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「蘭越演劇実験室」とは

 演劇カンパニー「蘭越演劇実験室」は、人口わずか5千人の北海道蘭越町で旗揚げされた。
 

 上演するインフラがない町のため、発表会場は、カフェ、パン屋、民家、倉庫などと多彩。

 

 上演する戯曲も、参加者とのワークショップで創作された。

 カンパニーが初期におこなった公演戯曲を掲載する。

 

  


戯曲1 「しゅうまつのよてい」 上演記録


作・演出 渡辺たけし
日時 2009年12月13日 18時30分開始 20時終了予定
場所 木工房カフェ「yunocafe」(北海道磯谷郡蘭越町字湯里131 湯ノ里デスク内)
料金 無料 カンパ歓迎
出演 清水金弥 もりゆき 美田有理 西村美紀 中村圭太 渡辺たけし
音楽 瀧口博貴
宣伝美術 岡本千絵
協力 kiichi103 湯ノ里デスク
ゲスト 黒松内アコスティックバンド「サルスベリ」×ハムプロジェクト×小野紫


戯曲 「しゅうまつのよてい」

男はぐったりしている。腹部に血痕がみてとれる。

男は、手足を縛られ、イスにくくられている。

その横では、若者達が数人でUNOをしている。


青田       なんてうのかな。神経質っていうのかさ。


赤井       あー。わかる。わかる。そんな感じですよね。

青田       ほんと、俺、ああいう人ほんと苦手。もーいーやってかんじだよね。

黄島       スキップ。

赤井       あ、そうそう。あの。こないだもあれなんですよ。ほんのちょっ と、わたしが休憩時間すぎてタバコすってたら、すごいんですよ。白山マネージャーやってきちゃって

青田       あぁ、それやばいね。

赤井       だから、私謝ったんです。すぐに。わるいと思って。こっちあれですよ。あやまってんですよ。それなのに。

青田       おこるでしょ。そうなんだよ。なんていうかさ。まぁ、こっちが悪いのわかるんだけどさ。そうなんだよ。あれなんだよ。

黄島       リバース。

赤井       あれ、どうにかして欲しいです。ほんと。

青田       なんかさ。あんましさ、人の情っていうか、そういうの薄いよね。

黄島       あ、赤井さんですよ。

赤井       あれ、私でした。はい。UNO。

青田       あ、それからさ。こないだもさ。白山マネージャーさ、ちょっと遅れてきたことあったでしょ。なんか、朝、出がけに本社から緊急の電話あったとかいってたけどさ。

赤井       あ、ありましたね。

黄島       あ、ドロートゥーね。

青田       あ、またですか。

黄島       だって。

青田       あれさ、絶対嘘だとおもうんだよ。俺の読みでは、絶対、前の日飲み過ぎて寝坊だね。ちゃんと、言えばいいのにね。

赤井       そう。そうですよ。絶対。あ、あの。あがりです。

青田       あ、まじですか。

赤井       はーい。これ、そう取りです。

青田       さっきから、ずっとだよ。赤井さんばっかり。

赤井       はぁ。なんか、ですね。

黄島       あのね。赤井さん。赤井さんって、札幌だっけ。

赤井       生まれですか。

黄島       うん。

青田       札幌だよね。

赤井       はい。

黄島       あぁ、いいんだ。札幌って、ありなんだぁ。そうかぁ。

赤井       はい?

黄島       札幌って、ドローフォーであがっていいんですねぇ。

赤井       あれ、だめでしたっけ。

黄島       あの、UNOって結構、地方ルールあるとおもうんですよね。

青田       そういうのあるんですか。

黄島       いや、私の地方はですね、絵柄のカードとかだと、あがれないルールだったんだよね。だから、私てっきりさぁ。

赤井       あ、そうですか。ねぇ。

青田       あ、はぁ。

黄島       あ、でもいいの。いろいろ地方ルールあるから。

赤井       あ、そうですか。じゃぁ、あの、これ、上がりなしにして続けますか。

黄島       いや、いいの。ここは、ほら。あれ、青井君って、札幌。

青田       いえ、あの、神奈川ですけど。

黄島       あ、そうだよね。こないだ、そんな話ししたもんね。私、三重ななですけど。あ、三重って、あんまり、なにあるのって聞かれると説明できないんですけど。三重っていうか、私の住んでいたところはですね、あがれないんです。神奈川もいいんだ。ドローフォーあがり。

