目次
はじめに
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特集 片麻痺 リバイバル VOL.2 目次
第1章 成人片麻痺の基礎知識 その矛盾を問う!
(1)全身不良姿勢が構築されるのは片麻痺の特徴?(第396話)
(2)ブルンストロームは致命的な見落としをしている!(第397話)
(3)成人片麻痺の筋緊張亢進の説明は不可思議である!(第398話)
(4)痙性筋を直接刺激しない方法論(リハビリ)は適切なのか?(第399話)
(5)収縮もしていないのに痙性のパワーは強大過ぎる!(第400話)
(6)片麻痺の筋緊張亢進は実は痙性ではない!(第401話)
(7)成人片麻痺は半身麻痺であるのに体幹の説明が無さすぎ!(第402話)
(8)ブルンストロームの回復段階 手足の差がある場合の解釈について!(第403話)
(9)感覚障害は案外見かけ上の低下であったりする、、、?(第404話)
(10)非麻痺側にみられるビフォーアフター現象とは?(第405話)
第2章 悲劇はこうして始まった!
(1)はじめに ・・教科書を信じている人へ・・(第406話)
(2)尖足って片麻痺固有の所見ではありません!(第407話)
(3)麻痺側上肢に見られる急性期の悲劇とは?(第408話)
(4)尖足と足間代(クローヌス)は片麻痺固有の所見ではない!(第409話)
(5)尖足 → 伸展パターン → 反張膝 という連鎖を理解しよう!(第410話)
(6)成人片麻痺と下垂足(かすいそく)は直接の関係はないはず!(第411話)
(7)成人片麻痺から下垂足が生じるには理由がある!(第412話)
(8)成人片麻痺の麻痺側下肢への調整はまるでなっていない!(第413話)
(9)下垂足が麻痺側に出現する理由(管理者独自仮説)!(第414話)
(10)片麻痺に見られる下垂足は無残にも放置されているのではないか?(第415話)
第3章 必要なものは知識や技術ではなく、正しい判断ができることである!
(1)あらためて超基本的な説明をしておきます(第416話)
(2)擬似的に尖足で立ってみよう!(第417話)
(3)片麻痺の歩行を再現(体験)してから何かを感じるべきである!(第418話)
(4)片麻痺の全身所見が構築される理由とは?(第419話)
(5)脳のダメージによって片麻痺全身状態が構築されるのではない!(第420話)
(6)片麻痺で身体が硬くなるのではない!(第421話)
(7)環境によって身体の柔軟性も双方向性に変化する(第422話)
(8)お客様の身体に認められる違和感を病気と判断しないことが肝要!(第423話)
第4章 可逆的な変化という概念を理解しよう!
(1)可逆的な変化ということを理解しよう!(第424話)
(2)不可逆的変化が問題にされないこと自体が大問題である!(第425話)
(3)お客様の全身状態については教科書的に判断するべからず!(第426話)
(4)事例から不可逆的変化ということを再考する!(第427話)
(5)管理者が行っている日常的な対応について紹介します(第428話)
緊急投稿 管理者手法をリストレーションとして新たに命名する!
(6)管理者が提唱する restoration(リストレーション)という概念はリハビリ世界には存在していないものである!(第429話)
第5章 リストレーションがもたらすものとは?
(1)リストレーションは誰にでもできる手技である!(第430話)
(2)リストレーションがリハビリの常識を覆す!(第431話)
号外 リストレーション手技はリハビリにもマッサージの世界にも説明はどこにもありません!
(3)最近のリストレーション事例紹介 その1(第432話)
(4)リストレーション事例その2(第433話)
(5)リストレーション事例その3(第434話)
(6)リストレーション事例その4(第435話)
(7)リストレーションの効果のまとめ(中間報告)(第436話)
第6章 リストレーション実施上の留意点など
(1)リストレーションの直近事例について(第437話)
(2)急性期にはリストレーションは要注意!(第438話)
(3)特別投稿 嚥下障害などに対する方法論への私見です!(第439話)
(4)リストレーションでは関節を無理には動かさない(管理者独自解釈)(第440話)
(5)左右対称ということを必ず意識して対応すること!(第441話)
(6)特定部位のみ対応するのは好ましくないことである!(前回続き)(第442話)
(7)揉み返しということは常に意識しておくこと!(第443話)
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(2)ブルンストロームは致命的な見落としをしている!(第397話)

片麻痺を語る上では

いったい、誰が基礎的な解釈を確定させたのか?

ということが問題になると思いますけど。

いわずと知れた、ブルンストロームであるわけです。

 

ブルンストロームの考え方というのは

片麻痺の回復を発症からの時間経過として

データを集積したものになっていると思います。

 

そして、管理者の推測として

最初から、ブルンストロームは

片麻痺の回復には一定の順序、段階があるとして

仮説を立ててしまってから

データを集めているのかも知れません。

 

要するに、管理者が申し上げたいのは

先入観での知見の確立がされていたのではないか?

ということなんですね。

 

????

