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テルマエ・ロマエⅡ

テルマエ・ロマエⅡ

予告編映像はこちら

 

https://www.youtube.com/watch?v=RiLyaHkr3cM

2014年5月1日鑑賞

さあ、劇場で「ひとっ風呂」

 

大ヒットした映画の続編を作ると言うのは、普通、あまりいい結果にならない事が多いけど、本作は違いましたね。

やっぱり、映画界に「お風呂エンターテイメント」の新境地を切り開いた功績は素晴らしいものがあります。

本作は、第一作目よりも更にスケール感がアップ!

グラディエーター達が闘う、競技場などの作り込み。古代ローマの都市空間。これはねぇ、やっぱり、劇場に足を運んで、大きなスクリーンで観るからいいんですよ。

半年後ぐらいに出るであろう、DVDで済まそうとか、もっとセコく「来年のテレビ放送まで待つ」なんて事、言わないで、是非とも劇場でご覧頂きたい。劇場まで足を運んで観て、損はさせない映画作品である事は確かです。

おまけに前作同様、この作品、かなり笑えます。

実際、僕が観てきた劇場では、皆さん笑っている場面が多かったですよ。

僕が「テルマエ・ロマエ」シリーズを観て特筆すべきは、なにより、演出の面白さ、巧みさなんですね。

古代ローマの浴場建築技師、ルシウスや、現代人がタイムスリップする場面で、あえて「子供だまし」的な「しかけ」をやっていますよね。普通、そういう事をすると「金を払って観に来た観客に対して失礼だろ!!」とか「あざとくて、ウザい」なんて言われかねません。

ましてや本作では、美術、衣装、舞台装置、厖大なエキストラ等々、巨額の制作費を投じている訳です。

その「超大作」の「品格」を、あえてぶち壊すような、すっとぼけたシーンを入れている。

漫画界の巨匠「手塚治虫」の作品には、時々シリアスなシーンの最中に「ひょうたんつぎ」とか「お迎えでごんす」などのキャラクターが登場しますね。作者自身が第三者の眼で作品自体をおちょくっている訳です。

こういう言った、ある種、天才と呼ばれる人だけしか成し得ない「表現の超絶技法」を巧みに盗み、本作は映画界に「こんな手法も取り入れていいんじゃない?」と提示したのです。

こんな「アブナイ映画」の遊び心、これは「大バクチ」に間違いありません。勇気が要りますよぉ~。

並の監督なら、こんな危ない橋は渡りません、冒険もしません。手堅ぁ~く撮影する事でしょう。

本シリーズはそのアブナイ橋を敢えて渡った訳です。

それを決断した、本作の監督こそ、あの大ヒットシリーズ「のだめカンタービレ」を撮った、武内英樹監督なんであります。

やっぱり、笑いの「ツボ」を心得てるのね、この人。

本作では、主役の阿部寛さんが前作にも増して、その肉体美を磨き上げ、撮影に臨んでいます。また、例の「平たい顔族」のメンバーと「濃いメン」達との対比も実に面白いです。

なお、本作を劇場でご覧になる時は、エンドロールを見逃してはなりませんよ。なにしろ、あの国民的大物歌手の歌声が、”湯けむり漂う”劇場で楽しめるのですから。

是非、劇場で「ひとっ風呂」楽しんで観てくださいませ。

 

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天見谷行人の独断と偏見による評価(各項目☆5点満点です)

物語 ☆☆☆☆

配役 ☆☆☆☆

演出 ☆☆☆☆☆

美術 ☆☆☆☆☆

音楽 ☆☆☆☆

総合評価 ☆☆☆☆

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作品データ

監督   武内英樹

主演   阿部寛、上戸彩、北村一輝

製作   2014年 

上映時間 112分

 


奥付



映画に宛てたラブレター2014・5月号


http://p.booklog.jp/book/84066


著者 : 天見谷行人
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/mussesow/profile


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