青田       いや、別に、そういうのは、あんまりきにしたことないですけど。あ、じゃぁ、ちょっと今のなかったことにしますか。

赤井       あ、私も、どっちでも。

黄島       あ、別にいいんですよ。大事ですから。大事だとおもうんですよね。その土地のルール。

赤井       いや。別に、いいですよ。今のなしで。全然。

黄島       でもね。それだと、赤井さんに悪いと思うんですよ。

青田       じゃあ、今回はドローフォーでもあがりはありでですね。次回から、あがりはなしってことで。ね。

赤井       あ、私、どっちでも。

黄島       あれ、だから、赤井さん、本当は納得してないんでしょ。ちゃんと納得してやったほうがいいと思うんですよね。私、こういうことも。

赤井       だから、どっちでもいいんです。

青田       あのさぁ。あのですね。次いきましょう。次。あ、それからさ、赤井さん。あれ、ほら、こないださ。白山マネージャーさ。本社からっぽい電話きて、なんだか、謝ってたじゃない。ほら、先週。 (UNOをまた、配り始める。また、ゲーム開始)

赤井       あー。やってましたね。

黄島       でね、これ、次のはドローフォーあがりなしってことね。

青田       え、そうですよね。

赤井       どっちでもいいです。

黄島       じゃぁ、黒いカードは。

青田       あれ、何、あやまってたんだろうね。

黄島       ワイルド。

赤井       私、あの人、結構やらかしてると思うんだですよ。

青田       そう、絶対、やらかしてるよね。

黄島       ワイルドは、どうするの。

赤井       どっちでもいいです。

青田       なんかさ、絶対、あの人、俺たちの知らないところでやらかしてるとおもうんだよね。

赤井       ねぇ。

黄島       ワイルド!

青田       だいぶ、本社の評判悪いみたいだしね!

黄島       ワイルド!

赤井       絶対、よくないですよ!
           

気がつくと、後ろに白山がいる。

両手は、たくさんの食料でふさがっている。

肩には、銃。

           
白山       そうね。良くないみたいね。

黄島       ワイルド。

青田       あ

赤井       あれ。マネージャー。

白山       いや、まいったわ。ほんと。大変、これとってくるの。

黄島       あの、白山マネージャーききたいんですけど。白山さんって、小樽出身ですよね。ドローフォーってあがれます。

白山       あんたたちみたいなね、いい従業員ばかりあいてにしてるからさ、ホント、私の評判さがるんだよね。ずんずん下がるのさ。ね。

赤井       続きやりますか。

青田       あ、黄島さん。

黄島       でも、そういうのちゃんと、しときたいの。

白山       楽しそうですね。誰かのわるぐちいいながら、UNOですか。こっちは、死と隣り合わせで、食料とりにいってきたのにね。

青田       配るよ。

赤井       はーい。

白山       で、どういうの。これ。

青田       だから、白山さんの話ししてたわけじゃないですよ。

白山       違うよ。この人。

青田       ジャンケン。

黄島       で、今回は、ドローフォーあがりは。

赤井       どっちでもいい。

白山       この人、どうしたのって聞いてる。

青田       まだ、大丈夫みたいですから。

赤井       さっき、噛まれたばっかりみたいですから。

黄島       白山さんも一緒にしませんか。

白山       いい。ちゃんと説明して。

青田       あっちの橋んとこに、倒れてたんです。

赤井       あの、青田さん。海好きですか。
           

白山、ぐったりしている男をゆするが起きない。

        

