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indigo blue

 

冬の夜空に広がる藍に 

夏の夜明けに広がる藍 

日本の四季とは切っても切り離せない藍色は

その季節によって見せる表情は違う 

 

 

ただ唯一共通している所と言えば

いつも憂いを帯びているという事だけ 

後の事は何も語ろうとしない「藍」

その胸にある

決して見せることのないその悲しみは何? 

これを聞きだせるものもまた四季なのだろう 

 

 

四つの季節の美しさを支える藍色は

誰にも気付かれることはないけれど 

それでも自分は表には出たがらないままで 

そんな支えを本当はすべて知っている四季折々の美しさ達は 

 

 

ある時は万朶の桜と咲き香り

ある時は眩しい新緑を滴らせて 

ある時は紅と色づく紅葉となって 

ある時は街も煌めく銀世界となって 

その「藍」の存在にありがとうを伝えている 

感謝の気持ちを一生懸命に伝えようとしている 

そんな姿だからこんなにも多くの人の心を動かし

胸を打つことができるのだろうか 

自然の美しい姿は

お互いがお互いに

お礼を言いあって作られているのかも知れない 

聞こえない声に耳を澄ませば

ほらこうやって 街を歩けば

今日もまたありがとうの声が聞こえてくる

 

 

 

 

 


一歩

 

 

泡のように消えてなくなる事と 

泡のようになんか消えてなくならないこと 

そのすべては心で決まっていく 

命が送る一生は夢の中の出来事だけれど 

その一瞬に永遠の道や方向性が決められていく 

苦しみは泡のように消え 

喜びは永遠に続いた

 

 

苦しい事が負けることではなくて

その苦しむから逃げる事が負けで

じゃあ逃げないってどういうことだろう 

勝つことって何なんだろう 

それは苦しい中でも前に進み続けることだ 

今日より明日へ 

そして明日から未来へ 

その小さな積み重ねを繰り返していくこと

そのものが勝つことなんだ 

どこかゴールにたどり着く事だけが勝つことじゃなくて 

その踏みだした一歩一歩そのものが

ゴールの意味を持っているんだ 

昨日の今日で見た目では

何も変わっていないように見えるかも知れない 

それでもその心は明らかに変わっている 

心が変わった瞬間

必ず何かが変わり始めている 

いい方向に進みはじめているんだ 

 

 

泡のように消えてしまう幸せよりも 

泡のように消える悲しみや痛みを 

悲嘆や悲しみを泡と消すことのできる力がその一歩に

 

 

 

 

 


home

 

 

人が辛くなったとき帰りたくなる場所がある 

いろんな場所に行きたくなる事もあるけれど 

家には必ず帰ってくる 

何より大切なのは心の拠り所を持てているかどうか 

それだけで生きやすさというものが左右されるものだ 

すべてのものに恵まれているように見えても 

自分が満たされていないのなら

その恵みは何にもならない 

どんな財産があっても 

それを自分のためだけに費やすのならば 

ただ虚しさを降り積もらせていくばかりだ 

 

 

怯えたままで縮こまっていることが

果たして幸せと言えるのだろうか 

否 絶対にそうとはいえない 

本当の財産とは友であり 

心の拠り所を持てるかどうかである 

何か支えがないと生きられない人の事を悪く言う人がいる

弱いとさえ罵る 

 

 

しかしそういう人たちの方が

本当はさらに弱い事の方が多い 

自分の地位や名誉 

金を拠り所にする事しか知らない 

だからといって別に何も言うつもりもないのだけれど 

 

 

心通う大切な人がいる 

私にはそういう人がいる 

その事を誇りに思うし感謝にたえない 

自分の道を進むことのできる喜び以上の幸せはない

こうやって心から言える事こそが本当の「財産」なんだ

 

 

 

 


soften

 

 

心の裏を探る事だけ覚えた僕は 

何もかもが信じられなくなった 

信じた途端大けがを負う 

この繰り返しを100回続けた後でもまだ 

信じ続けろと言い続けるのでしょうか 

 

 

こんな反発ばかりを繰り返す自分に 

こんなにも安らかな時間が訪れる事を

いつ誰が予想したでしょうか 

 

 

一人になりたがる自分を何度も繰り返し嫌いになって 

自信という言葉を最果ての地に置き忘れた私にあなたは 

自分を嫌いになっても何も変わらないよと

静かに手を差し伸べてくれましたね 

その言葉は陽だまりよりも温かくて 

その心地よさに怯えてしまうほどでした 

 

 

同じ角度で俯く君はきっと私に

君が辛い時にかけてもらいたかった言葉を

送り続けてくれていて 

だから私も一番辛かった時に

自分が言ってもらいたかった言葉を君に言い続けていました 

それは君に自分を見ていたから 

 

 

あの時の自分の痛みを拭い去るために

私は必死になって君に言葉を贈り続けていた 

君に届く届かないは関係なかった 

ただ言葉を贈り続けずにはいられなかった 

何かに取りつかれたかのように僕は

君に自分の痛みを重ねた

 

 


miracle

 

 

何がよくて何が悪いかは時が経たなければ分からない 

一見悪い事がいい方向に転がっている事もあれば 

いい事が実は悪い方への

道しるべになってしまっている事さえある 

 

 

後で辛い思いをするくらいなら今 辛い思いをしておきたい 

若いうちならなんとか耐えられそうな気がするから

だけど若いから大丈夫という言葉にはものすごく抵抗がある 

若くとも明日どうなるかは分からない

一週間後に生きているのか 

一年後に生きているのか 

10年後も生きているのか分からないのは

若くても年を取っていても同じなんだ 

 

 

みんな平等に命に課せられてる不安は

若者だって例外じゃない 

だから若いからいいなんて時代は

もうとっくに終わってしまっている 

若くても年輪を重ねていても 

みんな結構生きるのに一生懸命なんだ 

生きてるだけで精一杯なんだ 

 

 

その中で希望を探しながら絶望に負けずに進み続けている 

本当は何か結果を残すこと以前に 

その事だけで素晴らしい 

そう納得した上で結果は追い求めてみればいい 

生きているだけで奇跡だと知りながら 過ごしてみようよ

 

 

 



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