お茶のテーマ館!“フォーレなかかわね茶茗館”
次も同じ川根本町で、15分ほど走って
道の駅フォーレなかかわね茶茗館(ちゃめいかん) へやってきました。
国道362号を下ってきて、案内看板を勘違いしてひとつ早く曲がってしまい、道の駅の裏側に出てしまいました。
裏口は大井川に面していました。
大井川の川幅はずいぶん広く、対岸を大井川鉄道が走っています。
裏口から入ると古風な雰囲気の大きな建物があり、その前には芝生広場がありました。
この日は小学校の遠足か何かがあっていたらしく、木陰で弁当を食べ、食べ終わった子供たちは芝生で元気に遊びまわっていました。
もうひとつ、芝生の奥にある一回り小さめの建物が特産品館で “緑のたまてばこ” といいます。
ここは川根本町の特産品を販売していますが、その大半は “川根茶” です。
先日の記事で “玉露の三大産地” を紹介しましたが、“日本の三大銘茶” は、というと次の3つです。
・宇治茶(京都府)
・狭山茶(埼玉県)
・静岡茶(静岡県)
この静岡茶を代表する一つがこの “川根茶” です。
川根地域で茶づくりが始まったのは13世紀頃といわれています。
南アルプスを源とする大井川に沿った山間斜面でお茶は栽培されますが、山間地は平地に較べて日照時間が短いためお茶の渋みが押さえられます。
また、昼夜の温度差が大きいことや大井川の川霧が、お茶の旨み成分を出すのに最適です。
この道の駅 “茶茗館” は、この川根茶をキーワードとしたテーマ館なのです。
それではメインの建物の方に入ってみましょう。
奥に見える “洗心庵” というのは茶室です。
天井や照明も実にしゃれています。
懐かしい茶箱の上にある近代的な照明とのコントラストがいいですね。
芝生で遊ぶ子供たちの歓声、そして建物の中のほっとする空間、なかなか印象的な道の駅でした。
さて、この静岡・山梨の旅のレポートも、いよいよ次回で最終回を迎えます。
SL列車に遭遇!“川根温泉”
静岡・山梨の旅も、いよいよ今回が最終回です。
最後に向かった先は、
道の駅川根温泉 です。
ご覧のように大井川沿いをだいぶ下ってきました。
ここは川根本町ではなく、“島田市川根町” になります。
道の駅の名前の通り、ここは温泉です。
玄関で子供が乗っかっているのは木製のSL機関車ですね。
中を覗いてみました。
道の駅の登録証だけはここにあったのですが、ここは温泉利用客の受付でした。
川根温泉は大井川のほとりに平成6年に開湯した 「非火山性」 の温泉です。
地下1140mから、ミネラル成分が非常に高い湯温48℃の温泉水が毎分800リットル以上も自噴します。
源泉掛け流しのこの温泉、「熱の湯」 ともいわれて保温効果が高く、全身の血流を改善して神経痛や筋肉痛、関節痛といった、慢性疼痛緩和に効果があるそうです。
施設全体の写真がありました。
写真右端の “入退場口” というのが今いる玄関です。
中央に “温泉棟” その奥には “プール棟” まであります。
更に右奥には、“宿泊棟” や “体験棟” がありますね。
道の駅は左端のようなので、行ってみました。
途中に “足湯” がありました。
それにしてもどこも人が多い!!
足湯の隣が “道の駅売店” です。
あんまり広くはないんだけど、人が多くて自由に動き回れない!
左奥の部屋に道の駅スタンプがありました。
窓からは大井川の河原が見えます。
ふと、窓に貼ってある張り紙に気がつきました。
“SL通過時刻” だって!
12:27 って書いてますね。
そして時計を見ると ・・・・・ 12時25分!
うわ~!あと2分だ~!\(゜□゜)/
慌てて店を飛び出し、裏手に回ってみました。
そこには、もうたくさんの人たちがSLの通過を待っていました。
まもなく、遠くから煙が見え始めました。
煙がだんだん近づき、時折汽笛が響きます。
こちらから皆が手を振ると、列車の窓からも手を振ってくれます。
いや~、実にグッドタイミングでした。
今回の旅、富士山は見えなかったけど、1日2往復のSLを真近で見れたので、良かったのかも?
ちょっと満足して最後の道の駅を出発しました。
飛行機の時間まではしばらく余裕があるので、今回最初に訪れた “道の駅掛川” に再び立ち寄りました。
ここからだと、空港まで30分程度なので時間調整ができるのです。
ここのレストランで昼食です。
好きなものをトレイに取って、最後に精算する方式です。
初めてまともな昼食にありつきました。(笑)
今回の道の駅訪問は29カ所。
走行距離は925kmだったので、いつもよりはかなり短いですね。
“静岡・山梨の旅” 最後までお付き合いいただき、有難うございました。
奥付
全国の“道の駅”完全制覇の旅![中部・前編]
http://p.booklog.jp/book/76282
著者 : よしだやすお
著者プロフィール:http://p.booklog.jp/users/rs-trip/profile
感想はこちらのコメントへ
http://p.booklog.jp/book/76282
ブクログ本棚へ入れる
http://booklog.jp/item/3/76282
電子書籍プラットフォーム : ブクログのパブー(http://p.booklog.jp/)
運営会社:株式会社ブクログ