 

片麻痺の回復ということでは

本来、どのように区分すべきであったのかと申し上げますと

 

発症からの時間経過において

急性期の最初の段階から

すでにかなりの随意的な動きを出現させることができる場合と

そうではなく、かなりの期間において

麻痺側の半身の弛緩(しかん、またはちかん)している状態に

分けることができると思っております。

そして、後者として麻痺の回復を考えてみますと

ずっと、手足などの動きを随意的に出現させることができない

言いかえれば、関節運動を起こしたくても

関節を動かす筋肉の収縮が

極めて弱い、微弱な収縮でしかないからこそ

関節運動が認められないということで説明できるわけです。

 

????

 

皆さんに想像していただきたいことですけど

腕が、だらんと下がってしまっているとして

腕の重さを重力に逆らって持ち上げようとする際に

いったい、どのような方法論によって

そのことが可能になるかということなんです。

 

????

 

では、違う角度からお尋ねします。

 

皆さんが、片手にかなりの重さの荷物を持っているとします。

やっと、持っていられるくらいの重さとします。

その荷物をテーブルや机の上に置こうとするとき

片手で荷物を持ったままであった場合に

どういう持ち上げ方をしなければ

テーブルや机に荷物を載せることができるでしょうか?

 

、、、、

 

当然、反動とか全身に力を入れるような動作になろうかと思います。

 

、、、、

 

そのような場合には

人の身体の構造ということでは

全身の筋肉の状態には個人差はありません。

同じ場所には同じ筋肉がついているわけです。

 

したがって、誰が考えても

同じような動作として力が入るときには

同じように筋肉が使われる、働くということになります。

 

????

 

ずっと、麻痺の状況が続いているということで

自分の腕の重さを重力に抗して動かすことができないとしますと

実は、片麻痺のお客様については

同じ身体の使い方をしなければ

腕を引き上げることができないということなんです。

 

おわかりでしょうか?

 

皆さんは、麻痺の回復過程とかとして

連合反応とか、共同運動というような流れで認識しているかと思いますけど。

そういうことで考えていると間違いなく

袋小路に入ってしまうんです。

 

そうではなく

麻痺の回復の流れと言うのは

急性期からすでにかなりの随意性があるのであればともかく

ずっと、筋収縮が弱い状態で

関節を動かせないのであれば

当然、全身に過剰な努力性の収縮を引き起こして

 

上肢で説明してしまいますと

麻痺の側の肩甲骨が

非麻痺側の肩甲骨の方向に引き寄せられるようになり

さらに非麻痺側の肩甲骨を引き上げるような形によって

麻痺側の肩甲骨も引き上げるような状態になるということなんです。

 

そういう動きが

大抵の片麻痺の人には共通して認められるわけです。

 

、、、、

 

ブルンストロームの解釈の間違いというのは

まさしくそのことを見落としていることにあります。

 

そして、誰にでも同じ動きとしての

麻痺の回復が認められることを

中枢神経系のダメージがあった場合の

特有、固有の回復のパターンとして位置付けているということです。

 

しかし、ここで

さらにダメ押しの説明をしてしまいますと

たとえば、上肢の引きこみと言う現象は

明らかに肩甲骨の動きとしては、運動学的に後退という方向で説明できます。

 

しかし、そのことは

いわゆる座位とか立位とかにおいて

腕を持ち上げるとか

肘を曲げさせるとか指示をした場合の動きとして

共通して認められるものであり

 

それは、重力に抗するという要素が

あまりにも程度を超えているからこそ認められる現象であるということです。

 

つまり、抗重力という言葉がありますけど

重力に抗して動かすという場合には

肩甲骨を引きこむくらいの同時収縮を起こさなければ

腕全体を動かすようなことには至らないからなんです。

 

????

 

では、同じ動きを

たとえば横になって寝ている状態として

肘が水平の状況に曲げるというようにしてみたらどうなるでしょうか?

 

つまり、肘を曲げる運動を

重力とは関係のない方向で動くようにすれば

かなりの微力な収縮であっても肘の動きが出現することを

確認できることが多いと思います。

 

これを除重力ということで

管理者は常に説明をしてきているわけです。

 

よろしいでしょうか?

 

重力に抗した動きをさせてしまえば

誰でも同じように、過剰に努力させての全身同時収縮を生じさせ

腕を引きこむようにして動かすことになるだけです。

それは、誰にでも同じような現象として認めることができます。

 

ですから、実際には

片麻痺固有の動きでなんでもないんです。

 

そして、除重力での動きを行ってみれば

そこには、すでに、微弱な動きであっても

共同運動的には動かさなくでも

肘だけの関節運動を認めてしまえるわけです。

 

、、、、

 

たとえば、脳卒中最前線とかの書籍がありますけど。

 

そこにも書かれていますけど

麻痺回復においては共同運動はパターンとしてしか動かせないというような

文言があります。

それもでたらめです。

 

すでに、除重力という考え方で

関節運動を検証してみれば

わずかに動かせるということであっても

そこには共同運動以外の動きということを認めることができるんです。

 

????

