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今日はSSTがあった。僕の話した議題は、とっても的外れなものだった。
「コンビニのおでんで秋を感じるか」というものだった。みんな引いてた。
言わなかっただけで。
SSTとはもちろんそう言う事を話し合う場ではない。人付き合いの中で起こる
さまざまな問題を解決する場だと思う。しかも、今日はよけいにろれつが回らなかった。
ほとんどの人に理解ができなかったかもしれない。死ね、僕なんて。

ろれつが回らない、僕の人生は終わったんだ・・・
たった一度の人生をダメにしてしまった、僕は最低の人間だ・・・
そんなことをカフェテリアでぼんやり考え、水色の空のコップを前に
頭をかきむしっていると、
突然、肩に手が置かれた。「大丈夫だよ」
「はやみん・・・」僕は振り返って、心拍数が病的に上がるのを聞いた。
「ろれつがまわらなかったこと、気にしてたんだ。やっぱり」はやみんは無造作に
僕の髪にポンと触れた。「でも、大丈夫。ジュナンは少なくとも、何言ってるかわかるもの。
でもあたしは、もう・・・」
はやみんがまたうつむいた。表情を歯でかみ潰してしまおうとした。
「はやみん」僕は突然、はやみんを抱きしめた。カフェテリアに他に一人だけいたおっさんが
雰囲気を察してか、立ち上がった。

 


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「僕は最低のまぬけのどうしようもない奴だって言ってくれよ、はやみん」僕ははやみんを
揺さぶった。
「ろれつが回らない、何言ってるかもわからないろくでなしだって言ってくれよ。
そっちの方がせめて楽になるから」
「あ・・・」はやみんは僕の腕を拒否しなかった。「ろくでなしなんかじゃないよ」
「だって・・・」はやみんの頬が赤くなる。「だって、ジュナンはすごく力があって、あったかくて、
生きてる」
「えっ」僕ははやみんを離して、辺りに人がいなくなったのを確認し、走って逃げた。
部屋で何もかも破壊してしまいたかった。

 


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部屋に帰って、違うある事に気がついた。僕の腕といえば、汚くて、服も
ろくに洗濯してなくて、臭い。はやみんに嫌われたんじゃないのか、と考えて、
ますます鬱になった。机上に散乱していたバタークッキーを手に取り、食べる。
ああ、僕にバタークッキーを食べる価値などあるものか。それすら疑問に思えてきて、
何も食べずに死んでやろうかな、と考える。
廊下に座り込んでいじけていると、タイラーが通りかかった。「ねえタイラー、僕って
臭いだろ、そばに寄ってほしくないだろ」
タイラーはまばたきして答えた。「そんなことないよ。僕が言うのも何だけど、
近寄るといい匂いがするよ。はやみんにも聞いてみな」
僕はうなだれる。「見てたのか・・・あれを」
タイラーは笑って、「ああ、噂になってるよ。でも僕はあれくらいで止めといた方がいい
と思うなあ。ここの規則だから」


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今日の給食のきしめんは感動的に美味かった。きしめんに、山菜・・・!
感動的なコラボ!ゆっくり味わって食べた。

はやみんの事が気になって眠れない。きららに何と言い訳したらいいのか。
はやみんが、あの柔らかい感じの髪と身体が、僕を甘い色の海へ引きずり落とす。
忘れられない。今そこで、抱きしめているようにすら感じる。寝ようにも、
落ち着かなくて、どうやって時間を過ごしたらいいんだろう。次すれ違う時まで・・・
きららにどこか似ている、ピンクブラウンの瞳と、きららより華奢な肩。
正気に戻れない僕は、一人で占拠している一人部屋の中を右往左往するばかりだ。

珍しく、一日中寝ていたい気は起こらなくて、むしろマラソンでも始めたいような、
動きたい気分でいっぱいだった。夕方5時半、部屋とカフェテリア前をうろうろして
いた。


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夕食が始まった。食欲はないが、生きなきゃ。この目の前の給食を食べなきゃ。
僕は死んではいけない、はやみんのために。はやみんと明日会うために。
あれほど死にたかった僕は、いつの間にか野草にしがみついてでも生きる
気になっていた。

そして、実は・・・
つい出来心で、夕食後がらんと空いたレストランの中、お茶を飲んでいた
はやみんに近づくと、つい目が合って、そのままキスした。はやみんは、初めてなのか
どうかわからなかったけど、とても驚いた表情をしていた。それは拒否の意味では
なさそうだった。
僕はキスなんて生温くて、美味いと思った事など一度も無かったけど、はやみんの唇は
リップクリームか何かのいい匂いがして、心から美味しいと思えた。

ああ、キスの後ほど落ち着かない時間はないだろう。まだせめて誰かそばにいてくれたら
落ち着きを保てるのに。ムリか。
部屋で「幸せな躁病の人風」になっていた。きららに何て言おう。
何も考えずに、出来心で・・・病気のせいにするつもりはなかった。明らかに、
僕が悪かった。

 



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