伝説の毛刈り職人
伝説の毛刈り職人に脅えている。パシッと捕え、即毛並みを見極め、速攻刈り上げる。毛刈りという唯一人と羊が一対一で語らえる愛のチャンスを一瞬で終わら せてしまうというのだ。震える僕を大人たちは笑う。愛の深さは時間などでは計れないよと誇らしげに見せつける伝説印の刈り残し。#twnovel
羊執事
西のヤツらにゃ負けん。やる気一杯の爺ちゃんは何やらトンテン作ってる。人手不足解消策として干支を労働者として召喚できるシステムを開発したらしい。そ びえ立つ装置、そこに取り付けられたマイクに爺ちゃんは叫ぶ。「いでよ、しつじ!」江戸っ子爺ちゃんの命令を待つ羊顔の執事達。#twnovel
ひつじ美容室
伝説の毛刈り職人に脅えている。
パシッと捕え、即毛並みを見極め、速攻刈り上げる。
毛刈りという唯一人と羊が一対一で語らえる愛のチャンスを一瞬で終わらせてしまうというのだ。
震える僕を大人たちは笑う。
愛の深さは時間などでは計れないよと誇らしげに見せつける伝説印の刈り残し。
毛糸羊
編み物に追われていたら俺に任せろと毛糸が告げた。昔の姿の方が手伝いやすいとカゴから飛び出す羊たち。直後、すごい速さで飛びかう。次々とできあがるセーターと裸の羊たち。なすすべもなく私は仕上がったセーターを1枚2枚3枚・・・・・・目覚めると毛糸は毛糸のままで。#twnovel
糸羊
小指の先、赤い糸をたどるとその先に赤い羊が。貴方の運命のお相手は私が責任をもってお探ししますと恭しくお辞儀する。その日から始まる大捜索。私のこと を真剣に聞いて私にピッタリな相手を探すため毎日泥まみれで帰ってくる羊。糸の先は今のこのまま貴方がいいとはとても言えない。#twnovel