 

しかし、ブルンストロームは

除重力での片麻痺の方の動き

要するに、手足だけでもいいわけですけど

過剰に努力性の収縮を起こさなければ動かせないというようなこと以外としては

 

そもそも片麻痺の人は

関節運動を起こすことができないと思いこんでしまっているんです。

 

で、どういうわけか

除重力ということでは

何の検証をすることもなく

パターンを分析することもなく

 

単に連合反応を認めるだけの人

共同運動でしか関節を動かせない人

共同運動が十分に行える人

そこから、さらに体幹に近い大関節の固定ができる人

そして、粗大であっても分離した動きを認める人

細かな動きを認める人

 

というような流れにしかならないことから

そのことを片麻痺固有の回復として

回復段階という仮説を立てたということになります。

 

、、、、

 

そして、当然ですけど

片麻痺のお客様については皆さんもご承知のとおり

実は回復途中で症状固定(プラトー)という状態になり

さらに言えば、そこから全身状態がさらに悪化、進行するような人が

相当の割合で存在しております。

 

そのことを

筋緊張の亢進(痙性)として

回復曲線理論ということで説明してしまっているわけです。

 

ですから、ブルンストロームの解釈においては

筋緊張の回復そのものが

いわゆる正常化していくためには

まずもって、弛緩している状態からどんどんと亢進していく

そのことによって共同運動が十分にできるようになり

そこからようやく

身体に近い部位の大関節の固定ができるようになって

次第に遠い関節運動の分離した動きの回復を認めるという

その流れでしか

麻痺回復はあり得ないとしているんです。

 

当然、その筋緊張の回復過程そのものに

どうして回復途上で緊張が亢進したままになっているのかとか

そういう説明は一切ありません。

 

現実にデータとして

麻痺回復の程度としても実用性のあるような回復を認める人は

微々たる割合でしかなかったはずですが

どうして麻痺の回復が途中で尻切れトンボのようになるのか

そういう説明をすることなく

ブルンストロームは片麻痺回復についての知見を

あたかも絶対のように発信してしまったということなるわけです。

 

この記事の最後として申し上げます。

 

片麻痺の回復ということでは

実は連合反応という概念も必要ないと思います。

除重力ということで検証してみて

そこでわずかな筋収縮、関節運動が認められるのであれば

それを強化できるかどうかで

その時点で分離運動ができていることになるわけです。

 

管理者見解とブルンストロームの解釈

いったい、どちらがより適切であると思われますか?

 

ま、さらに矛盾については説明を続けますけどね。

では。


4
最終更新日 : 2014-08-22 00:00:14

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(3)成人片麻痺の筋緊張亢進の説明は不可思議である!(第398話)

おはようございます。

 

今日は平成26年1月31日です。

比較的、穏やかな天候が続いている信州より発信しております。

 

現在、片麻痺に関する様々な矛盾している状況ということで

いつになく、説明も長くなってしまっていますけど。

誰かがどこかでまとめて説明しない限りは

世間一般の認識に風穴をあけるということが

できないと思っております。

 

STAP細胞というIPS細胞に続く万能細胞の開発ということで

理系女子(りけじょ)の小保方さんが

一躍、脚光を浴びているという報道もありますが

最初は研究について

ネイチャーに送ったところで、相手にもされなかったというような

エピソードの紹介もありました。

 

ま、大抵、何か社会的に

一般常識のようなことからかけ離れたものについては

当然なんでしょうけど

非常に肩身が狭くて、きちんと理解されようとはしないという

社会的な構造があるという、わかりやすい一例ですよね。

 

それが、大どんでん返しのようになって

ようやく、社会が変わるということになるわけです。

 

成人片麻痺の解釈ということでも

管理者はずっと発信してきているわけですが

今のところは、まだまだ、いわゆる権威のような人からも

相手にされない状況が続いております。

 

ま、どうでもいいんですけどね(笑)。

 

さてさて、管理者の独自見解を続けていきましょう。

 

痙性という概念があります。

錐体路障害における、筋緊張の亢進を痙性として説明されています。

痙という字は、こわばるという意味を持っております。

 

そして、医療の世界では

この痙の字を使う用語としては

もちろん、緊張の亢進ということですけど

痙性、痙縮、痙直などを挙げることができます。

 

????

 

中枢性の障害として

身体がこわばる状態を認めるというものでは

かなりの数の診断名、病名があるわけですけど。

 

どんな病気であっても

同じように身体がこわばるのか?

と言えば、明らかに質が異なるということを最初に申し上げておきます。

 

ですから、しばしば比較の対象として

成人片麻痺の痙性だけでなく

脊髄損傷における筋緊張の異常

また、脳性麻痺という先天的な中枢神経系の

発達過程における障害を認めた場合の筋緊張の異常

 

管理者は、脊髄の問題と先天的な中枢神経系の

未成熟な状態で生じた筋緊張ということで

成人片麻痺と比較して説明させていただくことが多いわけです。

 

で、いずれの病態としても

筋緊張の異常、ここでは亢進していることとして考えてみますと

痙性という言葉を持ち込むことが共通してみられます。

 

????

