けものびと
危険だ手放しなさい。みんな口々にそう言うけれど、違うわ。彼は私の大好きな人。本当は人間だったの。どういうわけかこんな姿になっちゃって。だからやめて。彼は人間です。人間です。#twnovel 檻の中に閉じ込めると貴方は低く唸った。やめて貴方は人間なのよ。首輪をつける。牙をむく。
ホルン少女
絵に描いたホルン少女が奏で始めたその音は実に不確かだった。どうにかしてあげたい。少女の近くにタンバリンとリスを描き足せば、リスは踊ってリズムを刻 む。正確なリズムに整うメロディー。鳥は歌い、花は香る。音が世界に色をつければ色づく世界が音を彩る。最後の音はどんな色?#twnovel
ババロボ
入浴券、券売機で買おうとしたらこっちこっちと声をかけられた。お婆ちゃんが券を売る。機械あるのに意味ないじゃんって言うと呆れ顔で、すぴーどが全てじゃなかろうがガガピー #twnovel お婆ちゃんが止まった。「最新型婆ロボは世話が焼ける」修理しながら嬉しそうに文句を言うお爺ちゃん。
カタタタキ
カタタタキしていたら振動でタが落ちタ。追いかけてもう一つのタもひらり。二人は愛し合っていたのだと残されたタは忌々しげに言う。もしかしてお前もあの タのことを。僕の言葉を遮って、これでカタキだと喜ぶタ。ついていけないと落ちたキにカタはカタを落とす。落ちた。そして誰も。#twnovel
チチチ
リア充爆発しろ!って言ってるだけじゃあいけない。俺らそろそろ実行するべき。俺らの叡智を結集したなら、はい出来上がり。一番身近なリア充が爆発するシステム。チチチ #twnovel 「好きです」突然の告白に「はい」とお返事。彼女と過ごすはじめてのクリスマスに酔いしれる。チチチ、321