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リトルプレス小豆A6

茜町春彦

 

 

 

目次:

  • 英訳昔話「御辛労の池」
  • 仮説エッセイ「あらたまの」
  • 新作万葉集「第3頁」
  • 断簡零墨「3歳の記憶」
  • 推理エッセイ「唐辛」
  • イラストレーション「毛皮をまとうエレーネ・フールマン」および「快楽の園」

 


前書き

英訳昔話「御辛労の池」:

柳田国男著『日本の昔話』の中の一編です.

粗筋としては『村人が総出で古池の水を浚って魚を取ろうとしたが、水の中から見知らぬ人が現れて一言喋ったら、池の水は元に戻ってしまった』と云う話です.

イラストレーションは4枚です.本文は漢文書き下し文に模して書き直しております.英訳も行いました.

 

 

仮説エッセイ「あらたまの」:

万葉歌の枕詞「荒玉之」の意味を考えてみます.

ただし上代特殊仮名遣は間違いであると仮定して居ります.

 

 

新作万葉集「第3頁」:

現代の出来事をアイデアの基にして、万葉仮名で歌を3首詠みました.

人物・団体等は全て架空のものです.

 

 

断簡零墨「3歳の記憶」:

一番古い記憶を思い出して記しました.

 

 

推理エッセイ「唐辛」:

種田山頭火の1句「死をひしと唐辛まつかな」の意味を推理してみます.

 

 

イラストレーション「毛皮をまとうエレーネ・フールマン」および「快楽の園(部分)」:

Pieter Paul Rubence(1557-1640)の油彩画の模写、および、Hieronymus Bosch(about 1450-1516)の油彩画の模写(部分)です.


中扉

 

  

英訳昔話「御辛労の池」

絵・文・訳:茜町春彦

原作:柳田国男

 

A Picture Book : "The Take-Care pond"
Illustrated and translated by : Akanemachi Haruhiko
Original author : Yanagida Kunio 

 

 

概要: 絵本です.原作は日本の昔話(新潮文庫)の中の一編です.

 

日本の昔話: 著者は柳田国男(1962年没)です.柳田国男氏自身が述べているように『日本の昔話』は全国から集めた話なので、創作性の観点から著作権は元々発生していないと思いますが、仮に著作権が発生していたとしても柳田国男氏の没後50年を経過していますので既に消滅しています.(著作権:消滅)


絵本

 

むかし肥後国の八幡村で、御社の近くの古池の水をさらえて、池の魚を捕ろうとしたことがありました.

 

Long long ago, people of Yawata village of Higo province tried to catch the fish of the old pond near the village shrine.

So, they were drawing the water out of the pond.


絵本

 

八月一日の日であったといいますが、朝から村の人たちが残らず集まって、せっせと水を汲み上げましたけれども、いつまで経っても換え乾すことが出来ません.

 

This was on 1st day of August.

All the village people came together in the morning.

And they earnestly drew water from the pond.

A long time passed but they couldn't drain water off.



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