閉じる


5 利用目的ごとのアプリケーションの選び方

アプリケーションの選び方と利用者の範囲

5. 利用目的ごとのアプリケーションの選定方法と利用範囲
5.1 アプリケーションの選び方
個人向けあるいは家族がパーソナルクラウド環境を利用するための要望の条件となる項目を検討する。下記の7項目が考えられる。
①誰が利用するか? 自分自身のみ、他人に公開もあり、(特定の人)他人との共同作業や共有がある。共同作業者は共有者が、利用するクラウド環境を提供するITヴェンダーの利用者アカウントの有無が関係ある。
② 利用価格は?   無料と有料がある(月単位)。それ以外に別途インターネット通信費等がある。
③ 文書類ドキュメントはどんなタイプであるか? マイクロソフトのオフィス製品(WORD,EXCEL等)が中心、あるいはオフィス製品にこだわらない、あるいは与えられたのを利用する。
④画像・動画・音声類ドキュメントはあるのか? 無いのか、写真が中心、有(画像・動画・音声等)の考慮である。
⑤セキュリティは?自分で設定する範囲の考慮である。利用者は特に設定なし(自分のパソコンやウエブ・ブラウザーの設定のみ),ファイルのパスワードの有無,クラウド環境のアクセス権(参照・削除・変更)の設定である。
⑥インターネットの接続・非接続は? 利用時はインターネットにいつも接続、利用時はインターネットに接続と非接続がある(*接続はオンライン、非接続はオフラインと呼ぶ場合がある)。
⑦クラウドを利用するクライアントの媒体は何であるか?利用者の本人,共同作業者,共有者も考慮をいれる。パソコン( Windows PC,マッキントッシュ、その他),スマートフォーン,携帯電話,インターネット・テレビも対象となる。

 

5.2 利用者の範囲
 アプリケーション選定方法の中の特に誰が利用するか、利用者の範囲を考慮する。他人への公開情報と他人との共同作業も含まれる。


オンラインストレージと編集アプリケーション(クラウド版)


個人利用とみんなで公開利用

5.2.1: 個人(家族も含む): 
 個人の環境,複数のクライアントを所有(例:デスクトップのWindows PC, (モバイル)NetPCのWindows PC、マキントッシュ)あるいは家族のメンバーが各々PCを持っているとする。条件としては、①グーグルあるいはマイクロソフト等のメールアカウントを 持っている。②PC(パソコン)間の需要なるファイルの同期は自動で実施したい。③利用するドキュメントは、文書や表計算である。
 利用するクラ ウド環境: Windows Live Mesh とWindows Live SkyDrive  Dropbox Windows     Live Mesh と Dropbox Google Docs& Spread sheets Evernote
5.2.2 公開 (Public):
ドキュメントの作成者(格納者)が他人に公開して、参照者は参照のアカウントを持っていない場合である。
①  ドキュメント作成&格納者は、クラウド環境の『ドキュメントの公開』に、ドキュメントファイルを格納する。
②  格納したアドレス(URL)を、電子メール等で、相手に知らせる。
参照者は、
③  ブラウザーソフトウエア(例:マイクロソフト社IEv8)を起動して、電子メールで受け取ったアドレス(URL)を入力する。
④ ドキュメントのファイルをダウンロードあるいは参照をする。
利用するクラウド環境: 
  参照する人が,クラウド・ベンダーの利用者アカウントは必要が無い: Windows Live SkyDriveの公開フォルダー
  参照する人が,クラウド・ベンダーの利用者アカウントは必要  : Dropboxの公開フォルダー,
  グループ単位あるいはフォルダー単位、あるいはファイル単位の公開設定: Yahoo Briefcase , Google Docs& Spread sheets, Evernote

 


みんなで共有の利用

5.2.3共有(Shared)
 (1) 利用者の環境
  ドキュメントの作成者がパソコンやその他の媒体(例: 携帯電話)を利用し,共同作業者と参照利用者のパソコンは,Windows PC,マッキントッシュとする。作成するドキュメントの新規作成や編集や格納を、単一のクラウド環境(=単一のアプリケーション)を利用したい。マイクロ ソフト社のオフィス製品で作成されたファイル(例:Word2000&Word2007)のアップロードやダウンロードをする。作成者(会社勤 務)と共同作業者と参照利用者は、異なる地域に住んでいて、同じ会社や同じ団体の所属ではない。利用者は約6名-20名とする。
(2) 利用するクラウド環境:
   利用者(作成者・編集者・参照者)は,クラウドのITベンダーの利用者アカウントは必要  : Google Docs& Spread sheets グーグルのアカウントIDが必要。ドキュメント単位やフォルダー単位にアクセス権の設定(利用者のグーグルメールIDの設定)をする。ド キュメントは文書,表計算,プレゼンテーション,図形描画,フォームが対象であり、マイクロソフト社オフィス製品と互換性がある。つまりデータの入力のイ ンポート機能と出力のエックスポート機能である。保存形式はGoogle Docs形式である。オフライン時利用の設定も可能である。その他の製品としてEvernoteもある。

5.2.4: 共有(Shared)
(1) 利用者の環境
  作成者と共同作業者と参照利用者はパソコン(Windows PC)である。作成するドキュメントの新規作成や編集は、マイクロソフト社のオフィス製品( WORD, EXCEL, POWERPOINT)であり、そのバージョンは様々である(例:WORDは,WORD2000やWORD2007やWORD2010である)。編集をす る時は、自分のパソコンに入っている(パッケージド版)オフィス製品を使用する。作成者(会社勤務)と共同作業者と参照利用者は、異なる地域に住んでい て、同じ会社や同じ団体の所属ではない。利用者は約6名-20名とする。

   (2) 利用するクラウド環境:
    利用者(作成者・編集者・参照者)が,クラウド・ベンダーの利用者アカウントは必要:
Microsoft Windows Live SkyDrive / Windows Live Office Web Apps 
マイクロソフト社のWindows LiveアカウントIDが必要。
SkyDrive の特定フォルダーにアクセス権の設定(利用者のWindows LiveアカウントID の設定)をする。各個人のパソコンに、必要に応じてパッケージド版のオフィス製品が導入されている。クラウド版Windows Live Office Web Appsにても新規作成・編集等が出来る(機能に限定がある)が、参照レベルやちょっとした修正はできる。。その他の製品としてEvernoteもある。