目次
10月の暦
10月 みずがめ座
10月は乾燥が始まる季節!
「女心と秋の空~10月のお天気」
秋の風情
秋雨前線時期の養生
意外と知らない?「天気予報の見方」
ペガサスの大四辺形
今と昔の運動会
季節の実りが病を防ぐ
凛と咲き誇る「菊」
菊の咲き誇る時節
鬼女紅葉を狩る
紅葉(もみじ)狩り
好きな服装  
ハロウィンは怖いお祭り?
大和なでしこ
「国富て民貧す」と「民富て国貧す」
鮭は有用成分の宝庫
血栓予防に役立つ食事
インスタント、加工食品、外食の弊害
世界一硬い食品『かつおぶし』の謎
エコキッチンの油使い
電子レンジ簡単レシピ「レンジで寒天」
炊飯器は万能調理器
歴史で見つかる料理
卵食の歴史
変わった誕生の食べ物たち
その食べ物に何をつけて食べますか?
食事療法はオーダーメードで!
足のむくみに注意!
ぎっくり腰や背部痛にご用心
とれない痛み
アンチエイジ体操
ストレスによる不眠
長寿時代に知っておくべき日本人の本当の寿命
お医者様へのかかり方
成人病が気になる人へ
過度のストレスからこころを守りましょう!
目は口ほどに物を言う・・・目で見てわかる養生術
なぜ病気になるのか?
犬による事故の防止策
少し足りないくらいのほうが
1日6系統の食事で体をリセット
ボケのカタチ
明治維新は日本人的うろたえの賜物
賢兄愚弟賢弟愚兄・・・いずれが是か非か
ネットで自宅学習
お取り寄せ
日本の本当の馬は?
今、流行のA-Boy
天才ゆえの蹉跌
デジタルでアナログ作品
テレビをもっと面白く!
児童遺棄罪
どう使うの?セルフガソリンスタンド利用術
THE プラス思考
マイクロシエスタのすすめ
DNA構造の解明とノーベル賞
「もったいない」は、現代日本に於いては罪悪である!
テロを力で押さえ込む事への割の合わなさ
奥付
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10月の暦

10月で二十四節気の始まりに当たる日は8日ごろ寒露(かんろ)、23日霜降(そうこう)の2つです。寒露を3つに分けた七十二候は、初候「鴻雁来 こうがんきたる 雁が飛来し始める」、次候「菊花開 きくのはなひらく 菊の花が開く」、末候「蟋蟀在戸 きりぎりすとにあり きりぎりすが玄関の戸の前で

鳴く」。

 また霜降は、初候「霜始降 しもはじめてふる 霜が降り始める」、次候「霎蔦黄 こさめときどきふる 小雨がしとしとと降る」、末候「楓蔦黄 もみじつたきばむ  もみじや蔦が黄葉する」。

 渡り鳥の訪れや草花の咲く時期、色づき始める時期など、いよいよ秋めいてきますね。霜降の次候に出てくる「雨」は、いわゆる「秋雨前線」が降らせる雨を現わしているのだと思います。

 冬から春に変わる時には「菜種梅雨」、春から夏に変わる時には正に「梅雨」、そして夏から秋へと変わる時にも「秋雨前線」というのが停滞して、日本付近を覆って季節を変化させる高気圧が変わります。

 そして季節の変わり目ごとに「土用」があります。夏の土用はやれ「うなぎを食べろ」などと言って騒ぎますが、実は土用も年に4回あって、10月20日頃が秋の土用の入りに当たります。これは、中国の陰陽五行の説に基づいています。季節は4つしかありません。しかし五行、つまり「木火土金水(もっかどごんすい)」を振り分けるには「土」が余ってしまう。そこでそれぞれの季節の変わり目ごとに「土用」というものを充ててバランスを取るようにしたと言われています。夏の土用が盛んに言われるのは現代では商業的目的も大きいですが、夏の土用が一番土の気が強いからだとも言われています。

 土用はそれぞれ約18日間ずつ置かれています。そしてそれが明けると季節の変わり目、二十四節気の立冬に入ります。

 (気象予報士 小説家 チャーリー/絵:吉田たつちか)


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10月は乾燥が始まる季節!

