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『射抜いてくれよ』

突き刺さるような満ちた眼差し
しかしその瞳の奥でいつも見え隠れしているものは
野望に隠れた悲しさと孤独
 
暗い目の持ち主はいつもそう
心に鍵をかけている
触れられる事が怖いから
その鍵穴を抹消する事さえあるね
光に一歩踏み込んでしまえば
この身ごと消えてしまいそうな感覚に駆られている
 
弱い犬ほどよく吠える、と何度自分に向けて囁いた?
見せかけでもいい
そんな望み方しかできない
ねじきれそうなこの心を
その眼差しで
射抜いてくれよ
赤い閃光の如くに

when?

痛みが零れ落ちる音がした
君の耳にもし届いていたら――
そう考えるほどに狂おしくさえなる
君に心配をかけない
それだけが全てだった
笑うだろうけどね
 
果てても笑ってた
刺さっても微笑んでいた
弱り果てても強がり
壊れても壊れてなどいないと言い切った
僕が止まるのは、いつなの?
 
きっと止まる事など許されないのだろう
今更それを悲しいだなんて名付ける気もない
それを僕は使命として受け止めたんだ
何を得ても何かを引き換えにするのなら
引き換えにすれば何かを得られる事も決まっているのだろう
 
得るばかりじゃないさ
ただ、失うばかりじゃない
決して

『どうせ泣くのなら』

手の甲に涙こぼれおちる
悲しい涙じゃない
嬉し涙さ
どんな痛みも吹っ飛んでしまうような瞬間に出会ったんだ
これはまるで君を想っている時のような温もり
心に向けて広がっていくよ
陽光の如くに
 
眼差しからも思わず優しさが溢れだす
いいかい?その頬が涙に濡れた回数だけ
君は微笑む事ができるんだ
自分をそれでも責めてしまうのなら
そうして自身を責め続ける君が
愛おしくて仕方がない
もう止められない
 
どうせ泣くのなら君のために泣きたい
どうせ笑うのなら君のために笑ってたい
全部自分のために向けるのは飽きてしまったんだよ
満たされない思いはこうして満たされていく
いつだって一人のために生きてたい

『鮮明すぎて怖いくらいだと言えば』

言わせてくれ 今だけは
君のあの日の眼差しが
なぜこんなにも焼きついて離れない?
全てに裏切られたあの日
何を思ったのかも忘れたと言ったが
あれは嘘だ
君を守るための
 
鮮明すぎて怖いくらいだと言えば
傷つけることになると
そう思ったから
 
あの日の空気の味を
今でも忘れない
最大の侮辱を味わうかのようなあの空気を
忘れられるはずもない
 
僕が傷つくのは我慢できた だけど
君が傷めつけられて なお
傷めつけられた現実を見せ付けられた瞬間
壊れてしまったんだよ 僕は
 
あの日から僕は見失った事などなかった
片時も

『恐れる故の思いもあるけど』

怖がっているままじゃ何も生まれない
怯えた心を直視しながらも
一歩踏み出す事に意味がある
 
最初から完全だなんてあり得ない
求めたものそのままが
すぐに手に入るはずもない
積み上げていったその先に
本当に欲しいものがあるはずだ
それは時に自分の想像をも超えていくような
そんな輝きを放つ事もしばしばで
失う事が怖くて仕方がないものをもっている事以上に
幸福な事はない
 
恐れる故の思いもあるけど
だからこそ生きていけるというものだ
くすぐったい痛みは
大切にしてもいいような
そんな気になってくるものなのさ


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