 

そもそも、中枢神経系の障害であることは間違いありませんけど

成人片麻痺は後天的に

すでに中枢神経系が成熟している状態において

脳血管障害によって生じている麻痺ということになりますが

 

脊髄損傷の場合については

明らかに脳のダメージではなく

脊髄レベルに直接の損傷があって筋緊張の異常を認めるわけです。

 

また、脳性麻痺については

中枢神経系すべてにおいて

明らかに成熟に至るということではなく

非常に未分化な状況にあるということでの

中枢神経系全体の発達そのものが

正常なものとは明らかに異なった発達を認めてしまい

そのことによって引き起こされる筋緊張の異常という状態になっていると思います。

 

、、、、

 

細かな説明はしませんけど

痙性という言葉を用いる病態群があったとしても

実際に成人片麻痺の痙性は

 

脊髄損傷の痙性ということとも異なり

また、脳性麻痺の痙性とも似て非なるものであるということです。

 

????

 

皆さんには

医療、医学として

一つの言葉をとってみても

このようにいい加減にしか用いられていないということを

あらためて認識いただければと思います。

 

で、これだけでは済まないわけです。

 

脊髄損傷にしても、脳性麻痺にしても

痙性という概念では

身体全身に筋緊張の亢進が認められると考えられます。

言い換えますと

成人片麻痺のように

屈曲側とか伸展側とか

どちらか選択的に痙性が出現するなどという

じつに馬鹿げた説明はありません。

 

ここが非常に矛盾している状態にあると断言しておきます。

 

ベッドサイドの神経の診方という

医療関係者にしてみれば

教科書のような文献がありますが

 

そこには、成人片麻痺の筋緊張の亢進を痙性として

説明してありますが

痙性は屈曲、伸展いずれかの側に選択的に起こるとされています。

 

では、人によってどうして選択的に起こるという説明になるのでしょうか?

 

、、、、

 

例えは良くないわけですけど

慢性関節リウマチとされる病状を引き合いに出します。

 

関節状態の変形などは

頸、肩、肘、手首、指、膝、足首、、、

 

人によって関節については特定の関節に

選択的に生じるものとされています。

つまり、個人の症状として

同じ関節リウマチの診断があっても

人によっては、頸や手指に症状が顕著(当然ですが左右対称的に出現します)

になっていても

他の人にはそれが、また、違う関節の症状が強く認められるというように

どこかの関節にどのような選択がされているのかは

それは不明ですけど

とにかく、個人によって

どこの関節に症状が出現するのかわからないような状態において

選択的ということは適切な言い方になると思うんですね。

 

一方、成人片麻痺の痙性については

屈曲、伸展いずれかの側に選択的に認められると断定されています。

 

????

 

このことが非常に怪しい考え方であるわけです。

 

いえいえ、屈曲側にも伸展側にも痙性が認められるような状態は

実は教科書の説明では痙性としていないんです。

 

このこともとんでもなくおかしな話であって

先ほどのように

脊髄損傷であっても、脳性麻痺であっても

実は痙性という言い方を今でも使うことが多いと思います。

違っているかも知れませんけどね。

 

で、その状態を、病態としてとらえたときには

明らかに痙性として使っていたのに(過去形にしておきましょう)

実際には、屈曲側とか伸展側とかの選択的な緊張の亢進ではなく

とにかく、動かす時に硬いとか、こわばるとか

どちらの方向に他動的に動かすとしても

抵抗感が強いということになっているわけです。

 

であるわけですが

教科書の中枢神経系の緊張の亢進ということでは

どちらかに選択的に生じているものを痙性として

双方向として緊張の亢進が認められるものは

固縮(こしゅく)として説明は別になっています。

 

、、、、

 

成人片麻痺の筋緊張の亢進、痙性ということですが

その筋緊張の亢進は

麻痺側のそれも屈曲側、伸展側いずれかにしか

存在しないことになっているんですね。

 

これって本当に正しい解釈なんでしょうかね・

 

ま、今朝は時間になりましたので

まだ説明は不足しておりますが、このくらいにしておきましょう。

 

管理者の説明を疑われる人は

できるだけ詳しい文献の目を通してみてくださいませ。

痙性ということ

筋緊張の亢進とかで検索してみてくださいね。

 

では。


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(4)痙性筋を直接刺激しない方法論(リハビリ)は適切なのか?(第399話)

こんばんは。

 

さらに成人片麻痺の教科書的な知見について

矛盾を指摘していきますけど。

 

リハビリの対応としてですが

一般には痙性筋には直接的に触るような方法で

対応すると言うことがタブーとなっております。

 

????

 

これはどういうことかといいますと

たとえば、麻痺側の上肢について説明しますが

上肢は屈曲して身体に抱え込むような状態を呈することが

片麻痺のお客様には相当の割合で認められるわけです。

 

で、屈曲側に痙性が選択的に認められるということで

教科書的な説明は成立しますけど。

つまり、上肢の屈曲側の筋肉に対して

上腕二頭筋とか手指の屈曲筋群などを

直接、触っているような対応を行うと

さらに痙性が強化されてしまうという

 

リハビリの世界では、そういうことが常識になっているんですね。

 

????

 

わかりにくいと思いますので

さらに補足しておきます。

 

屈曲が優位になってしまっているような痙性である場合に

当然、上肢で言えば

身体に抱え込むような状態を認めるわけですから

 

リハビリの対応としては

抱え込んだ上肢は

リハビリを行う際には、できれば伸ばしたいということになりますよね。

なぜならば

上肢が身体に抱え込まれたままであれば

さらに肩の可動域を広げるとか肘の曲げ伸ばしに緩みをもたせるとか

手指の握りこんだような状態を

少しでも開くようにするとか

そういう対応を行わなければ

随意性改善のための動きの練習につながっていかないからです。

 

????