白山       捨ててきて。


青田       そう言うわけにはいかないでしょ。

赤井       こういうの終わったら、青田さん、海いきたいですねぇ。

白山       いつ終わるの、こういうの。だめでしょ。これ、まずいのわかるよね。

青田       こっちまわりね。

黄島       白山さんとこって、ワイルドはあがれるんですか。

白山       どっちでもいい。

黄島       小樽って、どっちでもいいんだ。

赤井       あれですか。神奈川って海水浴場あるんですか。

青田       あるよ。

赤井       なんか、いいですよね。湘南とか、そういうのですよね。

青田       2

白山       この人も外にいるやつらみたいに、なったら、あんたたちちゃんと始末できるんだよね。

青田       でもさ、血流して倒れてるのに、だまってるわけにはいかないですよね。

黄島       リバース。

赤井       私、結構、水の中とか大丈夫なんです。青田さんって、うまそうですよね。

青田       だめ。おれ、泳げないし。

白山       そうだよね。ぜんぜん、泳げないもんね。

黄島       リバース。

赤井       うそ。泳げないなんて。ぜんぜん、大丈夫そう。

青田       だめなんだよ。

白山       そうだめなのこの人、ぜんぜんおよげないの。

赤井       私、教えてあげますから。

黄島       ドローフォー。
           


男、もぞもぞと動き出す。泣いている。

噛まれた部分がいたいらしい。

          

白山       だから・・・。

青田       どうだったんですか。

白山       なにが。

青田       そと。

白山       そとのなに。

青田       そとは、そとでしょ。

白山       いっぱい。

青田       やっぱり。

白山       あいつらばっかり。生きてる人間なんて、もういないよ。

赤井       私、教えてあげますから。泳ぎ。

白山       もう、泳がないよ。私達。たぶん。

赤井       私、得意ですから。泳ぎ。小学生の頃から。スイミングスクール。ずっと、得意ですから。スイミングスクール。

黄島       あの。

青田       え、はい。   

黄島       カード。4枚取ってください。


      

ドアをノックする音。

           
白山       大丈夫。鍵しめてあるから。   

青田       でも、これ。

白山       外には、死んでるヤツしかいないんだよ。死んでるヤツしか、あるいてないの。

青田       いや、それは、あれなんだけど。まだ、どっかに俺たちみたいに生きてる人間がいて、そういうことあるかもしれないじゃないですか。
             

ドアのノックの音、さらに大きくなる。

赤井、はしっていって、どあをあける。

ドアから灰谷入って来る。


灰谷       あ、あの。すみません。


皆、黙っている。UNOをづけている。

           
灰谷       あのですね。あの、ここなんですけどね。

白山       あ、とりあえず。

灰谷       あの(イスの男を指さす)、彼なんですけどね。

白山       知り合い?

灰谷       あ、同僚なんです。あの、橋の向こうのスタンドにですね。

白山       そう。

灰谷       そこに、彼の車あったもんですから。たぶんですね。ここかもと 思ってですね。そしたら、皆さんがですね。あの、皆さん。

赤井       あの、ここ、安全ですから。結構。

青田       なんか、ここ、まだ、あいつらにみつかってないみたいです。

白山       時間の問題だけどね。きっと。

灰谷       いいでしょうか。

白山       なに?

灰谷       あの、お仲間にいれてもらっていただいても。

黄島       いいですよ。でも、先に確認しておきたいんですけど。あなたの町はドローフォーあがりありですか。なしですか。

灰谷       はい?

赤井       黄島さん、たぶん、ちがいますよ。

灰谷       どこいっても、ほかの住民、みんな、あんなふうになっちゃってたんです。ですから、ここ、いさせてもらっていいですか、というようにですね。

白山       どっちでも。お好きなように。

灰谷       あ、ありがとうございます。

青田       あ、いいと思いますよ。もう、あんまり、どうせ、生きてる人間いないし。

黄島       やりますか。一緒に。あの、これUNOっていうんですけど。

灰谷       あ、はい。

白山       しりあいなんだよね。

灰谷       あ、はい。同僚なんですよね。橋の向こうのガソリンスタンドで一緒に働いてますっていうか、ましたっていうか。あの、昨日まで。はい。

白山       噛まれちゃったみたいなんですよね。

灰谷       え。といいますと。

白山       噛まれちゃったみたいですよ。


灰谷       というと、やっぱり、あいつらに。

白山       あいつ等以外に、誰にかまれるんですか。

灰谷       あいつらに・・・あのですね、なんて呼んでますか。

白山       え?

