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高妻山

戸隠連峰の最高峰。戸隠富士と呼ばれる鋭鋒で、日本百名山の中でも最長行程のひとつといわれる。信仰の山でもあり、登山道には一不動から始まり五地蔵山、山頂の十阿弥陀まで祠が立ち並ぶ。
北側には13番目の仏が祀られている乙妻山が聳え、山頂からの縦走ピストンも可能。


日本百名山・信州百名山・越後百山

標高:2,353m

所在地:長野県長野市・新潟県妙高市


高妻山レポート

行けるかな。行けるかな。と思い続け、
事前に登山口の偵察までしてチャレンジした高妻山。

インターネットには、
「小屋の無いルートとしては、百名山でも屈指の難コース」みたいなのだとか
「日本百名山中3つの最長行程山」だとか、
「もう二度と登りたくない山」みたいなのだとかが書かれていて、
いかにもタイヘンだ!という雰囲気がいっぱい。

大丈夫だろうか。登り切ることができるだろうか。
長野市内から見える高妻山は、
戸隠の奥から突き抜けるように尖っている。

標高は2353m。
その数字以上に大変な思いをしそうだ。

時間が掛かることを見越して、
登山口の戸隠キャンプ場には朝5時に到着。
すでにたくさんの県外ナンバーが並んでいる。
準備が整ってスタートしたのは5時12分。
すでに先にスタートしている人もいるようだ。

 

コテージの並ぶキャンプ場内を進む。
牛が朝早くからゆっくりと動いているのを横目に10分ほど。
最初の分岐点に着いた。

 

 

 

このまま真っ直ぐ進めば高妻山だけではなく、戸隠山へも行くことのできる一不動。
右は最近になってできた新しいルートの弥勒新道。
牧場を過ぎ、本格的に山の中へ入っていくと、すぐに急な登り坂になった。

さっきまで登ってきていた急登は、下りだとさらに高度感を増していて、垂直な壁のようだった。
すれ違う人たちは、みんな辛そうな顔をしていて、
「そうだろう。たいへんだろう」と思う。

雪渓も、下を見下ろしながら歩くだけに、とても高さがあるのが感じられる。
体重を掛けてカカトを差し込んで下りると、緩くなった雪を踏み抜いてしまう。
でも登りよりは体力も使わないので楽かもしれない。


苦労するだろうと予想していた六弥勒までのアップダウンも、
思っていたほどではなく、少し太ももがプルプルとする感じはあるものの、
まだまだ歩けそうなので一不動から下ることに。
五地蔵山の山頂も経由してみたいのと、きっとここからは下りがメインだろうと予想。

 

 

ずっと雲に覆われた中を歩き続けていたので、
周りの景色を楽しめなかったのだけれど、
この一不動のルートは、切り立った尾根の上を歩く戸隠らしいコースのようだった。
ところどころで見える足元の景色は、岩の崖そのもの。
少しふらついていたら、間違いなく落下して助からないのだろうなと気を遣った。


 

高妻山山頂から一不動避難所までは2時間。
急な坂道と、高さで疲労感が。。
ここでザックを下ろして少し休憩。
牧場までは90分だそうだ。
八方睨みまで120分の文字が、興味をそそる。

 

 

へとへとで歩いた一不動の印象は、
水で滑りやすい岩場と鎖場、勾配がきつい。
登りでこっちのルートを選ばなくて良かったと。
残雪もルートに残っていた。

 

 

思いのほか、あちこちで体力を消耗したらしい。
スタート地点に到着したのは12時50分ごろだった。


途中、GPSの電池が切れてしまっていたので、
しっかりとデータを取ることはできなかったのだけれど、
今回の登山時間は6時間44分。
13.6kmも距離があった。
累積高度は3249m。
だいたい2km/hのペースだった。


もう2度と登りたくない山と言われているけれど、
今度は乙妻まで行ってみたいと思う。

 

 

前日の雨のせいか、足元は少しぬかるむ。
たくさんの緑に囲まれて、つづら折りに登り坂は続く。
途中、ほんの5分ほどの平なところがあった以外は、延々と登り続ける。

スタートから1時間半ほど。
展望が開け、目の前に五地蔵山が見えた。
後ろには飯縄山が見え、左側には黒姫がある。
うっすらと信濃町が見えた。
この景色と比較すると、だいたい今いるのは1900mくらいになるのだろうか。

 

 

 

 

この登り坂がどこまで続くのか先が見えたような気もするけれど、あの高さまで登るのはタイヘンだと五地蔵を見ながら思う。

下り坂もなく登り続けること2時間。
一不動からのルートとの合流点、六弥勒に到着した。


 

横の距離で、だいたい全行程の6割を過ぎた。
これはもしかして、意外と簡単に到着できるんじゃ無いだろうか?という期待を持ちつつ先を進むと、すぐに高妻山らしき肩が見えた。
あれはきっと乙妻の方。


 

ここから先のルートと、高妻山が見える。
きっと急登と言われるは、あの辺だろう。
そして、残雪もある。
道をふさぐような残り方はしていないので、歩くのに支障は無いけれど、インターネットに書いてあったとおり雪。

 

 

ルートの途中で番号を振られた祠を通り過ぎながら、ピークも幾つか越えていく。
登り続けたこのタイミングでのアップダウンはキツイ。
急登というほどではないにしても、ここはきっと帰り道でも苦労するのだと思う。
八観音あたりで振り返ると五地蔵山が見える。
雲のかかった五地蔵もカッコイイ。

 

いくつもピークを越えているうちに

だんだんと高妻山も近づいてきた。
まっすぐと登っているルートも見える。
たしかにアレは大変そうだ。

九勢至からの高妻山は、その祠と一緒に眺めると信仰の山らしく見えて良い。


 

だいたい2時間40分で9番目に到達。
山頂近くにある十阿弥陀までもう少し。
すぐそこの高さに山頂らしきものが見える。

もう少しで到着するという安心感と一緒に、
高妻山の最大斜度がやってきた。
坂道というよりは、縦に上がって行っている感じがする。
登っているより、上がっている感じ。

 

 

10m進んでは足を停めて上を見上げ、
また10m進んでは、と繰り返しながら、
雪渓が目の前にあった。

そういえば、山頂直下に雪があるという情報だった。

 

 

 

雪があるのは覚悟していたけれど、
それにしても勾配がきつすぎやしないか?

