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原子力★四十八手 <3.11シリーズ Ⅶ>

※使用上の注意:これは虚構の解説書です。

作者による創作ネタも含まれておりますので、大本営発表と同じく、まるっと鵜呑みにせずに、自ら裏を取って使用することをおすすめいたします。

 

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原子力★四十八手 

 

 

1.がん死水:がんしみず (岩清水:いわしみず)より

 「こんこんと流れて止まぬ放射能汚染水」の意

 

2.浮き橋:うきはし (浮き橋:うきはし)より

 「水上に浮かべられた橋のこと。転じて地下水に浸かって浮き上がった放射能汚染水の貯水槽」の意

 

3.燃料棒のプール渡り:ねんりょうぼうのぷーるわたり (鶯の谷渡り:うぐいすのたにわたり)より

 「福島第一原子力発電所4号機の使用済み燃料プールから燃料棒を取り出し共用プールに移送保管する作業のこと」の意

 

4.うしろ櫓:うしろやぐら (うしろやぐら:うしろやぐら)より

 「福島第一原子力発電所4号機の側に建てられた”燃料取り出し用カバーの鉄骨建方”」の意

 

5.手押し車:ておしぐるま (押し車:おしぐるま)より

 「福島第一原子力発電所の重機が入れない場所でおこなわれている手作業での瓦礫撤去のこと」の意

 

6.仮の首:かりのくび (雁が首:かりがくび)より

 「原子力発電所は作業員の献身によって首の皮一枚で存続している」の意

 

7.福一百々爺:ふくいちももんじい (菊一文字:きくいちもんじ)より

 「強風の日には出会うと病気になる妖怪が現れる」の意

 

8.くじ引き蓮根:くじびきれんこん (首引き恋慕:くびひきれんぼ)より

 「レンコンは泥の中で育つため放射能汚染が疑われる危険食材の一つであり当たると怖い」の意

 

9.御所車:ごしょぐるま (御所車:ごしょぐるま)より

 「国や東電の発表する放射性物質の検出数値や福一事故収束作業の工程表がクルクル変わること。又は原子力発電所を要人が”車内から視察する”こと」の意

 

10.凍ってばかり:こおってばかり (こたつかがり:こたつかがり)より

 「福島第一原子力発電所の配管などが凍結により水漏れを起こすこと。冬季限定」の意

 

11.こたつ隠れ:こたつがくれ (こたつ隠れ:こたつがくれ)より

 「いまだ視認できない炉心溶融物」の意

 

12.碁盤詰め:ごばんづめ (碁盤攻め:ごばんぜめ)より

 「碁石のように並んだ放射能汚染水タンクはすでに”詰んでいる”」の意

 

13.笧:しがらみ (しがらみ:しがらみ)より

 「水流をせき止めるための柵のこと。凍土遮水壁」の意

 

14.四枚刃茶臼:しまいばちゃうす (時雨茶臼:しぐれちゃうす)より

 「沸騰水型原子炉の制御棒の挿入は”下から上”」の意

 

15.お仕舞い:おしまい (獅子舞:ししまい)より

 「福島第一原子力発電所の事故収束作業が失敗したとき」の意 

 

16.絞り不要:しぼりふよう (しぼり芙蓉:しぼりふよう)より

 「牛乳が放射能汚染で出荷停止になるも毎日搾乳せねばならず不要な乳絞りが続いた」の意

 

17.制御棒落下:せいぎょぼうらっか (しめ小股:しめこまた)より

 「加圧水型原子炉の制御棒の挿入は”上から下”」の意

 

18.衆目逸らし:しゅうもくそらし (撞木ぞり:しゅもくぞり)より

 「目新しい話題で原発事故などの現状から大衆の目をそらすこと」の意

 

19.宝船:たからぶね (宝船:たからぶね)より

 「原子力は”造る・稼働する・廃棄する(除染・核廃棄物の保管管理などを含む)”のどれもが巨額の金を産む」の意

 

20.抱き上げ:だきあげ (抱き上げ:だきあげ)より

 「原子力発電所及びその立地自治体は税金で”おんぶに抱っこ”されている」の意

 

21.抱き線量:だきせんりょう (抱き地蔵:だきじぞう)より

 「福島第一原子力発電所の復旧現場で作業員が鉛カバーで覆った線量計を装着していた」の意

 

22.役立ち鼎:やくだちかなえ (立ちかなえ:たちかなえ)より

 「鼎(かなえ)とは中国古代の三本足の器物のことで祖先神を祀る際に礼器として用いられていた。三本足の”ATOMTEX AT1320A”食品放射能(セシウム)スクリーニングシステムは現代の神器ともいえよう」の意

 

23.日立三菱東芝:ひたちみつびしとうしば (立ち花菱:たちはなびし)より

 「日本の原子力発電所の原子炉は”日立製作所””三菱重工””東芝”及び”GE”社製である」の意

 

24.断ち松葉:たちまつば (立ち松葉:たちまつば)より

 「松葉は放射能濃度を知るのに適した樹木であり剪定した枝で測定ができる」の意

 

