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1

 

ロージーは そのひ かだんを みて かなしいきもちで いっぱいでした。


2

「おじいちゃん みて。 ひどい。 わたしの かだんが めちゃめちゃ。」

しろい かいがらの かわいい かだんで

ロージーの ひなぎくは みんな、 ねむるように たおれていました。

「おや? これは フェアリーサークルじゃないか。

 なくことは ないよ。

 おはなは すぐに げんきに なるさ。」

 

おじいさんは おはなのことなら なんでも しっています。

でも ロージーだって おはなの べんきょうは たくさん しているのです。

「ちがうもん、ようせいなんか いないもん。

 きっと モグラやネズミのせいよ。」

「おや おや…」

おじいさんは すこし こまったかおを しました。


3

「じゃあ、 これを あげよう。」

おじいさんは ふるい むしめがねを とりだしました。

「これは ようせいが みえる むしめがねだよ。

 いろんな ばしょを よく みてごらん。

 ただし、 フェアリーサークルに はいっちゃ いけないよ。

 ようせいの せかいに ひきこまれてしまうからね。」

 

「ありがとう、 おじいちゃん。

 ようし。

 これで はんにんを みつけるのよ!」

 

ロージーは、 はんにんさがしを はじめました。


4

「ここかな? いないなあ…」

ロージーは、 いしをどかしてみたり はなのなかを のぞいたり

いっしょうけんめい さがしました。

 

そして き の えだをひっぱって むしめがねを のぞいたときでした。

 

「あっ…!」

なにかが うごいたような きがして ロージーは きに ちかづきました。

 


5

つぎの しゅんかんには

ロージーは おおきな はっぱのうえに すわっていました。

フェアリーサークルに はいりこんでしまったのです。

「みんな、 おおきく なっちゃった!」

きがつくと ちかくで ようせいが クスクスと わらっています。

 

「こんにちは。 いつも おはなを だいじにしてくれて ありがとう。

 おれいに ぼくたちの せかいに しょうたいします。」

 

ようせいは ロージーの てを とって とびあがりました。



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