灰谷       あのですね。あいつらのことなんですけど。

白山       別に。

灰谷       なんて呼ぶルールなんですか。ここはでは。

赤井       やっぱり。

青田       ゾンビ。

白山       ルールっつうか。

灰谷       あのですね。もともと、ゾンビって、サモア諸島のですね、呪術でよみがえった魂のことをですね、いうらしいんですよ。ゾンビっていう呼び名はですね、80年代の映画の影響らしいんですよね。あれは、映画会社が勝手につけた呼び名でですね。だから、この場合はですね。その名称はですね、あまりよろしくないんじゃ・・                    

白山       あの。

灰谷       はい。

白山       なんでもいいんじゃないですか。

灰谷       あ、はい。

青田       あの、結構前にかまれちゃってて。

白山       あの、お願いなんですけど。



灰谷       はい。

白山       処分っていうか、どうにかしてもらえますか。

青田       白山さん。

白山       え。なに。

青田       だって。

白山       え。なに。

青田       だって。

白山       え。なに。

赤井       青田さん。

黄島       青田君の番だよ。

青田       ちょっと待って。

黄島       はーい。

青田       まだ。生きてるわけでしょ。処分とかさぁ。

白山       もうだめでしょ。

青田       わかんないでしょ。

白山       みんなだめでしょ。

青田       そうだけどね。

白山       そうでしょ。

青田       そうだけどさ。

白山       じゃ、どうするの。

青田       そうだけどさ。

白山       どうすんの。

青田       でもさ。

灰谷       ちょっとですね。あのですね。

         

灰谷、男のそばによる。


灰谷       あの、大黒さん。あの、大黒さん。・・・あ、だめみたいですね。

青田       え。

白山       ほら。

青田       ほらっていうか。

赤井       あのですね。ちょっと、どうかとおもうんです。

白山       なにが。

赤井       なにがっていうか。

灰谷       あの、大黒さん。あの、大黒さん・・・やっぱりだめだ。だめみたいです。

青田       あなたも、だめっていうかさ。

黄島       あの、青田君の番ですけど。

青田       もう、黄島さん。

灰谷       いや、どうしましょう。大黒さん。

白山       じゃあさ、とりあえず、わかったわ。あのね、私、ここ出るから。あと、頼むね。

青田       白山さん。

白山       だって、放っておいたら、この人、大村さん。

灰谷       大黒さん。

白山       大黒さん。まずいでしょ。噛まれてんだよ。死んだら、あれになるんでしょ。ゾンビ。

灰谷       ここでは、そう呼ぶルールになったんですね。

青田       ルールとかないから。

白山       ガソリン、まだ、あったよね。ワゴン。

黄島       UNO終わりですか。

青田       僕ら、どうするの。

白山       僕ら、どうするの。

青田       白山さん。

白山       僕らは、すきにしたら。行くか行かないかは、僕らできめて。

赤井       どこに行くんですか。

白山       どうしよう。

青田       どこいっても、もう、生きてる人間いないですよ。

白山       札幌とかいけば、まだ、いるかもよ。

青田       もたないですよ。ガソリン。

白山       でもさ、ここいてもさ。・・・なに黒さん?

灰谷       大黒まさき君です。

白山       大黒さん、たぶん、あばれだすでしょ。もうすぐ。

赤井       でも、放っておくのも、なんいうか、人間っていうか、人間としてどうかとおもうんです。

白山       いつまでを人間と呼ぶかは、難しいけどね。私、行くよ。

灰谷       あの、僕も行きます。

青田       ちょっと。

黄島       あの。皆さん、どこかいくんですか。

青田       聞いててよ。話。

黄島       だいたい聞いてましたけど。

白山       どうすんの。青田君は。

青田       なに、それ。

白山       私は、いくけど。青田君は。

青田       え、それはさ。

白山       どっちでもいいけど。青田君は。

青田       ずるくない。

白山       一緒にいくの。いかないの。青田君は。

灰谷       私は、いきますけど。

青田       でもさぁ。

赤井       あの、私、青田さんと残ります。

青田       え。あ、そう?

白山       あ、そう。残るんだ。

青田       いや。だからさ。

赤井       白山マネージャーは、自分で思うようにやったらいいとおもうんですよね。あなたは、そういうふうな感じで、人の尊厳とかそういうこと、踏みにじるみたいな感じだと思うんですけど、わたし、そういうのだめですから。ゆるせないっていうか。ねぇ、青田さん。

青田       うん。

白山       そうだね。尊厳とかね。踏みにじるわ。だよね。踏みにじるわ。

青田       うん。

白山       いいんだよね。

青田       ・・・

赤井       青田さん?