9月のあいだは、残暑がぶり返すことがあったり台風がやってきたりと、まだまだ雨が降ることも多く、湿度も高い状態が残ります。

しかし10月に入ると、もう本格的な秋を迎えます。

「女心と秋の空は変わりやすい」と言いますが、それもまた事実で、春先のように、雨が数日続いたかと思うと晴天が数日続くといったように、周期的にお天気は変化します。しかし春のお天気と決定的に違うのは、晴れた日の湿度です。

春先の晴天をもたらすのがおおむね温暖な高気圧なのに対し、秋口にやってくる高気圧は大体がシベリアからの高気圧です。シベリアと言えば真冬の冬将軍の出身地! 冷たくて重い空気のかたまりです。シベリアはご存じのように陸地ですので、陸で生まれ育った高気圧は乾燥しています。だから秋から冬の寒侯期には乾燥したお天気が続くのです。

また、年によっては10月に入ってもまだ完全な秋とは言えない年もあります。そういう年は、シベリアの高気圧と、夏の暑さをもたらす太平洋高気圧が日本付近で衝突し、いわゆる秋雨前線を形成します。これは梅雨前線や菜種前線と同じ停滞前線で、長期間に渡ってしとしとと雨を降らせ続けます。いちどきに降る雨の量は少しずつでも、山の斜面などでは水分がどんどん蓄積されていくので、あまり長く雨の日が続くと、土砂災害の危険も出てくるので警戒が必要です。

10月といえば秋も真っ盛り。一年でいちばん過ごしやすい月ではないでしょうか? それだけに登山に出かけたりスポーツをしたり、アウト・ドアでのレジャーの計画を立てている方も多いと思います。しかし、「女心と秋の空」です。

お天気の急変には気をつけてくださいね! 

(気象予報士・小説家 チャーリー/絵:吉田たつちか)

 


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「女心と秋の空~10月のお天気」

今年の夏はとても暑くて、本当に秋なんて来ないんじゃないだろうかとさえ思いましたが、涼しい10月を迎えられているでしょうか?
 さて。10月は、書くのに困ってしまうほど、気象災害の少ない月です。その分、くだもの狩りやキャンプなど、観光には最適な時期ですよね。人様の楽しみに水を差すのが大好きな私は、それでもゆゆしい話題を見つけ出してきましたので、紹介します。
 まず、9月の終わりから10月の初めにかけて、梅雨のようにしとしとと雨が降り続くことがあります。これを「秋りん(しゅうりん)」と言います。天気図を見ると、梅雨時期と同じように停滞前線が東西に横たわっているはずです。春と夏のあいだには「梅雨」、冬と春のあいだには「菜種梅雨」があるように、夏から秋に移り変わるときにもこうやって「秋りん」がやってきて、暖かい空気と冷たい空気との「ケンカ」が行われるのです。
 そして、こうした前線の上には、低気圧や高気圧ができます。低気圧が西から東へ通過するには大体3~4日かかり、高気圧も同じくらいの速度で移動しています。
その天気変化をみてみましょう。
まず、低気圧が通過する前は、暖かく湿った空気が南から吹いてきます。蒸し暑くて、不快です。やがて、雨が降り始めます。(このときに温暖前線や寒冷前線が通過しているのです)雨が上がると、冷たく乾いた空気が北から吹いてきます。そして、「天高く馬肥ゆる秋」と形容されるような青空が広がります。(このとき、広く高気圧に覆われています)やがて、北寄りの風が東寄りに変わってくると、それはもう高気圧の後面に入った証拠で、次の低気圧が近づいてきているのです。
このように空気の入れ換えを繰り返しながら、一歩ずつ、本格的な冬に近付いていくのです。


 (気象予報士 チャーリー)/絵:吉田たつちか)


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意外と知らない?「天気予報の見方」

残暑も過ぎこれから秋本番! 運動会やこみじがり など、レジャーの予定がたくさんおありの方も多いと 存じます。そんなとき、特に気になるのがその日のお 天気ではないでしょうか?  

