいたかったからだと判明した。まあいつもの通り。

 生地を混ぜてホットプレートで焼くと、香ばしい匂いが部屋中

に充満する。いつだっただろうか、換気扇を付け忘れていたまま

焼いてしまって、火災報知機を鳴らしてしまったことがある。あ

れは失敗だった。よく警備会社から確認の電話がかかってこな

かったものだと、今でも思いだして慌ててしまう。そういえば、

鍋でも同じことをしたことがあったなぁ。

 

 焼きあがってさあ食べようと思ったところ、肝心のお好みソー

スが半枚分くらいしか残っていないということに気付く。

 こいつはまいった。お好みソースが無いと、お好み焼きの味が

寂しくなってしまう。めんつゆをつけて明石焼き風にして食べた

りもするが、やはり一枚目はお好みソース味で食べたいものだ。

 何か同じような味になるものはないかと、冷蔵庫を探してみた

ところ、ウスターソースとトマトケチャップを発見した。こちら

もかなりギリギリの量だったが、混ぜあわせてみたところ何とか

今日の分はありそうだった。この二つだけだと、味が少し鋭い感

じがしたので、まろやかさととろみを付けるために、砂糖を少々

足してよく混ぜた。これはよかった、良かったけれどお好みソー

スというよりも、ハンバーグソースと言った味になってしまった。

 まあいい、多分美味しいだろう。

 

 食べてみたらやはり美味しかった。残っていたウスターソース

とトマトケチャップの量が、奇跡的なバランスだったのだろう。

砂糖の量も目分量で適当に入れたにしては、甘すぎず物足りなさ

すぎずで絶妙。今日は自分を褒めてあげたいと思う。

 

 少し前に、大田垣晴子氏の著作で、お好み焼きを取り上げた話

があった。その中で氏は、どれを食べてもソースマヨ味というよ

うなことを書いていたように記憶している。

 ソースとマヨネーズで味はつけるのだけれど、やはり具材に

よってその味は変わってくると思う。今日の豚肉も香ばしくて美

味しかった。

 

 今日のお好み焼きが美味しかったのは、卵がいつもより多かっ

たせいもあるのだろうと思う。一つ多めに入れただけで、美味し

さが増す、卵のありがたさがよく分かる食べ物だと思いました。

 

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最終更新日 : 2014-05-01 17:32:34

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あんこ餅

20140412近況飯エッセイ

 朝食にあんこ餅を食べる。
よもぎの香りが春らしい一品だった。

 食べてみたところ、よもぎもあんこも自家製のものらしく、あんこはしっかりと
小豆の粒が残っていて、よもぎも繊維がはっきりと分かるくらいの潰され加減だっ
た。
 特にあんこは半分以上小豆の粒が残っていて、あんこというよりも小豆の甘煮
を中に詰めたという感じだった。しかし、このくらいはっきりと粒が残っていたほう
が、より一層手作り感が出ていていい感じ。こしあんでもそれはそれで美味しいの
だけれど、この荒々しい感じが私はとても好き。

 私の家の周りでは、まだよもぎはほんの少ししか伸びていないので、中に入れら
れていたものはきっと昨年の物だろう。それでも食べていると口の中で香りが広
がる、きっと摘みたてはもっといい香りがしたのだろう。
 朝の寝ぼけた頭に良く効く、甘さと香りの一品でした。

 昼食にわらびを食べる。
出たての柔らかな優しい味わいだった。

 今年は昼間はそれほどでもないけれど、夜はまだ少し寒いのではないだろう
か?いつもより野草や山菜の出が遅いような気がする。
 特にここ二三日は寒くて、しまおうかと思っていたホットカーペットの電源を入れ
なければ、夜は寒くてじっとしていられないほどだった。
天気予報を見ていたら、最低気温がまた氷点下に戻ってしまうとか言っていたの
で、正直体も参ってしまう。

 そんな薄寒い中、春の山菜を食べているのも、なんだか不思議な感じがする。
服装も冬に近く、まだ暖房器具も使っているのに、食べているものは春のもの。
年を取って寒さに弱くなってしまっているのかも知れませんね。

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最終更新日 : 2014-05-01 17:32:34

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ポテトチップスなので

20140413近況飯エッセイ

 おやつにポテトチップスを食べる。
昔から変わらない、安定した美味しさだった。

 少し前に、youtubeだっただろうか、ポテトチップスをひたすら袋に入れたまま振
り続けるという動画を見た。確か一万回くらいだったように記憶しているが、振り
終わって袋を開けたところ、チップスの形はほとんどなくなってしまっており、その
代わりにベッタリとした油が出てきた。
 あれを見ていると、ポテトチップスのほとんどは食用油で出来ているのだなと思
ってしまうのだけれど、実際のところはどうなんだろうか?
 確かに、油で揚げることによって、じゃがいもが膨らんでいるということもあるだ
ろう。しかしそれにしても動画の油の中には、あまりにも中身がなくてとても信じら
れなかった。

 そんなことを思い出しながら食べていたのだが、それでもたまに食べるにはそ
れほど体に悪いわけでもないだろう。パリパリとしたチップスの食感と、お芋の味を
引き立てる塩味が合わさって、とても美味しいおやつだ。
 今日食べたものは昔からある薄いものだったが、最近宣伝で見たものはなんだ
かとても厚みがあって食べごたえがありそうだった。歯ごたえもいいのだろう。

 ギザギザカットになったりザクザクの食感にしたりと、作る側も何かと工夫して
いるみたいだけれど、私が一番望むのは量。とにかくポテトチップスは中身の量が
袋の大きさに反して少なく感じる。
 今くらいしっかりと気体を入れて置かなければ、中身がぶつかり合ったり輸送
中に潰れたりするのだろう。しかしそれにしても、もう少ししっかりと入れておいて
欲しいものだと思う。

 こういう袋入りのポテトチップスに比べると、フレークしたポテトを整形して上げ
たポテトチップスは、その外見相応の中身が入っていていい感じ。
円筒形の紙の入れ物の大きさに、しっかりと比例して中身が入っていて、開けて
がっかりということがない。ただやはり、加工したポテトチップスなので、お芋食べ
てるぜ感はどうしても少なくなってしまう。

 思うに、ポテトチップスを袋に入れて売ろうとするから、なにか気体を入れて膨ら
ませて置かなければならないのではないだろうか。
 入れ物を箱にしてみたら、結構たくさん入れることが出来、膨らまさなくて言い
分スペースも少なくて済みそうな気がする。

 まあでも、そんなことでうまく行くのなら、とっくに世の中のポテトチップスは箱に
入れられて売られているでしょうね。

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最終更新日 : 2014-05-01 17:32:34


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