2004.11.29 Mon
アイドル市場は、所詮パイの奪い合いにしか過ぎない。自分がシェアを伸ばすには、他から奪いとるしかない。奪う対象は強すぎず弱すぎず、規模からいって芸映、サンミュージックが適当である。
- 解説
- 周防が、これに気づいたのはいつ頃かはわからない。ドクトリン1とは、結局、ライバル、特にサンミュージックと芸映のアイドルを、マスコミを総動員して徹底的にいじめぬくということであった。彼は徹頭徹尾、この手法を貫いた。
- 性格
- このドクトリンは、極めて保守的なものともいえる。⇒http://d.hatena.ne.jp/pokopiko/20041201
- パターン
- 周防社長の、非バータレ叩きのパターンはいつもおなじである⇒http://d.hatena.ne.jp/pokopiko/20041202
- 具体例
- 今まで行われていた、非バーニング叩きの例⇒http://d.hatena.ne.jp/pokopiko/20041203
2004.11.29 Mon
マスコミ上では、自分とヤった女以外は”正室”として認めない。それ以外はどんなに世間で人気があろうとも”側室”である。
側室が、、”国際的〇〇””国民的〇〇”という称号の僭称など、正室にしか許されていない行動に及ぶ、あるいは、自分の立場を、正室の上におく、或いは、側室自らがそうしなくとも、世間が勝手に、これと同じような認識を、側室にたいして持つようになったとしたら、徹底的にマスコミ上で制裁を加え、正式な正室となるように迫るか、或いは芸能界から追放する。
2004.11.29 Mon
非バータレの獲得の最適方法は、欲しい女にバッシングをしかけ、向こうが、それをやめてもらうことを交換条件として、何らかの権益を譲渡するように仕向けることである。
何らかの権益としては、タレントがバーニングに移籍するさい、その移籍代を、相場より相当割安にすることによって得られる差額利益。プロモーション代などの名目で頂く、将来利益に置ける幾ばくかのマージンなどがある
また、決済に使われるものは、現金だけではなく、バーター取引として、マスコミからの冷遇、保護という無形のもの、あるいはタレント本人、或いは事務所の若手の肉体というケースもある。
2004.11.30 Tue バータレになることによって何を失うのか?
バータレだっていいことばかりではない。当然、背負わなければならない十字架もある。搾取、肉体接待はさんざん言ったから、もういいだろう。もうひとつ、忘れてはならない重要なことがある。現場の人間関係である。
芸能人は、素人とより、同業者と触れ合う時間のほうが圧倒的に多いのである。どんなにマスコミでヨイショされているバータレであろうと、これは変わらない。同業者といえば、勿論、ウラの事情はすべて知っている。だから、素人相手の”振れ合いごっこ”と違い、マスメディアの虚飾は、ここでは効かないのである。参考 白ぺんぎん。⇒その2
というわけで、周防と親密になると、今までのようには、アイドル仲間とは親密になれなくなる。親しかった非バータレの親友も、離れてしまうことが多い。その心理としては、普通の会社で、仕事仲間が社長の愛人になったと知って、なおかつ、その女が、その権威を傘に着て、社内で、大いに権勢を振るいはじめたのを目にしたときの、同僚OLの反応と同じようなものと考えればわかりやすい。はっきり言えば”卑怯な女”という見られ方をされてしまうのである。
彼女達を見るたびに、非バーは心の中で”ふん、私は、この女みたいに、ちょっと圧力かけられたくらいで、周防にホイホイ股開かなかったもんね。ホント、根性無しなのよこの女・・”という差別のせりふでも思いうかべているのだろう。これじゃ仲良く出来るわけがない。というわけで、仕事中は、精神的に参ってしまうバータレも多いようだ。
非バータレは、マスコミでの冷遇により、事情を知らぬ世間や親戚縁者から孤立し、反面、バータレは、事情を知り尽くした仕事仲間から孤立するというわけだ。結局、バータレになるということは、周防の歓心を得て、貴重な友人を失う・・という、トレードオフの選択といえる。
交友を失う例として、加藤あいと深田恭子はかつては親友だったが、加藤が”抱っこ写真”などによって、周防の愛人になったことが公になりはじめると、深田は彼女と距離をおきはじめてしまう。
