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スリスリゴロゴロうれしいね!

おたがいにお顔をなめあったり、ほっぺをこすりつけたり、
うれしそうにジャレ合ったりと、
楽しいごあいさつは長いあいだつづきました。
「じゃあみんな、そろそろいこうか」
とグーくんがいいました。
「え?どこへにゃ?」
パーちゃんとアイコちゃんは声をそろえて
「天国ぅ〜!」と合唱します。
「天国って?」とチョキが聞きますが、
みんな「いこういこう」とせかします。

「でもパパとママが‥」
「だいじょうぶ、きっとまた会えるから」
とグーくんがやさしくいいました。


わぁ
みんなにせかされて立ちあがろうとしたチョキは、
フワッとからだが浮くことに気がつきました。


「ワーイ、うれしいな。みんなで天国だ!」

パーちゃんは大よろこび、
チョキもなんだかウキウキと楽しい気分になってきました。


「しゅっぱ〜つ!!」


わーい!



グー、チョキ、パー、アイコは
グングングングン浮かびあがり、
町の上をとび、山をこえて
ドンドンドンドンのぼってゆきました。


イエー!
みんななんだか楽しくなって、
笑いながら高い高いお空へ飛び去ってゆきました。



高いお空の雲の中をぬけると、
とても明るい場所に出ました。
ふわふわと綿菓子のような雲は気持ちよく、
甘い香りがします。
3匹の兄弟たちは大よろこびではね回り、
それはそれは楽しそう。

爽やかなそよ風が気持ちよく、
チョキが周りを見渡すと、
そこには沢山のネコの神様たちが
ニコニコと出迎えています。
チョキはどこかなつかしい気持ちにつつまれて、
心の底からうれしくなりました。


「あなたがチョキちゃんね」
「ウワサはきいてるよ」
「よく来たね」
「あなたはエライのねえ」
「うん、よくガンバった」

沢山の言葉がチョキの心にふりそそぎ、いっぱいにみたされます。
それはとてもあたたかくて優しいものでした。



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