目次
9月の暦
9月の星座 はくちょう座
9月は竜巻の季節!?
台風という生き物
台風のエサは、暖かく湿った海水
台風のなまえ
腐っても「タイ(台)」
田の実(頼み)の日
暑さ寒さも彼岸まで
彼岸花・相思花
お月見今昔
こぐま座、おおぐま座
打ち水はなぜ涼しくなる?
夏バテ回復に効く「ナシ」
三食玄米のお勧め
腎虚の夏バテ
朝食こそが一番の健康の源
津液に関する老化
食文化は損得勘定!?
世界の長寿者の日常食は?
テリヤキチキン寿司
グルメの時代
不眠は何故怖い?
過度のジョギングは健康に悪い?
肺気を強める空瓶健康法
解毒のしくみ
快感中枢と依存症のしくみ
痛くないって本当?
脳内ホルモン低下の原因
骨粗しょう症を防ぐには?
秋口の病と養生
風邪を治す特効薬?
若返り・老化防止ビタミン
健康食品は本当に効くのか!?
生理期の養生(子宝シリーズ)
楽なお弁当作り
<電子レンジ簡単レシピ>簡単ラスク
鯖の味噌煮は大人気
アイスバナナミルクティー・2杯分
明治以降に開発された鍋料理たち
“知恵”が富を生む
脱財布宣言
どこへ行くのかの日本人論
児玉大将の地図を持たない人々への喝!
幕末版オタク登用事例、大村益次郎  
現場レベルでの明治維新
手綱さばきの妙
権力とは何ぞや
家康は黒田官兵衛を恐れたか?
ブラックジャックに見る人間万事塞翁が馬
王の中の王
公園は危険?
繊細な日本人の感性を大事に
おばあちゃまの着物
車を安く直すヒント④=リビルト部品
車を安く直すヒント③
ジェネレーション・ギャップ
3Dプリンターサービス
「伝導過熱」の危険
喉を鍛えて誤嚥を防ぐ
『古事記』の神々(その6)黄泉の国1
19世紀の東アジアの国際情勢
日本人と肉食と牛乳と
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お月見今昔

花見とともに、日本人に人気のある季節のイベントといえば、お月見だ。これは、平安時代中期に唐の国から入ってきたもので、宮廷のお祭りの一つとして定着した。日本では、月見団子を食べるが、本家の中国では月餅を食べるそうだ。餅や団子だけでなく、里芋の収穫の時期にも重なるので、これを供える地域もある。里芋の形態を真似て月見団子の形が成立したという説もある。

日本では月が満ち欠けする所から、人間の生死と重ね合わせ、不吉なものと捕えていたこともあったようだ。太陽の光を浴びてぼんやり光る姿は、確かに不気味なものを感じることもある。出産や潮の満ち干にも関係しているので、とても神秘的だ。「月顔見るは、忌むべきこと」と『竹取物語』で書かれているのも、納得出来る。

ところが、時代が進んでいくと、月への神秘性は薄らいでいって、大きな月が見える十五夜と、秋の収穫祭を合わせて、お祭りを始めたのが、江戸時代からだ。野菜や団子を月に奉げ、ススキも飾るようになっていく。油の精製方法が安定し、夜の闇が薄らいでいったのと同時期だ。都心部では、華やかな遊びも生まれ、月見船も出されることもあった。何かと、酒を呑む口実の一つになってしまったような感じもする。

最近では、ネオンの明かりがまぶしくて、十五夜のお月様さえも見えないこともある。飽食の時代に、収穫の喜びを感じることが実感出来なくなっているのも、お月様が顔を見せてくれない理由の一つだろうか。毎日、お米が食べられる有り難さを噛み締めながら、今年はお月見をしてみたいと思う。(講談師 旭堂花鱗)
2005-09


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打ち水はなぜ涼しくなる?

近年都心などでも夕方のオフィス街に打ち水をして 涼を楽しむイベントが開かれたりしていますね。しかし、古くから夕涼みの手段として用いられてきたこの「打ち水」本当のところ効果はあるのでしょうか?  

