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実は、ここ一時間半の記憶がまったくない。腹が減ったのでカフェテリアに
行ったら「食事はもう済んだよ。ジュナンさん爆睡してたね」と看護師に
笑いながら言われた。
しかし食事はとっておいてくれたようで、何とか食事にありつく。しかし寝てたなんて
少しも覚えていないのだけど。

今日看護師に言われたのは、「ジュナンさん、軍隊みたいに返事したり、ペコペコ
頭下げなくてもいいんだよ。ここ病院なんだから」
自覚症状は、ない。僕は軍隊のように厳格に礼儀正しく返事をしたり、頭下げまくって
いるのか・・・自分は礼儀作法や敬語のできない、だらしないやつだと思ってた。
就職活動の失敗がまだ根っこのところにあるのかな。

 


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一人黙々と食べようとすると、はやみんが入ってきて、前の席に
座った。何か話したそうな感じでこちらを見つめていた。
「やめてよ」僕は断った。「今日はごめん、どいてくれないかな」
嫌いになったわけじゃない。嫌いになれればいいのに。
はやみん・・・そんなに見つめられたら
食べられないじゃないか。

今日もいろいろあったけど、一日の終わりが気持ちよくて良かったよ。
Missingを聴いていると、心まで共鳴して同じリズムで鳴り出す。
今日は泣いてなんかいないさ。

夢の中で、ある男性スタッフがなぜかうどん屋をやっていたので、僕は
財布を逆さまにしてぶちまけた。いくらでも持っていけ。どうせ
夢の中でしか使えないお金だ。うどんは超美味しかった。数秒しか食べられなくて
目が覚めたけど、いい夢見れたな。

 


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僕に生きる希望を与えてくれるもの。あるとすれば、コーヒーだね。
家にいた頃は、フェイスブックとかオンラインゲームの類、読書、家事とか
そういう楽しみもあったけど、今はやりようがない。
もう文字を書く事すら厳しくなってきてるけど、金の微糖飲んでる時はやっぱり生きてて
よかったと思う。金の微糖のために、生きたいという気持ちが煙が立つように
出てくる。

はやみんを抱きたいとか、そういう欲求もないわけではない。僕はこれでも男だから。
でもここは病院だし、僕にはきららがいる。いろんな妄想もするけど、
たとえ病気でも理性的でありたいよ。でもそういう枯れてしまったと思っていた
欲望も、僕を生きる気にさせてくれるもののひとつだ。

さて、夜明けを見ながら聴くエルレのRed Hotは最高だ。誰もいない部屋で
踊りまくっていた。監視カメラとかついてないよな?

 


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今朝もはやみんと会った。「今日の赤いセーター、かわいいね」
「・・・ありがと」
それだけで、会話が止む。僕は緊張していたし、はやみんもそうだったのだろう。
「あたし、行かなくちゃ」
しばらくして、少しはやみんが微笑んで、手を振って去っていった。
寂しくない、と前書いたような気がするが、このところはやみんがあまり
かまってくれない。やっぱり寂しいよ。

外を散歩していると、しまぞうに会った。いつの間にか季節は進んで、外は
寒いくらいになっていた。
しまぞう、お前はかわいいなあ。この前の狂暴な名前の知らない猫(「寂しがりや
のジュナン」に登場した猫)と大違いだよ。こっちをじっと見てミャアミャア鳴くのが
本当に癒される。
ジュナンがしまぞうを持ち上げると、しまぞうはまた短く「ミャア」と鳴いて、
腕の中から飛び出して逃げていった。
ああ、女心というものがまったくわからない。なぜ笑っているのに、すぐ去って
いくんだろう?
僕のことを避けているのか?はやみん・・・


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僕は寂しがりだから、悪いのかな?ラジオ体操なんかつい真面目に
やってしまう方だ。軍隊みたいにさ。「寂しがりやのジュナン」なんて
名付けたのはGだったけな。ああ、何を言っているのか自分でもわからない。
二つの事がごっちゃになってる。
でも僕にもプライドはある。昔はいい大学に入って、エリート意識というもの
を持っていた。今はM70星雲まで行ってしまったけれどね。
もういいよ。もう何もかもいいんだよ。はやみんが僕の事を嫌って
いるような気がする。僕は愛される資格の無い人間さ。

無性に牛乳が飲みたくなって、牛乳とカロリーメイトを買いに行った。
小学生の時、こんなに牛乳が貴重な物だと思った事が一度さえあっただろうか。
あまり冷えてなくて、生温い。でも飲めなくなって初めて、牛乳の貴重さを知ったんだ。
実は、小学生の頃はどちらかというと嫌いで、残してばかりいた。
あの牛乳は全部捨てられたのかな。もったいないな。今残った分があれば
全部飲むのに。



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