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なぜ、山本太郎は自らを決すべきか 水島総
特集:日本と朝鮮半島――どうなるのか? どうするのか?
韓国の反日はもはや病気、狂気のレベルだ! 荒木和博
「韓国の反日」の背後にいる北朝鮮の意図を見抜け 西岡力
「悪友はごめんです」と言う決意 上島嘉郎
「中華帝国冊封体制」の再来を待ち望む韓国社会の呆れた現状 三浦小太郎
韓国・北朝鮮など米中の傀儡国家に過ぎない 関岡英之
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討論:第2の矢、日本経済レジリエンス計画を推進せよ
第2の矢、日本経済レジリエンス計画を推進せよ(1/2)
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東日本大震災慰霊「奥のさくら路」プロジェクト始動!
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山本太郎議員は即刻辞職しろ!緊急国民行動
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藤井聡の国土強靭化レポートPart10
国土強靭化基本法の成立で徹底的に強い日本の創造を目指そう 藤井聡×水島総
国会議員ビデオレター
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戦後日本のなれの果て、山本太郎の皇室軽視について 水島総
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なぜ、山本太郎は自らを決すべきか 水島総



   世の中には卑しい職業などなく、卑しい人間がいるだけだ。(エイブラハム・リンカーン)

 天皇陛下主催の園遊会で山本太郎参議院議員が「直訴状」を天皇陛下に手渡す事件が起きたとき、このリンカーン大統領の言葉を思い出した。奴隷制廃止を主張したリンカーンの本意とは異なるだろうが、私流に解釈すると、参議院議員という「立派な」職業についた人間でも、卑しい人間はやはり卑しいままでいるのだと改めて思い知らされた。この事件の第一印象は言い知れぬ嫌悪感だった。怒りはその次に来た。穢れた忌まわしい何かが、べたりと「日本」にまとわりついたような嫌な感じだった。私だけだと思っていたが、同様な思いや反応を知人やスタッフからも聞いた。
 実は、私たち日本国民が、この忌まわしい嫌悪感を抱いたのは、事件の本質を真っ直ぐに体感していたからだ。残念ながら参議院の議員たちだけが、それを感じもせず、気づきもしなかった。
 11月8日、参議院は院全体の決定として、山本太郎議員に対し、参議院議長からの厳重注意と皇室行事への参加禁止という処分を下した。閣僚や各議員から「除名処分」や「議員辞職勧告決議案」などのコメントが出ていたが、結局、「大山鳴動して鼠一匹」という結果になった。懲罰動議すらなされなかった。これらの処分を決めたのは、超党派の参議院議員運営委員会(岩城光英委員長)である。この委員会は全会一致が原則で、山本への厳しい処分に共産党が反対したらしい。同じころ、アントニオ猪木参院議員が、国会会期中にもかかわらず、許可なく北朝鮮に渡航する事件が起きた。これには懲罰動議が出されて、何らかの処分がなされるという。
 情けないことだが、一体、どちらが重大な事件かを、参議院の人々がまったく理解できていないことを露呈している。いや、理解というより、私や多くの国民が抱いた底知れぬ嫌悪感と怒りを、このメンバーたち、あるいは立法府たる参議院議員のほとんどが持ち合わせていないことも明らかになった。同時に、議員たちだけではなく、警備担当や侍従たちも、まったく痛切な反省と責任感を持ち合わせていないことが露呈した。

