目次
はじめに
この本について
181~210
地雷を踏んだらサヨウナラ
ブレイド3
トロイ
隣人は静かに笑う
プロミス
この胸いっぱいの愛を
JUON 呪怨
博士の愛した数式
京極夏彦・怪/隠神だぬき
キングコング(1976)
海底二万マイル
ガイバー
カイロの紫のバラ
帰ってきたドラゴン
カサンドラ・クロス
カジュアリティーズ
カジュアル・セックス?
華氏451
風が吹くとき
合衆国最後の日
ガッチャ!
彼女について私が知っている二、三の事柄
ガバリン
カブキマン
硝子の塔
かわいい女
ガンマー3号・宇宙大作戦
黄色いリボン
キャッチ22
キャノンボール
211~240
Q&A殺人調書
吸血狼男
恐怖の報酬
巨大生物の島
銀河伝説クルール
キングコング(1933)
キンドレッド
暗闇にベルが鳴る
クラス・オブ・1999 処刑教室2
グリズリー
クレオパトラ
グレートレース
クロールスペース
激突
ケンタッキー・フライド・ムービー
荒野の用心棒
ゴシック
個人生活
コナン・ザ・グレート
コピーキャット
サイゴン
ザ・キープ
ザ・ショック
殺意の香り
ザ・ビートルズ イエローサブマリン
サムライ
ザ・ヤクザ(書き下ろし)
さらば愛しき女よ(書き下ろし)
サランドラ(書き下ろし)
サンゲリア(書き下ろし)
241~270
三銃士(1973)(書き下ろし)
四銃士(書き下ろし)
京極夏彦・怪/赤面えびす
テキサス
京極夏彦・怪/福神ながし
死刑台のエレベーター
ドーン・オブ・ザ・デッド
キューブ
スクリーム3
キルビル
バイオハザード2・アポカリプス
オーシャンズ12
花田少年史・幽霊と秘密のトンネル
宇宙戦争
サウンド・オブ・サイレンス
ハイド・アンド・シーク 暗闇のかくれんぼ
サイレン
名探偵登場
名探偵再登場
青の炎
MI3
フライトプラン
パッチギ!
ランド・オブ・ザ・デッド
シン・シティ
バットマン・ビギンズ
フラガール
ジョゼと虎と魚たち
ディセント
ポセイドン
271~300
コラテラル
JSA
MAKOTO/マコト
ディパーテッド
ショーシャンクの空に
パイレーツ・オブ・カリビアン/デッドマンズ・チェスト
どろろ
28日後…
Xメンファイナルデシジョン
涙そうそう
ヒノキオ
鉄人28号
テキサス・チェーンソー
ウルトラ・ヴァイオレット
亡国のイージス
ボーン・スプレマシー
ポワゾン
トリック2
GONIN
陰陽師
陰陽師Ⅱ
ダヴィンチ・コード
父親たちの星条旗
007カジノロワイヤル
アンフェア・ザ・ムービー
ソウ
ザ・センチネル/陰謀の星条旗
硫黄島からの手紙
デスノート・ザ・ラスト・ネーム
ソウ2
301~330
阿修羅城の瞳
エイリアンVSプレデター
フレディVSジェイソン
ソウ3
地下鉄(メトロ)に乗って
エビボクサー
奪還 アルカトラズ
インファナルアフェア 無間序曲
みんなのいえ
チャーリーとチョコレート工場
スリーリバーズ
バブルへGO タイムマシンはドラム式
OUT
ナイトミュージアム
ハウス・オブ・ザ・デッド
プール
スクール・オブ・ロック
大停電の夜に
ハンニバル・ライジング
刑事ジョー ママにお手上げ

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はじめに

映画が大好きだった、父と

だんだん大きくなってきて、難しい映画とか見始めた二人の息子に。

そして映画を愛する全ての人々に、この本を捧げます


この本について

いつものまえがきでございます。

 

ブログをやってました。

過去形で書くってことは、現在休止中でございます。

そのブログのなかで、やれドラマだとか映画だとか、音楽だとかを、ランダムにご紹介しておりましたが…

一日一本の映画を毎日紹介していって、一年で365本の映画を紹介できたりしたら、かっこええやろなって思ったのが全てのはじまりでございました。

更新が遅れると一日二本とか三本とかの映画を紹介し続けて、連載は二年ちょっと続きました。
今週はこんな映画見ました、今週はテレビでこんな映画やりますよって感じでしたね。

