2004.02.26 Thu 工作員の論理
アンチ工作員がよく行っていた倫理で
”自分はバーニングは嫌っているのだが、自分が目障りだと思っている広末をつぶしてくれているので、その面だけはバーニングを応援する”
というものがあった。
普通の人ならば”ここは広末本人のことを言っているのではなく、広末=力を持っているフラーム(広末の所属している事務所)、芸映(フラームの親会社)のことを言っているのだな・・・投稿者がいわんとしていることは、マキャベリスティックな、あるいは、”毒をもって毒を制す”論の肯定なのだな”こう受け取るだろう。
バーニングを嫌っているくせに、そのバーニングが、タレントをつぶす力を持っていることは歓迎する・・その矛先が、嫌いなタレントではなく、自分の好きなタレントにまで及んだら、この持論は瞬く間に崩壊してしまうんだろうが、まあ戦国時代の思想家と同じく、そこまで考えるのやめにして、とりあえず利用できるものは・・とおもっているんだろうが。あるいは、これが現実だ・・と素直にあきらめるのか・・・
だが、今までヒスりようから見て、掲示板の投稿者が、パワーバランスがすべて、芸能界もそれと同じである。そうあっさり達観できるほど、素直な人物だとはとても思えない。19世紀イギリスの外交官ではあるまいし。
自分はバーニングは嫌いなんだが・・という前置きは、バーニングシンパを隠すために付け足した、カムフラージュ。それ以後の文章がすべてだということだろう。”嫌っているのだが”以前の文章を消して、”自分”をバー○ングにそっくり置きかえれば、この文章の、真に言いたかったことに近づいてくる。
不思議なことに、バー○ングと芸映(フラーム)が、派遣争いでしのぎを削っている、お互い同じ立場の存在であれば、カウンターパンチとしての、その真逆の投稿(自分は広末を好きなわけではないが、自分の嫌いなタレントを駆逐してくれた広末を賞賛する)がありそうなものだが、このフィールドに限っては、奇妙なことにそのような投稿は一切無かった。こっちが裏工作をしていると投稿があれば、すかさず、いやそっちもこのような裏工作を・・この応酬が延々と続く・・・このようなパターンは掲示板では典型的なんだが、そうはならなかったのだ。
どう考えても、広末(+シンパ。あるいは広末のライバルが嫌いという理由で、広末の心情的な応援者を装う者)は、この、”嫌いなタレントを駆逐する存在を肯定する・・敵の敵は味方”・・・という土俵に、乗ってきてはいない。反対にバー○ングサイドはノリノリである。”みんな、広末を駆逐する力のあるくらい、わたしたちに力があることを、そして、その力が我々にあるということこそ、我々が芸能界で必要とされている理由なのだ、それを認めてくれ”・・という、切なる訴えかけが見え見えに思えてくる。
結局、この投稿に代表されるように、彼らのいいたいことは、”芸能界でのし上がりたいみなさん、どんどん我々の力を利用してください、協力しますよ”ということである。その力が営業の材料、いわば商売道具なんだから、宣伝に必死なのも当然といえば当然・・・当たり前のことだが、それが無かったら誰もバー系なんかにならないし、なれ!といわれる圧迫を受けても、あそこまで容易に屈するはずがない。
そう考えると芸映(あるいはフラーム、または彼らが要する広末)は、SDやKOのような大手、老舗によく言われる典型=小バーニング、バーのダウンサイジング
=バーニングの規模がダウンしただけで、中身はおなじようなもの・・というわけではなく、根本的に、バーニングとは異なるタイプの組織だということがいえよう。同じ土俵で勝負していないことで、それが言える。
同じ土俵=自分に、ほかを駆逐する力があることを誇示する
広末のブレイクという、格好の宣伝材料がありながら、フラームは、なぜかそれをしていない。それが十分すぎるほどアピールできるはずなのに。バーニングだったらいやというほど誇示するだろうに。
あるいはオ○○ーにように、第二の広末を目指せ!とかいって、じゃんじゃんオーディションして、大量にタレント募集して、金づるの親をだまして(これは言い過ぎか?)あるいは○○プロのように、あなたの娘を○○にしよう!とかいって、ステージママ養成コースとか作ったり、いくらでも”商売”できたはずなのだが。
やはりフラームにとって広末は、看板材料、宣伝材料、事務所の力を誇示する材料(それによって新人、ステージママを集めやすくする)といった、間接的な商売道具ではなく、直接的な利益(出演料、権利)を生み出す存在だと認識しているのか。一般企業としては、ごく正常の、当たり前の関係なんだが、大手のやり口を見てみると、芸能界で、広末クラスの人材でこのケースって、稀なんだろうなと思えてくる。いったん成功すると、どうしても限度を超えた、無限拡大の誘惑に負けてしまうのがパターンなのだが・・・ハ○プロなど、”あそこでやめときゃいいものを・・・なんで?”という例は、腐るほどあるし。