まず打ち水は真っ昼間にはしませんよね。これは日射によってすぐに水が蒸発してしまうからです。さて、夕方になると陽射しも弱まります。しかしまだ地表の温度は高いまま。そこに水を撒くと、撒かれた水は飽和し、水蒸気へと姿を変えます。その際、地面の熱(=熱エネルギー)を奪っていくため、打ち水で涼しくなるのです。  

実はこれと同じ現象が、私たちのヒフの上で起こっているのです! 梅雨など、湿度の高い日に、「しんどいなぁ」と感じることはありませんか? これは、湿度の高い空気が、より温度が高く、かつ、水を含んだヒフに触れることで飽和し、打ち水と同じように 水蒸気に変わっていく際に体内の熱エネルギーを奪っていくからなのです。  

水はとても身近なものですが、とても不思議な物質です。物質には気温が上がるにつれて、固体・液体・気体と三つの相(そう)に変化しますが、水は、自然の範囲の温度で三つの相が見られる珍しい物質なのです。  

打ち水やヒフの例は液体から気体への、気温が上がっていく際の変化の場合でしたが、逆ももちろんありますよね。氷が溶けて水になる、つまり、固体から液体になるとか。こういう際には水はエネルギーを、逆に放出しています。 地球には多くの水があります。気象条件によってその量は変わりますが、可能性が未知数の温室効果物質です。温室効果が進んで氷河が後退していくと、その際にも熱が放出され、温暖化の悪循環になっていくのです。

(文:気象予報士 チャーリー/絵:吉田たつちか)
2008-09


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夏バテ回復に効く「ナシ」

秋に入り、ナシの美味しい季節になりましたね。

ナシは比較的地味な果物ですけれども、いくつかの健康機能をもっています。今回はナシの効用について紹介致します。

 まず、栄養成分の紹介の前に、「ナシ」という名前についてですが、語源については諸説あるようです。一例を挙げさせていただきますと、江戸時代の学者新井白石は中心部ほど酸味が強いことから、「中酸(なす)」が転じたものであるとしています。

 この一風変わった名前の「ナシ」は、忌み言葉「無し」に通じることから、家の庭に植えることを避けるという風習がある一方、鬼門の方角にナシを植えることで「鬼門無し」として、むしろ積極的に利用されることもあるようです。ものは、考えようですね。

 さて、栄養成分についてですが、ナシにはソルビトールという甘味成分が多く含まれています。ソルビトールは、糖アルコールというものに分類される特殊な糖分ですが、水に溶けるとき熱を吸収する作用があります。よく、ガムなどに配合されていて、ソルビトール入りのガムを口に入れたときにとスーッと清涼感がするのは、ソルビトールの吸熱反応によるものです。

 また、ソルビトールは低カロリーかつ虫歯になり難いという特長があります。さらに、ソルビトールには炎症を抑える働きもあり、民間療法としてナシはのどの炎症に効くとされています。

 ナシには、特有のシャリシャリした食感がありますが、これは果肉に含まれる「石細胞」とよばれるものが原因です。石細胞は、リグニンとペントザンと呼ばれる食物繊維で出来ています。なお、前述のソルビトールは下剤としての働きも持っていて、食物繊維とソルビトールのダブルの効果でナシは便通改善効果の期待できる食品です。

 また、ナシに多く含まれているアスパラギン酸には疲労回復効果、カリウムには血圧を下げる働きが期待されています。

 

(医学博士 食品保健指導士 中本屋 幸永/絵:吉田たつちか)
2010-09


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三食玄米のお勧め

先日、大阪にて免疫学者の安保先生と対談する機会があり、玄米食についてお話を伺いました。

   安保先生は相変わらずとてもパワフルで、以前にも増してスリムな体型でしたので、食事の内容をお聞きしたところ、基本は3食玄米を召し上がっておられるとのことでした。先生は、「玄米食を本当にしているかどうかは、その人の体型と顔色を見ればすぐわかるよ!」と、おっしゃっていました。

   また、「一週間でいいから、朝・昼・晩の3食とも主食を玄米にしてごらん♪体にどんな変化が現れるか楽しみにするといいよ!」ともおっしゃいました。

   私は、お昼を玄米のおにぎりにしていましたが、それもあまり徹底せず、蕎麦の日もありますし、要するに中途半端な玄米食だったので、体にあまり変化を感じることができなかったため、これを機会に朝昼晩と玄米にすることに決めました。

   まず、一週間続けたところ、

1,食後に指先までポカポカと血が流れている感覚がわかり、食事の度に、じわっと汗をかくようになった!

