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販売価格100円(税込)
カテゴリー 小説・ノンフィクション 文芸 , 恋愛 作者 三輪たかし
価格 100円(税込)
タグ 初恋新橋業界紙記者中央大学学生結婚中学時代近代農業社堕胎不倫ひまわり写真店離婚再会無償の愛私の隣の席策略
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状態 完成 ページ数 11ページ (Web閲覧)
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 ★PDFページ数(43P)★
 一九七五年の頃、石田俊介は新橋で業界紙の記者として働いていた。俊介は中央大学の二部学生。一年の時にすでに学生結婚をしていた。
 俊介は時々、中学時代の初恋の夏川理沙の夢を見る。席替えで横に座ることになってから、理沙が好きでたまらなかった。しかし、ある日から、変によそよそよそしくなったのである。三年生になる前の春休みの時、家族一緒に沖縄に越して行った。
 俊介は、それから抜け殻のようになって、失意の日々を送った。高校を卒業して小さな業界紙に入社した。そして、次の年には中央大学の英文科の二部に入った。そこで素朴な川口靖子と出逢い、婚姻届を一年生の冬に出した。俊介はこれで理沙という初恋の女性を失った喪失感から来る、無謀な性へのむさぼりから、解消されたかのように思えた。
 俊介が中央大学の三年生になった頃、近代農業社に入社してきた蛯原由里子に一瞬で心惹かれた。ある日を境に一線を越えた俊介と由里子は、愛し合うようになってしまったのである。その由里子に子供が出来たが俊介は無情にもそれを拒否、由里子は結局一人で病院へ行き、堕胎の手術を受けたのである。
 一方、中学時代、俊介に許婚がいる話を聞いて、ショックで寝込んだ夏川理沙は成人して『ひまわり写真店』を開業したが、偶然にも石田俊介のすぐ近くだった。そして、理沙は俊介と再会する。
 その頃、不倫関係だった由里子との別れ、靖子との離婚騒動が起こり、俊介は自業自得の苦しみの日々を送っていた。その中で、中学時代に抱いた理沙への無償の愛が、唯一の大事なものであるということに初めて気づいた。再会が俊介を救ったのである。理沙は「私の隣の席に来てくれてありがとう。心の奥底で私を愛しに来てくれてありがとう」と言う。
 俊介は中学2年の時、何故よそよそしくなったのか、恐る恐るりさに聞く。その時、中学時代に同級生がしくんだ策略に初めて気づいた・・・・・・。

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