バーニングに”転んだ”ということは、なりふり構わぬ、あらゆる犠牲を甘受する覚悟があるという,追い詰められた状況の現れ、或いは、実力勝負のフィールドから逃げている、自信のなさの現れつまり意志の弱い行為であるとされ、”こんな、臆病で卑劣な奴にかかわると、何されるかわかったもんじゃない、あのバーにはいったくらいだから、手段を選ばないであろう、もしかして自分も踏み台にされてしまうかも・・・・・”と警戒されてしまうのである。おそらく深田もそう思ったのだろう。※この心理も、偏見といえば偏見といえる。しかし、蔑視されるべき理由がちゃんとあるのだから、これは仕方がない。
勿論、”引き抜き”でなく、デビュー時から一貫してバータレという奇特な芸能人は、芸能仲間との間で交友関係を築くことなど、はなっからからできない。事実上、社交界の門戸を閉ざされているというわけだ。だが、それを重々承知で自らバーニングに入ったのだから、同情する筋合いはないのである
※深田の杞憂は的中。実際、彼女はそれを行ったのである⇒参照は製作中
※非バーニングの友人が”この人は、周防と近しいので、なにかと自分を守ってもらえるかもしれない”・・と思うので、かえって友達を作りやすいのではないか?と思えるが、深田の事務所は、バーニングの引き抜きなど絶対にありえない大手のホリプロ。弱小ならともかく、わざわざバーとコネつけるメリットなど無い。こういった場合、中途半端に近づくと、あとあと面倒なことになる。大手ならば、バー距離を置くなら徹底的に・・というのが、業界のセオリーなのである。
だが、大手ではなく、引き抜きに現実味がある中堅規模であると、そのような期待をする者もいるようだ。
だからその点、中堅どころでなおかつ周防の標的であるサンミュージックの酒井は、工藤との親交という誘惑に抗しきれなかったのもうなづける。酒井と同じような立場である、芸映系の広末も、あのとき、金子賢を前にして、酒井と同じ心境にあったのだろうと想像できる。この心理は、他の弱小事務所所属のタレントもおなじだろう。
2004.12.01 Wed の解説 性格
http://d.hatena.ne.jp/pokopiko/20041129#p1
- 基本は正面強攻策
- どの事務所も挑戦していない”隙間”を狙うよりも、他の事務所タレントが強固に地歩を築いた”ガチガチ”の分野を、怪我を覚悟であえて強引に奪いにかかるという、ハイリスクハイリターン戦法をとる。
- ケガも多いがメリットも多い
- どうしても、お互いにキャラの被りあいとなり、周防がマスコミを使えばこっちはウラを使い・・といった、泥沼の戦いとなるが、反面、いざ占有に成功すれば、大きな市場をまるまるいただける。
- 世代交代をアピール
- さらに、キャラが代替わりしたということで、消費者、視聴者に、世代の交代を強烈に意識させることができる。前任者はどうしても落ち目イメージがつきまとい、言い方を替えれば、蹴落とされた哀れな存在。反面、後任者は飛ぶ鳥を落とす勢いの、ポスト〇〇的存在となり、時代の寵児としての注目を、一身に集められるというわけである。
- おいしいところだけをいただく・・泣きが入る前任者
- そのポストが、何故これほどまでに世間に注目されるようになったかというと、それは、”前任者”の、非凡なタレント性、あるいは努力によって、そこまで育て上げたゆえである。看板枠”といわれるものの多くは、最初から注目されていたわけではないのである。バーニングは、彼らが苦労して種を撒き、かつ育て上げ、いざ収穫というその時期に、その、おいしいとこだけを横取りするのだ。前任者は泣きたい気分だろう。
- 他の事務所は真似できない
- もっと力が弱い事務所の場合(つまりバーニング以外のほとんどの事務所)は、より控えめである、言い方をかれればゲリラ的である。強攻策を避け、できれば、他のタレントが誰も進出していない”隙間”をねらうのがふつうである。周防の手法は、事務所の力(タレントの力ではない)が強大が故にできる戦略なのである。これは、他の事務所は逆立ちしても真似できないだろう。
周防ドクトリン、総論 ・・・彼らは保守的
- 巨大が故の保守性
- 誰もやっていないことをやる・・これこそが、次の時代の流れにつながる革新を生み出すはず。それができない(しない)バーニングは、極めて保守的というわけだ。彼らに、次の時代など作れるわけがないのである。