私可愛いよ私
#twnovel
私?やだなそんな
にかわいくないよ
それわ褒めすぎだ
ましているみたい
で心苦しいのです
言葉の斜めよみし
なくていいよ。ね
水葬の教室
おはようと笑う。すれ違ったそのあとで、彼女たちが何を話しているのか知っている。
だってその噂、流したのって私自身。
チャイムがなる。尾びれ背びれのつ いた噂はこの教室では必要でしょう。
それがなければ金魚も私も泳ぎきるなどできないでしょう。
この窮屈で冷たい水そうの教室で。
ねこのべる発送
いいこと?ここよ。猫のべるたちに言い聞かせたところで誰も話を聞きません。仕方なく行き先を書いて渡します。いいこと?ここよ。やっぱり誰も聞きませ ん。けれど仕方がありません。一流の猫は誇り高く、人の話は聞かないもの。例え迷子になったとしてもそれが私の進む道にゃ。#twCATnovel
ないない
貴方は探偵を気取っていたけれど、私にとっては犯人だった。私を蝕み殺したものが誰かなんて、貴方以外この密室には誰一人だっていないのに。推理を重ねる 貴方。探偵フラグで犯人を免れるつもり?だけど貴方は探偵じゃないし、そもそもこれは物語じゃない。扉を開けて。さようなら。#twnovel
電波塔の魔法少女
視界を半分切り取りたかった。
右側が見えなくなればいいと右目の視力を捧げたのに不便になっただけ。
貴方の隣で笑うあの子を丸ごと見えなくしたいのに。
大丈夫?って笑わせる。
けれどこれで良かったのかも。
見えなくたって聞こえてしまう。
根元を断つのに目が見えないのは不便でしょ?