で、コツコツと書きためた原稿をまとめたものがこの「パパが見た映画365本」シリーズでございます。

一年続くかな、どうかなって思いながら始めた連載ですが、けっこう映画って見てるものでございます。

そんな事情がある本ですので、シリーズもののご紹介順とか、けっこうぐちゃぐちゃでございます。
テレビオンエア情報みたいな感じで書いていた時期もありますもので。

御勘弁いただきたいと思います。

あと、表記上のご注意。
えっと。スターのみなさんにはなんせ「さま」をつけさせていただいております。
なぜかというと。
一応、私、元役者なんですよね。大阪の古い演劇人の人なんかだと、先生って普通につけちゃいます。
西山先生とか端田先生とか堀内先生とか志摩先生とか。
そうじゃないと「さん」づけ。
須永さんとか馬場さんとか柳川さんとか田中さんとか。
萬子さんとか南条さんとか鍋島さんとかシュン太郎さんとかいのうえさんとか。
辰巳さんはつみさん、生瀬さんはさんちゃんさんだったけど。
で。
西山先生を先生って呼び、シュン太郎さんをさんづけで呼ぶ私が、ハリウッドスターを呼び捨てにしたらあかんやろって思って。
さまづけで統一させていただいております。
ただし、文頭のスタッフキャストは、映画本の慣例にならい、あえて呼び捨てです。

あと、個人的にね。映画のあらすじって、すげえ読みにくいなってずっと思ってましてん。
役名であらすじ書くでしょ。
このときジャックは…とか。ジャックって誰やねん、みたいな。
映画の世界を皆様にイメージしやすくしてさしあげたいなって気持ちでも書いておりますんで、邪道を承知で、演じたスターの名前であらすじ書いてます。
普通、友達に映画のこと説明するときに、「そのあとマクレーンはな…」みたいな説明する人、少ないでしょ。「ウィリスさまがね…」って説明するでしょ。

井戸端会議みたいな映画感想本を目指しておりますので、逆に役名で説明したほうがわかりやすそうな場合を除き、あらすじ上での役名表記も基本はしませんので、こちらもご了承いただきたいと思いまする。


前置きはこれくらいにしまして。

本編、おたのしみください。

はじまりはじまりぃ


地雷を踏んだらサヨウナラ

1999年作品
監督 五十嵐 匠
主演 浅野忠信、川津祐介、羽田美智子

戦場カメラマン、一ノ瀬泰造さんの命がけのカメラマン人生を描きます。
本当に鮮烈で劇的。
これまで「元戦場カメラマンの主人公」を描いた作品は何度か見てきましたが、「戦場カメラマン」そのものを主人公にした作品に触れたのは初めてなんじゃないでしょうか。
1970年代のお話。
ベトナム戦争だとか、カンボジアの内乱だとか、世界中が戦争に夢中になっていた時代の物語。
戦場での写真撮影に命をかけている青年、一ノ瀬=浅野さま。
本当に死とすれすれのところでカメラマン活動をしているわけですね。
明らかな「戦場」は当然危険いっぱいなわけですが、滞在している現地の集落が砲撃されて、ついさっきまでいっしょに遊んでいた子供たちが次の瞬間に死んでしまったり、お世話になっている人の結婚の席で、同じ村の少年が地雷を踏んで死んでしまったり。
でもカンボジアの人たちはそんな中で生きていくしかない。
浅野さまが撮影した写真は、信じられないような安い値で通信社が買って、それが世界に流されていきます。
戦争写真集などで目にするフィルムが生まれるまでの凄惨な舞台裏を見せつけられているような感覚になります。
浅野さまの命知らずな行動は、いつしか政府軍に目をつけられてしまいまして、彼は国外退去を命ぜられます。
戦場カメラマンとしてしか生きることのできない浅野さま。
彼はより強烈な写真を撮ることに執着しまして、反政府組織がアジトとして利用している「アンコールワット」でゲリラたちの姿を撮影しようと考え、またまた命がけでカンボジアに潜入。
しかし政府軍に目をつけられている浅野さまは、ゲリラに見つかっても政府軍に見つかっても射殺されても文句の言えない立場です。
案の定、「アンコールワット」を目指す彼と彼のガイドは政府軍に捕らえられてしまいます。
そしてそして…
題材が題材だけに、さわやかな感想なんて残りようがないわけでありまして、やはりグダグダのブルーな気持ちでエンドロールを見ることになってしまいました。
よくできた映画ではありますが、どっちかというと好んでは見ないタイプの作品でございます。
パパの採点。100点満点中70点。
なんかねえ、普通に暮らしているカンボジアの子供たちが、ドカーンって音がして、気がつくと死んでいる。
そういう描写が続くと、本当に戦争って何なんだろうって思ってしまいます。
早く全世界に平和が訪れますように。