25.達磨ばっかし:だるまばっかし (だるま返し:だるまがえし)より

 「福島第一原子力発電所の事故収束作業が手も足も出せない状態」の意

 

26.数値とり:すうちとり (千鳥:ちどり)より

 「個人線量計(ガラスバッジ)で外部被曝線量測定などをおこない個人データを集めること」の意

 

27.血採りの極意:ちどりのごくい (千鳥の曲:ちどりのきょく)より

 「被曝の影響を知るために血液検査で甲状腺機能・免疫機能・骨髄の血球産生機能などを調べること」の意

 

28.茶臼のばし:ちゃうすのばし (茶臼のばし:ちゃうすのばし)より

 「費用の一部を来年度送りにして今年度の経常損益をとりあえず黒字のようにみせる」の意

 

29.天地返し:てんちがえし (つばめ返し:つばめがえし)より

 「汚染された土壌の表層と深層を入れ替えることで放射線量を下げる除染の方法」の意

 

30.吊り橋:つりばし (吊り橋:つりばし)より

 「放射能汚染の疑いがある食材を使った料理をすすめられたときの緊張感のこと。闇鍋理論(効果)とも呼ばれる」の意

 

31.手懸かり:てがかり (手懸け:てがけ)より

 「国や東電が隠蔽している情報のこと。”福島第一原子力発電所4号機の未公表爆発映像”や”放出された(ている)放射性物質の種類や量のデータ”など」の意

 

32.梃子係:てこがかり (テコかがり:てこかがり)より

 「何層もの下請け会社の介在により給与を中間搾取される末端の原発作業員など」の意

 

33.鳴門:なると (鳴門:なると)より

 「”漏洩した汚染水が海洋に流れ出ても攪拌で薄められるため環境に影響は無いと思われる”との見解」の意

 

34.百閉:ひゃくへい (百閉:ひゃくへい)より

 「数々の嘘と言い訳に振り回されて閉口する」の意

 

35.鵯越え:ひよどりごえ (鵯越え:ひよどりごえ)より

 「ヒヨドリの飛行軌道は波型を描くことから放射能検査のスペクトルにセシウムなどの山(ピーク)がみえたときに使う隠語」の意

 

36.遮水壁越えの潮流し:しゃすいへきごえのしおながし (鵯越えの逆落とし:ひよどりごえのさかおとし)より

 「放射能汚染水が遮水壁を乗り越えて海洋に流れ出ている可能性は否定できない」の意

 

37.二つ巴:ふたつどもえ (二つ巴:ふたつどもえ)より

 「”原発廃止派”と”原発推進派”の二勢力」の意

 

38.仏壇返し:ぶつだんがえし (仏壇返し:ぶつだんがえし)より

 「”原発推進”から”原発ゼロ”へと主張を180度転換すること」の意

 

39.帆かけ超速:ほかけちょうそく (帆かけ茶臼:ほかけちゃうす)より

 「原子力事故で真の情報を知る立場の者は真っ先に尻に帆をかけて逃亡する」の意

 

40.本駒欠け:ほんこまかけ (本駒駆け:ほんこまがけ)より

 「積算線量が満杯となり福島第一原子力発電所の事故収束現場からベテラン作業員が居なくなること」の意

 

41.松葉崩れ:まつばくずれ (松葉崩し:まつばくずし)より

 「福島第一原子力発電所3号機のがれき撤去現場で作業用大型クレーンが損傷により中央部から傾倒する事故が発生した」の意

 

42.窓の月:まどのつき (窓の月:まどのつき)より

 「爆発で開いた原子炉建屋の穴から見える月のこと。転じて”本来見えるはずの無いものが見える”」の意

 

43.乱れボタン:みだれぼたん (乱れ牡丹:みだれぼたん)より

 「放射能漏洩事故により取るものも取りあえず家を出ねばならぬさま。非常用袋・備蓄食料・長期保存水・防寒具などの準備及び車のガソリンは常に満タンに」の意

 

44.深山:みやま (深山:みやま)より

 「原子力発電所の立地に適している人里を遠く離れた土地」の意

 

45.骸鳥:むくろどり (椋鳥:むくどり)より

 「鳥や虫の数が3.11以後減少しているとの調査報告がある」の意

 

46.流鏑馬:やぶさめ (流鏑馬:やぶさめ)より

 「日本の原子力事業の手綱は某国が握っている」の意

 

47.寄り添い:よりそい (寄り添い:よりそい)より

 「原子力利権の癒着体質」の意

 

48.理非知らず:りひしらず (理非知らず:りひしらず)より 

 「”ただちに影響はない”や”ゴルフ場の土地に附合しているはずの放射性物質は無主物であり東電が所有しているわけではない。したがって東電に除染の責任はない”などの発言を指す」の意

 

 

 

おしまい


奥付

 

 

 

2013年11月10日 初稿



原子力★四十八手


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著者 : 咲.
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