 

ま、随意的に動かす、動くようになるということは

ここではあえて問題にはしませんけど。

そのように屈曲側の筋肉は実際には

筋の長さとしては短縮している状態になっています。

 

それを伸ばしていくということで

ストレッチを行っていくにあたり

直接的に、屈曲側の筋肉に対しての

触刺激を持続して与えないようにするというのが

いわゆる痙性筋に対しての

対応の基本のようになっているわけです。

 

、、、、

 

しつこく、申し上げておきます。

 

痙性というのは

屈曲側、伸展側いずれかに選択的に生じるとされているわけであって

その痙性を認める側の筋肉のストレッチを行うときには

直接的に、その筋、筋群については

あまり触ることのないようにしながら

対応していくというのが

リハビリの方法論になっているということです。

 

、、、、

 

ま、よくわからなくも構いませんけどね。

 

、、、、

 

そうなりますと、さらなる

痙性ということへの対応方法が考案されているわけです。

 

????

 

拮抗筋への筋トレのようなものです。

 

????

 

痙性筋に直接リハビリ専門職が触らないような対応と

感覚としては似ているわけですけど

 

片麻痺のお客様に対して

痙性のある側に拮抗している筋、筋群があります。

上肢で申し上げれば伸展筋、筋群ということです。

 

したがって

リハビリで麻痺の回復ということでの対応としては

伸展側の筋の収縮を強化させるという方法論があるわけです。

 

難しく言えば、相反抑制などとして説明されていると思いますけどね。

 

いえいえ、このことも

特にここでは説明するつもりはありません。

 

????

 

問題は、どういうことかと言えば

リハビリの対応として

痙性筋には直接の刺激を行うことを

極力避けている、控えているということにあると思います。

 

そして、なぜ、痙性筋を直接刺激してはいけないのか?

その明確な理由については特に言及されていないんです。

 

、、、、

 

皆さんの中には

痙性筋を刺激することが、さらに痙性を強化してしまうのは

当然のことであると認識されている人が多いと思います。

 

で、ここで管理者の反論をしておきますけど。

カウンターアクションという管理者独自概念があります。

 

????

 

痙性筋を直接刺激しても

カウンターアクションを持ち込むと

別に痙性が強くなるというようなことは

通常では認めにくいと思います。

 

少なくとも、管理者は

お客様の痙性筋を触らないとか

そんなことには神経を使うことがありません。

 

いつでも直接的に刺激を入れているわけです。

もう、どんどんと際限なく触っているということです。

 

なぜ、どんどんと触っても平気なのか?

それは、カウンターアクション

つまり、痙性筋をさらに緩めてしまうようにしてしまえば

いいだけのことなんです。

 

????

 

次回の記事でさらに説明を加えていきますけど。

筋緊張とか痙性とか

その基本的な事項を理解してしまえば

別に難しいことはありません。

 

痙性筋というのは

筋腱紡錘の感受性がかなり過敏になっているとして

考えるとわかりやすいわけです。

 

ですから、さらに痙性筋のその筋の長さを縮ませるようにしてしまえば

筋肉には、自動的に緩みが生じるわけです。

そこでマッサージ的にほぐしてしまうと

 

その後には、皆さんが痙性と認識している状態は

とんでもなく緩和しているということになるんですね。

 

、、、、

、、、、

 

リハビリの手技、手法としては

一般的に痙性筋には直接の刺激を入れないようにしているわけです。

そして、痙性を落とすとか

緊張をコントロールするとか

リハビリの世界では、そのような方法論が確立されているように

専門職は自負していると思うんですね。

 

では、なぜ、日常的なリハビリの対応において

痙性筋に対して、直接刺激するようなこともないのに

どうやって、実際には

痙性筋についての定量的な評価がなされているのでしょうか?

 

はっきり申し上げます。

 

痙性というものの実態を理解してもいないのに

そして触ることも適当にしているのに

痙性を落とすなどという

方法論だけを信じているとしか言えないわけです。

 

当然ですけど

管理者のカウンターアクションと言う概念は

リハビリの世界には普及していない情報でございます。

 

で、管理者は独自の対応として

いくらでも痙性筋を刺激しても

そのことで、皆さんが痙性であると思っている状態に対しては

即効性のある改善を認めることができているんです。

 

もっとも、皆さんが信じない限りは

話はこれで終わってしまいますけどね。

 

で、次回にはさらに筋緊張という概念について

筋緊張の亢進ということで

本当に関節の変形が生じてしまうのか?

 

というような、実に馬鹿げた状況を

さらに検証してしまうことにしましょうね。

 

では。


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最終更新日 : 2014-08-22 00:00:15

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(5)収縮もしていないのに痙性のパワーは強大過ぎる!(第400話)

おはようございます。

 

今日は2月1日(土曜日)です。

 

成人片麻痺のことを、いかに矛盾が存在しているのかという観点から

この書籍では集中的に事象を取り上げているわけですが

今回、ここで考えたいのは

筋緊張の亢進(痙性)というもののパワーについてです。

 

????