こんなにズルズルの雪の状態で、少しでも滑り出したら、
戻って来られないような下まで滑落するだろう。
しかも、ここに到着したのが今日一番乗りだったらしく、
前日までの足跡が消えている。

なんとなくルートになっていそうな所に爪先で蹴りながら
足を差し込みながらユックリ登る。
それだけでは、バランスも取れないので、手の届く範囲で枝や笹を掴みつつ、とにかく足を外さないようにだけ気をつけて。

たぶん50mくらい。
雪の坂道を登り切った。

最高の難所は過ぎたけれど、
そこから先も急登は続く。
すぐそこに山頂が見えている。

ふと斜面が緩くなって、先に見えたのは岩場と
そこに立つ銅の鏡。


 

山頂はもう少し先だったけれど、
ここまで来た感慨深さがある。

 

 

山頂は岩場になっていたけれど、広くゆっくりと休憩ができた。
5分ほどで後続の人がやってきて写真を撮って帰って行った。

 

 

つぎには静岡からきたという60歳くらいの女性。
戸隠が大好きなのだそうだ。
そして下山の準備をしていると、福岡から来たという70歳近い男性。
次々と人が来る。

登る前に、あれだけビビッていたのに、この人の多さも驚いた。

天気が余り良くなく、眺望が無かったので日本海や北アルプスを見ることはできなかった。
僅かに、乙妻らしき山容が見えた。


 

ここまで約3時間半。

順調にいって4時間くらい掛かる予定だったので、
時間を上回れて良かった。
なにより登れて良かった。


とはいっても問題は下山。
あの雪渓を下るのは難儀。

さっきまで登ってきていた急登は、下りだとさらに高度感を増していて、垂直な壁のようだった。
すれ違う人たちは、みんな辛そうな顔をしていて、
「そうだろう。たいへんだろう」と思う。

雪渓も、下を見下ろしながら歩くだけに、とても高さがあるのが感じられる。
体重を掛けてカカトを差し込んで下りると、緩くなった雪を踏み抜いてしまう。
でも登りよりは体力も使わないので楽かもしれない。


苦労するだろうと予想していた六弥勒までのアップダウンも、
思っていたほどではなく、少し太ももがプルプルとする感じはあるものの、
まだまだ歩けそうなので一不動から下ることに。
五地蔵山の山頂も経由してみたいのと、きっとここからは下りがメインだろうと予想。

 

 

ずっと雲に覆われた中を歩き続けていたので、
周りの景色を楽しめなかったのだけれど、
この一不動のルートは、切り立った尾根の上を歩く戸隠らしいコースのようだった。
ところどころで見える足元の景色は、岩の崖そのもの。
少しふらついていたら、間違いなく落下して助からないのだろうなと気を遣った。


 

高妻山山頂から一不動避難所までは2時間。
急な坂道と、高さで疲労感が。。
ここでザックを下ろして少し休憩。
牧場までは90分だそうだ。
八方睨みまで120分の文字が、興味をそそる。

 

 

へとへとで歩いた一不動の印象は、
水で滑りやすい岩場と鎖場、勾配がきつい。
登りでこっちのルートを選ばなくて良かったと。
残雪もルートに残っていた。

 

 

思いのほか、あちこちで体力を消耗したらしい。
スタート地点に到着したのは12時50分ごろだった。


途中、GPSの電池が切れてしまっていたので、
しっかりとデータを取ることはできなかったのだけれど、
今回の登山時間は6時間44分。
13.6kmも距離があった。
累積高度は3249m。
だいたい2km/hのペースだった。


もう2度と登りたくない山と言われているけれど、
今度は乙妻まで行ってみたいと思う。


高妻山 登山データ

長野市内でも限られた場所でしか見えない高妻山は、いつもその山容を眺めて生活をしていると特別な存在です。歩くペースに個人差があるものの、場合によっては片道5時間と案内されていることや、熟練者向けの山として紹介されていることもあり、憧れを持ちつつも近づくことの出来ない山でした。登頂できたときの安堵感や達成感は特別なものでした。

 

山頂標高 2,353m 距離 13.66km
登山口標高 1,164m 所要時間 6時間44分
登り 弥勒尾根新道 下り 一不動
累計高度 3,249m 歩行速度 2.02km/h
時期 2013年6月  

周辺情報

バッジ

高妻山高妻山のバッジは、中社近くのお土産屋さんや神告げ温泉、戸隠キャンプ場の蕎麦やさん「岳」にあります。東側から見ると台形、南から見ると尖ったカッコの良い山の形がカリッと書かれてます。

 

戸隠キャンプ場内 休憩処 岳

450円

温泉

戸隠神告げ温泉 湯行館 神告げ温泉 湯行館

大人600円 休憩所有り
休憩所では手打ち蕎麦や郷土料理が楽しめる温泉施設。浴槽に浸かりながら大きな窓から緑を眺めることができる。飯縄山や戸隠山、高妻山からの帰りにも寄りやすい。


奥付


僕らの登った山の記録〜高妻山〜


http://p.booklog.jp/book/78355


著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/shimashimano/profile


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