2,とても気持ちの良い便がスッキリと排泄され、一日3~4回便が出て残便感がなく、便が臭わない

3,お腹がしょっちゅう張って気分が塞がっていたのがなくなりガスも減ってお腹がへこんでいる

    そして一ヶ月経ち、自分の顔を鏡で見て驚きました。右目の回りは、運転による日焼けでたくさんのシミとソバカスができており、とても目立つ大きなシミがありましたが、よく見ないとわからないほど薄くなっています。また、夏は紫外線による日焼け炎症、黒ずみが激しく、指先や関節の部分が黒ずんでくるのが悩みでしたのに、ほとんど日焼けをしなくなり肌に透明感が出てきたため、改めて玄米の解毒排泄力と抗酸化力に驚きました。

   炊きたて玄米はおにぎりでいただき、冷蔵庫に保存したものは玄米雑炊や玄米チャーハンにして楽しんでいます。冷たい麺類で胃腸を冷やさないせいもあり、今年の夏は暑さにめげず快調ですヨ♪  

(薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)

2010-09




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腎虚の夏バテ

私のお店には、この夏、体調を崩した方がたくさ訪れています。

この季節、最も多いのが、水分の摂りすぎと冷やしすぎによる体調不良です。

不妊症で悩む女性や、自律神経失調症、冷え性でお悩みの方は、水分の摂りすぎと、クーラーによる冷やしすぎには、特に注意してください。

マスコミ、雑誌などでは、体内浄化法で、一日2リットルの水を飲むことを勧めているようですが、これはすべての人にはあてはまらないと思います。

外で体を使って仕事をされる方は、たくさんの汗をかきますので、これくらいの水分と共に、梅干しや漬け物も一緒に塩分を補給していただきたいと思います。

水分のみを補給していると、ミネラルがどんどん汗で失われますので、体が冷えて、気力がなくなり、夏バテしてしまいます。(これは、腎虚の夏バテです)

逆に、一日中クーラーのきいた部屋で、汗もかかずに仕事をしている人が、一日2リットルの水を飲むと、体が冷えて代謝が低下し、疲れやすい、体が重い、頭が痛い、めまいがするなどのさまざまな不調(水毒)を訴えやすくなります。

特に、妊娠を望んでいる方・・・・夏場は、冷たい水分のとりすぎと、クーラーのあたりすぎ、また汗をかいた後は、体がとても冷えますので、冬よりも冷え性体質を作りやすいことを覚えておいてくださいね。

 

いろいろな情報が氾濫していますが、万人にあてはまるものはありませんので、

自分の体にあった養生法をみつけてゆくことはとても大切です。

 

(薬剤師、薬食同源アドバイザー  高田理恵)
2005-09


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津液に関する老化

 

老化の一つの要因に津液の不足があげられます。津液が不足すると、体に潤いや、みずみずしさがなくなります。

食べ頃のリンゴは、実が引き締まり。とてもジューシーですが、古くなったリンゴは、皮がシワシワになり実もカサカサ、パスパスでよね。

人の体もリンゴも同じで、長い間に酸化を受けます。若い頃は、抗酸化酵素が豊富で、酸化から身を守ってくれるのですが、歳とともに、抗酸化酵素が減少します。

お肌がカサカサする、髪の毛がパサパサで抜けやすい目が乾く、シワができる、喉が乾燥して空咳が出る、肌が乾燥して体がカユイ、大便がコロコロ・・・・などは津液不足の症状です。

津液というのは、活動により生じた体の熱を冷ます大切な役割をしているのですが、不足すると熱が冷まされず余ってしまうので、乾燥症状が出てきます。

津液不足に陥らないためには、ストレスと疲労を蓄積させないことや、夜更かしをせずに、タップリと睡眠をとることが大切です。

また、水分をたくさん摂ることは脾や腎を傷め、かえって津液不足を招きますので、注意が必要です。

私は、疲れが溜まって、肌に乾燥を感じたら、ツバメの巣ドリンクを飲んで、午後9時には眠ることを心がけています。

(文:薬剤師、薬食同源アドバイザー 高田理恵/絵:吉田たつちか)

2009-09

 



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