世間では早稲田入学がそういうふうに見られているんだろうが(=大手プロの得意分野、コネ主義、ブランド作りの典型で、井上は分不相応にも、その大手のやっていることをそっくりそのまま目指そうとして、あえなく失敗した・・・世間、あるいはサイゾーのような斜に構えたマスコミは、井上を、若きビットバレー経営者とオーバーラップさせていたんだろう)今思うと、彼がそれで反省して堅実路線になったのか、あるいは最初から早稲田ネタがそういう意図をもったものではなかったのか、それはわからないが、とにかく、彼らは広末をめいいっぱい利用すればいくらでも利用できたはずだのに、奇妙なことにそれをしていない。これだけはいえる。
ファッション業界、化粧品業界、娘を芸能会に入れたい親達、あるいは自分が芸能界に入りたい人たち、広末を利用すれば”金ヅル”はいくらでも転がっていただろうに・・前に言ったように、やろうとしたがうまくできなかった・・世間の支持が得られなくて失敗して手を引いたのか、あるいは最初から眼中に無かったのかはわからない。最近ブレイクした者(○ー娘、渋谷コギャル出身、素人オーディション出身者)は、一人残らずこのパターン(素人に夢見させて金巻き上げ系?)なので、やっぱり、広末は特殊なケースだとしか思えない。あるいはそんなことはもう”卒業”したのか?もういい年で、演技力とかそういうもので勝負したい、芸で勝負しているプロなんだから、利益を生み出すのは、自己の肉体からのみ(別にいやらしい意味で言っているわけでは無い)と自覚しているのか、トレンド分析の対象とか、世間にブーム生み出すとかいった、派生効果とか、イメージが生み出す商品価値とかいった、インチキ文化人たちがいかにも好きそうな畑には、本人が高校生の時点で、既に十分開拓し尽くしたので、飽きたのでいまさら食指が沸かないのか・・
2004.03.06 Sat 長瀬智也は何故凋落したのか? その1
何故かというと、
彼と、浜崎あゆみとの関係を、業界が危惧した
これに尽きる。
長瀬をドラマに出せば、恋人の浜崎のバックのAVEXが、キャストに、強引に介入してきて、下手なAVEX、バーニングタレントをドラマに押し込め、ドラマの質を下げることになるのではないかと恐れたのだ。
実は、既にその傾向が出始めてきていたのが、あの駄作ドラマ”やんぱぱ”だったのである。
バーニング一押しの加藤あい、ハロプロ一押しの後藤、そして、梅田みかとともに、業界では、彼女の演出作品に出たら芸能生命がおしまいだといわれている、演出の星田良子。長瀬を強力にサポートできる、技術のある人材とは到底言えず、質のいい作品には成りそうも無い布陣である。案の定、下手な演技、素人同然で意味不明の演出、つまらないシナリオ、三拍子そろった駄作と相成った。
これで”いざ長瀬をドラマに出そうとすると、彼だけではなく、バーの息のかかった、余計な奴までくっついてきやがる”と警戒され、以後、長瀬出演作に、力を入れても無駄、彼のドラマは駄作決定であると、ドラマスタッフにレッテルを貼られる要因となった。白線流しから、ハンドクにいたるまで、長瀬ドラマは、決して、質が低いとはいえないものばかりだったのに・・・
(参考)榎本加奈子なども、ドラマに出ると、スピーナ Globe Deeps ELT D-Loop 安西ひろこなど、やはり、主題歌が似たような系統の者になるようだ。
2004.03.06 Sat 長瀬智也は何故凋落したのか?その2 木村拓哉のケース
実は、木村拓哉も、同じパターンを危惧されていた。
浜崎にあたるのが、妻、工藤静香であり、やんぱぱにあたるのが、空から降る一億の星、そして加藤、後藤にあたる下手なバータレが、井川遥だったわけである。
ほかにも、(今は離婚したが)永瀬正敏における、妻、小泉今日子と、探偵濱マイク、井川、中島の関係も、これにあたる。
また、滝沢秀明ファンは、彼もこのパターンに染まることを、異常に恐れている。
”僕マド”でその傾向が出始めたときは、”滝沢に、バーの魔の手が及んでいる!”と、長谷川はじめ、バータレの介入に、ファンは強烈な拒否反応を起こした。思い起こせば、反町ファンも、同様に、彼と稲森の関係を、同じように危惧していたのかもしれない。
とにかく、これに懲りたジャニー喜多川氏は、ファンの要望を取り入れ、これからは、滝沢とバータレの共演は極力避け、滝沢を、広末のような非バーの女優にサポートさせる事にした。義経がそれである。なにしろ好例として、堂本剛、今井翼の成功例があったので、彼に迷いはまったく無かったであろう。
とにかく、”バーが嫁”が主役というのは、とにかく厄介な代物である。失敗してもバッシングされないので、マスコミ的には安泰だが、作品のレベル的には、きわめて危険なキャスティングである。ドラマスタッフは、いつ何時でも、嫁のバックがキャスティングにしゃしゃり出てきて、作品の出来をぶち壊しにし、ドラマを、一瞬にして駄作に変貌させないか、戦々恐々としていなければならない。突っぱねでもしたら、マスコミ的には、どんな報復措置をとられるかわからない。