 

前段として申し上げておきます。

 

リハビリの業界においては

痙性をコントロールするとか、痙性を落とすとか

筋緊張への対応とか

そういうことが実践できるとして

日常的にはリハビリを行っているわけです。

 

しかし、本当に

口先だけでなく結果を残せるようなことなっているのか?

と申し上げれば

そんなことはなく

姿勢不良がどんどんと進行してしまっているような

そういう状況を認める

成人片麻痺のお客様は

圧倒的大多数と思うわけです。

 

成人片麻痺においては

もはや、急性期にリハビリをしないなどということはありません。

つまり、大抵のお客様は

主に病院ということになりますが

リハビリを受けているわけです。

 

そして、治療的対応ということでは

ま、最近は川平法についても

あまりマスコミでも取り上げられなくなっていますけど。

 

あるいはγ-TMS療法とか

 

他にもあるのでしょうけどね。

 

、、、、

 

要するに、今、申し上げたように

急性期のリハビリが終了してしまい

麻痺回復が思わしくない状態の成人片麻痺であっても

まだ、回復を促せる治療的体系が

脚光を浴びているわけです。

 

、、、、

 

そもそも、そのことのほうが

非常に胡散臭いと思いますけどね。

 

なぜなら、発症からの時間経過が相当経ってしまっていても

違う対応を行なって、麻痺が回復するというのは

言い方としては不適切です。

 

最初からきちんとした対応ができていれば

もっと良くなっていたとして考えるべきですよね。

 

しかし、現実には

旧態依然としたリハビリの進め方については

誰もそこにはメスを入れることがなく放置されているのが

実態になっているだけのことなんですね。

 

、、、、

 

ま、ここで話題を変えますけど。

 

筋緊張の亢進という考え方があります。

成人片麻痺の筋緊張の亢進は痙性と呼ばれます。

 

硬くこわばるような状態のことを

痙という字は意味しているからであると思いますけどね。

 

そして、その痙性については

言いかえれば筋緊張の亢進ということになるだけですけど。

 

、、、、

 

では、筋緊張っていったい、正体はどういうものであるのか?

ということは

特に明確には説明されていないと思います。

 

????

 

筋緊張ということをさらに検証していきますけど。

筋緊張は、筋の被動運動時の抵抗感ということで

教科書には説明されています。

 

????

 

被動運動ということは

どういうことかと言えば

誰かに関節をある方向に動かされるということですけど。

その時に力を抜いていていただかなければ

明らかに抵抗感が存在してしまいますよね。

 

ですから

被動運動というのは、力が抜けている状態において

関節をある方向に対して一定の速度で動かされるということになります。

 

しかし、力というのは簡単に抜けるものではありませんけど。

実際には筋電図を用いれば

筋に収縮が生じていない状況ということで

客観的には非常にわかりやすくなります。

 

、、、、

 

被動運動というのは

特定の関節に対してその関節の曲げるとか伸ばすとか

ある方向に対して

一定の速度において動かされることです。

そして、その際には

関節運動に直接関係する筋、筋群について

筋電図で調べたときには

収縮が起きていない状態で検査しなければ

そもそも抵抗感が存在してしまっていることになりますので

そういう状態では被動運動時の抵抗感ということでは

説明ができないということになるわけです。

 

????

 

なかなか、理解されにくいと思いますが

このことをしっかりと頭に入れておいてほしいわけです。

 

成人片麻痺のお客様に認められる筋緊張の亢進は

しつこいですが痙性と呼ばれるものです。

そして、筋緊張については

回復曲線というブルンストロームの考え方がありますけど

筋緊張はどんどんと亢進してピークを迎えなければ

減弱、正常化に向かわないとして説明されています。

 

????

 

筋緊張は被動運動時の抵抗感のことを示すものです。

そして、そこには筋収縮は存在していないことになります。

 

筋収縮が存在していない状態において検査すべき筋緊張ですけど

それが亢進するということは

いったい、何がどうなるのか?

 

皆さんはおわかりでしょうか?

 

、、、、

 

????

 

マンウエルニッケ姿勢ということで説明します。

良く見かける成人片麻痺のお客様の全身不良姿勢を

マンウエルニッケ姿勢と呼びます。

 

上肢はどうなっているでしょうか?

上肢は身体に抱え込まれたように見えますよね。

 

場合によっては、もはや肘が伸びなくなってしまうという

関節の運動制限まで認めることも少なくありません。

 

しかし、まだ上肢の抱え込みが矯正できるような状態として

考えてみます。

 

成人片麻痺のお客様については

安静時の姿勢、より安定した姿勢においては

上肢の抱え込みは緩んでいるわけですけど。

それが、立位とか歩行とか

あるいは車いすを自走しているときとか

不安定であったり、バランスやら全身に力が入る

あるいはさらに姿勢不良な状態で車いすを自走するなどの際には

その上肢の抱え込みが強化されているのが

簡単にチェックできると思います。

 

そして、また、安静な状態になれば抱え込みが緩むんですね。

 

では、上肢の重さということで考えてほしいんですね。

筋緊張の亢進ということで

痙性が上肢の抱え込みの原因であると特定できるのであれば

 

上肢の重さを重力に抗してまで

上に持ち上げるというパワーが必要になります。

相当の運動量になるわけです。

 

しかし、筋緊張の亢進と言う概念では

そこには筋収縮ということは一切説明がありません。

筋収縮があるのであれば

それは筋緊張の亢進という概念からは外れることになります。

 

いかがでしょうか?

