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高いお空の雲の中をぬけると、
とても明るい場所に出ました。
ふわふわと綿菓子のような雲は気持ちよく、
甘い香りがします。
3匹の兄弟たちは大よろこびではね回り、
それはそれは楽しそう。

爽やかなそよ風が気持ちよく、
チョキが周りを見渡すと、
そこには沢山のネコの神様たちが
ニコニコと出迎えています。
チョキはどこかなつかしい気持ちにつつまれて、
心の底からうれしくなりました。


「あなたがチョキちゃんね」
「ウワサはきいてるよ」
「よく来たね」
「あなたはエライのねえ」
「うん、よくガンバった」

沢山の言葉がチョキの心にふりそそぎ、いっぱいにみたされます。
それはとてもあたたかくて優しいものでした。



「ここが天国なのにゃ?」
「うん、そうだよ!」
「いいところでしょ?」
「すごく楽しいところなんだよ」
チョキはキョトンとしています。

どこからか軽やかな音楽が聞こえてきます。
「ほら、ねえ、踊ろうよ」
「え?」
「踊るんだよ」
「そう、踊るの〜、ここでは」
「ワーイ、踊ろう踊ろう!」
「パーティーだぁ!!」


ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ、ズンチャ。

楽しい音楽に、みんなの笑い声があふれます。


リズムにのってチョキの体も自然にステップをふみはじめ、
それはそれは沢山のネコたちが、楽しそうに笑い踊ります。
ズンチャ、ズンチャ
「ほらね、チョキちゃん」
ズンチャ、ズンチャ
「楽しいでしょ?」
「うん。」



みんなみんな踊ります。
夜空の星も踊ります。
いつまでもいつまでも、
天国のパーティーは夜があけるまでつづきます。

ネコたちはパパとママが泣きやむように
祈りをこめて踊るのです。



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