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僕に生きる希望を与えてくれるもの。あるとすれば、コーヒーだね。
家にいた頃は、フェイスブックとかオンラインゲームの類、読書、家事とか
そういう楽しみもあったけど、今はやりようがない。
もう文字を書く事すら厳しくなってきてるけど、金の微糖飲んでる時はやっぱり生きてて
よかったと思う。金の微糖のために、生きたいという気持ちが煙が立つように
出てくる。

はやみんを抱きたいとか、そういう欲求もないわけではない。僕はこれでも男だから。
でもここは病院だし、僕にはきららがいる。いろんな妄想もするけど、
たとえ病気でも理性的でありたいよ。でもそういう枯れてしまったと思っていた
欲望も、僕を生きる気にさせてくれるもののひとつだ。

さて、夜明けを見ながら聴くエルレのRed Hotは最高だ。誰もいない部屋で
踊りまくっていた。監視カメラとかついてないよな?

 


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今朝もはやみんと会った。「今日の赤いセーター、かわいいね」
「・・・ありがと」
それだけで、会話が止む。僕は緊張していたし、はやみんもそうだったのだろう。
「あたし、行かなくちゃ」
しばらくして、少しはやみんが微笑んで、手を振って去っていった。
寂しくない、と前書いたような気がするが、このところはやみんがあまり
かまってくれない。やっぱり寂しいよ。

外を散歩していると、しまぞうに会った。いつの間にか季節は進んで、外は
寒いくらいになっていた。
しまぞう、お前はかわいいなあ。この前の狂暴な名前の知らない猫(「寂しがりや
のジュナン」に登場した猫)と大違いだよ。こっちをじっと見てミャアミャア鳴くのが
本当に癒される。
ジュナンがしまぞうを持ち上げると、しまぞうはまた短く「ミャア」と鳴いて、
腕の中から飛び出して逃げていった。
ああ、女心というものがまったくわからない。なぜ笑っているのに、すぐ去って
いくんだろう?
僕のことを避けているのか?はやみん・・・


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僕は寂しがりだから、悪いのかな?ラジオ体操なんかつい真面目に
やってしまう方だ。軍隊みたいにさ。「寂しがりやのジュナン」なんて
名付けたのはGだったけな。ああ、何を言っているのか自分でもわからない。
二つの事がごっちゃになってる。
でも僕にもプライドはある。昔はいい大学に入って、エリート意識というもの
を持っていた。今はM70星雲まで行ってしまったけれどね。
もういいよ。もう何もかもいいんだよ。はやみんが僕の事を嫌って
いるような気がする。僕は愛される資格の無い人間さ。

無性に牛乳が飲みたくなって、牛乳とカロリーメイトを買いに行った。
小学生の時、こんなに牛乳が貴重な物だと思った事が一度さえあっただろうか。
あまり冷えてなくて、生温い。でも飲めなくなって初めて、牛乳の貴重さを知ったんだ。
実は、小学生の頃はどちらかというと嫌いで、残してばかりいた。
あの牛乳は全部捨てられたのかな。もったいないな。今残った分があれば
全部飲むのに。


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カロリーメイトといえば、JKみたいなイメージがあるが、僕には思い出の食べ物だ。
大学受験の時に、深夜2時ポリポリ食ってたっけ。
でも一日13時間勉強してたから、頭がおかしくなったんだろう。そういう苦い
思い出も、合格の思い出もいっぱいつまった、いつも隣で苦しむ僕を見ていた
食べ物だ。

昼食後の服薬の時、手が震えて神経が弱っていた僕はクスリを思い切り
床に転がしてしまった。「ジュナンさん、お年寄りじゃないんだからしっかり
してくださいよ」と看護師に言われる。

掃除も、体力が残ってなく、できなかった。リハビリ室でダイエット教室なるものに
参加させられるが、途中から机に突っ伏していた。文字が何を意味しているのか
わからないし、視界が揺れて全く読めない。
                                  


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夜、気分は落ち着くが少し熱っぽいような気がする。疲れのせいだろうか。
そうだ、Gにも何か書こうかな。住所何だったっけ?
Gは強いしシャイだから、露骨に寂しいとは言わないだろうけど。
今頃僕の事を考えているだろうか。心配しているだろうか。
何も言わずに来てしまったから、まだかぼちゃ公園のあたりで待ってるかもな。Gの
思うようにはしてやれないけど、会いたいな。

それにしてもGって、僕みたいに奇声をあげて泣いたり、しないんだよな。
やっぱ強いね、彼は。きららも、強い女性だ。
測ってみたら、やっぱ微熱があった。もう寝るよ。おやすみ

 



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