山本の行動は皇室へのテロ行為

 山本太郎のなしたことは天皇陛下に対する一種のテロ行為である。少なくとも、容易にテロ行為ができることを日本中に示した。陛下は全国を行幸され、親しく国民とも接しておられるが、その場合、常に事前に身体検査などの警備措置が行われている。しかし、山本は、国会議員としての立場を利用した。陛下をお迎えする人の列の後列に並んでいたが、強引に前列に進み出て、陛下に自分の方から声をおかけして手紙を渡した。園遊会に限らず、ほかの行事でも、まず陛下から御声が発せられるのであり、国民の側からという例はない。それだけでも異常事態であるのに、侍従や警備陣も、時と場所に、取り押さえるのを躊躇したのだろう。まさかとも考えたのだろう。そのまさかを山本は犯した。どれだけ重大なことなのかは、もし、陛下の御前に進み出て渡した手紙が刃物やピストル、あるいは猛毒の炭疽菌を付着させた紙であったらと考えれば明らかである。まして、山本は選挙において、過激派の革命的共産主義者同盟中核派などから支援を受け、「革命的同志」と彼らから呼ばれている男だ。警備陣も「手抜かり」があったことは間違いない。担当者には気の毒だが、責任を取るべきであり、少なくとも皇宮警察のトップは辞表を提出すべきである。
 結局、今回の出来事で、天皇陛下を命懸けで全身全霊、お守りしようとしたのは皇后陛下お一人だけだった。陛下に御手を差し伸べられ、止めようとされた御姿の映像を見るたびに、私は何ともいえない申し訳なさと悔しさと怒りを覚える。陛下の周りには、皇后陛下お一人しか危機意識を持つ人間はいないという事実の「痛ましさ」を痛感するのである。
 本来なら、天皇陛下を政治プロパガンダに利用しようとした不徳と礼儀知らずの参議院議員山本太郎が起こした事件について、参議院議員全員が、参議院として、天皇皇后両陛下と国民への「お詫び決議」をすべきである。当然、山本を議員辞職させるべきだった。少なくとも参議院議長声明としてお詫びの声明くらいは出すべきなのだ。山本への「厳重注意」は、ことの重大さの無自覚と無責任の顕れである。厳重注意されるべきは、参院全体であり、参院議員運営委員会なのである。
 雑誌『正論』12月号に、「安倍総理が抱え込む『内なる戦後レジーム』」と題して書いた文章で、韓非子のあるエピソードを紹介した。それを一部引用する。

 一般に韓非子の思想は、冷酷非情の法治主義であり、人間性悪説であると言われている。韓非子は、確かに人間が本来「利」によって動く「利己的存在」であると厳しく認識していた。生半可な倫理道徳を政治に持ち込むと、却ってひどい結果になることを、韓非子は誰より認識していた。

 韓非子の中の「魯人従君戦、三戦三北」の説話は、戦後日本の平和主義が想起されて面白い。魯国の人が君主に従い、戦場に三回行ったが、三回とも脱走する。「仲尼問其故。対曰、吾有老父。身死莫之養也」孔子がその理由を聞くと、私には老いた父がおり、死んだら老父を養うものがいないので逃げましたと答えた。「仲尼以為孝、挙而上之」孔子はその男を孝行者として処罰どころか朝廷に推挙した。「仲尼賞而魯民易降北」孔子が脱走兵を褒めたと聞き、魯国の人々は脱走を軽く考え、戦場逃亡者が絶えなくなった。魯国は以降、戦争で負け続け、滅びの道へと向かったという、まさに、戦後日本における国家意識と国民意識無き似非平和主義的個人主義を象徴している話である。

(『正論』平成25年12月号より)


 山本は韓非子の魯人の男のように、「直訴状」を出した理由について、天皇陛下に福島県の原発作業員の劣悪な作業環境を訴えたかったと「正義」を主張しているらしい。しかし、この子供じみた山本の甘ったれぶりと無責任、参院側の甘やかしと無責任の両方が、国の行方を誤らせるのである。まさに戦後日本の「似非」と「偽善」「欺瞞」そのものの姿である。
 議院運営委員会の処分は、恐らく将来に大きな禍根を残すことになるだろう。このような処分ともいえないような甘い「処分」がなされるならば、皇室の権威はおとしめられ、中国や韓国等の外国外交団から、天皇陛下をはじめ皇族の方々が、どのような侮りを受けるか予想もつかないからだ。
 山本は10月31日の園遊会の5日後、参議院内閣委員会で「脱原発」について初の質疑をする予定が決まっていた。その初質疑のための前宣伝として、脱原発「直訴状」のパフォーマンスをしたと見て間違いないだろう。当人が否定したとしても、結果はそうなっていたのだ。恐らく、山本のスタッフや背景にいる人物や団体が仕組んだのだろう。まことに悪質で計画的な政治プロパガンダであり、天皇陛下を政治利用しようとした許すべからざる行為である。
 天皇皇后両陛下を政治利用しようとした罪は、政治家として極めて重い。当人は陛下の御心を痛めたことに猛省をしていると述べているが、内閣委員会の質疑の冒頭でも、これについての「猛省」の弁は一言も無かった。内閣委員会の委員たちも、除名動議を出さぬばかりか、非難や詰問する人間さえ皆無だった。
 政治家としての責任の取り方は、ただ一つ、参院議員を辞すことだ。ほかに方法はない。
 しかし、それだけではすまない。山本は政治家としてだけでなく、日本人、または日本国民として責任を取らなければならない。山本は能天気にも、皇室行事出席禁止で、陛下に直接お詫びできないのが残念だと言ったそうだが、まことにもって、「馬鹿は死ななきゃ治らない」という思いがする。
 山本は、まず、政治家として、議員辞職を自ら表明し、陛下にお詫びを申し上げ、自分に投票した60数万人の有権者に詫び、国民に詫びるべきである。そして、本当に陛下の御心を痛めさせたと猛省しているなら、日本人として、本来、自決すべきだ。腹を切れと言いたいが、私たちが強制も出来ないし、当人にもそんな根性はないだろう。また、天皇陛下御自身も、当然、どんな馬鹿な人間でも、大御宝(おおみたから)の日本国民として、山本の自決などは望まれないだろう。だからこそ、ひっそりと潔く身を処すべきなのだ。これを心より、山本太郎に提案したい。

