閉じる


食べ物と心とカラダ

朝食を抜いたり、ドリンクゼリーで済ませ、昼はコンビニ弁当、夜は居酒屋かファミレス…こんな食生活では野菜不足になってしまいます。しかも、果物や穀類に至っては不足どころかまったく食べていない。

 

ひとの体は常に一定の状態を保とうとしますが、これをホメオスタシス、恒常性といいます。恒常性を保つにはホルモンや酵素の働きが不可欠ですが、ホルモンや酵素はタンパク質をもとにしてビタミンやミネラルなどによってつくられます。野菜や穀類が不足すると、ホルモンや酵素が十分につくられず、体の恒常性が失われてしまいます。

 

また、ビタミンやミネラルは酵素を助ける補酵素としても働きます。酵素はエンザイムといいますが、補酵素はコエンザイムといいます。サプリメントで有名なコエンザイムQ10は10番目の補酵素という意味です。

 

さて、ホルモンというのは非常に多くの種類がありますが、ここでは性ホルモンについてお話しておきましょう。女性ホルモンには黄体ホルモンのプロゲステロンと卵胞ホルモンのエストロゲンがあります。その名の通り、プロゲステロンは卵胞から、エストロゲンは黄体から分泌されますが、それぞれ分泌される時期が異なります。

 

エストロゲンは月経から排卵まで、プロゲステロンは排卵後に分泌され、月経の周期によって量的バランスが変化し、脳に分泌量がフィードバックされることで、月経周期はコントロールされています。

 

最近、過激なダイエットのせいで、ホルモンの分泌量が影響を受け、そのせいで月経周期に異常をきたす女性が増えています。ひどい場合は月経が止まり、更年期障害に似た症状を起こすこともあります。女性ホルモンのバランスは月経だけではなく、脳にフィードバックされるため、脳に対しても大きな影響を与えます。月経時の不安症状が強まったり、不正出血やPMS(月経前症候群)を起こしたりします。


食べ物と心とカラダ-2

特に最近問題となっているのが子宮内膜症で、乱れた月経周期を修正しようと脳から偏った分泌指令が発せられてホルモンバランスが崩れ、そのために子宮内膜が異常に発達することがあります。このような女性に特有の病気が食生活の乱れや、過激なダイエットによって引き起こされているということを、多くの女性は知らないか、あるいは目をつぶってやり過ごそうとします。しかし、生活を改めなければこれらの病気は決して良くならないことを覚えておくべきでしょう。

 

男性の場合には男性ホルモンであるアンドロゲン、特にテストステロンが大きく作用します。テストステロンは男性らしさを発達させるホルモンで、多くは睾丸から分泌され、筋肉や骨格などの形成に関与します。しかし、テストステロンが多すぎたり少なすぎたりすると、薄毛や前立腺肥大の原因となったり、うつ病のきっかけになることもあります。男性ホルモンもまた、偏った食事や運動不足、喫煙などによってバランスを欠いてしまうことが多いものです。

 

あなたのからだは、あなたが食べたものでできており、あなたが食べるものでコントロールされているのです。そして、心と体は常に相関しており、健康な肉体に健康な精神活動があり、健全な精神によって健康はコントロールされているのです。間違った食事は肉体のみならず、心にも大きな影響を与えるということを忘れずに。


奥付



【2013-09-13】やせるということ


http://p.booklog.jp/book/76677


著者 : asakura888
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/asakura888/profile


感想はこちらのコメントへ
http://p.booklog.jp/book/76677

ブクログ本棚へ入れる
http://booklog.jp/item/3/76677



電子書籍プラットフォーム : ブクログのパブー(http://p.booklog.jp/
運営会社:株式会社ブクログ



この本の内容は以上です。


読者登録

asakura888さんの更新情報・新作情報をメールで受取りますか?(読者登録について