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目次

  1. 目次
  2. まえがき
  3. 反比例するかのように
  4. そこに存在するのは くゆる煙だけ
  5. 何のために自分は
  6. その心に蘇るのはいつもあの声
  7. 君の瞳はいつだって綺麗すぎるから
  8. その声だけを頼りに僕は
  9. 恍惚の涙は
  10. that was why.
  11. 時計針
  12. 射抜いてくれよ
  13. When?
  14. どうせ泣くのなら
  15. 鮮明すぎて怖いぐらいだと言えば
  16. 恐れる故の思いもあるけど
  17. 泣かない事が本物の慟哭
  18. 頬を濡らしながら
  19. この翼をむしりとられたあの日から
  20. Interruption
  21. A glaringly vivid shock.
  22. 奥付

まえがき

一段落ついたから出来た一冊。

と言えばいいのだろうか。

 

色々な思いから

紡いできた詩作ではあるのだが、

一旦日を置かないと公開する気にならない、

そんな作品がたまにできたりする。

 

まだ何も一段落などついていないはずなのに

この作品群としては機を熟した、と判断したという意味で

そろそろ詩集にすべきときが来たと思った。

 

たとえば一つのコップがあるとして

その中に収まることを許さないように

ペットボトルから水を注ぎ続けるのがこの作品群だとするなら。

少しでもその心の乾きが潤えばいいと切に祈る。

 

2014年2月 瑠冠


『反比例するかのように』

 
記憶の中の君は
いつも笑顔だから
 
反比例するかのように
涙もろくなる俺を
そうして見つめてくれてるんだろ?
 
温かすぎて辛い事もあるっていうのに
まるでそんな事はお構いなしだ
 
もう手で触れて抵抗する事も出来ない俺を
まだそうやってからかっている
 
早く一緒に笑えたらとも思うけど
まだ笑いながらも涙こぼれそうだ
 
行かないでくれよ
 
その一言が
今も喉の奥で詰まったまま
身動きとれずにいるんだ
 
足がすくむ理由も
足を進めるワケも
君の存在だと言ったら
首をかしげてくれるかい
 
あの仕草にもう一度触れたい
出会いたい

『そこに存在するのは くゆる煙だけ』

壁に全ての体重をあずけたまま
そこに存在するのは くゆる煙だけ
この時間を止めるためなら
何をしたっていい
それほどに心は恐怖していた
時が経つ事それ自体に
 
言いたい事ばかりを言うんだ 奴らは
この痛みも知らずに
反発心を認めながらも
諦める事だけがうまくなってしまったな、俺たち
 
何もかも止まれば
何も考えなくていい
叶う事がないから言える事もある
 
難しい事並べるばかりしかできない俺を
またそうやって軽々しく責める
慣れているはずなのに
なぜだろう 涙流れる
 
逃げに逃げても逃げきれない
立ち向かうたびに
振り向くたびに
新しい傷が増えていくだろ?
 
安心なんて贅沢は言わない
俺たちが望むものは
ただの静謐と小銭
たったこれだけの難しさが身に染みる
だからこそ肩叩きあっていこうぜ

『何のために自分は』

 
人の人生を変えるのは
やはり人の人生で
君を失ったあの日
僕は自らの人生の意味を考えた
 
何のために自分は
ここに存在しているのか
考えずにはいられなかった
考えなければ
君のためにもと
そう思っていた
 
だけどそれは自分のためだった
 
僕はあの日
君の人生ごと
君の夢を背負ったんだ
 
意味を作りだすために
僕の夢を叶える事が
夢をもっていた君の思いを遂げる事だと
直感で知っていた
 
分かっていたんだ
最初から
 
だから僕は全ての”普通”を捨て
荒波に飛び込んだ
生き抜かねばならぬ運命だけを抱いて
涙は静かに水に溶けていった
 
一度終わったはずの人生
怖いものなんてない
未来を真っすぐ見つめる君の瞳を
僕が受け継ぐ
 
自分なんてどうでもいい
自分が夢を見続ける事が辛くなっても
君はいつまで経っても
夢から目を逸らさないから
その横顔を心に住まわす僕には
選択肢など与えられていない


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