 

痙性をコントロールするとか、痙性を落とすとか言います。

そういうことでの検索も後を絶たない状態です。

 

筋収縮という概念が持ち込まれていない以上

痙性によって、上肢が重力に抗してまで

上に引き上げられ、身体に抱え込まれるという現象が生じるわけです。

 

そのパワーに対して

リハビリの業界では

痙性を抑制するための対応があるとされています。

 

実におかしな話であると思いませんか?

 

痙性がそれほどのパワーを持っているのであって

さらに回復曲線という考え方では

どんどんと痙性が亢進しなければ

正常化には向かわないとしているんです。

 

痙性をコントロールできなければ

大抵のお客様には

もはやマンウエルニッケ姿勢がどんどんと強化されてしまうわけです。

 

本当に、リハビリの考え方は適切なのでしょうか?

 

得体の知れない知見、概念によって

勝手にお客様の姿勢不良が構築されてしまったとして

逃げているだけのことのように思えてなりません。

 

????

 

いったい、筋収縮も生じていないということで

それでも、皆さんは痙性というものが

痙性だけの純粋なものが存在していると

 

もちろん成人片麻痺の場合としておきますけど

それを信じて疑わないのでしょうか?

 

私にはまったく、理解できないということなんですね。

 

ま、この話はこのくらいにしておきます。

では。

 

 

 

 


7
最終更新日 : 2014-08-22 00:00:15

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(6)片麻痺の筋緊張亢進は実は痙性ではない!(第401話)

こんばんは。

 

間もなく2月2日になろうかという時間に記事を作成していますが

成人片麻痺の基礎的知識における

誰が考えても矛盾している状態について

さらに説明を加えていきます。

 

どうしても成人片麻痺を語るにあたっては

筋緊張という概念を最初に説明しておかないと

後になって、筋緊張がどうのこうの、、、

持ち出した時に、あらためてしつこいくらいに説明しなければ

なりませんので

皆さんにしてみれば

くどいように思われるかも知れませんけど。

 

とにかく、医療の世界では

誰もがもはや常識のように刷り込まれてしまっている部分に

あらためてメスを入れ、皆さんには

筋緊張ということが、教科書的にはいかに間違っているかを

意識されることを期待して書いております。

 

、、、、

 

さてさて、仮に

管理者も痙性という概念を信じることとしますけど。

 

皆さんと一緒に考えていきますが

いえいえ、あくまでも仮に、、、ということです。

 

痙性ということを一言で言ってしまうのは簡単です。

では、痙性として

他の概念とは一線を画している状態

すなわち筋緊張の亢進ということですけど

 

痙性の特徴というものは何ですか?

 

、、、、

 

あるいは、違う尋ね方としますけど

 

きちんとした痙性の説明をしていただきたいわけです。

 

????

 

ベッドサイドの神経の診方という書籍があります。

まず、リハビリの専門職では

学校での教科書として用いられているものです。

 

そこでは、次のように説明があります。

 

古い書籍ですが手元にありますので、そのまま抜粋します。

(ただし、痙性ではなく痙直(痙縮)として説明されています)

 

急激な被動運動に際して、抵抗を示す。

しかも運動の初めは抵抗が大であるが、あるところまで動かすと

急に抵抗が減じ、ちょうど折りたたみナイフと同じである。

これを折りたたみナイフ現象という。

被動運動の速度で抵抗が変わり、速く動かすほど抵抗も大きくなる。

 

侵される筋は選択的で、屈筋か伸筋かのいずれかである。

したがって、上・下肢を動かして受ける抵抗は一方向のみに

とくに大である。

また、被動的に四肢の位置を変えても、もとの位置に戻ろうとする。

痙直は錐体路障害によって出現するので必ず他の錐体路症状を伴っている。

 

、、、、

 

で、錐体路症状をちなみに書いておきますけど

 

筋委縮を伴わない痙性麻痺

深部反射亢進

バビンスキー反射の出現

(腹壁反射の消失)

 

、、、、

 

となっております。

 

、、、、

 

ベッドサイドの神経の診方という

リハビリ関係者にしてみれば教科書として用いているわけですが

痙性については

結局のところ、折りたたみナイフ(ジャックナイフ)現象だけでしか

説明がありません。

 

では、簡単に申し上げてしまいますけど。

 

成人片麻痺のお客様には

すべて折りたたみナイフ現象が認められるのでしょうか?