黄島       で、結局、皆さん、どうすることにしました。続けます?UNO。

灰谷       とりあえず、いったん、やめるみたいですよ。

黄島       えー。私、あと、二枚だったのに。

白山       じゃ。

灰谷       あの、お世話になりました。大黒さんにも、お世話になりました。

白山       本当にいいんだよね。まあちゃん。

青田       だからさ。

白山       いっちゃうよ。

赤井       あれ。

白山       なに。

赤井       まぁちゃん、つってました。

白山       言ってないよ。いくよ。まぁちやん。

青田       あのね。赤井さん。

赤井       はい。

青田       あのね、赤井さん。

赤井       はい。

青田       あのね。あのさ。行くよ。

赤井       え。

白山       はやく。       


白山、青田の手をひいて行ってしまう。
                 

青田       ごめんね。赤井さん。

赤井       え。あ。はい。

灰谷       大変、お世話になりました。        


灰谷も行ってしまう。

          
赤井       それ。そういうことかよ。

黄島       あのね。

赤井       それ。そういうことかよ。

黄島       赤井さん。

赤井       それ。そういうことかよ。

黄島       あのね。赤井さん。やる?UNO。2人だけど。

赤井       あほか。

黄島       2人じゃないか。あのひといれたら、何人?2.5人くらい。

赤井       あほか。

黄島       やる?UNO?2.5人で。

赤井       やらない。
           

黄島、男のそばによる。

男、静かに立ち上がる。
           

黄島       あ。あの、おたくの地方ルール、ドローフォーあがりは、あり?なし?
                         

男、顔をあげる。

音楽、CI

急速に暗転と             


戯曲2 「おしまいのことば」 上演記録

 

<ゆのかふぇらいぶ>

作・演出 渡辺たけし
日時 2010年10月31日 19時開始 
場所 木工房カフェ「yunocafe」(北海道磯谷郡蘭越町字湯里)
出演 清水金弥 もりゆき 芳賀琴絵 渡部尚幸
協力 kiichi103 湯ノ里デスク
ゲスト 藤☆sun/ユイ&マイコ


<近藤ドームハウスのオープンマイク>

日時 2011年2月5日  18時
場所 近藤ドームハウス(ニセコ町近藤地区)
出演 清水金弥 もりゆき 芳賀琴絵 渡部尚幸


<長万部「おんがくとおしばいのかい」>
日時 2011年2月6日  14時
場所 クラフトたかの(長万部町字栗岡)

ゲスト 黒松内町サルスベリ/芳賀健太・暁・阿知波一道

出演 清水金弥 もりゆき 芳賀琴絵 渡部尚幸



戯曲 「おしまいのことば」 motif1 ある死亡記事

  2010年11月16日 AFF通信社の記事 
        題名 最後の話し手が死亡、消滅危機言語の一つが絶滅 北氷洋に浮
        かぶ島国の言語・ウガル語
        
        北氷洋南西部に位置している島国ウガル国に暮らしていた、人類最
        古の文化の1つの末裔だと考えられている部族・ウガル族、その最後
        の1人が死亡したことが明らかになりました。
        イギリス・ロンドンに本拠を置き、世界の部族のためのロビー活動
        を行っているサバイバル・インターナショナルが2010年11月4日発
        表したところによると、ウガル語の最後の話し手、アラル・ロロアさ
        んがその前の週、85歳前後で亡くなったということです。
        ウガル語を話す人々は約6万5000年前から北氷洋のワラール島で
        暮らしていたとの説もあります。
        この島が植民地されていた1858年の時点で、ウガル語派の言語を
        話すウガル族ら10部族の人口は5000人強でしたが、その多くが殺さ
        れたり、病気で亡くなったりしたため、ウガル語を話せる人間は、今
        回亡くなったアラル・ロロアさんひとりでした。 
        今回亡くなったウガル族のアラル・ロロアさんは2004年12月の大
        津波も体験しています。そのことについてボアさんは、取材した言語
        学者に対し次のように語ったということです。
        「地震が起きた時私たちは全員その場にいた。長老が私たちに『大地
        が裂けるかもしれないので、逃げたり動いたりするな』と言った」 



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