大体、レジャーの予定があるようなときは「週間 天気予報」が気になりませんか? すでにご経験があ る方も多いと思いますが、週間天気予報は、確かにコ ロコロ変わりますよね。気象庁が天気予報に用いている数値予報モデルというコンピュータでは、「今日、 明日、明後日」の天気がもっとも精度良く予報されま す。だから、1週間後の予報を出そうとした場合、後半になるとその精度は60%にまで下がるといわれて います。(最近ではより高い精度を出す工夫も導入さ れているようですが)  

また降水確率はこの季節でなくても気になる要素 でしょう!これは「予報対象地域内の全ての地点で 降水が起きる確率」を意味しています。だから、予報 区域内の一つの地点では降水がなくても、別の地点で 降水があるかもしれないということです。 さらに「秋の陽はつるべ落とし」ということばもあ るように、秋は日が暮れるのが早いです。そうなる と、気温が下がるのも早くなります。朝晩の気温差の 目安になるのが最低気温・最高気温予報ではないで しょうか?「最低気温」とは、午前0時から9時まで の最低の気温、「最高気温」は9時から18時までの 最高の気温の予報を指します。 なお、どの季節にも言えることですが、お出かけの 前には今いちど最新の気象情報をチェックしていた だきたいです。特に、注意報や警報が出ていないかど うか! せっかく楽しみにしていたレジャーでも、災 害に遭っては元も子もありません。充分に用心をし て、実りの秋を満喫してください。

(文:気象予報士 チャーリー/絵:吉田たつちか)


 


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今と昔の運動会

秋の風物詩の一つに運動会があります。春に執り行われる学校もありますが、祝日「体育の日」のイメージもあり、秋の行事として定着しています。徒競走、騎馬戦、玉入れ等、思い出深い競技が、どなたの中にもあるのではないでしょうか。

 意外かも知れませんが、陸上競技をメインとし、ほぼ全生徒が参加する運動会は、外国ではあまり行われていません。運動会が行われているのは、日本に統治されていた歴史を持つ、中国東北部、朝鮮人民共和国、大韓民国、この三つの国の一部学校だけです。統治時代の名残でしょう。運動会は、日本文化の一つなのです。

 最初の運動会は、1874年に海軍兵学校で行われたとされています。しかし、これは単発的な催しで、継続的ではありませんでした。私たちがよく知っている運動会の祖は、1878年札幌農学校でのもの。選ばれた生徒だけで無く、みんなで参加するスポーツの祭典は、当時としては画期的な催しでした。瞬く間に道内だけでなく、全国の学校に広まっていきました。

 運動会発祥から100年以上経ち、行事の目的も変化していきます。当初は、軍事国家であったこともあり、集団訓練がメインとされていました。現代はどうでしょう。協調性を培うことは勿論、子どものストレス過多が叫ばれる昨今、スポーツによる発散が目的になりつつあるように見えます。体を思い切り動かし、大きな声を出しての応援合戦は、内側のくすぶるエネルギーを昇華させるのに、最適と言えます。

 一方、大人にとっては、子どもの健やかな成長を見守る、この意味合いが濃くなっています。普段は子どもの頑張りを近くで見られないお父さんが、声を張り上げ、我が子を応援出来る、数少ない行事。それに、父兄同士の交流の場としても活用されています。また、少子化の影響もあり、親族一同が集まる機会にもなりつつあるそうです。

 いくつになっても、楽しみな運動会。素敵な思い出を作る為、今年も晴れますように。

 (コラムニスト 朝比奈うろこ /絵:吉田たつちか)



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