山本を厳重処分しなかった参院の罪は山本以上

 冒頭に述べたが、私や日本国民が非常に不快な嫌悪感を感じたのは、政治家としての間違いを犯したことや無知無能の行動に対してだけではない。また、天皇の政治利用という卑しく浅ましい政治手段に対してだけでもない。
 何よりも、私たちは天皇陛下という存在そのものを、卑怯卑劣な山本によって穢され、冒涜されたと感じたのである。いや、正確に言えば、天皇陛下や皇室の存在自体が穢されたわけではないが、山本のような卑小な輩が天皇と皇室を冒涜しようとしたことに底知れぬ嫌悪と怒りを感じたのだ。

 つまり、今、天皇皇后両陛下が自らの御姿と行動で顕されておられるもの、すなわち、最も清らかで気高い「日本」そのものを、山本によって穢され、冒涜されたように感じたのだ。東日本大震災が起きた直後に発せられた「お言葉」や病の身を押して何度も何度も被災地を訪れ、東北の被災者を慰め励まされる両陛下の御姿に、私たち日本国民は、2000年以上続いて来た「日本」の最も美しく気高い魂と心を「現実」「現身」として見ていた。かくも私利私欲や邪心のかけらもなく、ただただ、国民の平和と安寧を祈られ行動される両陛下の御姿に、私たちは世界最古の歴史と伝統を持つ「日本」のよきもの、日本の魂や心の本来の姿を見ていた。
 金権腐敗と物質主義で腐敗堕落した戦後日本社会の絶望的とも言える道義や倫理観や礼儀の衰退や喪失を目の当たりにしながら、唯一、遠くの希望の光のように、皇室と天皇皇后両陛下の存在があった。
 山本は政治家として政治的な間違いを犯しただけではなく、政治を超えた「国柄=国体」の領域を冒涜し、穢す重大な罪を犯したのである。これは、時代やその時々の政体を超えて犯された「日本」への反逆行為でもある。日本の無数の先祖も、靖国神社の英霊も、現在を生きている国民も、未来の子孫も、山本を許さないのである。
 そして、山本を安易に許し、甘い処分で終わらせた参議院議長をはじめとする議員たちも同罪である。いや、それ以上に罪は重いかもしれない。

 これまでもう何度、三島由紀夫のこの自決寸前の文章を引用したことか。それでも、最後に掲げておく。

 このまま行ったら「日本」はなくなってしまうのではないかという感を日ましに深くする。日本はなくなって、その代わりに、無機的な、からっぽな、ニュートラルな、中間色の、富裕な、抜目がない、或る経済的大国が極東の一角に残るのであろう。それでもいいと思っている人たちと、私は口をきく気にもなれなくなっているのである。


 戦後日本の絶望的な状況を直視しながらも、私と私たち日本草莽は決して絶望しない。なぜなら、私たちは2000年の歴史と伝統を誇る皇室を戴いた日本国民であるからだ。『正論』12月号で、私は次のように「韓非子」について書いた。

 私は政治に対する視点として「韓非子」の教えをよく参考にしている。私自身とはほとんど真逆の思想なのだが、それだけに参考になるのだ。中国共産党の方向や戦略は、この教えに尽きると言っても過言ではない。あるいは、世界の現実は、韓非子の世界通りだと思えるのである。しかし、唯一の例外が、「日本」と日本人だというのが私の見解である。


 これからも世界の「よき例外」として、皇室と日本はそうあり続ける。そうしなければならぬ。


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