ブレイド3

2004年アメリカ映画
監督 デヴィッド・S・ゴイヤー
主演 ウェズリー・スナイプス、クリス・クリストファーソン、ジェシカ・ビール

半分が人間・半分がバンパイヤの男「ブレイド」(=スナイプスさま)。
バンパイヤ・ハンターとしての彼の戦いを描くシリーズ第三弾。
今回はちょっとお話がふくらんでおりましてね、人間のバンパイヤ・ハンターだとか、逆にバンパイヤに味方する人間だとかが出てきます。
今回のブレイドの敵は全てのバンパイヤの始祖となる「伯爵」。
変身能力をもち、めっちゃ強力な特殊能力をもっていたりします。
この「伯爵」一派、バンパイヤ一族をより安全に繁栄させるためにホームレスを拉致し、血液を搾り出しながら生命を維持させる技術を開発しております。
逆にバンパイヤ・ハンター側は、バンパイヤのみに効果を発揮するウイルスを開発しておりまして。
しかしそのウイルスは、ある種類のバンパイヤには効果があるが、別の種類のバンパイヤには効果がなかったりすると、そんな段階なんですね。
バンパイヤ・ハンター側は全ての始祖たるバンパイヤの遺伝子を入手すれば、全てのバンパイヤに効力のあるウイルスが開発できると、そう考えているわけですな。
そんなグループとは全く別の次元でバカスカバンパイヤ退治をしていたブレイド。
しかしバンパイヤ側の陰謀で、「人間なのにバンパイヤに味方する人」を射殺してしまいまして、あわれブレイドは警察から追われる身となってしまいます。
で、バンパイヤ・ハンターのみなさんの突入で救出されます。
しかし警察内部にもバンパイヤの一味がおったりして。
ここが第一の山場。
で、クライマックスはもうちょっと派手なアクションシーン炸裂でございます。
第一作からレギュラーのクリス・クリストファーソン様、本作で残念ながらお亡くなりになられましたが…
なんかこのキャラ、毎回亡くなっているような気がします。
また生き返ったりして。
パパの採点。100点満点中75点。
アクションとSFXはさすがですが、ちょっとマンネリ化してきた感は否めませんです。
第一作のおどろおどろしい雰囲気はちょっと薄くなってきて、アクション色が濃くなってきたように思いました。
それはそれでいいんですが。


トロイ

2004年アメリカ映画
監督 ウォルフガング・ピーターゼン
主演 ブラッド・ピット、エリック・バナ、オーランド・ブルーム、ダイアン・クルーガー、ピーター・オトゥール

有名なホメロスの叙事詩を壮大なスケールで映画化したスペクタクル史劇。
もう、とにかくそのスケールの雄大さに驚いてしまいます。
物語はギリシャの戦士、アキレス=ピットさまを中心に描かれます。
いつも思いますが、こういう史実(っていうか誰でも知っている物語)のコラムを書くのって、けっこう気をつかいます。
映画って、細かい設定とか、最初にワワワって説明するみたいなところがあるでしょ。
その辺のところをメモをとらずに見たりしたらこうなるのであります。
まあまあ、ざっくりしたあらすじだと思ってお読みくだされ。
アキレス=ピットさまはギリシャの勇者です。
アガメムノン王に仕えております。
ブルームさまはトロイの国の王子。
ブルームさまがアガメムノンの弟の妃とデキてしまいましてねえ。
和平の宴の席の日、ブルームさまはその妃を連れてトロイに連れて帰ってしまいます。
当然ギリシャ側は激怒。
大軍を率いてトロイに攻め込みます。
しかししかし。トロイの城壁は強固。外からの攻めにはすこぶる強い。
最強の勇者ピットさまは神官の女奴隷の処遇をめぐってアガメムノンともめまして、トロイとの戦いに参加することを拒みます。
ギリシャ軍はピットさま抜きでトロイ軍と交戦。
ギリシャ軍は敗走。勢いに乗るトロイ軍はさらに追撃。
そこに現れたのは勇者ピットさま、ではなくピットさまの扮装をしたピットさまのいとこ。
彼はブルームさまの兄王子と戦って命を落とします。
ピットさまは激怒し、トロイの城壁前で兄王子に決闘を申し込み、見事兄王子を倒します。
トロイ王オトゥールさまはこれを悲しみ、ピットさまはトロイが喪に服する二週間の間の休戦を約束します。
休戦の過ぎてもギリシャからの攻撃はない。
ギリシャ軍が陣をはっていた海岸には、疫病で死んだらしい数名の兵士と、「航海の無事を神に祈願するための巨大な木馬」。
ギリシャは去ったと思うトロイ。
王はその木馬を勝利の印として城壁の中に持ち帰ることにしますが…
間違ってまへんやろか。
だいたいこんな感じやと思うんですが。
とにかくスケールの大きなシーンの連続。CGの合成も非常に巧く、とんでもない質感を表現できています。
パパの採点。100点満点中85点。
レッド・ツエッペリンの曲に「アキレス最後の戦い」って曲があるんですが、この叙事詩がテーマなんでしょうね。
訳詩とかちゃんとチェックしたわけじゃないからよくわからないんですが。
とにかくブラッド・ピットさまの熱演が光っております。
ギリシャの戦士を演じてもとにかくかっこええわけですから、男前ってええなあって思ってしまいますね。



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