 

折りたたみナイフ現象ということで

痙性であるとしているだけであって

それが折りたたみナイフ現象であるのかどうか

根源的な問題もありますけど。

 

それ以前に

 

もし、折りたたみナイフ現象を

認めることができないのであれば

そのことを、痙性としてしまうのは

 

成人片麻痺の筋緊張の亢進≒痙性と決めつけているだけであると

思うわけです。

 

違いますかね。

 

実際に、リハビリで仕事をしていますと

折りたたみナイフ現象は

見かけ上としておきますけど

認められる人も時には認めます。

 

しかし、管理者が勤務している介護保険施設でのお客様などには

もちろん、成人片麻痺の方ですけど

実は折りたたみナイフ現象を認めるようなことは

ほぼ皆無です。

 

????

 

いえいえ、医療としてリハビリ業界として

そもそも、成人片麻痺の筋緊張の亢進を

痙性としてしまっているとすれば

それまでですけど。

 

教科書としての説明には折りたたみナイフ現象のことしか

書かれていないということですから

 

折りたたみナイフ現象が認められないのであれば

その際に

本当に筋緊張の亢進を痙性としても良いのかどうか?

という、非常に素朴な疑問が浮上するわけです。

 

、、、、

 

いえいえ

成人片麻痺として、それは錐体路障害ということですから

先ほどの説明のところで補足しておきましたが

深部反射の亢進も錐体路兆候として位置付けられていますので

 

成人片麻痺であり

深部反射=腱反射が亢進していれば

それだけでも筋緊張が亢進しているような状態にはなりますけど

だからといって

折りたたみナイフ現象を認めないのであれば

本当に痙性として断定、特定してもいいのか?

 

ということが、医療全体としてまかり通っているのでしたら

それはとんでもない大間違いであり

言いかえれば、勝手な思い込みに過ぎないと断言しておきます。

 

????

 

もう一度整理しておきます。

 

皆さんが成人片麻痺のお客様には

筋緊張が亢進していることを

それは痙性であるとしていますけど。

痙性の特徴としては、教科書には折りたたみナイフ現象しか

取り上げられていません。

そして、筋緊張が亢進しているすべての成人片麻痺の人に

共通して折りたたみナイフ現象が認められるのであればともかく

 

実はまだ説明していませんけど

 

折りたたみナイフ現象を認めることができないような状態を

多くの片麻痺のお客様には

身体的な変化として

もはやそうなってしまっている限り

実際には、折りたたみナイフ現象を教科書のように

検査することができなくなってしまっている人が

相当の割合で存在しているという事実があるんですね。

 

????

 

つまり、どんなことをしても

折りたたみナイフ現象を

その要素だけでも出現させるように調整ができる人は

非常に限られているということになるんです。

そして、多くの片麻痺のお客様には

いくら折りたたみナイフ現象を認めさせたくても

どんなことをしても現実として認めることのできなくなってしまっている

そういう状態があるということなんですね。

 

????

 

答えを書いてこの記事を終わりにしますけど。

 

折りたたみナイフ現象を認める関節は

本当は全身的に考えてみれば

どの関節でも、検証できる可能性はあると思いますけど。

それしかないという関節は

肘ですよね。

 

つまり、肘を曲げている状態から

徐々に完全伸展位まで徐々に一定の速度ということですけど

伸ばしていくということが

折りたたみナイフ現象の最終的な動きになっていなければなりません。

 

、、、、

 

おわかりですか?

 

ですから、あまりにも簡単なことですけど

片麻痺のお客様で

もはや肘が曲がったままになっている人は

その関節の制限が不可逆的な変化になってしまっていれば

完全伸展位まで伸ばすことができません。

そうなれば、教科書的に説明はされていても

実際には肘を最終可動域まで伸展することができないわけです。

 

もう一度、折りたたみナイフ現象の説明をお読みくださいませ。

あるところまで動かすと急に抵抗感がなくなる

とありますよね。

それは、ほとんど肘が伸びきる直前ということになっているんです。

 

したがって

肘が曲がってしまい、いくら伸ばしたくてもある程度曲がっている状態に

なってしまっていれば

そのような状態においては

折りたたみナイフ現象のように、急に抵抗感が消失するということが

起こり得ないわけです。

 

、、、、

 

もちろん、こじつけとすれば

最初は折りたたみナイフ現象が認められたとしても良いでしょう。

 

しかし、痙性が亢進してしまった

その過程において

肘が曲がったままになってしまうということでは

そのような強力な痙性を

どうして放置してしまったのか?

という、従来の教科書的な解釈

つまりは、回復曲線という理論によって

緊張を亢進させたままの状況があったからこそ

肘が曲がってしまったということになります。

 

それが、自然の麻痺回復の流れとしても良いのでしょうか?

 

、、、、

 

皆さんが痙性であると思っている筋緊張の状態が

純粋な痙性であるというのであれば

半身の筋肉の筋緊張の亢進が

折りたたみナイフ現象のように説明できるのであれば

管理者は何も申し上げませんけど。

 

本当に、半身のすべての緊張の亢進した筋肉が

それを痙性に支配されているとできるんですね。

 

そう言えないのであれば

管理者の見解というのは

皆さんの認識よりも真実に近いと思っております。

 

ま、しつこいですのでこのくらいにしましょうね。

 

次回は体幹の麻痺回復段階の問題を

あらためてブルンストロームの解釈をもとに

検証していくこととします。

 

では。


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最終更新日 : 2014-08-22 00:00:15


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