キャスト介入を突っぱねられた報復措置としては、やんぱぱと同時期に同局で放映されていて、マスコミの標的となった、おとうさんの例がある。
2004.03.06 Sat 長瀬智也は何故凋落したのか?その3 ドラマ”おとうさん”のケース
おとうさんは、前々から決まっていた姉妹のキャストは、中谷、深田であった。後に、愛なんていらねえよ夏で、初めて一桁台を出した広末の名誉挽回策として、彼女もキャストに加わったが、それでもストーリーの散漫さを避けるため、姉妹の数としては三人、ここまでが限界である。
ところが、そこへ、かつて成功した、似たようなドラマ”オヤジぃ”の、水野、黒木の功績を大義名分として、”長女役として、もう一人”と、バーニングが介入してきたのだ。
田村の家族モノの功績といったら、広末のフラームだけではない。バーも忘れちゃならんぞ!広末が、オヤジぃの功績により、途中介入の権利があるのなら、水野や黒木を出した我々にも、その権利があるはずだ・・というわけである。
姉妹のエピソードが、これ以上分散して散漫となるのを恐れた製作スタッフは断ったが、どうしても、その圧力に抗し切れない。そこで、苦肉の策として、対抗措置として、連中の押す小泉今日子あたりと同年代である、非バーの飯島直子を担ぎ上げることとした。長女役は、すでに飯島で決定しているので、もう変更できないとして、バーからの圧力を、かわす作戦に出たというわけである。
こういうわけで、バーに対する対抗措置ということのみで、初期設定には無かった飯島の長女役が追加され、散漫さはどうしても避けられないシナリオとなってしまった。
しかし、そんなゴタゴタにもかかわらず、おとうさんは、やんぱぱとは比較にならないほどの高い視聴率=2002秋クールで、トップの視聴率という、十分すぎるほどの成績を上げたが、それにもかかわらず、期待はずれというマスコミの論調が多かった。一方マスコミは、やんぱぱの失敗にはまったく触れなかった。これはキャスト介入失敗の腹いせということのほかに、前に触れたやんぱぱの失敗隠蔽、日曜劇場のライバル、月9の、中山美穂主演作”ホーム&アウェイ”の失敗隠蔽をも兼ねていたのだ。
TBS的には、おとうさんは力を入れていたが、一方、やんぱぱはやっつけ仕事、いわゆる”流し”・・・これは、誰の目にも明らかなのだが、マスコミがこれを認めると、加藤、後藤はじめ、バータレは、業界や世間の、誰一人として期待をしていない小物、逆におとうさん出演者は、誰もが期待している大物・・という事実を認めざるを得ない。何しろ”期待はずれ”という言葉は、期待されている者にしか使えないのだ。おとうさんがそうであるから、当然、出演者達は大物、、だから酷評する。一方、やんぱぱ出演者達は、期待さえされていない代物・・だから我々は触れないのだ。マスコミの言うことを素直に受け取れば、そうとしか受け取れない。”期待はずれ”とこき下ろすことによって、期待されている人材であると、暗に認めてしまっている。マスコミの自己矛盾というか、自らはまったドツボというか・・はたから見ると滑稽である。
2004.03.06 Sat 長瀬智也は何故凋落したのか?その4 中山ドラマに代表されるバードラ、オスカードラマのケース
同様に、中山のドラマも世間にそう見られていた。TBSが一点豪華主義、集中投資を取ったしわ寄せが、TBSだけでなく、ほかの局のドラマにも現れていた、日9のおとうさんにごっそりキャストを取られた影響で、ほかのドラマ枠があおりを食らって、めぼしいのは残っていなかった。中山ドラマも、その例外ではない・・・というわけだ。しかし、それが世間では一般的な認識でも、こんなことを、バーシンパのマスコミが認めるなど、天地がひっくり返ってもあるわけが無い。
また、”広末をTBSに出すと、TBSはほかのドラマに力を入れない。必然的に局内では、広末出演作の一人勝ちとなる”、これはいつものパターンである。必然的に、局内では、広末サイドの発言権は増す。オスカーやバーは駄目だな、やっぱり広末じゃないと駄目だ。なんたって、””困ったときには、キムタクと広末頼み””だなあ・・”という雰囲気を、何となく醸成しているように感じられる。これはプロデューサー連中、八木、植田、伊藤はじめ、あるいはTBS上層部まで絡んだ、意識的な誘導ではないのか?バーニング、オスカーなどが、こう疑うのも無理は無い。連中は、予算、企画、脚本レベルなどで、バーニング、オスカードラマを意識的に手抜きし、我々をつぶしにかかっているのでは?・・というわけだが、これについては、後で触れたいと思う。※http://d.hatena.ne.jp/pokopiko/20040612